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変わらぬ日常は続いていくよ!
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─各国首脳会談─
『むぅ……クリスの言う通りになったか………』
シオンの台頭で、1番の恩恵を受けていたリュミナス王国の国王は内心で、ため息を付いた。
会談が始まる前に、クリスから前回の会談の内容を話していた時、我が息子クリスは一切の迷いなく、シオンと一緒になりたいと言ってきたのだ。一国の王子としてどうなのだ?とは思ったが、リュミナス王国の国王になるよりも、四大精霊の契約者と添い遂げる方が重要なのは言うまでもない。
1番良いのは、このままリュミナス王国の国王となり、シオン嬢が王妃になってくれるのが良いのだが………各国の力のバランスを考えると難しいだろう。
余計な争いの火種を作るよりは、シルクード自治領を認めて、税などの徴収で王国に利益を受けた方がよいかも知れない。
前回、フローリアの提案した『案』を採用し、シオンに『精霊伯』と言う爵位を与え、各国の干渉を一切受けない独立都市として独立させる事が決まった。
ちなみに、魔境の森もシルクード領として認められた。故に、開拓すればシルクード領は広くなっていくのだ。
各四大精霊は、転移で大陸の自然バランスを保つ為にその土地に移動する場合があるが、基本的にはシオンのシルクード領内で住んでいる。
四大精霊の恩恵を受けようと、多くの商人や旅人、冒険者がシルクード領へやってくる事となった。
「なんか、私の知らない所で新しい爵位を貰っちゃった!?」
後日、今までに無かった新しい爵位『精霊伯』という爵位を授かり、どうするのこれ?と、首を傾げるシオンだった。
「出世したと思えば良いのではないかのぅ?精霊伯爵様よ?」
ウンディーネのいう事に、そうだねーと、今までとやることは変わらないと、領地の発展に精をだすシオンだった。
「シオン、遊びにきたよ」
「シオン!きたの!」
フレイちゃんとクリスがやってきた。
うん、変わらないね。
「それでシオンに相談があってきたんだ」
クリスの真面目な顔に何かあったのかな?と、屋敷の執務室へ通した。
「それで、どうしたの?」
クリスが先ほどから何度もチラチラと、顔を上げては下げてを繰り返していた。
「ほら、勇気を出して!」
小声でフレイがクリスに催促する。
スーハー!
スーハー!
よし!
「シオン、僕と結婚し欲しい!!!!」
ドッキューーーーーーーン!!!!!
えええええぇぇぇぇっーーーーーー!!!!!!!
なにこれ!ナニコレ!!!
突然の告白にシオンは真っ赤になり、パニクってしまった!
アウアウッ!?
「シオン、どうするのじゃ?はよう返事をしてやらぬか」
いまいち、人間の感覚がわかっていないウンディーネの言葉に、ワナワナと震えるシオンだった。
「ま、まだ早いんじゃないかな?」
「無論、今すぐって訳じゃない。正式にシオンの婚約者となって、成人した時に結婚して欲しい。今までシオンの気持ちを聞いたことが無かったから、教えて欲しいんだ」
あっ、これは真面目に返事しないとアカンヤツだ!
シオンは目を瞑り、よく考えて返事をした。
「………海龍にクリスが飲まれたとき、凄く不安になったの。早く助けなきゃって。でも、それは友人が死にそうだからじゃない。クリスがいなくなるのが怖かったんだと今なら思うの」
クリスはシオンが言い終わるまで静かに待った。
「まだ自分の気持ちに整理が付いていないけど………多分、私はクリスが好きなんだと思う。本当に私でいいのかな?」
「シオンだから良いんだ!」
シオンは少しうつむきながら言った。
「はい。喜んでお受けします」
!?
「やったーーーーーーーーー!!!!!!!」
フレイはおめでとうと祝福した。
「おめでとう♪」
「これで仮の婚約者ではなく、正式な婚約者となったのじゃな。おめでとうなのじゃ!」
「なんか照れるね…………」
「うん………」
こうしてシルクード領にて小さな恋が実ったのであった。
しかし、シオンの立場から前途多難な恋になるのは言うまでもない。
この先、二人には作者からの妬み………こほん、作者からの愛の試練が多く立ち塞がり、その度に二人の距離が近付いていくのだった。
【FIN】
『幼少期編完』
1度、完結致します!ここまでありがとうございました。
後日、別タイトルで続編を投稿する予定です!
(6月中にはなんとか)
四大精霊のウンディーネ達が学園の教師となり、シオンが学園生活を送るドタバタ恋愛コメディ編を制作中ですので、お楽しみに!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
次回タイトル
最後までイッちゃう!?
壁ドンは都市伝説なのよ!
そんな事は作者が全力で妨害します!
ハレンチは許しませんよ!?
(小説ですよ?マンガではないですから期待しないでね?)
乞う御期待!
『むぅ……クリスの言う通りになったか………』
シオンの台頭で、1番の恩恵を受けていたリュミナス王国の国王は内心で、ため息を付いた。
会談が始まる前に、クリスから前回の会談の内容を話していた時、我が息子クリスは一切の迷いなく、シオンと一緒になりたいと言ってきたのだ。一国の王子としてどうなのだ?とは思ったが、リュミナス王国の国王になるよりも、四大精霊の契約者と添い遂げる方が重要なのは言うまでもない。
1番良いのは、このままリュミナス王国の国王となり、シオン嬢が王妃になってくれるのが良いのだが………各国の力のバランスを考えると難しいだろう。
余計な争いの火種を作るよりは、シルクード自治領を認めて、税などの徴収で王国に利益を受けた方がよいかも知れない。
前回、フローリアの提案した『案』を採用し、シオンに『精霊伯』と言う爵位を与え、各国の干渉を一切受けない独立都市として独立させる事が決まった。
ちなみに、魔境の森もシルクード領として認められた。故に、開拓すればシルクード領は広くなっていくのだ。
各四大精霊は、転移で大陸の自然バランスを保つ為にその土地に移動する場合があるが、基本的にはシオンのシルクード領内で住んでいる。
四大精霊の恩恵を受けようと、多くの商人や旅人、冒険者がシルクード領へやってくる事となった。
「なんか、私の知らない所で新しい爵位を貰っちゃった!?」
後日、今までに無かった新しい爵位『精霊伯』という爵位を授かり、どうするのこれ?と、首を傾げるシオンだった。
「出世したと思えば良いのではないかのぅ?精霊伯爵様よ?」
ウンディーネのいう事に、そうだねーと、今までとやることは変わらないと、領地の発展に精をだすシオンだった。
「シオン、遊びにきたよ」
「シオン!きたの!」
フレイちゃんとクリスがやってきた。
うん、変わらないね。
「それでシオンに相談があってきたんだ」
クリスの真面目な顔に何かあったのかな?と、屋敷の執務室へ通した。
「それで、どうしたの?」
クリスが先ほどから何度もチラチラと、顔を上げては下げてを繰り返していた。
「ほら、勇気を出して!」
小声でフレイがクリスに催促する。
スーハー!
スーハー!
よし!
「シオン、僕と結婚し欲しい!!!!」
ドッキューーーーーーーン!!!!!
えええええぇぇぇぇっーーーーーー!!!!!!!
なにこれ!ナニコレ!!!
突然の告白にシオンは真っ赤になり、パニクってしまった!
アウアウッ!?
「シオン、どうするのじゃ?はよう返事をしてやらぬか」
いまいち、人間の感覚がわかっていないウンディーネの言葉に、ワナワナと震えるシオンだった。
「ま、まだ早いんじゃないかな?」
「無論、今すぐって訳じゃない。正式にシオンの婚約者となって、成人した時に結婚して欲しい。今までシオンの気持ちを聞いたことが無かったから、教えて欲しいんだ」
あっ、これは真面目に返事しないとアカンヤツだ!
シオンは目を瞑り、よく考えて返事をした。
「………海龍にクリスが飲まれたとき、凄く不安になったの。早く助けなきゃって。でも、それは友人が死にそうだからじゃない。クリスがいなくなるのが怖かったんだと今なら思うの」
クリスはシオンが言い終わるまで静かに待った。
「まだ自分の気持ちに整理が付いていないけど………多分、私はクリスが好きなんだと思う。本当に私でいいのかな?」
「シオンだから良いんだ!」
シオンは少しうつむきながら言った。
「はい。喜んでお受けします」
!?
「やったーーーーーーーーー!!!!!!!」
フレイはおめでとうと祝福した。
「おめでとう♪」
「これで仮の婚約者ではなく、正式な婚約者となったのじゃな。おめでとうなのじゃ!」
「なんか照れるね…………」
「うん………」
こうしてシルクード領にて小さな恋が実ったのであった。
しかし、シオンの立場から前途多難な恋になるのは言うまでもない。
この先、二人には作者からの妬み………こほん、作者からの愛の試練が多く立ち塞がり、その度に二人の距離が近付いていくのだった。
【FIN】
『幼少期編完』
1度、完結致します!ここまでありがとうございました。
後日、別タイトルで続編を投稿する予定です!
(6月中にはなんとか)
四大精霊のウンディーネ達が学園の教師となり、シオンが学園生活を送るドタバタ恋愛コメディ編を制作中ですので、お楽しみに!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
次回タイトル
最後までイッちゃう!?
壁ドンは都市伝説なのよ!
そんな事は作者が全力で妨害します!
ハレンチは許しませんよ!?
(小説ですよ?マンガではないですから期待しないでね?)
乞う御期待!
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