異世界、肺だけ生活

魔万寿

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第2ピース目

肺ターン【2-7】女と奴隷とペット

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「ふぁ~…… 」

ハル、おはよう……

「おはよう…… こんなに寝たの久しぶり…… 」

寝不足はお肌に悪いぞ……
せっかくの美人がもったいない……

「なっ! 恥ずかしいこと言わないでよ…… 呪うわよ」

怖い怖い……

「マシロ、気になってたけど…… 頭のタワシは?」

あ~これは、特殊アイテムだよ。

「ハルさん、タワシの効果は後々見た方がいいですよ…… 説明だけでは理解できないと思います」

「面白そうね…… 楽しみにしておくわ」

え~と…… これからの事だけど、街に行こうと思う…… 

「ハルさんには厳しいのでは?」

「メリーちゃん、心配してくれてありがとね……
確かに大人の男は怖い…… けど、マシロ達がいるから大丈夫よ」

「ハルお姉ちゃんは、ボクが守る」

「ありがと、タマちゃん」

よし、みんな俺に乗れ~……

「乗ったわ…… えっ!? 何あれ!
サボテンの花が満開よ」

「ハルさん、あれはタワシ効果の一つですよ」

俺の作品だ…… エッヘン

「ママがね、ゲロゲロキラキラしたんだよ~」

それを言っちゃ~おしまいよ~……

「クスッ…… 何それ…… 面白いわね……
こんなに笑える日が来るなんて……
マシロ出発~!」

ハルの笑顔で力がわいてきた~…… 行くぞ!
ビューン!

「ママ~もっと速く~」
「マシロ~最高~」

「肺灰さんと関わる皆さん…… 笑顔が素敵です」

このまま魔王倒すぞ~……

「それは早いかと…… 」

だな……

「マシロ、あれが街じゃない?」

キィ~!!
おっとっと…… ちょっと作戦会議……
あれ? みんなどこに行った?

「2人共、飛んで行きましたよ…… 」

「急に止まったらこうなるでしょ!」
「ママ~助けて~」

ゴメンゴメン……

……

村長が言ってたけど……
この街は魔王に洗脳された大人達が居て、
子供は奴隷って言ってたから……
申し訳ないが、タマはハルの奴隷で……
俺はペットということでよろしく!

「こんなに大きいペットいないでしょ…… 」

それもそうだな……
小さくなりたい。

《スキル発動!変体(特殊)
好きな大きさでストップと言ってください》

これくらいかな……

ストップ!
どうだ?

「カ…… カ…… カワイイ…… 」
「ママが…… 小さくなったよ…… 」

あんまり抱きつくな…… 興奮するから……

まず、街の中に入って…… 宿を探そう。

「分かったわ…… あの門から入るわね」

……

『そこの女と奴隷、止まれ!
通行料1人1,000チャリンだ…… ペットもいるな、
合わせて3,000チャリンだ』

「ちょっと待って……
マシロ、私お金持ってないわよ…… 」

任せろ…… タワシ、3,000チャリン出して!

《タワシ(特殊)を使用します》

チャリン♪ チャリン♪

『確かに…… 通ってよし!』

「そのタワシ、便利ね」

だろ……
そういえば、今何チャリンある?

《1,007,300チャリン》

100万!! 

「マシロすごいわね…… お金持ちじゃない」

「肺灰さん、魔王を倒したからですよ」

なるほど……

「ママ~お腹減った~」

タマ、もう少し我慢してくれ……
宿に行った後、ご飯にしような。

「分かった~」

「何あれ!…… 子供が…… 売られてる…… 」

『ウェ~ン……』
バシッ!
『静かにしろ!』

カチン……
スキル水流(特殊)発動!
霧を頼む……

《キャストタイム、残り3分30秒》

ハル、タマ、メリー…… ここで少し待っていてくれ…… 

「ハルさん、タマちゃん…… あのベンチに行きましょう」

「マシロ…… 毛が逆立ってるわよ……
気をつけてね…… 」
「ママ、ボクおとなしく待ってる…… 」

《スキル発動!水流(特殊)》

『なんだ…… 霧?』

大きくなりたい。

《スキル発動!変体(特殊)
好きな大きさでストップと言ってください》

ストップ!

スキル光明(特殊)発動!
あいつらの目を潰してくれ……

《スキル発動!光明(特殊)》

ピカーン!

『眩しい!』

シャキーン…… シャキーン……
カプッ……
ビューン!

『キャ~…… すごい風』

……

孤児院に到着~……

『タマのママだ!』
『この子達は?』

『お~バステト神様…… 』

この子達を頼む…… って話せなかった……

『この子達は奴隷か…… 助けて来られたのですな……
ワシにお任せを…… 責任をもってお預かりします』

さすが村長!
よろしく頼む…… お辞儀と……

ビューン!

……

お待たせ……

「ママ、おかえり」
「マシロ、お帰りなさい……
子供達が消えたって大騒ぎしてたわよ……
どこに行ってたの? 」

孤児院に預けてきた……

「マシロ…… カッコよすぎよ」
「ママ、カッコいい!」
「肺灰さん、無茶し過ぎです」

子供達のあんな姿を見たらさ……
助けない選択肢は無いな……

ザワザワ……

「肺灰さん…… カッコいいところすみませんが、
もうそろそろ小さくなった方が…… 」

あっ……

……

『「どうやらネズミが紛れ込んだようね……
ボウヤ達、駆除しておいで…… フッフッフッフ…… 」』

続く……
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