異世界、肺だけ生活

魔万寿

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肺ターン【22】あの世のフレンド

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「ヒック…… ヒック…… 」

落ち着いたか?

「意地悪しちゃってごめんね……」
「ごめんなさい……」

「よいのじゃ…… 長い間封印されておったから、夢を見すぎてしまった妾が悪かった……」

なんで封印されていたのか……
話せるなら教えてくれないか?

「面白い話ではないぞ……」

「聞かせて!」

「妾の父はヴァンパイアの王で、母は転生者…… この城に3人で幸せに過ごしておった……

妾の食事は血じゃ…… 父と母の血を吸うことで生きていたが……

妾が10歳になる頃には、母の体が見るからに痩せ……
父もヴァンパイアの力が弱っていた……

調べて分かったことが…… 妾が血を吸うことで、寿命と力を吸っていたということ……」

封印されてから食事は……

「父が秘術で妾の時を止め、ここに封印したのだ……それから成長もせんし、食事も必要はなくなった……」

なにか理由があるはず……

「理由など決まっておろう…… 妾が危ない存在だったから封印した、ただそれだけのことよ……」

時を止めることができるなら、封印する必要はないはずだ!必ず何かある……

「他人の話に、なぜそこまで真剣になる?」

この部屋だよ……
子供のことが好き過ぎて、親バカ丸出しの可愛すぎる子供部屋じゃないか……

「確かに、こんな部屋だったらお姫様になった気分になっちゃうよ~」

あと、子供を危ないと思う親はいない……
一緒に城の中を調べてみないか?

え~っと、名前はなんと呼べば?

「父が、ヴァンパイア62世だったから…… 妾はヴァンパイア63世になるかの……」

ルパン三世じゃあるまいし……
せっかくの可愛さが台無しだな……

「では、お主が妾に名を与えよ!」

「肺灰さん、カワイイ名前期待してますよ」
「白、バシッと決めて!」

ハードル下げてくれ……
63世…… 63…… ロクサン…… 18違っ…… ロサ…… 
ローザ…… おっ!ローズ!

赤い髪が薔薇のように綺麗で、棺の中に薔薇が飾ってあった…… ローズどうかな?

「狼にしては、やるわね…… ローズにしてあげるわ」

本当の姿は、肺なんだけどね……

「お主のことはなんと呼べばよい?」

みんな好きな呼び方だから、ローズに任せるよ……

「あなた肺なのよね? ちょっと聞いてみるわ……」

誰に?

「肺は他言語でなんと言うかしら?」

「*******」

何か…… この世の言葉ではない声が聞こえたような?

「いいわねそれ!ラングと呼ぶわ…… これから妾の下部として精進せい……ラングよ」

ハハ~…… マイローズじゃね~よ!
よろしくなローズ!
こっちのべっぴんさんはタエで、カワイイ妖精はメリーだ。

「ローズちゃん、よろしくね!」
「ローズさん、よろしくお願いします」

「うむ…… タエとメリーよろしく頼むぞ」

メリーが見えることや、俺と喋れることも聞きたいけど、一番気になることが……

「なんじゃ?」

さっき誰と話してた?

「そこにおる妾の友人のゴーストじゃ……」

「*******」

本当のホラーきたよ……

続く……
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