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真実!
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!?
「ば、バカな!?なぜお前達が『生きて』ここにいる!?」
ライガはあの者達を知っているようだった。
「ライガ国王、彼らを知っているのですか?彼らはいったい?」
「奴らはこのダンジョンの攻略及び、希少な素材を手に入れるよう依頼していたS級冒険者達だ!」
なるほど、一般的な冒険者より立派な装備をしているはずだ。でも、それより気になるのは彼らから、人ならざる気配を感じることだね。
私達はゆっくりと彼らに近付いていった。
「改めて聞こう!なぜ、スタンピードを起こしたダンジョンの奥深くにお前達が生きて存在している?」
ライガの言葉にリーダーっぽい男が笑いだした。それにつられて他のメンバーも笑いだした。
「あっははは!!!!マジで気付いてねぇのかよ?ここまで来たから焦って損したぜっ!」
「クククッ!やっぱり獣人達はバカですね!何も知らずにここまで決死の覚悟で来たのでしょう?」
イラッとくる連中ですね。私達は薄々気付いていましたが、ライガさんはまだピンッときてないようで言い返しました。
「何がおかしい!?」
冒険者達は4人いて全員が人族、リーダーっぽいのは剣士風の男、魔法使いは眼鏡を掛けた1番年若い男。シーフっぽい子は女で色っぽいお姉さん系。僧侶系の人物は大人しそうな女の子って感じだった。
「本当にバカだな?後ろの連中は気付いたみたいだぜぇ?まぁ、ここまでわざわざ来たんだ。教えてやるよ。このスタンピードは俺達が起こしたんだよ!」
!?
「なんだと!?何故だ!何故こんな大災害を起こしたんだ!」
激昂するライガをカストルは抑えながら、冒険者達に尋ねた。
「………ダンジョンコアにたどり着いたんだな?」
カストルの言葉に剣士風の人物は正解とばかりに話し出した。
「おっ♪良い勘してるな?そうだ!俺達はこのダンジョンの最奥までたどり着き、ダンジョンコアに出会った!」
「ダンジョンコアだと?」
「そうだ!あんたの依頼で俺達はこの未発見ダンジョンの探索を行っていた。何度も潜り、少しずつ下層に範囲を拡げていったある日の事だ─」
俺達はいつもの様にダンジョンを探索し、新しい地下への階段を発見した。地下へ降りて行くと、そこはただ一直線の通路になっていて、更に奥には地下への階段があった。俺達は誘われるままに階段を降りて行くと、そんなに大きくはない部屋の中央に鎮座していた赤色のクリスタルを見つけた。それがダンジョンコアだった。
その時、俺達の脳内に声が聞こえて来たんだ。ここまでたどり着いた報酬として、望みを叶えようとな!
ダンジョンコアは俺達の心を読んだかの様に言ってきたよ。『永遠の命』を与えようと。
最初は断ったさ。悪魔の契約のようなものだと警戒した。だが、ダンジョンコアは永遠の命以外に俺達の望みを叶えてくれるって言ってきたんだ。
「永遠の命だと?そんなふざけた話に乗ったのか!?それにそれ以外の望みとはなんだ!」
剣士風の男が不敵に笑って言った。
「地位と名誉さ!」
「なんだと?貴様はすでにSランクの冒険者として地位と名誉を持っているだろうが!」
やれやれと首を振りながら隣の魔法使いが答えた。
「確かに僕達は冒険者として最高峰の地位を手に入れました。Sランク冒険者には1代限りの貴族籍も頂きましたよ」
「だったらなぜ!」
「貴族籍と言っても1番位の低い騎士爵位ですし、貴方に依頼されたダンジョン探索ではお金は頂きましたが、隠されたダンジョン探索のため、ここまで潜ったや、こんな強敵を倒したなど冒険者の名声が受けられなくなったからですよ!」
ライガは痛い所を突かれて言葉を呑み込んだ。
「………それはすまなかった。だが、一言不満があると言ってくれれば対応した!」
「もうそんな小さな事はいいのよ♪だって私達は国を手に入れるんだから♪」
シーフ風の女が口を挟んだ。
「国だと?」
「ええ、ダンジョンコアの力で永遠の命を手に入れた私達にダンジョンコアは言ったの。国を与えてやると♪」
顔を赤くして想いを馳せるシーフの女は、何処か遠くを見ていた。
「そうだ!ダンジョンコアの計画はこうだ。俺達がダンジョンの力を溜めてスタンピードを起こさせる。そして国を滅ぼす手前までボロボロにして、ダンジョンコアが用意した『聖剣』を使って国を救うんだ!そうすればバカなこの国の民達は俺達を敬うって感じだな」
「神から授かった聖剣の力で永遠の命を手に入れたといえば、バカな国民は納得するでしょう?」
「こうして俺達は国を手に入れ、地位と救国の英雄としての名誉を授かるって訳だ♪」
ライガ国王はプルプルと怒りで震えていた。
「はぁ~マッチポンプってヤツね。自分で国を滅ぼそうとして救うなんて最低ね!」
シオンは心底軽蔑した眼差しで見つめた。
「ふんっ、何とでもいいな!少数精鋭のお前達を倒せば、スタンピードの中でここまで来れるヤツは居なくなる!永遠の命を手に入れた俺達が直々に殺してやるよ!」
急激に殺気が膨れ上がった!
「ば、バカな!?なぜお前達が『生きて』ここにいる!?」
ライガはあの者達を知っているようだった。
「ライガ国王、彼らを知っているのですか?彼らはいったい?」
「奴らはこのダンジョンの攻略及び、希少な素材を手に入れるよう依頼していたS級冒険者達だ!」
なるほど、一般的な冒険者より立派な装備をしているはずだ。でも、それより気になるのは彼らから、人ならざる気配を感じることだね。
私達はゆっくりと彼らに近付いていった。
「改めて聞こう!なぜ、スタンピードを起こしたダンジョンの奥深くにお前達が生きて存在している?」
ライガの言葉にリーダーっぽい男が笑いだした。それにつられて他のメンバーも笑いだした。
「あっははは!!!!マジで気付いてねぇのかよ?ここまで来たから焦って損したぜっ!」
「クククッ!やっぱり獣人達はバカですね!何も知らずにここまで決死の覚悟で来たのでしょう?」
イラッとくる連中ですね。私達は薄々気付いていましたが、ライガさんはまだピンッときてないようで言い返しました。
「何がおかしい!?」
冒険者達は4人いて全員が人族、リーダーっぽいのは剣士風の男、魔法使いは眼鏡を掛けた1番年若い男。シーフっぽい子は女で色っぽいお姉さん系。僧侶系の人物は大人しそうな女の子って感じだった。
「本当にバカだな?後ろの連中は気付いたみたいだぜぇ?まぁ、ここまでわざわざ来たんだ。教えてやるよ。このスタンピードは俺達が起こしたんだよ!」
!?
「なんだと!?何故だ!何故こんな大災害を起こしたんだ!」
激昂するライガをカストルは抑えながら、冒険者達に尋ねた。
「………ダンジョンコアにたどり着いたんだな?」
カストルの言葉に剣士風の人物は正解とばかりに話し出した。
「おっ♪良い勘してるな?そうだ!俺達はこのダンジョンの最奥までたどり着き、ダンジョンコアに出会った!」
「ダンジョンコアだと?」
「そうだ!あんたの依頼で俺達はこの未発見ダンジョンの探索を行っていた。何度も潜り、少しずつ下層に範囲を拡げていったある日の事だ─」
俺達はいつもの様にダンジョンを探索し、新しい地下への階段を発見した。地下へ降りて行くと、そこはただ一直線の通路になっていて、更に奥には地下への階段があった。俺達は誘われるままに階段を降りて行くと、そんなに大きくはない部屋の中央に鎮座していた赤色のクリスタルを見つけた。それがダンジョンコアだった。
その時、俺達の脳内に声が聞こえて来たんだ。ここまでたどり着いた報酬として、望みを叶えようとな!
ダンジョンコアは俺達の心を読んだかの様に言ってきたよ。『永遠の命』を与えようと。
最初は断ったさ。悪魔の契約のようなものだと警戒した。だが、ダンジョンコアは永遠の命以外に俺達の望みを叶えてくれるって言ってきたんだ。
「永遠の命だと?そんなふざけた話に乗ったのか!?それにそれ以外の望みとはなんだ!」
剣士風の男が不敵に笑って言った。
「地位と名誉さ!」
「なんだと?貴様はすでにSランクの冒険者として地位と名誉を持っているだろうが!」
やれやれと首を振りながら隣の魔法使いが答えた。
「確かに僕達は冒険者として最高峰の地位を手に入れました。Sランク冒険者には1代限りの貴族籍も頂きましたよ」
「だったらなぜ!」
「貴族籍と言っても1番位の低い騎士爵位ですし、貴方に依頼されたダンジョン探索ではお金は頂きましたが、隠されたダンジョン探索のため、ここまで潜ったや、こんな強敵を倒したなど冒険者の名声が受けられなくなったからですよ!」
ライガは痛い所を突かれて言葉を呑み込んだ。
「………それはすまなかった。だが、一言不満があると言ってくれれば対応した!」
「もうそんな小さな事はいいのよ♪だって私達は国を手に入れるんだから♪」
シーフ風の女が口を挟んだ。
「国だと?」
「ええ、ダンジョンコアの力で永遠の命を手に入れた私達にダンジョンコアは言ったの。国を与えてやると♪」
顔を赤くして想いを馳せるシーフの女は、何処か遠くを見ていた。
「そうだ!ダンジョンコアの計画はこうだ。俺達がダンジョンの力を溜めてスタンピードを起こさせる。そして国を滅ぼす手前までボロボロにして、ダンジョンコアが用意した『聖剣』を使って国を救うんだ!そうすればバカなこの国の民達は俺達を敬うって感じだな」
「神から授かった聖剣の力で永遠の命を手に入れたといえば、バカな国民は納得するでしょう?」
「こうして俺達は国を手に入れ、地位と救国の英雄としての名誉を授かるって訳だ♪」
ライガ国王はプルプルと怒りで震えていた。
「はぁ~マッチポンプってヤツね。自分で国を滅ぼそうとして救うなんて最低ね!」
シオンは心底軽蔑した眼差しで見つめた。
「ふんっ、何とでもいいな!少数精鋭のお前達を倒せば、スタンピードの中でここまで来れるヤツは居なくなる!永遠の命を手に入れた俺達が直々に殺してやるよ!」
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