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ルクレア・ボレアという女
マシェル・メネガという眼鏡1
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「――同じ制服を着ていても、賤しい血筋のせいか随分みすぼらしく見えること。せめて私が綺麗に洗ってあげるわ。そうすれば少しはましに見えるでしょう。私の優しさに感謝しなさい」
そうして呼び出すのは水の精霊、ディーネ。
はい、今回はディーネによる水責めの苛めでーす。
哀れ、エンジェちゃん。ディーネの魔法で瞬く間に濡れネズミ。でも温かい季節だから、ずぶ濡れなっても風邪ひいたりしないから大丈夫だよ! 多分!
(次回は使うと誤魔化しながら、今回も使ってあげられなくて、ごめんよ。サーラム。……だってほら、火はまじ洒落にならないじゃん。下手したら殺人未遂じゃん。深夜に火の玉で脅かすルート入らないかぎり、しばらく我慢しててくれ。若干そっちルートの条件厳しいんだわ)
「まぁ、いくら外側を綺麗に洗ったところで、下賤な中身までは直して差し上げられませんですけどね!」
水も滴る美少女が、濡れて張り付く髪の間から睨み付けるその眼にサディズムが満たされるのを感じながら、私は高笑いをあげてエンジェに背を向ける。
……しかし、意外と難しいな、高笑い。前世ではまずしたことが無い笑いだからな。単に「おーほっほっ」と口で言っちゃている状態になってないかしらん。それって傍から聞くと結構間抜けだよね。恥ずかしいよね。
……うん、まぁ、今まで誰にも突っ込まれたことないし、笑われたことないから大丈夫だよね。不自然に聞こえないよう、そして相手の神経を逆撫でするように聞こえるよう、ずっと練習してきたもん。可愛いけど、口さがない、うちの精霊たちにも突っ込まれてないもん。問題ない。問題ない。
そんなことを悶々と考えつつ私は速足でエンジェから遠ざかって行ったが、廊下の角を曲がったところでところで立ち止まって物陰に隠れる。
うん、ポジションオッケー。ナイスポジション。ちゃんとエンジェちゃんが確認できる。そしてきっと、あっちからはこっちは見えない筈。
デバガメするにゃ、最高の位置だ。
「ドウシタンデスカ? マスター。イツモハスグ二帰リマスノニ」
そんな今までにない私の行動に、ディーネは不思議そうに首を傾げた。
そう、今まで私はエンジェのフラグを立てるような虐めは行ってきたが、その後のイベントは一度も見たことが無かった。風の噂で攻略対象とエンジェが接近したことを耳に挟むくらいだ。
だって、考えてもみて欲しい。
いくら自分が前世で嵌っていたゲームのイベントとはいえ、他人がそれをこなしている様を積極的に見たいと思うか?
高校生くらいの男女がいちゃこらしている様子だぞ。まさしくリア充漫喫している様だぞ。
爆 発 し ろ と思って、当然じゃないかっ!
いくら人助けだと思っても、私がやった行動の結果だと思っても、見たくないわ、そんなもん。リア充なんかみんな滅べばいい。発情しとらんで、学生の本分である勉強に集中しろっ!
そんな前世からの根深い価値観(怨念ともいう)が根付いている私にとって、フラグは基本立て逃げするものであり、見るものだけでは無かった。
しかし、今回だけは、特別なのだ。
私はにぃっと口端をあげて、ディーネに向かって不敵に笑って見せた。
「……だって今回は、『あの』むっつり野郎のラッキースケベイベントなのだもの。見るしかないでしょうっ!」
現在、私はゲームの攻略対象キャラの殆どと関わりが無い。
私も含めて、学園では有名人なので、噂はしょっちゅう耳を挟むし、顔も知っていて義務的な挨拶を交わしたことくらいはあるが、まともに世間話一つしたことはないのが現状である。
攻略対象には王族もいるので、貴族として社交界に出る身としてそれはどうかと言われるかも知れないが、社交の場として設けられた会には別に私たちばかりがいるわけでもないのだ。身分が高い有名人にお近づきになりたい、あわよくば気に入られたいという生徒というは山ほどいる。
超ハイスペックな有名人な私は勿論、攻略対象キャラたちも、そんな場ではすぐにたくさんの生徒達に囲まれて引っ張りだこだ。わざわざ話そうと思わ無ければ、近づくことすら困難になる。そして、私は彼らに群がる生徒をかき分けてまで、彼らと親しくなりたいとは思わない。
だって色々面倒くさそう……というか面倒だ。
別にわざわざ娘がコネなど作らなくても、名門ボレア家にとっては大したことはない。それぐらいで揺らぐような家ではないのだ。……そんな家の娘に生んでくれてありがとう! お父様、お母様! めいっぱい、この地位に甘えさせて頂きます!
交流の機会が与えられている状況であってもそうなのだ。ましてや普段の学園生活で、親しくなるきっかけなど無い。必然的に、顔と名前を知っているだけの他人のポジションだ。
そんな中で、唯一、関わりがある攻略キャラがいる。
関わりがあるというか、勝手に作ってくるというか。
私の何が気に食わんのか知らんが、何故か学園に入学した頃から突っかかってくる、いけすかん野郎が一人いるのだ。ゲームではそんなに関わりがあったようには見えなかったから、正直なぜあいつがそんなことをするのか、意味が分からん。しかし、奴は入学して以来、機会を見つけては何かと私に暴言を浴びさせて、着実にストレスをためさせて続けている。
やだね、やだね。女に絡んでくるような男は。実際ろくでもないよ、奴は。うん。何度あの男に将来ハゲ散らかす呪いをかけてやろうと思ったか。
ゲームをしていた頃は結構好きなキャラだったのだが、今や好感度は大暴落、マイナスである。ゲームと現実は悲しいかな、かくも異なる。
今回のイベントは、そんないけすかん男が、濡れた制服が透けてエンジェの下着を見てしまうという「ラッキースケベ」に遭遇し、エンジェに引っぱたかれるという実に爽快かつ、素敵な展開なのだ。
他のイベントはどうでもいいが、これだけは見逃すわけにはいかない。
「……さぁ、むっつり男、存分に痛い目に遭うがいい!」
「――こんなところで、何を意味不明なことをほざいているんだ。貴様は」
すぐ後ろから聞こえた声に、私はぎょっと振り返る。
「っマシェル・メネガっ!」
私の嫌がらせ直後にラッキースケベを起こす筈のマジメガネ野郎が、何故、まだここにいるのだっ!?
そうして呼び出すのは水の精霊、ディーネ。
はい、今回はディーネによる水責めの苛めでーす。
哀れ、エンジェちゃん。ディーネの魔法で瞬く間に濡れネズミ。でも温かい季節だから、ずぶ濡れなっても風邪ひいたりしないから大丈夫だよ! 多分!
(次回は使うと誤魔化しながら、今回も使ってあげられなくて、ごめんよ。サーラム。……だってほら、火はまじ洒落にならないじゃん。下手したら殺人未遂じゃん。深夜に火の玉で脅かすルート入らないかぎり、しばらく我慢しててくれ。若干そっちルートの条件厳しいんだわ)
「まぁ、いくら外側を綺麗に洗ったところで、下賤な中身までは直して差し上げられませんですけどね!」
水も滴る美少女が、濡れて張り付く髪の間から睨み付けるその眼にサディズムが満たされるのを感じながら、私は高笑いをあげてエンジェに背を向ける。
……しかし、意外と難しいな、高笑い。前世ではまずしたことが無い笑いだからな。単に「おーほっほっ」と口で言っちゃている状態になってないかしらん。それって傍から聞くと結構間抜けだよね。恥ずかしいよね。
……うん、まぁ、今まで誰にも突っ込まれたことないし、笑われたことないから大丈夫だよね。不自然に聞こえないよう、そして相手の神経を逆撫でするように聞こえるよう、ずっと練習してきたもん。可愛いけど、口さがない、うちの精霊たちにも突っ込まれてないもん。問題ない。問題ない。
そんなことを悶々と考えつつ私は速足でエンジェから遠ざかって行ったが、廊下の角を曲がったところでところで立ち止まって物陰に隠れる。
うん、ポジションオッケー。ナイスポジション。ちゃんとエンジェちゃんが確認できる。そしてきっと、あっちからはこっちは見えない筈。
デバガメするにゃ、最高の位置だ。
「ドウシタンデスカ? マスター。イツモハスグ二帰リマスノニ」
そんな今までにない私の行動に、ディーネは不思議そうに首を傾げた。
そう、今まで私はエンジェのフラグを立てるような虐めは行ってきたが、その後のイベントは一度も見たことが無かった。風の噂で攻略対象とエンジェが接近したことを耳に挟むくらいだ。
だって、考えてもみて欲しい。
いくら自分が前世で嵌っていたゲームのイベントとはいえ、他人がそれをこなしている様を積極的に見たいと思うか?
高校生くらいの男女がいちゃこらしている様子だぞ。まさしくリア充漫喫している様だぞ。
爆 発 し ろ と思って、当然じゃないかっ!
いくら人助けだと思っても、私がやった行動の結果だと思っても、見たくないわ、そんなもん。リア充なんかみんな滅べばいい。発情しとらんで、学生の本分である勉強に集中しろっ!
そんな前世からの根深い価値観(怨念ともいう)が根付いている私にとって、フラグは基本立て逃げするものであり、見るものだけでは無かった。
しかし、今回だけは、特別なのだ。
私はにぃっと口端をあげて、ディーネに向かって不敵に笑って見せた。
「……だって今回は、『あの』むっつり野郎のラッキースケベイベントなのだもの。見るしかないでしょうっ!」
現在、私はゲームの攻略対象キャラの殆どと関わりが無い。
私も含めて、学園では有名人なので、噂はしょっちゅう耳を挟むし、顔も知っていて義務的な挨拶を交わしたことくらいはあるが、まともに世間話一つしたことはないのが現状である。
攻略対象には王族もいるので、貴族として社交界に出る身としてそれはどうかと言われるかも知れないが、社交の場として設けられた会には別に私たちばかりがいるわけでもないのだ。身分が高い有名人にお近づきになりたい、あわよくば気に入られたいという生徒というは山ほどいる。
超ハイスペックな有名人な私は勿論、攻略対象キャラたちも、そんな場ではすぐにたくさんの生徒達に囲まれて引っ張りだこだ。わざわざ話そうと思わ無ければ、近づくことすら困難になる。そして、私は彼らに群がる生徒をかき分けてまで、彼らと親しくなりたいとは思わない。
だって色々面倒くさそう……というか面倒だ。
別にわざわざ娘がコネなど作らなくても、名門ボレア家にとっては大したことはない。それぐらいで揺らぐような家ではないのだ。……そんな家の娘に生んでくれてありがとう! お父様、お母様! めいっぱい、この地位に甘えさせて頂きます!
交流の機会が与えられている状況であってもそうなのだ。ましてや普段の学園生活で、親しくなるきっかけなど無い。必然的に、顔と名前を知っているだけの他人のポジションだ。
そんな中で、唯一、関わりがある攻略キャラがいる。
関わりがあるというか、勝手に作ってくるというか。
私の何が気に食わんのか知らんが、何故か学園に入学した頃から突っかかってくる、いけすかん野郎が一人いるのだ。ゲームではそんなに関わりがあったようには見えなかったから、正直なぜあいつがそんなことをするのか、意味が分からん。しかし、奴は入学して以来、機会を見つけては何かと私に暴言を浴びさせて、着実にストレスをためさせて続けている。
やだね、やだね。女に絡んでくるような男は。実際ろくでもないよ、奴は。うん。何度あの男に将来ハゲ散らかす呪いをかけてやろうと思ったか。
ゲームをしていた頃は結構好きなキャラだったのだが、今や好感度は大暴落、マイナスである。ゲームと現実は悲しいかな、かくも異なる。
今回のイベントは、そんないけすかん男が、濡れた制服が透けてエンジェの下着を見てしまうという「ラッキースケベ」に遭遇し、エンジェに引っぱたかれるという実に爽快かつ、素敵な展開なのだ。
他のイベントはどうでもいいが、これだけは見逃すわけにはいかない。
「……さぁ、むっつり男、存分に痛い目に遭うがいい!」
「――こんなところで、何を意味不明なことをほざいているんだ。貴様は」
すぐ後ろから聞こえた声に、私はぎょっと振り返る。
「っマシェル・メネガっ!」
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