192 / 336
ガキっていう方がガキなんですー!
しおりを挟む
おお! なんか、ハルクが素直だ! これもまた、距離が縮まった証かな?
思わず口もとが、にへらと緩む。
「気にしないで~。友達なら、これくらい当然でしょ!」
「………………は?」
「あ、まだ、友達未満か。でもさ、うん。いずれは友達になれるよう、前向きに考えてくれるんでしょ? なら、これもまたお近づきのしるしということで」
私の言葉に、なぜかハルクは驚愕の表情で布団から顔を出した。
「とも……だち?」
「うん」
「オレと、お前とが、か?」
「うん。意外と私とハルク、相性悪くないと思うんだよね。年齢差はあるけど、あんまりその辺り気にしないで話せるし」
……あ、今の発言はちょっと恥ずかしかったかな?
いや、その友達になってと言う時点で、よくよく考えれば恥ずかしいことなんだけど、なんかその発言を擁護するようなセリフを自分で言うのって、なんかもっと恥ずかしいっというか……。
……ああ、なんか考えれば考える程、恥ずかしくなってきた! ハルクも黙り込んで何も言わないし! 頼むから、何かしら反応してくれ!
「ハ、ハルク?」
「…………ガキだな。やっぱり」
「え?」
ぼそりとそう言って、ハルクは寝返りをうって私に背を向けた。
「ハルク? ごめん、私、何か気分を害するようなことを言った?」
「別に。ただ、オレがお前のガキさ加減を舐めてただけだ。……くそっ。こんなガキ相手に、不覚にも動揺してしまったオレが馬鹿だった」
……いや、明らかに不機嫌になってるじゃん。人のこと、ガキガキって連呼してるし。
「だから、ガキでなくてリッカだって……」
「……ああ、そうだな。リッカ。これからはちゃんと名前で呼ぶようにするから、今はとりあえず寝させてくれ。何だか熱が上がって来た気がする」
思わず口もとが、にへらと緩む。
「気にしないで~。友達なら、これくらい当然でしょ!」
「………………は?」
「あ、まだ、友達未満か。でもさ、うん。いずれは友達になれるよう、前向きに考えてくれるんでしょ? なら、これもまたお近づきのしるしということで」
私の言葉に、なぜかハルクは驚愕の表情で布団から顔を出した。
「とも……だち?」
「うん」
「オレと、お前とが、か?」
「うん。意外と私とハルク、相性悪くないと思うんだよね。年齢差はあるけど、あんまりその辺り気にしないで話せるし」
……あ、今の発言はちょっと恥ずかしかったかな?
いや、その友達になってと言う時点で、よくよく考えれば恥ずかしいことなんだけど、なんかその発言を擁護するようなセリフを自分で言うのって、なんかもっと恥ずかしいっというか……。
……ああ、なんか考えれば考える程、恥ずかしくなってきた! ハルクも黙り込んで何も言わないし! 頼むから、何かしら反応してくれ!
「ハ、ハルク?」
「…………ガキだな。やっぱり」
「え?」
ぼそりとそう言って、ハルクは寝返りをうって私に背を向けた。
「ハルク? ごめん、私、何か気分を害するようなことを言った?」
「別に。ただ、オレがお前のガキさ加減を舐めてただけだ。……くそっ。こんなガキ相手に、不覚にも動揺してしまったオレが馬鹿だった」
……いや、明らかに不機嫌になってるじゃん。人のこと、ガキガキって連呼してるし。
「だから、ガキでなくてリッカだって……」
「……ああ、そうだな。リッカ。これからはちゃんと名前で呼ぶようにするから、今はとりあえず寝させてくれ。何だか熱が上がって来た気がする」
0
あなたにおすすめの小説
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
【完結】竜王の息子のお世話係なのですが、気付いたら正妻候補になっていました
七鳳
恋愛
竜王が治める王国で、落ちこぼれのエルフである主人公は、次代の竜王となる王子の乳母として仕えることになる。わがままで甘えん坊な彼に振り回されながらも、成長を見守る日々。しかし、王族の結婚制度が明かされるにつれ、彼女の立場は次第に変化していく。
「お前は俺のものだろ?」
次第に強まる独占欲、そして彼の真意に気づいたとき、主人公の運命は大きく動き出す。異種族の壁を超えたロマンスが紡ぐ、ほのぼのファンタジー!
※恋愛系、女主人公で書くのが初めてです。変な表現などがあったらコメント、感想で教えてください。
※全60話程度で完結の予定です。
※いいね&お気に入り登録励みになります!
転生令嬢はやんちゃする
ナギ
恋愛
【完結しました!】
猫を助けてぐしゃっといって。
そして私はどこぞのファンタジー世界の令嬢でした。
木登り落下事件から蘇えった前世の記憶。
でも私は私、まいぺぇす。
2017年5月18日 完結しました。
わぁいながい!
お付き合いいただきありがとうございました!
でもまだちょっとばかり、与太話でおまけを書くと思います。
いえ、やっぱりちょっとじゃないかもしれない。
【感謝】
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけてたんだなぁとほっこり。
完結後に頂いた感想は、全部ネタバリ有りにさせていただいてます。
与太話、中身なくて、楽しい。
最近息子ちゃんをいじってます。
息子ちゃん編は、まとめてちゃんと書くことにしました。
が、大まかな、美味しいとこどりの流れはこちらにひとまず。
ひとくぎりがつくまでは。
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした
エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ
女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。
過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。
公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。
けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。
これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。
イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん)
※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。
※他サイトにも投稿しています。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
【完結】ヤンデレ乙女ゲームの転生ヒロインは、囮を差し出して攻略対象を回避する。はずが、隣国の王子様にばれてしまいました(詰み)
瀬里@SMARTOON8/31公開予定
恋愛
ヤンデレだらけの乙女ゲームに転生してしまったヒロイン、アシュリー。周りには、攻略対象のヤンデレ達が勢ぞろい。
しかし、彼女は、実現したい夢のために、何としても攻略対象を回避したいのだ。
そこで彼女は、ヤンデレ攻略対象を回避する妙案を思いつく。
それは、「ヒロイン養成講座」で攻略対象好みの囮(私のコピー)を養成して、ヤンデレたちに差し出すこと。(もちろん希望者)
しかし、そこへ隣国からきた第五王子様にこの活動がばれてしまった!!
王子は、黙っている代償に、アシュリーに恋人契約を要求してきて!?
全14話です+番外編4話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる