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Roots Of Wrestling 最強
デスマッチってこんなにも凄惨なのか
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斎川とのデスマッチを制したオレはリング上で全身血だらけになり、背中にはいくつもの画ビョウが刺さったままだ。
額から上半身、腕はカッターナイフでざっくり切られ、出血の量が多く、意識が朦朧としていた。
斎川は全く動けず、若手レスラーが担架を用意した。
そしてリングには特別立会人として浅野透とカイザー大和が上がり、オレの手を上げた。
「神宮寺、よくやった。これでアイツもよく分かったろう、凶器攻撃だけのデスマッチに頼ってばかりの試合じゃ通用しない事が」
浅野は複雑な表情を浮かべ、担架に運ばれて行ったかつての弟子の姿を目で追いながら、オレの勝利を称えた。
「何であそこでフェイスロックを外した?テメーはシュートにしここへ来たんだろ?シュートってのは相手の命を奪う覚悟でやれ!」
【パァーン!】
浅野とは正反対に、カイザー大和は途中でフェイスロックを外したオレに、あのまま頸椎をへし折れ!と渇を入れる為、ビンタを食らった。
「…はい。そのつもりでした…でもこのリングで殺し合いをするつもりはないです」
【パァーン!】
カイザーはもう一発オレにビンタを見舞った。
「だからテメーはまだ甘いんだ!殺るならとことん殺れ、殺れるのか、おい!」
浅野とは対照的にカイザーの評価は厳しかった。
シュートとは相手の命さえも奪いかねない危険な潰し合いだ。
だがビンタの後、カイザーはオレの手を上げた。
「オメェこの試合でWWA出ていくんだろ?フリーでやってく覚悟はあるのか、おい!」
シュート、フリー…そうか、オレは一応退団届けを会社にだしたが、佐藤さんと山田さんによってこの退団届けはこの試合如何で処分を下すと言っていた。
前オーナーであるカイザー大和にこんな事を言われればこの試合を最後にWWAを脱退するしかないか…
特別立会人二人に一礼をして、スタジアム内にこだまする神宮寺コールを受けながらオレはこの先、フリーランスとして、プロレスか総合格闘技か決めあぐねていた。
…それにしても、こんな激痛を伴うデスマッチって、斎川はこんなのを毎回こなしていたのか…
スゲーなアイツ。
試合前はデスマッチしか出来ないプロレスラーもどきと思っていたが、こんな鋭利な刃物や画ビョウ、有刺鉄線に電流を流して爆破させたりして、オレにはとても真似出来ないが、相手の技を受けるのもレスラーの仕事だ。
アイツはアイツなりに、レスラーの技を受ける代わりに、こういう危険なデスマッチで毎回血みどろになってレスラーとしての凄味をファンに見せつけていたのだろう。
今オレがアイツに伝えたいのは、お前もプロレスラーなんだから凶器攻撃オンリーではなく、レスリングを交えたデスマッチをしてくれ、と。
アイツはこの試合で右肩から指先まで負傷したが、完治したらまたデスマッチをやるだろう。
Dangerという団体はデスマッチが売りのインディNo.1でそのエースが斎川だ。
だからこそ、レスリングをもう一度一から始めるべきだ。
もうこんな凶器攻撃オンリーのデスマッチはやりたくない。
もし斎川からリベンジの申し出があれば、今よりもっとレスリング主体のデスマッチなら再戦を受けよう。
オレはリングを降り、観客の声援に応え、控え室へと向かった。
控え室には沢山の記者やカメラマン、関係者でごった返していた。
全身を赤く染めた身体でオレは椅子に座り、しばらく何も出来ない程、ドッと疲れが押し寄せてきた。
「神宮寺さん、まずは傷の手当てをしないと」
Dangerの関係者が控え室の隅で背中に刺さった画ビョウを取り、タオルで額から上半身にかけて血に染まったオレの身体をタオルで拭いてくれた。
白のタオルがあっという間に赤いタオルになる程、出血の量がハンパじゃない。
試合中は闘う事で無我夢中だったが、改めて控え室の鏡で自分の姿を見たとき、思わずゾッとした。
何だ、この血の量は?
オレはこんなになりながら試合をしていたのか?
流血していたのは分かっていたが、こんなにもおびただしい量の血を流してなんて…
鏡に映った姿を見て、急にクラクラとして、目の前が真っ暗になった…
…気が付くと、オレは控え室にあったベッドの上で、リングドクターにキズ口の手当てをしてもらっている最中だった。
「…ぐぁっ、痛っ!」
それもそのはず、額や胸元、腕を何針か縫っていた。
オレはこんな凄惨な試合をしていたのか…
ミイラのように全身に包帯を巻いて所々が赤く滲んでいる。
報道陣がそのようすをカメラで写していた。
多分コメントを待っているのだろう。
オレはベッドから上体を起こし、記者達の前で一言だけコメントした。
「もう、こんな試合はやりたくない…シュートだデスマッチだと言ってたが、オレは相手を潰す為にプロレスをしてるんじゃない…」
それしか思いつく言葉は無い。
「とにかく…今日はこの辺で勘弁してください…後日改めてコメントを出しますから」
オレは縫ったばかりのキズ口が疼き、痛みに堪えながらジャージに着替え、控え室を出た。
とにかく終わった…
今は今後の事よりもとにかく早く帰って身体を休めたい。
オレはスタジアムを出てタクシーを拾って帰ろうと周囲を見渡したが、それらしき車は見当たらない。
さっきまでこのスタジアムの中では物凄い観客と歓声につつまれていたが、観客はとっくに帰ってしまい、閑散としたスタジアムの外でオレは上を見上げた。
外野スタンドのライトは消えており、その空には三日月がよく見える。
「神宮寺!」
オレを呼ぶ声の方に振り返った。
「お前、どうやって帰るつもりなんだ?」
スタジアムの外にある並木道に1台のワゴン車が停まっていて、佐藤さんと山田さんがドアを開けて降りてきた。
「…もしかして今日の試合、観てたんですか?」
まさかこの二人が観戦に来ていたとは…
「いいから早く乗れ。その身体じゃ歩くのもしんどいだろ」
二人とも笑顔で、佐藤さんはオレのバッグを持って山田さんは後部座席のスライド式ドアを開けた。
「とにかく今日はよくやった!カイザーさんはお前にビンタをしたが、あれはカイザーさん流の褒め方だ。ビックリしたろ?まさかあの二人がリングに立つなんて」
ビックリしたろ?って…まさかあの二人を呼んだのは山田さんが…
「まぁ、とにかく今日は勝ったんだ。とりあえず車の中で寝てろ!」
佐藤さんはオレの隣に座り、山田さんは助手席に。
運転手が車を発進した。
あぁ、オレ今日試合をやって勝ったんだ…
ついさっきの死闘が随分前に感じる。
オレは目を閉じ、そのまま眠りについた…
額から上半身、腕はカッターナイフでざっくり切られ、出血の量が多く、意識が朦朧としていた。
斎川は全く動けず、若手レスラーが担架を用意した。
そしてリングには特別立会人として浅野透とカイザー大和が上がり、オレの手を上げた。
「神宮寺、よくやった。これでアイツもよく分かったろう、凶器攻撃だけのデスマッチに頼ってばかりの試合じゃ通用しない事が」
浅野は複雑な表情を浮かべ、担架に運ばれて行ったかつての弟子の姿を目で追いながら、オレの勝利を称えた。
「何であそこでフェイスロックを外した?テメーはシュートにしここへ来たんだろ?シュートってのは相手の命を奪う覚悟でやれ!」
【パァーン!】
浅野とは正反対に、カイザー大和は途中でフェイスロックを外したオレに、あのまま頸椎をへし折れ!と渇を入れる為、ビンタを食らった。
「…はい。そのつもりでした…でもこのリングで殺し合いをするつもりはないです」
【パァーン!】
カイザーはもう一発オレにビンタを見舞った。
「だからテメーはまだ甘いんだ!殺るならとことん殺れ、殺れるのか、おい!」
浅野とは対照的にカイザーの評価は厳しかった。
シュートとは相手の命さえも奪いかねない危険な潰し合いだ。
だがビンタの後、カイザーはオレの手を上げた。
「オメェこの試合でWWA出ていくんだろ?フリーでやってく覚悟はあるのか、おい!」
シュート、フリー…そうか、オレは一応退団届けを会社にだしたが、佐藤さんと山田さんによってこの退団届けはこの試合如何で処分を下すと言っていた。
前オーナーであるカイザー大和にこんな事を言われればこの試合を最後にWWAを脱退するしかないか…
特別立会人二人に一礼をして、スタジアム内にこだまする神宮寺コールを受けながらオレはこの先、フリーランスとして、プロレスか総合格闘技か決めあぐねていた。
…それにしても、こんな激痛を伴うデスマッチって、斎川はこんなのを毎回こなしていたのか…
スゲーなアイツ。
試合前はデスマッチしか出来ないプロレスラーもどきと思っていたが、こんな鋭利な刃物や画ビョウ、有刺鉄線に電流を流して爆破させたりして、オレにはとても真似出来ないが、相手の技を受けるのもレスラーの仕事だ。
アイツはアイツなりに、レスラーの技を受ける代わりに、こういう危険なデスマッチで毎回血みどろになってレスラーとしての凄味をファンに見せつけていたのだろう。
今オレがアイツに伝えたいのは、お前もプロレスラーなんだから凶器攻撃オンリーではなく、レスリングを交えたデスマッチをしてくれ、と。
アイツはこの試合で右肩から指先まで負傷したが、完治したらまたデスマッチをやるだろう。
Dangerという団体はデスマッチが売りのインディNo.1でそのエースが斎川だ。
だからこそ、レスリングをもう一度一から始めるべきだ。
もうこんな凶器攻撃オンリーのデスマッチはやりたくない。
もし斎川からリベンジの申し出があれば、今よりもっとレスリング主体のデスマッチなら再戦を受けよう。
オレはリングを降り、観客の声援に応え、控え室へと向かった。
控え室には沢山の記者やカメラマン、関係者でごった返していた。
全身を赤く染めた身体でオレは椅子に座り、しばらく何も出来ない程、ドッと疲れが押し寄せてきた。
「神宮寺さん、まずは傷の手当てをしないと」
Dangerの関係者が控え室の隅で背中に刺さった画ビョウを取り、タオルで額から上半身にかけて血に染まったオレの身体をタオルで拭いてくれた。
白のタオルがあっという間に赤いタオルになる程、出血の量がハンパじゃない。
試合中は闘う事で無我夢中だったが、改めて控え室の鏡で自分の姿を見たとき、思わずゾッとした。
何だ、この血の量は?
オレはこんなになりながら試合をしていたのか?
流血していたのは分かっていたが、こんなにもおびただしい量の血を流してなんて…
鏡に映った姿を見て、急にクラクラとして、目の前が真っ暗になった…
…気が付くと、オレは控え室にあったベッドの上で、リングドクターにキズ口の手当てをしてもらっている最中だった。
「…ぐぁっ、痛っ!」
それもそのはず、額や胸元、腕を何針か縫っていた。
オレはこんな凄惨な試合をしていたのか…
ミイラのように全身に包帯を巻いて所々が赤く滲んでいる。
報道陣がそのようすをカメラで写していた。
多分コメントを待っているのだろう。
オレはベッドから上体を起こし、記者達の前で一言だけコメントした。
「もう、こんな試合はやりたくない…シュートだデスマッチだと言ってたが、オレは相手を潰す為にプロレスをしてるんじゃない…」
それしか思いつく言葉は無い。
「とにかく…今日はこの辺で勘弁してください…後日改めてコメントを出しますから」
オレは縫ったばかりのキズ口が疼き、痛みに堪えながらジャージに着替え、控え室を出た。
とにかく終わった…
今は今後の事よりもとにかく早く帰って身体を休めたい。
オレはスタジアムを出てタクシーを拾って帰ろうと周囲を見渡したが、それらしき車は見当たらない。
さっきまでこのスタジアムの中では物凄い観客と歓声につつまれていたが、観客はとっくに帰ってしまい、閑散としたスタジアムの外でオレは上を見上げた。
外野スタンドのライトは消えており、その空には三日月がよく見える。
「神宮寺!」
オレを呼ぶ声の方に振り返った。
「お前、どうやって帰るつもりなんだ?」
スタジアムの外にある並木道に1台のワゴン車が停まっていて、佐藤さんと山田さんがドアを開けて降りてきた。
「…もしかして今日の試合、観てたんですか?」
まさかこの二人が観戦に来ていたとは…
「いいから早く乗れ。その身体じゃ歩くのもしんどいだろ」
二人とも笑顔で、佐藤さんはオレのバッグを持って山田さんは後部座席のスライド式ドアを開けた。
「とにかく今日はよくやった!カイザーさんはお前にビンタをしたが、あれはカイザーさん流の褒め方だ。ビックリしたろ?まさかあの二人がリングに立つなんて」
ビックリしたろ?って…まさかあの二人を呼んだのは山田さんが…
「まぁ、とにかく今日は勝ったんだ。とりあえず車の中で寝てろ!」
佐藤さんはオレの隣に座り、山田さんは助手席に。
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