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予想外の出来事(嬉しい)ハート
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先王が引越ししてから1週間ほど経ったある日──
「シオンお嬢様!大変です!!!」
メイドのリサが駆け込んできた。
「どうしたの!埋蔵金でも出てきた!?」
シオンはノリの良いツッコミを入れた。
「はい!埋蔵金が出てきました!すぐに外に出てください!」
!?
「なんですとーーーーー!!!!!」
シオンのノリツッコミに真顔で切り返してきたリサにシオンの叫び声が響いた。
急いで外に出てみると、先王陛下の屋敷の『井戸』を掘っている最中に────
ブシュウーーーーーーー!!!!!!!
「温泉が湧き出しました」
にこりっとリサはバスガイドのように手を添えて見てくださいのポーズで出迎えた。
「あ、ああ………………」
流石のシオンも口をパクパクさせてしばらく呆けていた。
「ほほぅ?これは凄いのぅ~」
先王もやってきて、水しぶきを見て呟いた。
「しかし、これから大変な事になりそうじゃな」
「あっ、先王陛下!お騒がせして申し訳ございません。確かにこれでは工事に遅れが生じます」
お父様も同時にやってきて答えた。
「いや、それはかまわんのじゃが…………シオンがのぅ~」
うん?
イージス男爵は娘のシオンを見て首を傾げた。
「やりましたわーーーーーーーー!!!!!!やっふふっーーーですわーーーーっ!!!!」
飛び跳ねて喜ぶシオンにメイドのリサと男爵は少し引いたのでした。
「あー、シオンはじゃな。昔から大の風呂好きなんじゃよ。前世では唯一のワガママが温泉に入りたいじゃった。ワシとしてはもっと宝石などねだって欲しかったのじゃが…………まぁ、今はよい。それより、あの温泉をどうするつもりじゃ?」
「何って!当然!温泉を作りますわ!!!」
小さな拳を空に向けて叫んだ!
「まずは、先王とうちの屋敷に温泉を引きます!外に領主用と使用人用と別けて建物を作り、使用人達にも恩恵を与えます。それが終わり次第、ワイズ様の屋敷にも引きます。ワイズ様の屋敷はまだ基礎工事中なので、融通が効きますわ。そして、さらに町まで温泉を引いて、町の人達にも恩恵を与えますわ!この町を温泉街として発展させましょう!!!」
シオンは目をキラキラさせて夢を語った。
温泉は素晴らしいものです!
皆さんにも知って欲しいのです!!!
みんなで温泉♪
ああ、なんて素晴らしい事でしょう!
「ま、まぁ~町が発展するならいいか」
父親の男爵も圧倒されて同意するしか無かった。
「シオンお嬢様、工事はともかく、しばらくは温泉には入れませんよ?」
そこにゼファーが待ったを掛けた。
「なぜですか!?」
テンションの高いシオンは噛み付いた。
「まず、温泉の成分を調べてからです。毒性の成分が混じっていては一大事です。熱いお湯で毒性の成分が気化して吸い込むと危ないですからな」
ガガッーーーーーーン!!!!!!
シオンは両手を地面に付けてショックを受けていた。
「え、ええと少しの辛抱ですよ。私がなるべく早く成分を調べますのでご安心下さい」
シオンは期待のこもった目でゼファーを見詰めた。
「お願いしますわ~!」
シオンは切実に懇願するのだった。
ちなみに、この世界ではお風呂の概念が余りない。裕福な商人や貴族、王族しか入らないのだ。理由は単純にお湯を沸かす『薪代』が掛かるから。
庶民は水か、桶に入るぐらいの温めたお湯でタオルを使い身体を拭く程度である。
故にシオンの喜び様は大きかったのだ。
しかし、ゼファーだけは別の事を考えていた。
【最重要案件】
『温泉は基本的に活火山から水脈を通って流れてくる。つまり火山の成分も流れてくると言う事だ。もしかしたら、この裏の森が他では見かけない植物が自生しているのは、温泉の成分が関係しているのではないか?』
ゼファーだけは動植物の知識からその可能性を見出していたのだった。
「シオンお嬢様!大変です!!!」
メイドのリサが駆け込んできた。
「どうしたの!埋蔵金でも出てきた!?」
シオンはノリの良いツッコミを入れた。
「はい!埋蔵金が出てきました!すぐに外に出てください!」
!?
「なんですとーーーーー!!!!!」
シオンのノリツッコミに真顔で切り返してきたリサにシオンの叫び声が響いた。
急いで外に出てみると、先王陛下の屋敷の『井戸』を掘っている最中に────
ブシュウーーーーーーー!!!!!!!
「温泉が湧き出しました」
にこりっとリサはバスガイドのように手を添えて見てくださいのポーズで出迎えた。
「あ、ああ………………」
流石のシオンも口をパクパクさせてしばらく呆けていた。
「ほほぅ?これは凄いのぅ~」
先王もやってきて、水しぶきを見て呟いた。
「しかし、これから大変な事になりそうじゃな」
「あっ、先王陛下!お騒がせして申し訳ございません。確かにこれでは工事に遅れが生じます」
お父様も同時にやってきて答えた。
「いや、それはかまわんのじゃが…………シオンがのぅ~」
うん?
イージス男爵は娘のシオンを見て首を傾げた。
「やりましたわーーーーーーーー!!!!!!やっふふっーーーですわーーーーっ!!!!」
飛び跳ねて喜ぶシオンにメイドのリサと男爵は少し引いたのでした。
「あー、シオンはじゃな。昔から大の風呂好きなんじゃよ。前世では唯一のワガママが温泉に入りたいじゃった。ワシとしてはもっと宝石などねだって欲しかったのじゃが…………まぁ、今はよい。それより、あの温泉をどうするつもりじゃ?」
「何って!当然!温泉を作りますわ!!!」
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「まずは、先王とうちの屋敷に温泉を引きます!外に領主用と使用人用と別けて建物を作り、使用人達にも恩恵を与えます。それが終わり次第、ワイズ様の屋敷にも引きます。ワイズ様の屋敷はまだ基礎工事中なので、融通が効きますわ。そして、さらに町まで温泉を引いて、町の人達にも恩恵を与えますわ!この町を温泉街として発展させましょう!!!」
シオンは目をキラキラさせて夢を語った。
温泉は素晴らしいものです!
皆さんにも知って欲しいのです!!!
みんなで温泉♪
ああ、なんて素晴らしい事でしょう!
「ま、まぁ~町が発展するならいいか」
父親の男爵も圧倒されて同意するしか無かった。
「シオンお嬢様、工事はともかく、しばらくは温泉には入れませんよ?」
そこにゼファーが待ったを掛けた。
「なぜですか!?」
テンションの高いシオンは噛み付いた。
「まず、温泉の成分を調べてからです。毒性の成分が混じっていては一大事です。熱いお湯で毒性の成分が気化して吸い込むと危ないですからな」
ガガッーーーーーーン!!!!!!
シオンは両手を地面に付けてショックを受けていた。
「え、ええと少しの辛抱ですよ。私がなるべく早く成分を調べますのでご安心下さい」
シオンは期待のこもった目でゼファーを見詰めた。
「お願いしますわ~!」
シオンは切実に懇願するのだった。
ちなみに、この世界ではお風呂の概念が余りない。裕福な商人や貴族、王族しか入らないのだ。理由は単純にお湯を沸かす『薪代』が掛かるから。
庶民は水か、桶に入るぐらいの温めたお湯でタオルを使い身体を拭く程度である。
故にシオンの喜び様は大きかったのだ。
しかし、ゼファーだけは別の事を考えていた。
【最重要案件】
『温泉は基本的に活火山から水脈を通って流れてくる。つまり火山の成分も流れてくると言う事だ。もしかしたら、この裏の森が他では見かけない植物が自生しているのは、温泉の成分が関係しているのではないか?』
ゼファーだけは動植物の知識からその可能性を見出していたのだった。
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