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クラス対抗戦を振り返って
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ウンディーネは校長室でクラス対抗戦の報告をしていた。
「シルフィーよ、どう思う?」
ウンディーネの報告により、シルフィーは校長の椅子に座りながら腕を組んで考え込んでいた。
「あの上位ヴァンパイアは魔王軍に与しない、フリーの魔族だったわ。実力は四天王並みのね」
「そうじゃ!ここ数年、魔王軍を追っていて鉢合わせした上位クラスの敵じゃった。一匹狼で1人で放浪していたヤツじゃったが、私とノームの二人がかりで捕まえたヤツじゃった。故に、シオンではなくただの人間であるセリスに任すのが心配じゃな」
深刻な顔でどうするか悩んでいる二人に、脳筋のイフリートと能天気なノームがやってきた。
「何を悩んでいるんだ?ヴァンパイアはセリスに任せておけば問題ないぞ?」
考えの足りないイフリートに言われてシルフィーとウンディーネは言い返した。
「何をもってそう言い切れるのじゃ?」
イフリートはノームに頼んで、対抗戦の時の映像を出して貰った。
「うむ、いつ見ても便利じゃのぅ?シオンのアイデアを元に作ったのじゃったな」
「そうそう、まだ私達の作った空間内でしか使えないけどね♪」
そして遺跡ダンジョンの映像をウンディーネとシルフィーに見せるのだった。
「…………これは」
「すまん、妾は頭が痛くなってきた………」
真面目なウンディーネとシルフィーは頭を抱えたが、イフリートとノームは笑っていた。
「どうしてシオンに関わる者はおかしくなるのじゃ?」
「それを言うと、シオンだからで話が終わるぜ?」
イフリートの言葉に何も言い返せなくなる二人であった。
「まぁ、可愛いしアレなら大丈夫でしょう?」
「しばらくは監視を付けるが、様子を見るとしよう」
こうして上位ヴァンパイアのカーミラは四大精霊公認となったのだった。
「それにしてもCクラスと一緒に作ったゴーレムは改良の余地ありだったなぁ~」
「御主もシオンに毒されているじゃろう!あんな巨大なゴーレムを作り、さらに内部から操作するなど前代未聞じゃぞ!?」
「だから面白いんじゃない!次は自動的に壊れた所が再生するようにしようかな?それとも変型できるように…………ぶつぶつ」
ノームは自分の世界に入ってしまった。
「次の対抗戦はあたいもフィールド作成に噛ませてもらうぞ!」
やる気のイフリートにシルフィーは期待せず答えた。
「やる気があるのは良いけど、毎回ダンジョン探索じゃないからね?まぁ、検討しておくわ」
こうして四大精霊の反省会は続いていくのだった。
・
・
・
・
・
・
・
「むふふふ、これは中々の売上だったよ♪」
対抗戦から一週間ほど経ったある日、シオンが新商品の売上表を見てにやけていた。
「あら?お嬢様、どんな商品を販売したのですか?」
部屋を掃除(配下の下級精霊が)………しているのを見ているだけの駄メイドのスノーの尋ねてきた。
「………もうツッコミ入れるのも疲れたけど、君メイドだよね?何を配下の下級精霊に掃除させて自分は私のベットで寝転んで、雑誌を読みながら寛いでいるのかな?かな?」
この唯我独尊のメイドを誰か何とかして欲しいと思うシオンだった。
「そんな些末なことはどうでもいいのです。それより質問に答えなさい」
命令形ですか!?
「はぁ、これはどっちが主かわからないじゃない。まぁいいけど………」
シオンはスノーに売上表を見せた。
「あら!?小さな村の税収並みの売上じゃないですか?何を販売したのですか?」
シオンは収納袋から商品を取り出した。
「こ、これは!?」
商品を見て驚愕したスノーであった。
「じゃーん!1/20スケールの四大精霊のフィギュアよ!『リアル版』と『ねんどろいど版』の2パターンを用意したわ♪」
スノーは震えた手で持った。
「お嬢様、これは1つおいくらですか?」
「ふっふっふっ、金貨1枚よ」
!?
ぼったくりも良いところである。しかし、肖像画や彫刻しかない世界で、フルカラーの精巧な人形はとんでもない価値があったのだ。それが、四大精霊ともあれば、教会に置いて祈るほどの価値があった。
「そうそう、教会からも等身大のリアル版のフィギュアを納品して欲しいって依頼があったのよね。金貨100枚でね♪」
なんかもう、金の亡者のようである。こんなのが小説の主人公だなんて嫌だよ!
ヒロインのセリスと交代させようか真剣に悩む作者であった。
「取り敢えず、各四大精霊のフィギュア?という人形を買いますわ」
スノーはそう言うと、どこからか金貨を出すのだった。
「お買い上げありがとうございまーす!」
こうしてスノーもシオンの商品の虜になるのでした。
【続く】
「シルフィーよ、どう思う?」
ウンディーネの報告により、シルフィーは校長の椅子に座りながら腕を組んで考え込んでいた。
「あの上位ヴァンパイアは魔王軍に与しない、フリーの魔族だったわ。実力は四天王並みのね」
「そうじゃ!ここ数年、魔王軍を追っていて鉢合わせした上位クラスの敵じゃった。一匹狼で1人で放浪していたヤツじゃったが、私とノームの二人がかりで捕まえたヤツじゃった。故に、シオンではなくただの人間であるセリスに任すのが心配じゃな」
深刻な顔でどうするか悩んでいる二人に、脳筋のイフリートと能天気なノームがやってきた。
「何を悩んでいるんだ?ヴァンパイアはセリスに任せておけば問題ないぞ?」
考えの足りないイフリートに言われてシルフィーとウンディーネは言い返した。
「何をもってそう言い切れるのじゃ?」
イフリートはノームに頼んで、対抗戦の時の映像を出して貰った。
「うむ、いつ見ても便利じゃのぅ?シオンのアイデアを元に作ったのじゃったな」
「そうそう、まだ私達の作った空間内でしか使えないけどね♪」
そして遺跡ダンジョンの映像をウンディーネとシルフィーに見せるのだった。
「…………これは」
「すまん、妾は頭が痛くなってきた………」
真面目なウンディーネとシルフィーは頭を抱えたが、イフリートとノームは笑っていた。
「どうしてシオンに関わる者はおかしくなるのじゃ?」
「それを言うと、シオンだからで話が終わるぜ?」
イフリートの言葉に何も言い返せなくなる二人であった。
「まぁ、可愛いしアレなら大丈夫でしょう?」
「しばらくは監視を付けるが、様子を見るとしよう」
こうして上位ヴァンパイアのカーミラは四大精霊公認となったのだった。
「それにしてもCクラスと一緒に作ったゴーレムは改良の余地ありだったなぁ~」
「御主もシオンに毒されているじゃろう!あんな巨大なゴーレムを作り、さらに内部から操作するなど前代未聞じゃぞ!?」
「だから面白いんじゃない!次は自動的に壊れた所が再生するようにしようかな?それとも変型できるように…………ぶつぶつ」
ノームは自分の世界に入ってしまった。
「次の対抗戦はあたいもフィールド作成に噛ませてもらうぞ!」
やる気のイフリートにシルフィーは期待せず答えた。
「やる気があるのは良いけど、毎回ダンジョン探索じゃないからね?まぁ、検討しておくわ」
こうして四大精霊の反省会は続いていくのだった。
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「むふふふ、これは中々の売上だったよ♪」
対抗戦から一週間ほど経ったある日、シオンが新商品の売上表を見てにやけていた。
「あら?お嬢様、どんな商品を販売したのですか?」
部屋を掃除(配下の下級精霊が)………しているのを見ているだけの駄メイドのスノーの尋ねてきた。
「………もうツッコミ入れるのも疲れたけど、君メイドだよね?何を配下の下級精霊に掃除させて自分は私のベットで寝転んで、雑誌を読みながら寛いでいるのかな?かな?」
この唯我独尊のメイドを誰か何とかして欲しいと思うシオンだった。
「そんな些末なことはどうでもいいのです。それより質問に答えなさい」
命令形ですか!?
「はぁ、これはどっちが主かわからないじゃない。まぁいいけど………」
シオンはスノーに売上表を見せた。
「あら!?小さな村の税収並みの売上じゃないですか?何を販売したのですか?」
シオンは収納袋から商品を取り出した。
「こ、これは!?」
商品を見て驚愕したスノーであった。
「じゃーん!1/20スケールの四大精霊のフィギュアよ!『リアル版』と『ねんどろいど版』の2パターンを用意したわ♪」
スノーは震えた手で持った。
「お嬢様、これは1つおいくらですか?」
「ふっふっふっ、金貨1枚よ」
!?
ぼったくりも良いところである。しかし、肖像画や彫刻しかない世界で、フルカラーの精巧な人形はとんでもない価値があったのだ。それが、四大精霊ともあれば、教会に置いて祈るほどの価値があった。
「そうそう、教会からも等身大のリアル版のフィギュアを納品して欲しいって依頼があったのよね。金貨100枚でね♪」
なんかもう、金の亡者のようである。こんなのが小説の主人公だなんて嫌だよ!
ヒロインのセリスと交代させようか真剣に悩む作者であった。
「取り敢えず、各四大精霊のフィギュア?という人形を買いますわ」
スノーはそう言うと、どこからか金貨を出すのだった。
「お買い上げありがとうございまーす!」
こうしてスノーもシオンの商品の虜になるのでした。
【続く】
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