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序章
※付属のおっさんは童貞です
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「お局様からいじめられていた時も、先輩が助けてくれましたよね。」
「あの不倫ババアが見るに耐えなかったからだよ。」
あのお局様は一度ハゲ課長に誘われた…というかセクハラされた白井に嫉妬し、理不尽にもいじめを始めたのだ。ネチネチと仕事内容にケチつけたり、わざと聞こえるように陰口を叩いたり、取られもしないハゲ課長を取られまいと必死に白井を陥れようと、とにかく醜かった。
あんなハゲにセクハラされて喜ぶのはお前だけだと言いたい。そんなにハゲ課長が好きなら嫁さんに突撃して訴えられてこい。
「先輩には助けてもらってばかりでした。私は、そんな先輩の事が…」
「うん?」
「好きです」
うん????何を言っているんだこの子は。あと少しであの世行き確定なおっさんに何を…まさか今から結婚して俺が死んだ後は保険金で遊びながら暮らすだとか考えてるんじゃ
「っ…」
なさそうです、ごめんなさい。必死に涙堪えてるよ震えてるよ。おっさん罪悪感凄いんだが、この場合どうすればいいんだ?白井は確か二十二歳、俺は三十四歳…それでいいのか白井!俺は十ニ歳も上だぞ!しかも癌で死にかけのおっさんだぞ!!
「今日、夜の七時半…会社の前で待ってますから。」
「な、なんで?」
「改めて、お返事を聞かせてください」
いや待って、おっさん急展開にはついて行けない。と、止める前に白井は走って会社に戻ってしまった…。童貞のおっさんはこんな時どうすればいいのかわかりません、誰か助けてくれ。そうだ、匿名掲示板にスレッドを立てて相談してみよう。スマホのロック画面を解除し、匿名掲示板を開いて…
“一年後に癌で死亡確定の童貞のおっさんだけど後輩に告白された”
…よし、あとはレスポンスを待つだけだ…頼む住人達よ、早く助けてくれ。祈るような気持ちで更新していると、どんどんレスポンスが投稿され始めた。
“詳細くらい書け”
“ヤればええやん。死亡確定なら最後くらい良い思いして逝けばええやん”
“あと一年しか生きられないのに、告白を受け入れるのはどうなんだ?その子が可哀想じゃね?”
なんだこの悪魔と天使の声は。
「あの不倫ババアが見るに耐えなかったからだよ。」
あのお局様は一度ハゲ課長に誘われた…というかセクハラされた白井に嫉妬し、理不尽にもいじめを始めたのだ。ネチネチと仕事内容にケチつけたり、わざと聞こえるように陰口を叩いたり、取られもしないハゲ課長を取られまいと必死に白井を陥れようと、とにかく醜かった。
あんなハゲにセクハラされて喜ぶのはお前だけだと言いたい。そんなにハゲ課長が好きなら嫁さんに突撃して訴えられてこい。
「先輩には助けてもらってばかりでした。私は、そんな先輩の事が…」
「うん?」
「好きです」
うん????何を言っているんだこの子は。あと少しであの世行き確定なおっさんに何を…まさか今から結婚して俺が死んだ後は保険金で遊びながら暮らすだとか考えてるんじゃ
「っ…」
なさそうです、ごめんなさい。必死に涙堪えてるよ震えてるよ。おっさん罪悪感凄いんだが、この場合どうすればいいんだ?白井は確か二十二歳、俺は三十四歳…それでいいのか白井!俺は十ニ歳も上だぞ!しかも癌で死にかけのおっさんだぞ!!
「今日、夜の七時半…会社の前で待ってますから。」
「な、なんで?」
「改めて、お返事を聞かせてください」
いや待って、おっさん急展開にはついて行けない。と、止める前に白井は走って会社に戻ってしまった…。童貞のおっさんはこんな時どうすればいいのかわかりません、誰か助けてくれ。そうだ、匿名掲示板にスレッドを立てて相談してみよう。スマホのロック画面を解除し、匿名掲示板を開いて…
“一年後に癌で死亡確定の童貞のおっさんだけど後輩に告白された”
…よし、あとはレスポンスを待つだけだ…頼む住人達よ、早く助けてくれ。祈るような気持ちで更新していると、どんどんレスポンスが投稿され始めた。
“詳細くらい書け”
“ヤればええやん。死亡確定なら最後くらい良い思いして逝けばええやん”
“あと一年しか生きられないのに、告白を受け入れるのはどうなんだ?その子が可哀想じゃね?”
なんだこの悪魔と天使の声は。
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