闇堕ちモブは主人公クラスに上がるとはどういうこと?!

海うみ海

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7-5・喧嘩を売られたがどういうわけか……

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あの後、俺はダミアンの剣の練習相手にされていた。
学校生活が始まってから、理不尽すぎる。
ローウェルはさすが商人の子ども、口が上手い。
うまくかわして逃げた。
俺にもあんな話術がほしい。
放課後、結局ダミアンと寮の裏庭で剣の練習をすることになった。
そこにはエミールとアレクサンダーもいたが、ローウェルは「巻き込まれたくない」と言って先に帰ってしまった。

「もうダミアンの剣の相手をしなくていいから助かった」
「ん?」
「……なんでもないよ」

「アレクサンダー、お前の言葉は聞こえてるぞ」と思いながら俺はため息をついて剣を構える。

「手加減してくださいよ、ダミアン様」
「ああ、わかっている。行くぞ……」

少しの睨み合いのあと、先に動いたのは俺だった。
剣が打ち合わされ、いつの間にか辺りは暗くなっていた。

「そろそろやめよう、ダミアン。夕食の時間を過ぎてしまった」

アレクサンダーの言葉に、ダミアンは剣を収める。

「そうでしたか……申し訳ありません、アレクサンダー様。すまない、ルシェル殿、エミール殿」
「いや……」

意外と俺、ダミアンと剣で渡り合えるんだな。
いや、獣人だから俺の方が上なのか?
魔法がなかったら、たぶんダミアンの方が強いんだろう。

そんなことを考えつつ、4人でカフェテリアへ向かっていたら――。

そこに、3年生で生徒会長の 「ルシアン・エヴァハート」 が立っていた。

「ルシアン生徒会長?」

振り向いたルシアンの目は虚ろだった。

「これは……やばい」そう思った瞬間――

「喧嘩は好きかい?」
「す、好きじゃないです」
「そうか……私は好きだよ!! ピルム・イグナ(炎柱爆発)!」

炎の柱が噴き上がり、爆発が巻き起こる。
俺たちは慌てて逃げ回った。
アレクサンダーはエミールをお姫様抱きにして避け、俺とダミアンはルシアンへ攻撃を仕掛けようとする。
その時、ルシアンが突然倒れた。
あまりに唐突な出来事に、俺たちは戸惑うばかりだった。
そこへタイミングよく、副会長の「セドリック・アーシュボーン」が駆けつける。

「ルシアン!」

倒れたルシアンのもとに駆け寄るセドリック。
嫌な予感が胸をよぎる。

「……君たちか。ルシアンに怪我をさせたのは」
「セドリック様、私たちは――」
「これは生徒会からの宣戦布告と見なす。――星冠決闘を申し込む!」
「ええっ?!」

俺たちの叫びが夜の空気に響き渡る。
まさかの展開に、ただただ驚くしかなかった。
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