七色の魔弾使い

naturalsoft

文字の大きさ
15 / 52

新たな仲間

しおりを挟む
 すっかり意気投合したマリンとルビーは、しっかりとお詫びを受けたことで許す事にして、決闘の負けた条件も軽いもので済ませた。

「この度は勝手な思い込みでご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」

「もう良いですわよ。それにアッシュの言う通り、私達のパーティに回復魔法が使える者がいるのは助かりますもの………ねぇ?」

…………ええ、本当にね。

最後の方は含みのある言い方ではあったが、アッシュにはわかったようだった。

「それより、さっきの会話で転生者ってなんですの?」


!?

アッシュとマリンはお互いの顔を見てどうすれば!?と視線を送った。


「えーとっ、マリンは聖女の生まれ変わりの可能性があるから、前世の記憶とかあるのかなーと思って」

ふーんと、ルビーは信じてない様子だったが、取り敢えず納得して頷いた。

「…………まぁ良いですわ。それよりマリンは私達のパーティに入るのは大丈夫ですの?」

ルビーが心配しているのは派閥などの問題を心配しているのだ。

「うちは下級貴族で、高位の貴族に渡りを繋げれば何でも良いそうなので大丈夫です。それより、公爵家や侯爵家のいるパーティに入れるのなら喜んでくれるでしょう」

確かにね。
アッシュが同意すると、キョロキョロと周囲を見渡した。

「ルビー嬢、シオンはどうしたんだい?一緒にデバガメしてたんじゃないのかい?」

「デバガメってなんですの?シオンは途中からミント先生に呼ばれて何処かに行きましたわよ」

シオンに聞かれなくてよかった。
しかしこれでまた注目されてしまうなぁ~

「そうだ。マリン、今度ある入替え戦では必ずSクラスに来なさい。もし来れなかったらこの話はなしですわ!」

「えぇ~!?それは酷くないですか!」

「だまらっしゃい!シオンの側で愛でたいならAクラスから同じSクラスになったほうがいいでしょう!」

「それは確かに!頑張ります!」

マリン嬢よ。それでいいのか?
なんとなくマリンの扱い方がわかってきたアッシュであった。


一方シオンはミント先生に連れられて職員室に来ていた。

この学園の職員室は現代の職員室とはおおよそかけ離れた作りであった。

まず、職員室自体が生徒の学び舎である校舎の中になく、外に職員室という建物が建っていた。

この建物自体が大きく、中に入ると各担当の教師の【個別】の部屋があり、中央には全教師が集まる大きな部屋があった。朝礼などはこの部屋で行い、後は自分の個室に籠もり、自分の研究に没頭するのだった。

生徒の授業などおまけのバイト感覚である。

この学園の教師のほとんどは、研究費がでて自分の好きな研究ができるからとここにいるのだ。

「…………初めて来たな」

シオンは建物の外から、内部の圧力とも呼べる異質差に圧倒されていた。







しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜

桜井正宗
ファンタジー
 能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。  スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。  真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う

なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。 スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、 ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。 弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、 満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。 そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは―― 拾ってきた野良の黒猫“クロ”。 だが命の灯が消えかけた夜、 その黒猫は正体を現す。 クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在―― しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。 力を失われ、語ることすら封じられたクロは、 復讐を果たすための契約者を探していた。 クロは瀕死のソラと契約し、 彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。 唯一のスキル《アイテムボックス》。 そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、 弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。 だがその裏で、 クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、 復讐の道を静かに歩み始めていた。 これは―― “最弱”と“最凶”が手を取り合い、 未来をやり直す物語

処理中です...