3 / 94
あれから─(身体は成長しても思考回路は成長してません!)
しおりを挟む
はぁはぁ………
「に、逃げないと…………殺される!」
真夜中に、暗闇に紛れて逃げている人影があった。
「逃がすな!追えっ!!!」
!?
ザザザッ……………
ダッダッダッ!!!
「いいか!絶対に逃がすなよ!お前はあっちを探せ!お前は逆を!残りは私に付いてこい!」
人影を追う人物はニタ~と、薄気味悪い笑い顔で言った。
「クククッ…………ここは私の結界の中だ。得意の魔法で逃げられんぞ!」
そう言って、多くの兵隊を連れて逃げた人影を追ったのだった。
・
・
・
・
・
・
「クソッ!ここも行き止まりか!?」
ヤバい!追手はすぐそこまで来ている!すでに包囲網も敷いているだろう。早く距離を取らないと!?
闇夜に紛れて森の中を逃げていた人影は、目の前の崖を見上げて引き返そうとした。
そこへ─
「見つけたぞっ!!!!」
その声に振り返ると、崖の上に月明かりを背に今回の『元凶』が腕を組んでたたずんでいた。
そしてだんだんと、月明かりで姿が見えてきた。
「ゆ、許して…………?ちょっとした出来心だったのよ!」
追手のリーダーは親指で首を切る動作をして言った。
「ギルティ!!!死刑だ!!!!」
行け!ウッドゴーレム達!!!!
「ちょっ!!!!!」
ウッドゴーレムを操れる人物は1人しかいない!?
そう、我らがヒロイン!シオンである。
シオンの掛け声で、数十体ものウッドゴーレムが、逃げていた人影に殺到する!
「捕まって堪るか!精霊魔術『土流』」
土の魔法で、辺りが泥濘になりウッドゴーレム達は地面に沈んで、身動きが取れなくなる。
「ちょっと!シオン!!!これはやり過ぎでしょう!夕食の『プリン』をつまみ食いしただけじゃない!」
ワナワナ!!!
ワナワナ!!!
「はぁ?ふざけないでよノーム!!!あのプリンは最近シルクード領に出店したばかりの、3つ星プリンだったのよ!しかも蜂蜜が少量掛かっていて、プリンとは思えないほどの滑かさのある至高のプリンなのよ!出店記念の数量限定品だったのに!」
シオンはその場でむきーと地団駄を踏んで、悔しがった!
「だからって─」
「黙れ……………」
シオンは低い声で黙らせると再度言った。
「…………食べ物の怨みは怖いのよ~?」
ノームはシオンの、目の笑っていない顔を見て青くなった。
「ゆ、許し─」
「安心して逝って♪」
また大量のウッドゴーレムが押し掛けるのだった。
その夜、森の中から女性の悲鳴が響いたという…………
・
・
・
・
・
・
・
・
─翌朝─
「ふわぁ~~~」
昨夜はノームのお仕置きで余り眠れなかったのよね。まったく!
大きな欠伸をしながら着替え始めた。
四大精霊を見つけてから何年も経ち、シオンは14歳になっていた。
あれ?14歳?幼少期の時と余り変わってないような?
ふっ、お子ちゃまめ!
チョンチョン
うん?
余計なお世話よ!
ヘブシッ!!!?
………シオンはここ数年でとても魅力的な美少女になっていた。出るとこでるボッ・キュン・ボンな女性の理想的な体型であった。
王国では貴族は14歳になると国立の学園に入り、18歳までの4年間を過ごす事になる。
そこで、派閥を作ったり人脈を作ったり、はたまた、剣術を磨いて騎士団に入隊や、魔術を学んで宮廷魔術師を目指したりするのだ。
しかし、数年前から四大精霊が目覚めた事により事情が変わった。
シオンのシルクード領を独立させて、そこに学園を新しく作ったのだ。
そして、最大の魅力はその学園の講師として各四大精霊が授業を持つ事で、世界に激震が走った!
各国の実力者達や、各国の有力貴族、王族達がこの学園に子供達を入学させようと躍起になったのである。
そこで、各国の入学希望者を振るいに掛ける為に、国王などの王族が推薦状を書いてくれた者のみ入学を認められるように落ち着いたのだった。
そしてバランスを取る為に、教職員は各国からほぼ同じ人数が集められた。
すでに数年前から開校しており、今年からシオンも入学するのである!
「に、逃げないと…………殺される!」
真夜中に、暗闇に紛れて逃げている人影があった。
「逃がすな!追えっ!!!」
!?
ザザザッ……………
ダッダッダッ!!!
「いいか!絶対に逃がすなよ!お前はあっちを探せ!お前は逆を!残りは私に付いてこい!」
人影を追う人物はニタ~と、薄気味悪い笑い顔で言った。
「クククッ…………ここは私の結界の中だ。得意の魔法で逃げられんぞ!」
そう言って、多くの兵隊を連れて逃げた人影を追ったのだった。
・
・
・
・
・
・
「クソッ!ここも行き止まりか!?」
ヤバい!追手はすぐそこまで来ている!すでに包囲網も敷いているだろう。早く距離を取らないと!?
闇夜に紛れて森の中を逃げていた人影は、目の前の崖を見上げて引き返そうとした。
そこへ─
「見つけたぞっ!!!!」
その声に振り返ると、崖の上に月明かりを背に今回の『元凶』が腕を組んでたたずんでいた。
そしてだんだんと、月明かりで姿が見えてきた。
「ゆ、許して…………?ちょっとした出来心だったのよ!」
追手のリーダーは親指で首を切る動作をして言った。
「ギルティ!!!死刑だ!!!!」
行け!ウッドゴーレム達!!!!
「ちょっ!!!!!」
ウッドゴーレムを操れる人物は1人しかいない!?
そう、我らがヒロイン!シオンである。
シオンの掛け声で、数十体ものウッドゴーレムが、逃げていた人影に殺到する!
「捕まって堪るか!精霊魔術『土流』」
土の魔法で、辺りが泥濘になりウッドゴーレム達は地面に沈んで、身動きが取れなくなる。
「ちょっと!シオン!!!これはやり過ぎでしょう!夕食の『プリン』をつまみ食いしただけじゃない!」
ワナワナ!!!
ワナワナ!!!
「はぁ?ふざけないでよノーム!!!あのプリンは最近シルクード領に出店したばかりの、3つ星プリンだったのよ!しかも蜂蜜が少量掛かっていて、プリンとは思えないほどの滑かさのある至高のプリンなのよ!出店記念の数量限定品だったのに!」
シオンはその場でむきーと地団駄を踏んで、悔しがった!
「だからって─」
「黙れ……………」
シオンは低い声で黙らせると再度言った。
「…………食べ物の怨みは怖いのよ~?」
ノームはシオンの、目の笑っていない顔を見て青くなった。
「ゆ、許し─」
「安心して逝って♪」
また大量のウッドゴーレムが押し掛けるのだった。
その夜、森の中から女性の悲鳴が響いたという…………
・
・
・
・
・
・
・
・
─翌朝─
「ふわぁ~~~」
昨夜はノームのお仕置きで余り眠れなかったのよね。まったく!
大きな欠伸をしながら着替え始めた。
四大精霊を見つけてから何年も経ち、シオンは14歳になっていた。
あれ?14歳?幼少期の時と余り変わってないような?
ふっ、お子ちゃまめ!
チョンチョン
うん?
余計なお世話よ!
ヘブシッ!!!?
………シオンはここ数年でとても魅力的な美少女になっていた。出るとこでるボッ・キュン・ボンな女性の理想的な体型であった。
王国では貴族は14歳になると国立の学園に入り、18歳までの4年間を過ごす事になる。
そこで、派閥を作ったり人脈を作ったり、はたまた、剣術を磨いて騎士団に入隊や、魔術を学んで宮廷魔術師を目指したりするのだ。
しかし、数年前から四大精霊が目覚めた事により事情が変わった。
シオンのシルクード領を独立させて、そこに学園を新しく作ったのだ。
そして、最大の魅力はその学園の講師として各四大精霊が授業を持つ事で、世界に激震が走った!
各国の実力者達や、各国の有力貴族、王族達がこの学園に子供達を入学させようと躍起になったのである。
そこで、各国の入学希望者を振るいに掛ける為に、国王などの王族が推薦状を書いてくれた者のみ入学を認められるように落ち着いたのだった。
そしてバランスを取る為に、教職員は各国からほぼ同じ人数が集められた。
すでに数年前から開校しており、今年からシオンも入学するのである!
1
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
「ご褒美ください」とわんこ系義弟が離れない
橋本彩里(Ayari)
恋愛
六歳の時に伯爵家の養子として引き取られたイーサンは、年頃になっても一つ上の義理の姉のミラが大好きだとじゃれてくる。
そんななか、投資に失敗した父の借金の代わりにとミラに見合いの話が浮上し、義姉が大好きなわんこ系義弟が「ご褒美ください」と迫ってきて……。
1~2万文字の短編予定→中編に変更します。
いつもながらの溺愛執着ものです。
英雄魔術師様とのシークレットベビーが天才で隠し通すのが大変です
氷雨そら
恋愛
――この魔石の意味がわからないほど子どもじゃない。
英雄魔術師カナンが遠征する直前、フィアーナと交わした一夜で授かった愛娘シェリア。フィアーナは、シェリアがカナンの娘であることを隠し、守るために王都を離れ遠い北の地で魔石を鑑定しながら暮らしていた。けれど、シェリアが三歳を迎えた日、彼女を取り囲む全ての属性の魔石が光る。彼女は父と同じ、全属性の魔力持ちだったのだ。これは、シークレットベビーを育てながら、健気に逞しく生きてきたヒロインが、天才魔術師様と天才愛娘に翻弄されながらも溺愛される幸せいっぱいハートフルストーリー。小説家になろうにも投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる

