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互いの存在
目を覚ますと、愛らしい狸と狸と狐が顔を覗き込んでいる。
目を瞬かせると、三匹も目を瞬かせ満面の笑みになった。
「おとめちゃんが目を覚ましたわ!!」
「龍神さま!! おとめちゃんが!!」
「おとめちゃん、大丈夫やで。龍神さまのお屋敷だから安心せぇよ?」
三匹の言葉に返事をする前に、ドタドタと廊下を走る音が聞こえ、襖が勢いよく開かれた。
「おとめ!!」
飛びつくように龍神が布団の傍に座り、頬を撫でてくれる。その手の温もりが嬉しくて、おとめはそっと顔を寄せた。
「龍神様、ありがとうございます。みんなも、ありがとう」
涙を浮かべた三匹は首を振って、当たり前だよと布団越しにおとめを抱き締めてくれた。
その頭を撫でてあげたいのに、上手く身体が動かない。
「おとめちゃん、お屋敷に帰ってきたあとに凄い熱がでたのよ。それから三日も眠り続けていたわ」
「三日……――!? お母さん!! お母さんは!?」
「それは大丈夫だ。龍神さまがゆきに面倒を任せて、今は大事をとって村長の屋敷で寝泊まりさせてもらってる。今朝、様子を見た時はもうすっかり元気に手伝いをしてた」
「そっか……ありがとう」
「それより、おとめちゃん。もう少し寝ときよ? あれだけの熱だったんじゃ。身体が元に戻るまではまだ時間かかんよ」
おとめは頷くと同時に酷く咳き込み、喉の痛みを感じた。それを察した龍神は水差しを口に添えてくれたので、ゆっくりと飲み込む。
水は不思議と甘く感じられた。きっと喉に良い薬が溶かされているのだろう。
「ありがとうございます」
「ゆきにおとめを預かると伝えてある。トヨにも伝わっているから、ゆっくりとするといい」
微笑んで龍神を見つめると、心配そうに顔を覗き込んでいた表情が少しだけ和らいだ気がした。
「さ、そろそろ次の食事の準備をするわ」
「オレも村の様子見に行ってきます!」
「おう、行ってきぃ」
「……次郎。あんたも行くのよ」
「え!? おれ何も予定ない、あぁ!! 待ってヤエ!! 尻尾はあかんて!! 尻尾は引っ張ったらあかんて!!」
三匹は騒がしくしながら部屋を後してしまった。
残された布団に寝かされたおとめと、座る龍神。おとめは少し居心地が悪く、何か話題をと必死に頭を巡らした。
その時、ふと疑問に思ったことを龍神に問いかける。
「あの、なぜ助けてくれたんですか? 村に降りてくるって今までなかったですよね?」
その言葉に、龍神は酷く苦しそうに眉間に皺を寄せた。
「……迷惑だったか?」
「え?」
「俺の助けは、不要だったか?」
「そんなことないです! 助けてもらえなかったら、きっと今頃は留吉の嫁にされているか……悪ければ殺されていたと思います。でも、龍神様は今まで村に来たことはなかったでしょう? だから」
「迷惑でなければ良かった。元は、俺のせいだ」
「いえ、私が龍神様を頼り過ぎたんです。頼るだけじゃなくて、何度も通ったのも私がそうしたかったから。……そんな私を、留吉がいなくても、きっと誰かが疑ったり良く思わない人がいたはず」
思うところがあるらしく、龍神はそれを否定はしなかった。優しく頬を撫で、困ったように微笑む。
「それでも……俺はおとめを――おとめは俺にとって特別だ。守らせてくれ」
「私は何もできないのに」
龍神から貰ってばかりで、何もできない。渡している唯一のものはこの身体くらいだ。それも、もう純潔でもなにもない。
「おとめが傍にいるだけでいい。おとめを守らせてくれ。これからも」
頬を撫で、優しく微笑まれるとおとめは何も言えなくなってしまった。
それから一週間。
おとめは起きてはまた体調を崩すことを繰り返し、ようやくヤエのお墨付きを得られ、明日の昼に村に戻ることになった。
村はもうすっかり以前と変わらないと聞いている。そんな情報をどこで? と首を捻ると、まさかのトヨからだった。
あの日、三国にトヨのことを任せ、三匹が看病をしてくれたことにより、仲が良くなったらしく、トヨとこっそりお茶飲み仲間になったから……らしい。
談笑する母トヨと、三匹。目に浮かぶようだ。
「ヤエちゃん達がいないと、静かですね」
「そうだな」
日が沈む前に三匹は帰ってしまったので、今は龍神とおとめはふたりきりで縁側に腰かけ庭を眺めている。
静まり返った庭は、体力回復のために散歩を何度もしたので、この一週間ですっかり慣れた庭になった。
見えてる範囲はほんの一部で、奥に進めば森がある。しかし、もちろんそこも湖の底であり、龍神が作り出しているらしい。
それなら、花畑もできますか? と気軽に聞いた翌日、芝桜が美しい花畑が完成していたので、おとめはうっかり頼み事するのは気をつけようと思ったほどだ。
「私、その、好きです」
「!? 何がだ!?」
「この素敵なお庭も、ヤエちゃん達と話す時間も、龍神様とこうして過ごす時間も」
「あ、あぁ。そういうことか」
少しだけ声を落とした龍神の手にそっと触れる。ピクリと動いたのを無視し、おとめは向けられた瞳をじっと見つめた。
「ど、うした?」
「好きなんです」
「あぁ」
「大好きなんです。だから、また、来てもいい……ですか?」
龍神はほんの少しだけ笑みを浮かべ、いつでも歓迎すると言ってくれた。
好きの中にたくさんの想いを乗せたが、気付いては貰えなかったようだ。それで良い。おとめは隠すつもりで言ったのだから。
しかし、少しくらい気付いて欲しかったと、身体を寄せる。
「どうした?」
「また来ます。でも、その、雪が深い時期なので、いつ来れるか分からないから……」
グッと息を吸い、おとめは顔が見られないように龍神の耳に唇を近付けた。
「抱いて、もらえませんか?」
「!? だ、が、先日まで体調を」
身体をグイと離され、龍神の顔が見えた。顔が赤く染っているので、きっと嫌ではないのだろう。
「それは、ヤエちゃんがもう平気だって! それに元気だから明日帰るんです! 帰る前に、龍神様に触れたくなって……ダメですか?」
「ダメ、な、わけはないが、でも」
「私の体調が心配なら、ゆっくりと交われば良いんだと思います。だから、ね?」
上目遣いで願いを伝えると、龍神は喉を大きく鳴らした。
「おとめ、ひとつよいか?」
「はい」
「その抱く時――、いや、それ以外でも。唇に、触れても良いか?」
「――ッ、もちろん……です」
まさか、そんなことを確認されると思っておらず、おとめは言葉を飲み込んだ。そうでもしなければ、飛び上がって嬉しさが溢れだしてしまいそうだったからだ。
そっと龍神の手がおとめの首筋を撫で、顎に触れる。上向くように持ち上げられれば、龍神の唇が目の前に見えた。
この唇が合わさり、互いの吐息を交換し合っている。そう思っただけで、おとめは下腹部がキュッと音を立てた気がした。
ゆっくりと合わさる初めての触れ合い。
温かく、柔らかく、見た目よりも少しぽってりとした感触にとろけそうになる。
おとめは手を龍神の肩に置き、軽く着物を握った。
すると、龍神は両手でおとめの頬を包み、角度を変えて唇を包むように合わせてきた。まるで食べられているかのようだと思ったが、次の瞬間、それは間違いだったと気付いた。
龍神の舌が入り込んできたからだ。
ねっとりとした柔らかい舌だけれど差し込まれる量が多く、これではおとめが龍神を食べてしまっている。
(すごい……幸せ……)
満たされている感覚に夢中になっていたが、龍神がそっと唇を離してしまった。
うっとりとしつつも、何故と問うように目を向ける。
「――おとめ」
「?? はい、龍神様」
「部屋に入ろう。あぁ、そんな愛らしい顔をするな。今ここで貪ってしまいそうだ」
立ち上がった龍神はひょいとおとめを持ち上げ、額に唇を付けた。
「ゆっくりと、おとめの存在を確認させてくれ」
目を瞬かせると、三匹も目を瞬かせ満面の笑みになった。
「おとめちゃんが目を覚ましたわ!!」
「龍神さま!! おとめちゃんが!!」
「おとめちゃん、大丈夫やで。龍神さまのお屋敷だから安心せぇよ?」
三匹の言葉に返事をする前に、ドタドタと廊下を走る音が聞こえ、襖が勢いよく開かれた。
「おとめ!!」
飛びつくように龍神が布団の傍に座り、頬を撫でてくれる。その手の温もりが嬉しくて、おとめはそっと顔を寄せた。
「龍神様、ありがとうございます。みんなも、ありがとう」
涙を浮かべた三匹は首を振って、当たり前だよと布団越しにおとめを抱き締めてくれた。
その頭を撫でてあげたいのに、上手く身体が動かない。
「おとめちゃん、お屋敷に帰ってきたあとに凄い熱がでたのよ。それから三日も眠り続けていたわ」
「三日……――!? お母さん!! お母さんは!?」
「それは大丈夫だ。龍神さまがゆきに面倒を任せて、今は大事をとって村長の屋敷で寝泊まりさせてもらってる。今朝、様子を見た時はもうすっかり元気に手伝いをしてた」
「そっか……ありがとう」
「それより、おとめちゃん。もう少し寝ときよ? あれだけの熱だったんじゃ。身体が元に戻るまではまだ時間かかんよ」
おとめは頷くと同時に酷く咳き込み、喉の痛みを感じた。それを察した龍神は水差しを口に添えてくれたので、ゆっくりと飲み込む。
水は不思議と甘く感じられた。きっと喉に良い薬が溶かされているのだろう。
「ありがとうございます」
「ゆきにおとめを預かると伝えてある。トヨにも伝わっているから、ゆっくりとするといい」
微笑んで龍神を見つめると、心配そうに顔を覗き込んでいた表情が少しだけ和らいだ気がした。
「さ、そろそろ次の食事の準備をするわ」
「オレも村の様子見に行ってきます!」
「おう、行ってきぃ」
「……次郎。あんたも行くのよ」
「え!? おれ何も予定ない、あぁ!! 待ってヤエ!! 尻尾はあかんて!! 尻尾は引っ張ったらあかんて!!」
三匹は騒がしくしながら部屋を後してしまった。
残された布団に寝かされたおとめと、座る龍神。おとめは少し居心地が悪く、何か話題をと必死に頭を巡らした。
その時、ふと疑問に思ったことを龍神に問いかける。
「あの、なぜ助けてくれたんですか? 村に降りてくるって今までなかったですよね?」
その言葉に、龍神は酷く苦しそうに眉間に皺を寄せた。
「……迷惑だったか?」
「え?」
「俺の助けは、不要だったか?」
「そんなことないです! 助けてもらえなかったら、きっと今頃は留吉の嫁にされているか……悪ければ殺されていたと思います。でも、龍神様は今まで村に来たことはなかったでしょう? だから」
「迷惑でなければ良かった。元は、俺のせいだ」
「いえ、私が龍神様を頼り過ぎたんです。頼るだけじゃなくて、何度も通ったのも私がそうしたかったから。……そんな私を、留吉がいなくても、きっと誰かが疑ったり良く思わない人がいたはず」
思うところがあるらしく、龍神はそれを否定はしなかった。優しく頬を撫で、困ったように微笑む。
「それでも……俺はおとめを――おとめは俺にとって特別だ。守らせてくれ」
「私は何もできないのに」
龍神から貰ってばかりで、何もできない。渡している唯一のものはこの身体くらいだ。それも、もう純潔でもなにもない。
「おとめが傍にいるだけでいい。おとめを守らせてくれ。これからも」
頬を撫で、優しく微笑まれるとおとめは何も言えなくなってしまった。
それから一週間。
おとめは起きてはまた体調を崩すことを繰り返し、ようやくヤエのお墨付きを得られ、明日の昼に村に戻ることになった。
村はもうすっかり以前と変わらないと聞いている。そんな情報をどこで? と首を捻ると、まさかのトヨからだった。
あの日、三国にトヨのことを任せ、三匹が看病をしてくれたことにより、仲が良くなったらしく、トヨとこっそりお茶飲み仲間になったから……らしい。
談笑する母トヨと、三匹。目に浮かぶようだ。
「ヤエちゃん達がいないと、静かですね」
「そうだな」
日が沈む前に三匹は帰ってしまったので、今は龍神とおとめはふたりきりで縁側に腰かけ庭を眺めている。
静まり返った庭は、体力回復のために散歩を何度もしたので、この一週間ですっかり慣れた庭になった。
見えてる範囲はほんの一部で、奥に進めば森がある。しかし、もちろんそこも湖の底であり、龍神が作り出しているらしい。
それなら、花畑もできますか? と気軽に聞いた翌日、芝桜が美しい花畑が完成していたので、おとめはうっかり頼み事するのは気をつけようと思ったほどだ。
「私、その、好きです」
「!? 何がだ!?」
「この素敵なお庭も、ヤエちゃん達と話す時間も、龍神様とこうして過ごす時間も」
「あ、あぁ。そういうことか」
少しだけ声を落とした龍神の手にそっと触れる。ピクリと動いたのを無視し、おとめは向けられた瞳をじっと見つめた。
「ど、うした?」
「好きなんです」
「あぁ」
「大好きなんです。だから、また、来てもいい……ですか?」
龍神はほんの少しだけ笑みを浮かべ、いつでも歓迎すると言ってくれた。
好きの中にたくさんの想いを乗せたが、気付いては貰えなかったようだ。それで良い。おとめは隠すつもりで言ったのだから。
しかし、少しくらい気付いて欲しかったと、身体を寄せる。
「どうした?」
「また来ます。でも、その、雪が深い時期なので、いつ来れるか分からないから……」
グッと息を吸い、おとめは顔が見られないように龍神の耳に唇を近付けた。
「抱いて、もらえませんか?」
「!? だ、が、先日まで体調を」
身体をグイと離され、龍神の顔が見えた。顔が赤く染っているので、きっと嫌ではないのだろう。
「それは、ヤエちゃんがもう平気だって! それに元気だから明日帰るんです! 帰る前に、龍神様に触れたくなって……ダメですか?」
「ダメ、な、わけはないが、でも」
「私の体調が心配なら、ゆっくりと交われば良いんだと思います。だから、ね?」
上目遣いで願いを伝えると、龍神は喉を大きく鳴らした。
「おとめ、ひとつよいか?」
「はい」
「その抱く時――、いや、それ以外でも。唇に、触れても良いか?」
「――ッ、もちろん……です」
まさか、そんなことを確認されると思っておらず、おとめは言葉を飲み込んだ。そうでもしなければ、飛び上がって嬉しさが溢れだしてしまいそうだったからだ。
そっと龍神の手がおとめの首筋を撫で、顎に触れる。上向くように持ち上げられれば、龍神の唇が目の前に見えた。
この唇が合わさり、互いの吐息を交換し合っている。そう思っただけで、おとめは下腹部がキュッと音を立てた気がした。
ゆっくりと合わさる初めての触れ合い。
温かく、柔らかく、見た目よりも少しぽってりとした感触にとろけそうになる。
おとめは手を龍神の肩に置き、軽く着物を握った。
すると、龍神は両手でおとめの頬を包み、角度を変えて唇を包むように合わせてきた。まるで食べられているかのようだと思ったが、次の瞬間、それは間違いだったと気付いた。
龍神の舌が入り込んできたからだ。
ねっとりとした柔らかい舌だけれど差し込まれる量が多く、これではおとめが龍神を食べてしまっている。
(すごい……幸せ……)
満たされている感覚に夢中になっていたが、龍神がそっと唇を離してしまった。
うっとりとしつつも、何故と問うように目を向ける。
「――おとめ」
「?? はい、龍神様」
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