悪徳領主の娘に転生しました。貧乏領地を豊かにします!

naturalsoft

文字の大きさ
55 / 104

四大精霊イフリート・・・・の、子供ーーーーーーーーーー!!!!!!!!?

しおりを挟む
シオンだけはイルミナ将軍の戦いよりも、『鑑定』による詳細な情報をみていた。最近、距離があっても視覚内なら見る事ができる事に気付いたのである。

【鑑定】
名前イルミナ・マグマーン
レベル50
種族  半精霊
年齢  ーーーー
HP   ーーーー
MP  ーーーー
スキル  ーーーー

状態  洗脳
加護 イフリートの愛し子(火炎系のスキルの習得、威力が倍増し消費MPが減少する。火属性耐性)

これは強いわ!ってか、なんで一部がマスキングされているの?えっ、異世界でも個人情報保護法が適用されるって?さよけ…………

世の中(異世界)も世知辛くなってきたなぁ~

おっと、それよりも状態だよ!みんなに伝えないと!
シオンはイルミナ将軍の事を話した。

「それはシオンのスキルなのか?」

いきなりイルミナ将軍の状態を説明したシオンに、どうしてそんな事がわかるんだ?と質問が来た。当然である。

「はい!詳しくは言えませんが、相手の状態がわかるスキルがあるんです!それとディーネに聞きたいんだけど?」
「なんじゃ?主殿よ?」

鑑定で見た種族名と加護について聞いたのだ。するとウンディーネやノーム驚きの声を上げた!

「なんじゃと!?半精霊とな?」
「うわぁ~あのイフリートがねぇ~?」

なんだろうと首を傾げるシオンにウンディーネは説明した。

「半精霊と言うのは、四大精霊イフリートの子供という事じゃ」

へぇ~四大精霊の子供なんだぁ~?
へぇ~?へぇ~?
んっ?子供?
子供??
子供!!!!!????

「「「子供!!!?」」」

ようやく言葉の意味を理解して、大声を上げた!

「これこれ、はしたないのぅ?そう驚くでない」
「だだだっ、だって!?ここ、子供を作るにはチョメチョメしないといけないし……………」

顔を真っ赤にしながら小さな声でゴニョゴニョ言うシオンにノームは苦笑いをしながら答えた。

「いや、シオン達が思っているのと違うのよ?」

えっ?子供でしょ?何が違うのよ?

「我々精霊は寿命は永遠に近いぐらいあるけれど、傷付けば死んでしまう事もあるわ。そこで自分の身を守ったりする為に、自分の力を分け与える『愛し子』を作ったりするのよ。まぁ、自分の分身みたいな者ね」

へぇ~そうなんだ。

「まぁ、シオンみたいに最初から魂の波長があえば、気に入って愛し子にするケースもあるけどね♪」

「だから自分の力を分け与えた者として、精霊の子と呼ぶのよ」

ノームは胸を張って答えた。

「でもあの高圧的なイフリートが力を与えるなんてねー?」
「そうじゃな。気に入った者であったか、それとも必要に迫られたからなのか・・・」

腕を組んで思案するウンディーネにノームが尋ねた。

「後者ならイフリートも厄介な事に巻き込まれているって事かしら?」
「いや、そもそも愛し子が洗脳されている事自体が厄介じゃぞ?これは危険視しておった主殿にも言えることじゃ!」

洗脳・・・もし、レベルMAXのシオンが操られたらと思うと全員が、ことの深刻差に青ざめた。

「取り敢えずイルミナ将軍の洗脳を解かないとね!」

シオンの言葉にウンディーネが尋ねた。

「洗脳を解くとはどうするんじゃ?」

えっ?ウンディーネも知らないの?
ガーーーーーーン!!!?

シオンはチートのウンディーネなら知っていると思っていたのだ。何でも他人頼りはいかんぞ?

「取り敢えず、状態異常な訳だから、治癒魔法で治らないかな?」

フレイちゃんの素朴な意見にそれだっ!とシオンは指をさして言った!

そして、遂にシオンは降り立った!

イルミナ将軍は次々にウッド君を倒していたが、多数無勢の為に疲弊していた。

「はぁはぁ…………あれは!?」

城壁の上から降り立ったシオンを見つけ、すぐにただ者では感じ取った。

「貴様がこのゴーレムの召喚者か!!!」

シオンは静かに頷いた。

「そうです。この軍事演習の為に召喚しました」
「軍事演習だと!ふざけるなっ!これはれっきとした侵略軍事行動だろう!?」

シオンはウッド君達を下がらせ、イルミナ将軍と二人で少し話した。

「いいえ、これは軍事演習ですよ?だって誰も死んでいませんから♪」

イルミナ将軍は目の前の少女の笑みに悪寒が走った。振り返ると、確かに目に見える範囲では、騎士団達は息をしている。

「だ、黙れ!これだけハデに大多数を負傷させて軍事演習もあるか!」

正論である。
しかし、シオンは悪魔の笑みを浮かべて言うのだった。さしずめ新しいオモチャを見つけたように……………

「はて?なんのことでしょうか?」

そういうと魔力を高め始めた。

『魔力が高まっている!?くるかっ!?』

これだけのゴーレムを召喚できる召喚者だ。攻撃魔法も侮れない!そう覚悟して魔剣レーヴァテインを構えた。

しかし、イルミナの思っていた攻撃は来ることが無かった。




しおりを挟む
感想 17

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

『異世界転生してカフェを開いたら、庭が王宮より人気になってしまいました』

ヤオサカ
恋愛
申し訳ありません、物語の内容を確認しているため、一部非公開にしています この物語は完結しました。 前世では小さな庭付きカフェを営んでいた主人公。事故により命を落とし、気がつけば異世界の貧しい村に転生していた。 「何もないなら、自分で作ればいいじゃない」 そう言って始めたのは、イングリッシュガーデン風の庭とカフェづくり。花々に囲まれた癒しの空間は次第に評判を呼び、貴族や騎士まで足を運ぶように。 そんな中、無愛想な青年が何度も訪れるようになり――?

【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!

ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。 ※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』

透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。 「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」 そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが! 突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!? 気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態! けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で―― 「なんて可憐な子なんだ……!」 ……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!? これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!? ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない

陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」 デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。 そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。 いつの間にかパトロンが大量発生していた。 ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?

美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ

さくら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。 絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。 荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。 優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。 華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。

転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました

古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。 前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。 恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに! しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに…… 見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!? 小説家になろうでも公開しています。 第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品

処理中です...