ラノベ主人公っぽいヤツがラノベっぽくない学園生活を送っているという物語

福竜キノコ

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第2話 幼なじみは中二病

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いつもと変わらない朝、いつもと変わらない日常。

悪くない

今日もいつも通りに登校し、いつも通りに自分の席につく。いつも通りにノートを開き、いつも通り予習にいそしむ。

「最近、貴方から不穏な風を感じる・・・」
おっと、厄介者の風を感じるぞ。

「貴方、最近何か人間関係で悩んでいるでしょう?」ドンピシャだがお前もその一人だぞ。

今回の悩みの種こと俺の学園生活における害悪その2。中二病患者で俺の幼なじみ、西園寺飛鳥(さいおんじあすか)である。

「貴方は昔とは変わってしまった・・・」
悪かったな、昔と変わって。むしろ変わってないほうが今頃苦労している。

俺と西園寺との付き合いは14年前、俺と西園寺が保育園にいた頃からになる。その当時は当然俺は達観した性格にはまだなってないし、西園寺もまだ独自の世界観を持ってない。そう、純粋な子供どうしだったのである。
しかし、時の流れとは残酷なもので、俺は徐々に性格が荒れ、アイツは新しい世界観を作り上げ、今に至る。

というわけで言っておくが、西園寺飛鳥は中二病である。本当に幼なじみとして恥ずかしい。話しかけないでほしい。それだけだ。


キーンコーンカーンコーン

四時間目、古典文学の授業終了。
ふー。飯食うか。一息ついたその時、「小泉。お前日直だろ。ちょっとこのプリントB組まで運ぶから、手伝ってくれ。」ウチのクラスの担任の森脇に頼まれた。さすがに断る理由もないし、問題ない。と思い、手伝おうとした。そのとき、

「師よ。なぜ千尋がこれをやらねばならない?」おーい、さっきの森脇のいってたこと聞いてたか?日直だよ。にっちょく!小学校からあったろ!

「千尋、やらなくていい。貴方は神に選ばれし超人。超人が凡人に付き合わなくていい。」
お前の中で俺ってそんな設定なの!?初耳。っていうか、こいつが凡人なら俺もお前もそれ以下だよ。

「・・・・・そうか、小泉。お前やらなくていい。」おーい、折れるなよ。反論しろよー!

森脇は一人でいってしまった・・・。俺は、間接的に評価を失ったように感じる。

「・・・・・千尋。貴方は超人としての自覚を・・・」そんな物ない。俺は凡人だからな。
「・・・・・千尋。」邪魔だ。察しろ。

ゴゴゴゴゴゴ
「うわ。小泉キレたな。」
「小泉でも西園寺を迷惑に思ってるんだろ。」

・・・・・チッ!効かないか。
オーラが効かない者の効かない理由は人それぞれである。七海の場合は
「プリンー。プーリーンー。」バカ故に空気が読めないこと。この西園寺に関しては、
「超人のオーラを感じる。貴方はそれを理解していないの?」恐らくだが、独自の世界観の存在なのだろうか。

・・・・・って
「千尋ー。プーリーンー!」
いつからいたのコイツ。クソ!西園寺を気にしすぎて、七海センサーが甘くなってしまった。しゃくだが買ってやるか。ダブル対応はつらすぎる。片方には消えてもらわねば、
「購買に行くの?私も行く。貴方を死なせるわけにはいかない・・・」誰が俺を殺すんだ。まあいい。勝手にしろ。金は自分で払えよ。

購買
昼だから、多少混んでる。混雑してる場所はあまり好きじゃないが、二人がこれで黙るなら軽いものだ。七海はすぐに棚のプリンを手に取ったが、西園寺は何を買うのか。え?俺は何も買わんぞ。財布事情が厳しいのでね。

「千尋。七海夏希は貴方が共に生きると決めた人なの?」何それ。どう捉えればいいの?まあ、一方的に友達扱いされてるが・・・
「そう、ならば、友の契りとして私も同じものを頂くわ。」あっそ。興味ない。
「じゃあ。千尋のおごりね!」「そうね。千尋、対価を払いなさい。」二人そろって最低じゃねえか!

まあこうして、またさらに面倒なことになった。

結論、七海と西園寺が仲良くなり、俺の生活はますます面倒になりそうだ。

次回は、俺の真反対なヤツが登場するのだが、どんなヤツだと思う?別に当てても賞金はないが、ぜひとも予想してみろ。

第3話に続く
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