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第三話
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「昨日のことで確認したいことがあるので来てもらった。関係者全員から話を聞いている」
吉川が新聞紙を机に置くと、女流棋士の見習いと言っていたツインテールの三島美都留に椅子に座るよう言った。
三島は毎朝新聞の記事を読み上げた。
「1月3日午後五時頃、オーハシポートホテルの34階から火が出てホテルの一室で焼死体を発見。
遺体は男性と見られる。
遺体が発見されたホテルは、当日将棋の赤龍戦が開催されていた。
優勝した林田桜里瑛女流棋士初段も、対局後にホテルから行方が不明な状況になっている。
兵庫県警は事故と事件の両方の可能性を慎重に見極めるとともに遺体の身元と林田初段の行方を捜査中」
三島は新聞を読み上げると立ったまま刑事の吉川を見上げて、
「全日本女流棋士協会から預かってきたものを渡すわ。
昨日は火事騒ぎで渡せなかったから。
見届け人の特典の両対局者のサイン色紙。
それから私がサインした扇子もどうぞ」
ちょっとなれなれしいけどひょっとして年上?
吉川は年齢を再確認した。
「三島さん 19歳で間違いない?」
「前に会ったことがあるよ。美都留でいいわよ」
それから美都留は財布の中から千円札ニ枚を出した。
「何かな」
「二年前に借りたでしょ」
ニ年前? こんな未成年にお金貸した?
吉川が不思議そうな顔をしていたら、
「大晦日の雪の降る夜に職務質問受けたけれど」
確かに雪の降る大晦日の夜に震えながら歩いていた少女がいて、事情を聞いたことを思い出した。
大晦日の夜に東京に出張中のところ、幼そうな少女が一人でいたから刑事としてではなく一個人として心配で事情を聞いたことを思い出した。
あの時の少女はツインテールでは無かったと思うしまだ子供の雰囲気だったような。
今は少女というよりツインテールの魅力ある女性に雰囲気が変わっているし。
何を言っているのだ、私は。事情聴取を進めよう。
「あの時の不審者?」
「そう。財布を落としたのでバスに乗れず歩いて帰るつもりだった。アルバイト初日で石神井の児童養護施設に戻るところだったの。
あの時に刑事さんが将棋の月刊誌を大事に持っていたことも覚えているわ」
そういえば、バス代で千円を渡した。
「ということは、二年前は17歳だよね」
吉川は何度も確認した。
「そうよ。」
「バス代千円渡してバス停まで案内して、そのあと無事に帰れたかい。」
「最終のバスに間に合ったわ。
公衆接遇弁償費。困ったときは交番でお金を千円迄借りられる。だから返す必要があるの。
バス代千円返そうと思ったのだけれど連絡先がわからなかったの」
「ああ。そういうことだったのか。交番ではなかったし東京だったから公務でもないし弁償費の報告もしていないよ。
あれは大晦日のプレゼントなので返す必要はないよ。お金には困っていないし。
ところで昨日は大変だったね。座ってくれ」
「それ以外にも昔、夢の中で。覚えてないの。やはり」
美都留は続けて何か言いたそうだったが、捜査を進めるために美都留に椅子に座るよう勧めた。
「三島美都留さん、19歳。
愛媛県出身で現在は東京に住んでいる女流棋士」
美都留は頷いた。
「昨日はどうだった」
「東京には戻れないし、もともと近くのホテルに泊まろうと思っていたから、オーハシポートホテルのフロントにどこか兵庫県警の近くで安いホテルが無いか聞いたの」
「大変だったね」
「そうしたら、ホテルの責任者は吉川様のお知合いですから、神戸にお泊りになるのであれば、ぜひオーハシポートホテルにと案内するのよ。
でも予算があわないからというと、フロントの責任者が本日の小火の影響で当日キャンセルが多く出ましたし、本日は警察の捜査が終わるまでは新規のお客様の受け入れは停止しております。
それに吉川様の知り合いの方にご迷惑をおかけしましたので、本日のお泊りの料金は不要ですって言われて甘えて昨日はオーハシポートホテルに泊まったの
吉川さんの知り合いと言えばもうVIP対応だったわ。
けさのルームサービスのフレンチトーストやデニッシュも今まで食べたことが無いくらい最高に美味しかったわ。ご馳走様。
吉川様、一体何者なの」
やれやれ。
吉川は好奇心に満ち溢れた美都留の視線を外し、問いかけた。
「早速だけど、昨晩のバスタブの遺体について心当たりはどう」
美都留は、目を細め、諦めたかのような顔をして、
「わからない。多分知らない人。
遺体は男性らしいと新聞記事にあったから林田さんではないよね。
あれから林田さんの消息は?他殺か自殺かわかったの」
「あの日捜査員がホテルを隈なく調べたがホテル内で林田初段の姿を見つけることはできなかった。
今鑑識を進めているので事件か事故かを慎重に遺留品を含め検討している最中だ。
ただ遺体は男性との見解なので、林田さんではない、
それより昨日変なこと言っていたよね。桂馬がどうだとか」
美都留は瞳を大きく開けると早口で、
「桂馬はダイイングメッセージだと思うの。
それより不自然な遺留品は他になかったの。
それと遺体に歯が残っていれば歯科の照合ソフトで身元はもうわかった?
あれは殺人事件よ。ねえ、そうでしょう。あんなところで焼身自殺する人なんていないわ」
吉川は話が次々と飛んでいく美都留に唖然としていた。
将棋の棋士はみんなこうなのか。
吉川は気を取り直して美都留に向き合った。
「これは念のために聞くのだけれど、昨日は対局が始まってから火災が始まるまでどうしていたのかわかる?」
「アリバイ操作ね。
安心してください。昨日は見届け人の案内係りとして、ホテルについてからずっと一人でいることは無かったわ。
全日本女流棋士連盟の方か、加藤さんかあなたとずっといっしょだった。
途中トイレに言ったかもしれないけれど数分も席を外していないわ。
以上、アリバイ証明完了よ」
吉川が新聞紙を机に置くと、女流棋士の見習いと言っていたツインテールの三島美都留に椅子に座るよう言った。
三島は毎朝新聞の記事を読み上げた。
「1月3日午後五時頃、オーハシポートホテルの34階から火が出てホテルの一室で焼死体を発見。
遺体は男性と見られる。
遺体が発見されたホテルは、当日将棋の赤龍戦が開催されていた。
優勝した林田桜里瑛女流棋士初段も、対局後にホテルから行方が不明な状況になっている。
兵庫県警は事故と事件の両方の可能性を慎重に見極めるとともに遺体の身元と林田初段の行方を捜査中」
三島は新聞を読み上げると立ったまま刑事の吉川を見上げて、
「全日本女流棋士協会から預かってきたものを渡すわ。
昨日は火事騒ぎで渡せなかったから。
見届け人の特典の両対局者のサイン色紙。
それから私がサインした扇子もどうぞ」
ちょっとなれなれしいけどひょっとして年上?
吉川は年齢を再確認した。
「三島さん 19歳で間違いない?」
「前に会ったことがあるよ。美都留でいいわよ」
それから美都留は財布の中から千円札ニ枚を出した。
「何かな」
「二年前に借りたでしょ」
ニ年前? こんな未成年にお金貸した?
吉川が不思議そうな顔をしていたら、
「大晦日の雪の降る夜に職務質問受けたけれど」
確かに雪の降る大晦日の夜に震えながら歩いていた少女がいて、事情を聞いたことを思い出した。
大晦日の夜に東京に出張中のところ、幼そうな少女が一人でいたから刑事としてではなく一個人として心配で事情を聞いたことを思い出した。
あの時の少女はツインテールでは無かったと思うしまだ子供の雰囲気だったような。
今は少女というよりツインテールの魅力ある女性に雰囲気が変わっているし。
何を言っているのだ、私は。事情聴取を進めよう。
「あの時の不審者?」
「そう。財布を落としたのでバスに乗れず歩いて帰るつもりだった。アルバイト初日で石神井の児童養護施設に戻るところだったの。
あの時に刑事さんが将棋の月刊誌を大事に持っていたことも覚えているわ」
そういえば、バス代で千円を渡した。
「ということは、二年前は17歳だよね」
吉川は何度も確認した。
「そうよ。」
「バス代千円渡してバス停まで案内して、そのあと無事に帰れたかい。」
「最終のバスに間に合ったわ。
公衆接遇弁償費。困ったときは交番でお金を千円迄借りられる。だから返す必要があるの。
バス代千円返そうと思ったのだけれど連絡先がわからなかったの」
「ああ。そういうことだったのか。交番ではなかったし東京だったから公務でもないし弁償費の報告もしていないよ。
あれは大晦日のプレゼントなので返す必要はないよ。お金には困っていないし。
ところで昨日は大変だったね。座ってくれ」
「それ以外にも昔、夢の中で。覚えてないの。やはり」
美都留は続けて何か言いたそうだったが、捜査を進めるために美都留に椅子に座るよう勧めた。
「三島美都留さん、19歳。
愛媛県出身で現在は東京に住んでいる女流棋士」
美都留は頷いた。
「昨日はどうだった」
「東京には戻れないし、もともと近くのホテルに泊まろうと思っていたから、オーハシポートホテルのフロントにどこか兵庫県警の近くで安いホテルが無いか聞いたの」
「大変だったね」
「そうしたら、ホテルの責任者は吉川様のお知合いですから、神戸にお泊りになるのであれば、ぜひオーハシポートホテルにと案内するのよ。
でも予算があわないからというと、フロントの責任者が本日の小火の影響で当日キャンセルが多く出ましたし、本日は警察の捜査が終わるまでは新規のお客様の受け入れは停止しております。
それに吉川様の知り合いの方にご迷惑をおかけしましたので、本日のお泊りの料金は不要ですって言われて甘えて昨日はオーハシポートホテルに泊まったの
吉川さんの知り合いと言えばもうVIP対応だったわ。
けさのルームサービスのフレンチトーストやデニッシュも今まで食べたことが無いくらい最高に美味しかったわ。ご馳走様。
吉川様、一体何者なの」
やれやれ。
吉川は好奇心に満ち溢れた美都留の視線を外し、問いかけた。
「早速だけど、昨晩のバスタブの遺体について心当たりはどう」
美都留は、目を細め、諦めたかのような顔をして、
「わからない。多分知らない人。
遺体は男性らしいと新聞記事にあったから林田さんではないよね。
あれから林田さんの消息は?他殺か自殺かわかったの」
「あの日捜査員がホテルを隈なく調べたがホテル内で林田初段の姿を見つけることはできなかった。
今鑑識を進めているので事件か事故かを慎重に遺留品を含め検討している最中だ。
ただ遺体は男性との見解なので、林田さんではない、
それより昨日変なこと言っていたよね。桂馬がどうだとか」
美都留は瞳を大きく開けると早口で、
「桂馬はダイイングメッセージだと思うの。
それより不自然な遺留品は他になかったの。
それと遺体に歯が残っていれば歯科の照合ソフトで身元はもうわかった?
あれは殺人事件よ。ねえ、そうでしょう。あんなところで焼身自殺する人なんていないわ」
吉川は話が次々と飛んでいく美都留に唖然としていた。
将棋の棋士はみんなこうなのか。
吉川は気を取り直して美都留に向き合った。
「これは念のために聞くのだけれど、昨日は対局が始まってから火災が始まるまでどうしていたのかわかる?」
「アリバイ操作ね。
安心してください。昨日は見届け人の案内係りとして、ホテルについてからずっと一人でいることは無かったわ。
全日本女流棋士連盟の方か、加藤さんかあなたとずっといっしょだった。
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以上、アリバイ証明完了よ」
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