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ルクレア・ボレアという女
逆ハーエンドを目指します10
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好感度0……なかなか低い好感度だが、想定の範囲内ではある。
ゲームにおいて第一イベントにおける、選択肢は三択。
それぞれ解答次第で、好感度0、5、10の上昇が想定される。恐らくディビットは最悪の選択肢を選んでしまったのだろう。
しかし、それでもまだ十分取り返しはつく範囲である。逆ハーエンド必須の好感度は、私の想定では全キャラ70以上あればいい。
一度くらいの選択ミスで達成できないほどの難関なエンドではない。第二イベント以降で巻き返しは十分可能だ。
どうして第二イベントが発生しないのかは、疑問ではあるが、その辺も今後の対応次第でで何とかなるだろう。
しかし、私の楽観的な考えは、続くキエラの言葉で覆される。
「――ダーザ・オーサム……好感度-30。……ルカ・ポアネス……好感度-20」
……ん?
……わっつ?
あれ、キエラさん、今、なんて言いました?
マイナスって……え? あれ?
そんなのありえんの?
「……ご主人様……これは……」
「……どういうことだ、糞女」
んな不機嫌そうに言われても知るか! こっちが聞きてぇわっ!
どうやったら出会い早々こんなに嫌われんだよっ!
明らかに地雷っぽい選択肢選んでも好感度0なのにさっ!
「アルク・ティムシー……好感度50」
……と思ったら、今度は一人だけめっさ好感度上がってるぅぅぅっ!
え、好感度50って中盤以降の好感度じゃんっ! どうやったら第一イベントでそうなっちゃうの!? え、もう完全にアルク、デイビッドに惚れこんでんじゃん!
なぜ、何ゆえ!?
「マシェル・メネガ……好感度0」
……うん、まぁこいつは、結局第一イベント発生してないしね。仕方な……
「……マシェル・メネガ……現段階ルクレア・ボレアに対する好感度10」
……ちょっと待てオイッ!
それ、全く今関係ないだろうっ! なんでディビットの眼ぇ覗き込んでんのに、傍で見てるだけの私の好感度までわかっちゃうの!?
「……なお、これは本魔法の展開前に、消費魔力削減の為マシェル・メネガを直接遠目で見て式を展開し、事前に読み取った情報です……不必要情報だった為、今回はサービスで公開させて頂きます……」
野太い声のまんま、何地味に言い訳しとんじゃ、キエラ! てか消費魔力削減って……私の依頼がちでマシェルに関することかと思ってたんかい!
……てか、ちょっと待て。イベント乗っ取っちゃった結果、完全にマシェルに関してはヒロインポジ奪取してるじゃないか。しかも、好感度、選択肢中ではマックスの上昇!? え、私、マシェルルートに本気で入ってしまってんの!? フラグ立っちゃってんの!?
ーー透けブラ見ちゃったからって、何嫌いな女相手に好感度あげてんだよ、あのむっつり眼鏡!
それだけ言うと、キエラはゆっくりと顔を上げた。キエラの瞳の中の式が、虹彩が、徐々に元の形に戻っていく。
……え、情報これで終わり?
状況を整理して今後の対策を考える為に好感度聞いた筈なのに、なぜか聞く前よりカオスな感じになっているんですが。
デイビッドが舌打ちを一つ漏らしながら、私を睨む。
「……もう一度聞く。どういうことだ。糞女」
だから、それ、こっちが聞きたいんですが。
「……ダーザ・オーサムとルカ・ポアネス、アルク・ティムシーに、あなた何してくれやがったんですか、ご主人様」
ディビットは眉間に皺を寄せて暫し考え込む。
「……まず、そいつらがどんな奴だったかも覚えてねぇ」
……言ったのにっ! 私第二イベント説明するとき、ちゃんとキャラの特徴も事細かに説明したのにっ!
こいつ、すっかり忘れてやがるっ!
「っだから、私がサーラム使って教科書燃やしたときに居合わせたちっちゃい子と、私がノムル使って制服土塗れにした時に居合わせた不良と、シルフィ使って強風で転ばせたときに居合わせたマッチョだっつーの……ですよっ! ご主人様っ!」
ゲームにおいて第一イベントにおける、選択肢は三択。
それぞれ解答次第で、好感度0、5、10の上昇が想定される。恐らくディビットは最悪の選択肢を選んでしまったのだろう。
しかし、それでもまだ十分取り返しはつく範囲である。逆ハーエンド必須の好感度は、私の想定では全キャラ70以上あればいい。
一度くらいの選択ミスで達成できないほどの難関なエンドではない。第二イベント以降で巻き返しは十分可能だ。
どうして第二イベントが発生しないのかは、疑問ではあるが、その辺も今後の対応次第でで何とかなるだろう。
しかし、私の楽観的な考えは、続くキエラの言葉で覆される。
「――ダーザ・オーサム……好感度-30。……ルカ・ポアネス……好感度-20」
……ん?
……わっつ?
あれ、キエラさん、今、なんて言いました?
マイナスって……え? あれ?
そんなのありえんの?
「……ご主人様……これは……」
「……どういうことだ、糞女」
んな不機嫌そうに言われても知るか! こっちが聞きてぇわっ!
どうやったら出会い早々こんなに嫌われんだよっ!
明らかに地雷っぽい選択肢選んでも好感度0なのにさっ!
「アルク・ティムシー……好感度50」
……と思ったら、今度は一人だけめっさ好感度上がってるぅぅぅっ!
え、好感度50って中盤以降の好感度じゃんっ! どうやったら第一イベントでそうなっちゃうの!? え、もう完全にアルク、デイビッドに惚れこんでんじゃん!
なぜ、何ゆえ!?
「マシェル・メネガ……好感度0」
……うん、まぁこいつは、結局第一イベント発生してないしね。仕方な……
「……マシェル・メネガ……現段階ルクレア・ボレアに対する好感度10」
……ちょっと待てオイッ!
それ、全く今関係ないだろうっ! なんでディビットの眼ぇ覗き込んでんのに、傍で見てるだけの私の好感度までわかっちゃうの!?
「……なお、これは本魔法の展開前に、消費魔力削減の為マシェル・メネガを直接遠目で見て式を展開し、事前に読み取った情報です……不必要情報だった為、今回はサービスで公開させて頂きます……」
野太い声のまんま、何地味に言い訳しとんじゃ、キエラ! てか消費魔力削減って……私の依頼がちでマシェルに関することかと思ってたんかい!
……てか、ちょっと待て。イベント乗っ取っちゃった結果、完全にマシェルに関してはヒロインポジ奪取してるじゃないか。しかも、好感度、選択肢中ではマックスの上昇!? え、私、マシェルルートに本気で入ってしまってんの!? フラグ立っちゃってんの!?
ーー透けブラ見ちゃったからって、何嫌いな女相手に好感度あげてんだよ、あのむっつり眼鏡!
それだけ言うと、キエラはゆっくりと顔を上げた。キエラの瞳の中の式が、虹彩が、徐々に元の形に戻っていく。
……え、情報これで終わり?
状況を整理して今後の対策を考える為に好感度聞いた筈なのに、なぜか聞く前よりカオスな感じになっているんですが。
デイビッドが舌打ちを一つ漏らしながら、私を睨む。
「……もう一度聞く。どういうことだ。糞女」
だから、それ、こっちが聞きたいんですが。
「……ダーザ・オーサムとルカ・ポアネス、アルク・ティムシーに、あなた何してくれやがったんですか、ご主人様」
ディビットは眉間に皺を寄せて暫し考え込む。
「……まず、そいつらがどんな奴だったかも覚えてねぇ」
……言ったのにっ! 私第二イベント説明するとき、ちゃんとキャラの特徴も事細かに説明したのにっ!
こいつ、すっかり忘れてやがるっ!
「っだから、私がサーラム使って教科書燃やしたときに居合わせたちっちゃい子と、私がノムル使って制服土塗れにした時に居合わせた不良と、シルフィ使って強風で転ばせたときに居合わせたマッチョだっつーの……ですよっ! ご主人様っ!」
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