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娘はやらん!15年越しの父親面談!
シオン達は帝国での使者としての役目を終えて、龍族の方に馬車の荷台を運んでもらい、あっという間にアクエリアス公国の『首都アスタリスク』へとたどり着きました。
「おおっ!これは凄い!こんな建物や樹木など、初めてみたぞ!?」
「ええ!なんて幻想的な都市なんでしょうか!」
ただでさえ、この世界にはない建築物で出来た巨大都市であるアスタリスクを【上空】から見るとまた絶景であった。
アスタリスクの高層ビルには、エスカレーターとエレベーターが作られていて、この発想もドワーフを驚かせた。
そして、龍族の為に屋上からも入れるように、ヘリポートならぬ、ドラゴンポートが設置されいた。
「ほほぅ?屋上から降りられるのか?」
「ええ、ちょうど世界樹の隙間に入口があるのです」
シオン達は降りると、お父様が出迎えた。
「お帰り!どうだった?久しぶりの里帰りは?」
にこやかに話すお父様も、お母様の事を思って使者にしたのだろう。でも、まさか……………ねぇ?
「ほぅ?御主がレイラの夫にして、新たな国の国主となる者か?」
馬車から知らない初老の男性が出てきた。
「おや?帝国からの使者の方ですかな?私はデルタ・アクエリアスと申します」
初老の男性はデルタ大公をじろじろと値踏みするように見つめていった。
「ふむ、初対面の相手に侮らず自分から名前を言う所は好感が持てるのぅ?しかし、それだけでは我が娘の夫としてはまだ認める訳にはいかぬな!」
!?
デルタ大公はまさか!と、レイラを見た。レイラはコクリッと頷き、目を逸らした。
「ワシはレイラの父にして、帝国の皇帝を務めていたガイア・グランロードと申す。そして─」
「お初に御目に掛かります。レイラの母、シルフィー・グランロードと申します」
お父様は目を丸くして驚いていた。手紙は何度も出していたが、レイラのご両親に会うのは初めてだったからだ。
「これは驚きました。体調を崩して動けないと聞いていたものですからな」
「まさに、おっしゃる通りワシの命は後僅かじゃった。しかし、我が最愛の孫であるシオンが世界樹の雫を持ってきてくれてのぅ?あっという間に全盛期まで回復したのじゃ!」
お爺様はシオンの頭を優しく撫でた。
「世界樹の雫?」
「ええ、私も驚いたのだけれど、この世界樹の頂上に小さな泉があって、その水が伝説のエクリサーのようなのよ!」
お母様はお父様に経緯を話した。
「シオン、これからは必ず何かあれば報告しなさい!」
「はい、すみませんでした!」
すると、お爺様がお父様に近付いていきなり殴り掛かった!
ビュッン!!!
手加減無しの拳を何とか避けるお父様!
「ほぅ?避けたか?」
「いきなり何を!?」
目を細めてお爺様は言った。
「我が大切な娘を何年も冷遇したと聞いたのでな?そんな男に大事な娘を預けられると思うてか!」
!?
「そ、それは!」
「お父様!止めてください!もう済んだことなのですから!」
顔を真っ赤にして恥ずかしながらお爺様を止めようとするお母様。
お父様はお爺様をしっかりとみると、服の上からでもわかる筋肉に、ただ者ではない歴戦の猛者だと判断した。
バキッ!
お爺様の放った拳がお父様の顔面に直撃した!
「…………なぜ避けなかった?」
「誤解があったとはいえ、レイラを何年も寂しい想いをさせたのは事実です。だが、その誤解の期間があったからこそ!今のレイラをそれ以上に愛する事が出来たと胸を張って言えます!夫婦とは、良き関係だけではなく、時に喧嘩をして、時に人生の時間を共有して、清濁合わせ飲んで過ごしていくものだと思っています!」
お父様の大声の告白に、お母様は真っ赤になって、あうあうとその場でしゃがみ込んで止めて止めてと頭を振っていた。
「良く言った!ならば最後は力を示せ!力無き者は何も守れぬ!」
お爺様はサイドチェスト!!!!!
と叫ぶと、服が爆散し鋼の筋肉の身体が現れた。
「そのお歳でその筋肉!確かに身体は完治したようですなっ!モストマスキュラー」
バッーーーーーーーーン!!!!!!!
えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
お父様も叫ぶと、服が爆散して上半身の鍛え抜かれた身体が現れた。
「きゃーきゃー!流石は私の娘ね!あの人ほどではなけれど良い(筋肉)人を見つけたわね♪」
お婆様はおおはしゃぎであった。
「うむ!なかなか鍛え抜かれた身体をしておるのぉ!しかーし!まだまだじゃ!これはどうじゃ!?」
「なんの!フンッ!!!」
こうして、人に迷惑を掛けない?ボディビルのポージング対決が始まったのだった。
続く!
シオン
「えっ!?続くの!?」
「おおっ!これは凄い!こんな建物や樹木など、初めてみたぞ!?」
「ええ!なんて幻想的な都市なんでしょうか!」
ただでさえ、この世界にはない建築物で出来た巨大都市であるアスタリスクを【上空】から見るとまた絶景であった。
アスタリスクの高層ビルには、エスカレーターとエレベーターが作られていて、この発想もドワーフを驚かせた。
そして、龍族の為に屋上からも入れるように、ヘリポートならぬ、ドラゴンポートが設置されいた。
「ほほぅ?屋上から降りられるのか?」
「ええ、ちょうど世界樹の隙間に入口があるのです」
シオン達は降りると、お父様が出迎えた。
「お帰り!どうだった?久しぶりの里帰りは?」
にこやかに話すお父様も、お母様の事を思って使者にしたのだろう。でも、まさか……………ねぇ?
「ほぅ?御主がレイラの夫にして、新たな国の国主となる者か?」
馬車から知らない初老の男性が出てきた。
「おや?帝国からの使者の方ですかな?私はデルタ・アクエリアスと申します」
初老の男性はデルタ大公をじろじろと値踏みするように見つめていった。
「ふむ、初対面の相手に侮らず自分から名前を言う所は好感が持てるのぅ?しかし、それだけでは我が娘の夫としてはまだ認める訳にはいかぬな!」
!?
デルタ大公はまさか!と、レイラを見た。レイラはコクリッと頷き、目を逸らした。
「ワシはレイラの父にして、帝国の皇帝を務めていたガイア・グランロードと申す。そして─」
「お初に御目に掛かります。レイラの母、シルフィー・グランロードと申します」
お父様は目を丸くして驚いていた。手紙は何度も出していたが、レイラのご両親に会うのは初めてだったからだ。
「これは驚きました。体調を崩して動けないと聞いていたものですからな」
「まさに、おっしゃる通りワシの命は後僅かじゃった。しかし、我が最愛の孫であるシオンが世界樹の雫を持ってきてくれてのぅ?あっという間に全盛期まで回復したのじゃ!」
お爺様はシオンの頭を優しく撫でた。
「世界樹の雫?」
「ええ、私も驚いたのだけれど、この世界樹の頂上に小さな泉があって、その水が伝説のエクリサーのようなのよ!」
お母様はお父様に経緯を話した。
「シオン、これからは必ず何かあれば報告しなさい!」
「はい、すみませんでした!」
すると、お爺様がお父様に近付いていきなり殴り掛かった!
ビュッン!!!
手加減無しの拳を何とか避けるお父様!
「ほぅ?避けたか?」
「いきなり何を!?」
目を細めてお爺様は言った。
「我が大切な娘を何年も冷遇したと聞いたのでな?そんな男に大事な娘を預けられると思うてか!」
!?
「そ、それは!」
「お父様!止めてください!もう済んだことなのですから!」
顔を真っ赤にして恥ずかしながらお爺様を止めようとするお母様。
お父様はお爺様をしっかりとみると、服の上からでもわかる筋肉に、ただ者ではない歴戦の猛者だと判断した。
バキッ!
お爺様の放った拳がお父様の顔面に直撃した!
「…………なぜ避けなかった?」
「誤解があったとはいえ、レイラを何年も寂しい想いをさせたのは事実です。だが、その誤解の期間があったからこそ!今のレイラをそれ以上に愛する事が出来たと胸を張って言えます!夫婦とは、良き関係だけではなく、時に喧嘩をして、時に人生の時間を共有して、清濁合わせ飲んで過ごしていくものだと思っています!」
お父様の大声の告白に、お母様は真っ赤になって、あうあうとその場でしゃがみ込んで止めて止めてと頭を振っていた。
「良く言った!ならば最後は力を示せ!力無き者は何も守れぬ!」
お爺様はサイドチェスト!!!!!
と叫ぶと、服が爆散し鋼の筋肉の身体が現れた。
「そのお歳でその筋肉!確かに身体は完治したようですなっ!モストマスキュラー」
バッーーーーーーーーン!!!!!!!
えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
お父様も叫ぶと、服が爆散して上半身の鍛え抜かれた身体が現れた。
「きゃーきゃー!流石は私の娘ね!あの人ほどではなけれど良い(筋肉)人を見つけたわね♪」
お婆様はおおはしゃぎであった。
「うむ!なかなか鍛え抜かれた身体をしておるのぉ!しかーし!まだまだじゃ!これはどうじゃ!?」
「なんの!フンッ!!!」
こうして、人に迷惑を掛けない?ボディビルのポージング対決が始まったのだった。
続く!
シオン
「えっ!?続くの!?」
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