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ルクレア・ボレアという女
逆ハーエンドを目指します3
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放課後 いん ざ 空き教室。
結界魔法を張り、ついでに外から中を覗けないような、それでいてそのことに違和感を感じないような特殊魔法も付与したその教室の床で、私は正座させられていた・
……うん、トイレでないだけマシだよね。名前も外見も西洋人っぽいけど、私の中身は日本人だから正座なんか全然平気だしね。ウン、大丈夫。全然ヘイキ。
「――で、てめぇは何で呼び出されたのか分かってんのか? ああ゛?」
そんな私の前で、大股びらきで机に腰を掛けながら、メンチを切る悪魔様。
ちょ、美少女顔で、そんなヤンキーも真っ青な巻き舌やめて! てか、足! 美少女がそんな大股びらき、らめぇぇ! 下着が見えちゃうっ!
……待てよ。女装している悪魔様が、一体どんな下着を履いているのか、正直なところ興味あんな。まさか女物っちゅーわけであるまい。そうだったら、流石にちょっとドンびく。
別に悪魔様は超ミニスカというわけではないが、やはりスカートの下にトランクスはリスクが高すぎる気がする……ここはボクサーが無難か……まさかブリーフっちゅーわけではあるまい……。
てかこの世界の男性もの下着ってどうなってのかなー。女性ものはわりかし普通だけど、男性ものもちゃんと普通なのかしら?
洗濯物も、メイドさんが見えないところで勝手にやってるから、お父様の下着のデザインも全く分かんないぞ。てか、こう考えると、貴族令嬢にとって男性って完全に未知な生き物になってまうものね。例え前世が喪女だったとはいえ、私は一般的な性知識くらいは備わっているけど、他の子はどうなんかなー。砂糖菓子ちゃんとか、そう言うの全く無知そう。てか、無知であって欲しい。純粋無垢な、庇護よくそそるような小動物美少女って絶対世の男性的に理そ……
「ぶふっ」
「さっさと質問に答えろ、下僕」
悪魔様のおみ足で思いっきり頭を踏まれてしまいました。そんなに力籠もってないから痛くはないけど、とても屈辱的。私はドМじゃないから感じない。
……あぁ、でも悪魔様に頭踏まれているってことは、今頭上げれば悪魔様の下着の中身が見れるっつ―ことでは無かろうが。未知のスカートの中が分かってしまうということではないだろうか。どうしよう、思いきって勢いつけて頭を上げてしまおうか。
『駄目だよ、ルクレア。それじゃ完全に変質者だよ。てか発想がそもそもオッサン臭いよ。本当に女か、あんた』
『いいじゃねぇか。野郎が下着見せたところで何つーこともあるまい。見ちまえ見ちまえ、変態野郎』
あぁ、私の頭の中の天使と悪魔が言い争っている……てか、天使も悪魔も何だかんだで私を貶しているように聞こえるのは気のせいか。まるで私が痴女みたいではないか。失敬な。
未知の領域を見たいと思うのは、何も男だけじゃない。女だってそうだ。だから、この欲求は、女として当然と言えば当然の欲きゅ……
「3秒以内に答えなかったら、ペナルティ」
「ごめんなさい、ご主人様! 私さっぱり分かりません!」
一瞬でパンツに対する知的好奇心が吹きんだ。すぐさま私はその場で土下座して、早口でディビットに謝罪する。
……パンツ以上に、見てはいけない物を見てしまったのだ。
適当に投げ出されたディビットの鞄の口から覗く、図書室から借りたと思われる一冊の古ぼけた本。
読み取れたその本のタイトルは、『世界の拷問辞典』
……ちょっ、悪魔様ペナルティに何やらせる気なんですか!? 恐ろしすぎて、直接聞けないんですがっ!
ディビットは小さく舌打ちを漏らして、私の頭から足をどかした。
……取りあえず、今のところペナルティは発生しないらしい。安堵で私は胸を撫で下ろす。
悪魔様は大きく溜息を吐くと、鋭い視線で私を睨みつけた。
「……てめぇが言っていた『第二イベント』とやらがいつまで経っても起こらねぇんだが、これはどういうことだ?」
結界魔法を張り、ついでに外から中を覗けないような、それでいてそのことに違和感を感じないような特殊魔法も付与したその教室の床で、私は正座させられていた・
……うん、トイレでないだけマシだよね。名前も外見も西洋人っぽいけど、私の中身は日本人だから正座なんか全然平気だしね。ウン、大丈夫。全然ヘイキ。
「――で、てめぇは何で呼び出されたのか分かってんのか? ああ゛?」
そんな私の前で、大股びらきで机に腰を掛けながら、メンチを切る悪魔様。
ちょ、美少女顔で、そんなヤンキーも真っ青な巻き舌やめて! てか、足! 美少女がそんな大股びらき、らめぇぇ! 下着が見えちゃうっ!
……待てよ。女装している悪魔様が、一体どんな下着を履いているのか、正直なところ興味あんな。まさか女物っちゅーわけであるまい。そうだったら、流石にちょっとドンびく。
別に悪魔様は超ミニスカというわけではないが、やはりスカートの下にトランクスはリスクが高すぎる気がする……ここはボクサーが無難か……まさかブリーフっちゅーわけではあるまい……。
てかこの世界の男性もの下着ってどうなってのかなー。女性ものはわりかし普通だけど、男性ものもちゃんと普通なのかしら?
洗濯物も、メイドさんが見えないところで勝手にやってるから、お父様の下着のデザインも全く分かんないぞ。てか、こう考えると、貴族令嬢にとって男性って完全に未知な生き物になってまうものね。例え前世が喪女だったとはいえ、私は一般的な性知識くらいは備わっているけど、他の子はどうなんかなー。砂糖菓子ちゃんとか、そう言うの全く無知そう。てか、無知であって欲しい。純粋無垢な、庇護よくそそるような小動物美少女って絶対世の男性的に理そ……
「ぶふっ」
「さっさと質問に答えろ、下僕」
悪魔様のおみ足で思いっきり頭を踏まれてしまいました。そんなに力籠もってないから痛くはないけど、とても屈辱的。私はドМじゃないから感じない。
……あぁ、でも悪魔様に頭踏まれているってことは、今頭上げれば悪魔様の下着の中身が見れるっつ―ことでは無かろうが。未知のスカートの中が分かってしまうということではないだろうか。どうしよう、思いきって勢いつけて頭を上げてしまおうか。
『駄目だよ、ルクレア。それじゃ完全に変質者だよ。てか発想がそもそもオッサン臭いよ。本当に女か、あんた』
『いいじゃねぇか。野郎が下着見せたところで何つーこともあるまい。見ちまえ見ちまえ、変態野郎』
あぁ、私の頭の中の天使と悪魔が言い争っている……てか、天使も悪魔も何だかんだで私を貶しているように聞こえるのは気のせいか。まるで私が痴女みたいではないか。失敬な。
未知の領域を見たいと思うのは、何も男だけじゃない。女だってそうだ。だから、この欲求は、女として当然と言えば当然の欲きゅ……
「3秒以内に答えなかったら、ペナルティ」
「ごめんなさい、ご主人様! 私さっぱり分かりません!」
一瞬でパンツに対する知的好奇心が吹きんだ。すぐさま私はその場で土下座して、早口でディビットに謝罪する。
……パンツ以上に、見てはいけない物を見てしまったのだ。
適当に投げ出されたディビットの鞄の口から覗く、図書室から借りたと思われる一冊の古ぼけた本。
読み取れたその本のタイトルは、『世界の拷問辞典』
……ちょっ、悪魔様ペナルティに何やらせる気なんですか!? 恐ろしすぎて、直接聞けないんですがっ!
ディビットは小さく舌打ちを漏らして、私の頭から足をどかした。
……取りあえず、今のところペナルティは発生しないらしい。安堵で私は胸を撫で下ろす。
悪魔様は大きく溜息を吐くと、鋭い視線で私を睨みつけた。
「……てめぇが言っていた『第二イベント』とやらがいつまで経っても起こらねぇんだが、これはどういうことだ?」
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