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文化祭編
お化け屋敷?
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きっかり1時間後、孔太が戻ってきた。表情からは疲れがうかがえる。
教室ではまだ議論が活発に行われていた。
「まだ、もうちょいかかりそうかな。」
孔太はそういって、指の付け根をほぐしている。
そういえば、孔太は何をしていたのだろうか。そう思い尋ねてみる。
「何してたんだ?1時間も。疲れているみたいだし。」
「秘密。楽しみにしておいてよ。」
ニカッと笑う孔太。口調も表情もいつもの優しい孔太だ。
何が彼を追い詰めているのだろう。何が彼を勝利に固執させるのだろう。
遠くない未来に何かが起こる。その時俺は彼に手を差し出せるだろうか?
ふと、ふぁさっという小さな音と振動。そこには孔太の手が置かれていた。
「暗い顔してんな、おい。恵に振られでもしたのか。」
顔を上げると、彼は笑顔だが、明らかに引き締まった表情をしてまっすぐ俺の目を見てきた。
こいつの切り替えの早さには驚かされるばっかりだ。孔太を見習って俺も切り替えなきゃ。
もはや頭の大半を占めているもやもやを無理やり意識から追い出して勢いよく返事する。
「振られてねーよ!てか、付き合ってないし。」
「元気ならそれでいい。相棒、頭脳の本領発揮といこうじゃないか。
「おうっ!」
俺たちは勢いよく拳を打ちつけ合う。
彼の表情からは笑みが消え、眼も3分前とは全く違うものに様変わりしていた。周囲の空気が凍りつく。奴の本気だ。
「我は竹内家の人間。敵を蹂躙し、世に君臨するものなり。」
小さい頃からおまじないとして使うように教えられた言葉をつぶやく。
大げさな言葉だ。でも、いや、だからこそ自分を大きくしてくれる。強くしてくれる。
孔太を助けること、クラスを循環させること、それだけを考えろ。俺だったやれるんだ。
今から言葉の矢が飛び交うであろう、戦場に足を踏み入れる覚悟をする。
そして、今回の文化祭の鍵を握った会議が始まったのだった。
「では、各班の討論の成果をそれぞれ発表してもらいたいと思う。
まずはお化け屋敷班から。」
孔太の言葉に対して、教室の1番右に位置する集団の男子生徒が立ち上がる。森山だ。
あいつお化け屋敷にやりたかったんだな。なんか意外だ。
そう思い少し惚けていると、すぐさま孔太から叱責が飛ぶ。
「おい、海!黒板にしっかり書いてくれよ!?」
「あ、すまん。少しぼーっとしてた。」
ひとまずは書くことに集中。内容は頭から追い出しておこう。
森山の話を要約しながら黒板にまとめていく。
何分たっただろうか。ようやく森山が座った。
よし、少し休憩だ!そう思ったのも束の間。
すぐさま孔太が喫茶店班を指名しやがった。
待ってくださいよ。孔太さんや。わしゃ腕も頭も疲れてるんですよ。全く人使いが荒い・・・。
心の中で、孔太には絶対聞こえない抗議をしながら黒板に再び文字を刻んでゆく。
教室ではまだ議論が活発に行われていた。
「まだ、もうちょいかかりそうかな。」
孔太はそういって、指の付け根をほぐしている。
そういえば、孔太は何をしていたのだろうか。そう思い尋ねてみる。
「何してたんだ?1時間も。疲れているみたいだし。」
「秘密。楽しみにしておいてよ。」
ニカッと笑う孔太。口調も表情もいつもの優しい孔太だ。
何が彼を追い詰めているのだろう。何が彼を勝利に固執させるのだろう。
遠くない未来に何かが起こる。その時俺は彼に手を差し出せるだろうか?
ふと、ふぁさっという小さな音と振動。そこには孔太の手が置かれていた。
「暗い顔してんな、おい。恵に振られでもしたのか。」
顔を上げると、彼は笑顔だが、明らかに引き締まった表情をしてまっすぐ俺の目を見てきた。
こいつの切り替えの早さには驚かされるばっかりだ。孔太を見習って俺も切り替えなきゃ。
もはや頭の大半を占めているもやもやを無理やり意識から追い出して勢いよく返事する。
「振られてねーよ!てか、付き合ってないし。」
「元気ならそれでいい。相棒、頭脳の本領発揮といこうじゃないか。
「おうっ!」
俺たちは勢いよく拳を打ちつけ合う。
彼の表情からは笑みが消え、眼も3分前とは全く違うものに様変わりしていた。周囲の空気が凍りつく。奴の本気だ。
「我は竹内家の人間。敵を蹂躙し、世に君臨するものなり。」
小さい頃からおまじないとして使うように教えられた言葉をつぶやく。
大げさな言葉だ。でも、いや、だからこそ自分を大きくしてくれる。強くしてくれる。
孔太を助けること、クラスを循環させること、それだけを考えろ。俺だったやれるんだ。
今から言葉の矢が飛び交うであろう、戦場に足を踏み入れる覚悟をする。
そして、今回の文化祭の鍵を握った会議が始まったのだった。
「では、各班の討論の成果をそれぞれ発表してもらいたいと思う。
まずはお化け屋敷班から。」
孔太の言葉に対して、教室の1番右に位置する集団の男子生徒が立ち上がる。森山だ。
あいつお化け屋敷にやりたかったんだな。なんか意外だ。
そう思い少し惚けていると、すぐさま孔太から叱責が飛ぶ。
「おい、海!黒板にしっかり書いてくれよ!?」
「あ、すまん。少しぼーっとしてた。」
ひとまずは書くことに集中。内容は頭から追い出しておこう。
森山の話を要約しながら黒板にまとめていく。
何分たっただろうか。ようやく森山が座った。
よし、少し休憩だ!そう思ったのも束の間。
すぐさま孔太が喫茶店班を指名しやがった。
待ってくださいよ。孔太さんや。わしゃ腕も頭も疲れてるんですよ。全く人使いが荒い・・・。
心の中で、孔太には絶対聞こえない抗議をしながら黒板に再び文字を刻んでゆく。
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