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山火事
初夏から盛夏にかけての酷い日照りは、龍神のおかげでどうにか乗り越えることができた。
しかし、それでも雨が降らなかったことの弊害は抑えきれず、今年の冬は食物が厳しくなりそうだ。そうすると充分太ることができず、眠りに付けなかった動物達が山を降りてくることがある。
それらの対策も必要で、村は人手が全く足りず寝る間も惜しんで冬を迎える準備をしていた。
もちろん、おとめも例外ではない。
いくら龍神に身を二度捧げていたとしても、生きて帰ってきたらただの……純潔を失った女子だ。
もう村では嫁の貰い手がないだろうからと、別の村から嫁を病気で亡くした人や、なぜか結婚できなかった中年の男との結婚を勧められたりもした。しかし、おとめはそれを全て断った。
表向きは母と共に父を待っているから。と。
母も結婚は急がなくていいと言っている、そう言って今はまだ断りきれている。
「それでもさ、いつまでも断れないよ? おとめちゃん……」
「ゆきちゃん」
「そりゃぁさ、私はウメの件もあるけど、あの件がなくても全面的におとめちゃんの味方だし、相手の男がどんな奴かってのも旦那に調べさせたりもするけどね? それでも、何年も独身は――今は若い男も紹介されてるけど、二十歳過ぎたらそれこそ老人の愛人とかになるかもよ?」
愛がない結婚なら、誰でも一緒だ。
おとめの心はすっかり龍神に向かっている。それが叶わぬ恋なので、なるべく先延ばしにして龍神の住む山の傍にいたい。
それだけが今のおとめにできることだ。
会いに行けば迎えてくれるだろう。だが、何を請いにきたと聞かれたら……何も無い。ただ会いたいだけ。それが許されるのだろうか。
分からないからこそ、相手が神だからこそ、何も動けない。
「私はね、龍神様を無理に忘れようとしなくていいと思うの」
「こうちゃん……」
「でも、そこから一歩進むために残された猶予の時間はすぐ迫ってることも忘れないでね?」
「うん……」
龍神を忘れることなんてできない。でも、いつかは忘れなければいけないのだろうか。
目の前に大量に積まれた備蓄の干物を手にして、おとめは空を眺める。
からからに干からびた年寄りになっても、きっとこの想いは続くと思う。
誰かと結婚して、子を儲けても、どこかで龍神の影を求めるのだろうか。それは相手にとっても子供にとっても酷い仕打ちになりはしないだろうか。
ならば、結婚せずに尼にでもなろうか。
そんなことを本気で考えて、ふぅと小さな息を吐いた。
秋雨は降ったけれど、冬になってからはまた乾燥した風が吹き、山の枯葉は例年より水分が少ないらしい。
「それにしても、乾燥で手がカサカサだよ。昨日、旦那に油でも塗れって言われちゃった」
「ゆきちゃんも? 私も義母さんから油がいいよって。でもアレ、臭うのよねー。使いたくないの。でも、あと少ししたら雪が降るだろうから、それまでの辛抱だね」
雪が積もったら、外での作業は少なくなり、家の中で藁を編んだりして過ごすことが増えるだろう。そうなると龍神について考えてしまう時間が増えてしまいそうだ。
結局、忘れるどころか、恋しい気持ちが増えそうだなとおとめは息を吐きながら考えた。
それからも、朝起きては薪を割ったり炭を買いに別の村に行ったりと忙しい日々を送った。
母のトヨと二人で暮らしているので、男手が無い分はおとめもトヨも倍の頑張りをしなければならない。
毎年のことだけれど、それでも今年は特に忙しい。
そんな中、嫌な話を聞いた。
それは炭を買って、備蓄の漬物を分けてもらった時の井戸端の噂話だ。
最近、二つ山を超えた先で、山火事があったという。他にも別の山でボヤや小規模の火事が相次いでいるらしい。
それもこれも、今年の異常な日照りのせいで木々が水分を減らしているので、燃えやすくなったからだ……という。
おとめの住む村の近くの山はまだ火事の話を聞いていないけれど、気をつけておいた方が良いよと言われた。しかし、気をつけるにしても、引っ越すわけにもいかないので山を気にすることしかできない。
「山なら、もう毎日気にしてるしね」
帰りの道すがら独り言を呟くと、それは白い息になって消えていく。
あと一週間もすれば、本格的な冬が到来しそうだ。
(布団の綿を多めに詰めよう。まだ、あったはずだし、無ければ着物を解いて………………)
帰ってからの段取りを考えていると、先の方の山にモヤがかかっているように見えた。
最近、眠る時間を削っているから、目が曇っているのだろうか。目を擦ってからもう一度、よくよく山を見る。
「嘘……でしょ?」
それは山の中腹から上がっているようだ。
山火事だ。
もうすぐ夕方になり、すぐに日が暮れる。そうなると消火するのは困難になり、すぐに火は広がってしまう。
おとめは肝が凍りつき、唇が震えた。
燃えている山は龍神のすぐ山の隣だ。消火が遅れれば、きっと燃え広がってしまう。それに、燃えている山は風が降りてくる地形なのだ。
「村に、向かってくる……!!」
おとめは自らの足を叩いて走り出した。
途中で炭と漬物を投げ捨て、身一つで走り続ける。その間にも、山は燃え続けて煙は高く上がり始めた。
村長の家に駆け込んだおとめは、張り裂けんばかりの声をあげる。
「山火事だ!! ゆい山の中腹で!! 」
「……? !? 本当か!!」
村長が躓きながら外に出る。燃える山を確認し、低い声で クソッ と呟いた。
「男衆を集めろ!! 火消しに入るぞ!!」
その一言で村長宅に居合わせた男達は慌ただしく動き始めた。村長は、その様子を立って見ていることしかできなかったおとめの肩を掴む。
「おとめちゃん!! 他の家にも知らせてくれ!! 防寒だけ持って、吾郎畑に集まるように!! 子供や老人をおぶれる奴はおぶってくれ!!」
ビクリと肩を震わせたが、まだ動けないおとめに村長は思い切り声を出す。
「おとめちゃん!!」
「わ、わ、わかった!! 山の近くの家から声をかける!!」
「頼む!! 怪我人が出るかもしれんから、時間があればゴザと薬も用意してくれ!!」
「はい!!」
叫び終える前におとめはまた走りだす。
冬なのに汗が吹き出し、家に飛び込んでは声をかけて、汗が冷える前にまた走った。
遠くから男衆の声がするので、山にはもう入ったのだろう。しかし、既に日はほとんど落ちている。更に火が広まっているようで、山の中腹一帯がぼんやりと赤く染まり始めた。
(――お願い!! 早く消えて!!)
山から離れた吾郎畑に人が集まり始めた。
それぞれで点呼し、逃げ遅れた人が居ないかを確認する。どうやら男衆以外は全員逃げられたようだ。
おとめも母を確認し、ホッと息を吐いた。
「無事で良かった……」
「お母さんも」
「おとめが気が付かなければ、村は全滅だったかもね」
「そうだね……」
まだ火は燃え広がり、山の裾の木を切り倒すことになったようだ。そうすれば、村まで火の手は来ないだろう。
だが、ジワジワと火は横に広がりつつあるように見えた。
「そっちは――」
龍神の湖がある。
しかし、それは村長や一部の男衆。そして人身御供に選ばれた贄のおとめとウメ……そんな極限られた人しか場所を知らされていない。
今、あの湖の心配を誰がしているのだろうか。
村長と男衆は火消しで手一杯だろう。
「お母さん、私……」
すると、トヨはおとめの両手を掴んだ。
その眼差しは真剣そのもので、おとめは涙が出そうになる。
「行きなさい」
「良いの?」
「その代わり、死んだら龍神様を呪ってやるから! 必ず、生きて帰りなさい」
その言葉にしっかりと頷き、おとめは再び走り出した。
しかし、それでも雨が降らなかったことの弊害は抑えきれず、今年の冬は食物が厳しくなりそうだ。そうすると充分太ることができず、眠りに付けなかった動物達が山を降りてくることがある。
それらの対策も必要で、村は人手が全く足りず寝る間も惜しんで冬を迎える準備をしていた。
もちろん、おとめも例外ではない。
いくら龍神に身を二度捧げていたとしても、生きて帰ってきたらただの……純潔を失った女子だ。
もう村では嫁の貰い手がないだろうからと、別の村から嫁を病気で亡くした人や、なぜか結婚できなかった中年の男との結婚を勧められたりもした。しかし、おとめはそれを全て断った。
表向きは母と共に父を待っているから。と。
母も結婚は急がなくていいと言っている、そう言って今はまだ断りきれている。
「それでもさ、いつまでも断れないよ? おとめちゃん……」
「ゆきちゃん」
「そりゃぁさ、私はウメの件もあるけど、あの件がなくても全面的におとめちゃんの味方だし、相手の男がどんな奴かってのも旦那に調べさせたりもするけどね? それでも、何年も独身は――今は若い男も紹介されてるけど、二十歳過ぎたらそれこそ老人の愛人とかになるかもよ?」
愛がない結婚なら、誰でも一緒だ。
おとめの心はすっかり龍神に向かっている。それが叶わぬ恋なので、なるべく先延ばしにして龍神の住む山の傍にいたい。
それだけが今のおとめにできることだ。
会いに行けば迎えてくれるだろう。だが、何を請いにきたと聞かれたら……何も無い。ただ会いたいだけ。それが許されるのだろうか。
分からないからこそ、相手が神だからこそ、何も動けない。
「私はね、龍神様を無理に忘れようとしなくていいと思うの」
「こうちゃん……」
「でも、そこから一歩進むために残された猶予の時間はすぐ迫ってることも忘れないでね?」
「うん……」
龍神を忘れることなんてできない。でも、いつかは忘れなければいけないのだろうか。
目の前に大量に積まれた備蓄の干物を手にして、おとめは空を眺める。
からからに干からびた年寄りになっても、きっとこの想いは続くと思う。
誰かと結婚して、子を儲けても、どこかで龍神の影を求めるのだろうか。それは相手にとっても子供にとっても酷い仕打ちになりはしないだろうか。
ならば、結婚せずに尼にでもなろうか。
そんなことを本気で考えて、ふぅと小さな息を吐いた。
秋雨は降ったけれど、冬になってからはまた乾燥した風が吹き、山の枯葉は例年より水分が少ないらしい。
「それにしても、乾燥で手がカサカサだよ。昨日、旦那に油でも塗れって言われちゃった」
「ゆきちゃんも? 私も義母さんから油がいいよって。でもアレ、臭うのよねー。使いたくないの。でも、あと少ししたら雪が降るだろうから、それまでの辛抱だね」
雪が積もったら、外での作業は少なくなり、家の中で藁を編んだりして過ごすことが増えるだろう。そうなると龍神について考えてしまう時間が増えてしまいそうだ。
結局、忘れるどころか、恋しい気持ちが増えそうだなとおとめは息を吐きながら考えた。
それからも、朝起きては薪を割ったり炭を買いに別の村に行ったりと忙しい日々を送った。
母のトヨと二人で暮らしているので、男手が無い分はおとめもトヨも倍の頑張りをしなければならない。
毎年のことだけれど、それでも今年は特に忙しい。
そんな中、嫌な話を聞いた。
それは炭を買って、備蓄の漬物を分けてもらった時の井戸端の噂話だ。
最近、二つ山を超えた先で、山火事があったという。他にも別の山でボヤや小規模の火事が相次いでいるらしい。
それもこれも、今年の異常な日照りのせいで木々が水分を減らしているので、燃えやすくなったからだ……という。
おとめの住む村の近くの山はまだ火事の話を聞いていないけれど、気をつけておいた方が良いよと言われた。しかし、気をつけるにしても、引っ越すわけにもいかないので山を気にすることしかできない。
「山なら、もう毎日気にしてるしね」
帰りの道すがら独り言を呟くと、それは白い息になって消えていく。
あと一週間もすれば、本格的な冬が到来しそうだ。
(布団の綿を多めに詰めよう。まだ、あったはずだし、無ければ着物を解いて………………)
帰ってからの段取りを考えていると、先の方の山にモヤがかかっているように見えた。
最近、眠る時間を削っているから、目が曇っているのだろうか。目を擦ってからもう一度、よくよく山を見る。
「嘘……でしょ?」
それは山の中腹から上がっているようだ。
山火事だ。
もうすぐ夕方になり、すぐに日が暮れる。そうなると消火するのは困難になり、すぐに火は広がってしまう。
おとめは肝が凍りつき、唇が震えた。
燃えている山は龍神のすぐ山の隣だ。消火が遅れれば、きっと燃え広がってしまう。それに、燃えている山は風が降りてくる地形なのだ。
「村に、向かってくる……!!」
おとめは自らの足を叩いて走り出した。
途中で炭と漬物を投げ捨て、身一つで走り続ける。その間にも、山は燃え続けて煙は高く上がり始めた。
村長の家に駆け込んだおとめは、張り裂けんばかりの声をあげる。
「山火事だ!! ゆい山の中腹で!! 」
「……? !? 本当か!!」
村長が躓きながら外に出る。燃える山を確認し、低い声で クソッ と呟いた。
「男衆を集めろ!! 火消しに入るぞ!!」
その一言で村長宅に居合わせた男達は慌ただしく動き始めた。村長は、その様子を立って見ていることしかできなかったおとめの肩を掴む。
「おとめちゃん!! 他の家にも知らせてくれ!! 防寒だけ持って、吾郎畑に集まるように!! 子供や老人をおぶれる奴はおぶってくれ!!」
ビクリと肩を震わせたが、まだ動けないおとめに村長は思い切り声を出す。
「おとめちゃん!!」
「わ、わ、わかった!! 山の近くの家から声をかける!!」
「頼む!! 怪我人が出るかもしれんから、時間があればゴザと薬も用意してくれ!!」
「はい!!」
叫び終える前におとめはまた走りだす。
冬なのに汗が吹き出し、家に飛び込んでは声をかけて、汗が冷える前にまた走った。
遠くから男衆の声がするので、山にはもう入ったのだろう。しかし、既に日はほとんど落ちている。更に火が広まっているようで、山の中腹一帯がぼんやりと赤く染まり始めた。
(――お願い!! 早く消えて!!)
山から離れた吾郎畑に人が集まり始めた。
それぞれで点呼し、逃げ遅れた人が居ないかを確認する。どうやら男衆以外は全員逃げられたようだ。
おとめも母を確認し、ホッと息を吐いた。
「無事で良かった……」
「お母さんも」
「おとめが気が付かなければ、村は全滅だったかもね」
「そうだね……」
まだ火は燃え広がり、山の裾の木を切り倒すことになったようだ。そうすれば、村まで火の手は来ないだろう。
だが、ジワジワと火は横に広がりつつあるように見えた。
「そっちは――」
龍神の湖がある。
しかし、それは村長や一部の男衆。そして人身御供に選ばれた贄のおとめとウメ……そんな極限られた人しか場所を知らされていない。
今、あの湖の心配を誰がしているのだろうか。
村長と男衆は火消しで手一杯だろう。
「お母さん、私……」
すると、トヨはおとめの両手を掴んだ。
その眼差しは真剣そのもので、おとめは涙が出そうになる。
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「良いの?」
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