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意外な人物!
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アースとレアは奮戦していたが、どれだけ切り刻んだり、魔法で吹き飛ばしたりしても砂塵将軍ザンドは復活していった。
「はぁはぁ…………どうなっているんだ?」
流石に疲れが見えて来たところで動きが鈍り、ザンドの攻撃を受けてしまった。
「どうしました?動きが遅くなりましたよ!」
砂で作ったこん棒でアースを吹き飛ばした。
「ぐわっ!?」
「アース!」
ガードはしたものの吹き飛ばされダメージを負った。
「ここまでのようですね!そろそろ殺してあげましょう!」
ザンドは魔法を放った。
「サンドストーム!!!」
砂の竜巻が二人を襲う!
「くっ!結界が間に合わない!?」
レアも疲れのため、魔法の発動が遅れた。
「ほほほほ!死になさい!!!」
魔法が二人に当たる瞬間、ザンドの魔法が消し飛んだ。
「はっ?」
ザンドは何が起こったのか理解出来なかった。
「まさか、四大精霊が現れたのですか!?」
そんな言葉を放つザンドに、二人の前に現れた人物は笑った。
「あはははっ!面白いことを言うじゃないか?貴様ごとき四大精霊様の力はいらんわ!」
二人は目を開いて驚きの声を上げた。
「親父!?」
「お父様!?」
現皇帝であり、二人父親であるグイードであった。まさかの人物の登場に驚きを隠せなかった。
今までは失礼だが、引退した祖父であるグランが単独でシルクード領に行ったり、シオンと行動をともにしたりしたが、現皇帝のグイードはほとんど登場していなかったからである。
皇帝としての政治手腕はグランも認める所であるが、その戦闘力は明らかになっていないのだ。
二人の助けに向かったグイードを、本陣の高台からグランは腕を組んで見ていた。
「グラン様!本当に我々が助けに向かわなくてよろしいのでしょうか?」
近衛騎士団は心配そうに声を掛けた。
「くははははっ!心配はいらん!魔将軍には少数精鋭で当たらねば意味がない。無駄死にが増えるだけじゃ。それに、ここからしっかりと魔将軍の戦いを見れたおかげで、ヤツの不死身のカラクリもわかったのじゃ。負けることはないじゃろう」
!?
近衛騎士団の者には、不死身のカラクリなど検討も付かなかった。
そんな騎士団を見てグランが言った。
「貴様も勘違いするでないぞ!貴様が主人として敬うのは引退したワシではない!我が息子にして帝国最強の騎士である皇帝グイードである!ヤツの戦いをしっかりと目に焼き付けるのじゃ!!!」
グランの言葉に近衛騎士団は同様した。
無論、皇帝グイードに忠誠を誓っているが、前皇帝のグランの偉業とカリスマ性が高過ぎて、いまだにグランを慕うものは少なくないのである。
「ほほほほっ!どうやったのかはわかりませんが、親子共々殺してあげましょう!」
ザンドは違う魔法を使った。
無数の砂が集まり、石の槍となってグイード達に襲い掛かった。
「さぁ!死になさい!!!」
襲ってくる魔法にグイードはため息を付いた。
「こんなものか?」
「はっ?」
グイードは剣を一太刀するだけで、数多の石の槍を粉々にした。
「バカな!?一体何をしたのですか!」
叫んだザンドの視界が下にずれた。
「あっ?」
グイードは先ほどの一撃でザンドも肩から斜めに切り裂いていたのだ。無論、回復はするのだが、斬られた事に気付かなかったことに驚愕していた。
「………レア、見えたか?」
「いいえ、アースは?」
「俺は、少しだが見えた…………だが、防げる自信がない。親父はこんなに強かったのか?」
アース達もグランの実力は知っていても父親が戦っている所を見たことがなく、侮っていた。
グランの治世で、大規模な盗賊も現れず、魔物もたまに出るくらいで騎士団で対処できていたからだ。
しかし、アース達は忘れていた。
偉大なる祖父の息子であり、グイードも若い時はダンジョンへ潜り実力を磨いていた事に。
そして、砂塵将軍ザンドとの戦いも決着が近付いていた。
「はぁはぁ…………どうなっているんだ?」
流石に疲れが見えて来たところで動きが鈍り、ザンドの攻撃を受けてしまった。
「どうしました?動きが遅くなりましたよ!」
砂で作ったこん棒でアースを吹き飛ばした。
「ぐわっ!?」
「アース!」
ガードはしたものの吹き飛ばされダメージを負った。
「ここまでのようですね!そろそろ殺してあげましょう!」
ザンドは魔法を放った。
「サンドストーム!!!」
砂の竜巻が二人を襲う!
「くっ!結界が間に合わない!?」
レアも疲れのため、魔法の発動が遅れた。
「ほほほほ!死になさい!!!」
魔法が二人に当たる瞬間、ザンドの魔法が消し飛んだ。
「はっ?」
ザンドは何が起こったのか理解出来なかった。
「まさか、四大精霊が現れたのですか!?」
そんな言葉を放つザンドに、二人の前に現れた人物は笑った。
「あはははっ!面白いことを言うじゃないか?貴様ごとき四大精霊様の力はいらんわ!」
二人は目を開いて驚きの声を上げた。
「親父!?」
「お父様!?」
現皇帝であり、二人父親であるグイードであった。まさかの人物の登場に驚きを隠せなかった。
今までは失礼だが、引退した祖父であるグランが単独でシルクード領に行ったり、シオンと行動をともにしたりしたが、現皇帝のグイードはほとんど登場していなかったからである。
皇帝としての政治手腕はグランも認める所であるが、その戦闘力は明らかになっていないのだ。
二人の助けに向かったグイードを、本陣の高台からグランは腕を組んで見ていた。
「グラン様!本当に我々が助けに向かわなくてよろしいのでしょうか?」
近衛騎士団は心配そうに声を掛けた。
「くははははっ!心配はいらん!魔将軍には少数精鋭で当たらねば意味がない。無駄死にが増えるだけじゃ。それに、ここからしっかりと魔将軍の戦いを見れたおかげで、ヤツの不死身のカラクリもわかったのじゃ。負けることはないじゃろう」
!?
近衛騎士団の者には、不死身のカラクリなど検討も付かなかった。
そんな騎士団を見てグランが言った。
「貴様も勘違いするでないぞ!貴様が主人として敬うのは引退したワシではない!我が息子にして帝国最強の騎士である皇帝グイードである!ヤツの戦いをしっかりと目に焼き付けるのじゃ!!!」
グランの言葉に近衛騎士団は同様した。
無論、皇帝グイードに忠誠を誓っているが、前皇帝のグランの偉業とカリスマ性が高過ぎて、いまだにグランを慕うものは少なくないのである。
「ほほほほっ!どうやったのかはわかりませんが、親子共々殺してあげましょう!」
ザンドは違う魔法を使った。
無数の砂が集まり、石の槍となってグイード達に襲い掛かった。
「さぁ!死になさい!!!」
襲ってくる魔法にグイードはため息を付いた。
「こんなものか?」
「はっ?」
グイードは剣を一太刀するだけで、数多の石の槍を粉々にした。
「バカな!?一体何をしたのですか!」
叫んだザンドの視界が下にずれた。
「あっ?」
グイードは先ほどの一撃でザンドも肩から斜めに切り裂いていたのだ。無論、回復はするのだが、斬られた事に気付かなかったことに驚愕していた。
「………レア、見えたか?」
「いいえ、アースは?」
「俺は、少しだが見えた…………だが、防げる自信がない。親父はこんなに強かったのか?」
アース達もグランの実力は知っていても父親が戦っている所を見たことがなく、侮っていた。
グランの治世で、大規模な盗賊も現れず、魔物もたまに出るくらいで騎士団で対処できていたからだ。
しかし、アース達は忘れていた。
偉大なる祖父の息子であり、グイードも若い時はダンジョンへ潜り実力を磨いていた事に。
そして、砂塵将軍ザンドとの戦いも決着が近付いていた。
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