1 / 92
1.王子様の口説き文句が難解過ぎる
「すまない。人違いだったようだ」
低くよく通る声がようやく動き出した耳に届いた。
視界はおぼろげでこちらを覗き込む彼の人の顔立ちははっきりしない。
しかしそれでもその才覚と話術でもって人を惹きつける確固たる人物なのだろうと俊は思った。
貴方ではない、と彼は言った。
何の関係も無いのに巻き込んだと吐露した男性に俊は怒りすら覚えず、単に諦念を抱いたまま目を閉じた。酷く怠かった。
数名のささやき声が少しの間鼓膜を震わせ、そして何もかも唐突に消えた。
しどろもどろの声は空しく響く。
俊は焦っていた。
迫り来る陰に怯えながら、必死でその陰を説得していた。
「ひ、人違いです」
地味な人生を送ってきました。
どこにでもいる高校教諭、立花俊の二十八年におよぶ人生はこれにつきる。
有名な出だしをもじってみても何一つ心躍らない地味さだ。
身を粉にして働いてきた五年間。
地味に昇給して地味に昇格もした。
地味地味尽くしの俊が何処にでもある昼下がり、何故か贅沢を尽くしたカーペットが敷かれた王宮の廊下で、超がつくイケメンの王子様に壁ドンされていた。
どうやら異世界に転生したらしい。
それも王子様が選り取り見取りの剣と魔法の世界系乙女ゲームの中に。
三日ほど前、やけに肌触りが良い布団に包まれて俊は目を覚ました。
欧州の宗教画のような絵が描かれた天井が目に入り、出た第一声は「へ?」だった。
疑問符が散乱する頭で恐る恐る起き上がり辺りを見回した。
アパートの自室の五倍はあるだろう馬鹿でかい部屋、その中央に置かれた天蓋付きのベッドに俊は寝ていた。
「俊様、おはようございます」
二度目の「へ?」を発する直前にいきなりドアが開いた。
ギャグ漫画もかくやというほど飛び上がった俊にお構いなく、恭しくもそそくさと頭を垂れた年配の女性が二、三人入ってきた。
そこからはあっという間だった。
高速でシルクのパジャマからよく分からない構造の服に着替えさせられ、質問する間もなく小洒落た洋風の朝ご飯を食べさせられ、さあ外で日光でも浴びてきてください! と部屋の外に放り出されたのだ。 呆然としたままこれまた豪華なワインレッドのカーペットの上で俊は自身の衣服を見下ろした。
王子様。
印象はまさにそれだった。
直径一メートルはありそうなシャンデリアの光の粒に照らされながら、俊はひく、と右の口角が上がるのを感じた。
詰め襟の膝上まである軍服のような上着とスラックスは真っ白で、肩や胸元にある飾りとボタンは金色。本物なのか分からないが蝶の刻印が入った装飾過多の短剣を腰に携えている。
胸板は薄いし背だって百七十弱しかないし、黒目がちの大きな目と小ぶりな鼻と口は中性的で服に着られている感はいなめないが、俊の装いは王子様然とした王子様のものだった。
再確認するが俊は並の中の真ん中の中間レベルの公立高校の教師だ。
服装に馴染みがなさ過ぎる。だが、見覚えはあった。
追い出された部屋の風景に、ダマスク調のようなカーペットの模様、そして身に纏っている服装に。
いやまさかそんな。
ないないと頭に浮かんだ最近流行のライトノベル設定を乾いた笑いで否定する。
だが俊が今置かれている状況の説明はつかない。
ともかくしっかり自身の有様を確認しようとお手洗いを探すことにした。
前方に視線を走らせてみるが、気の遠くなるような長くて広い回廊と煌びやかな装飾を施された扉が並んでいるのが見えるだけだ。
ならばと後ろを振り向いた途端、何かにぶつかった。
「失礼、大丈夫かい?」
蜂蜜のような蕩ける美声、そして視界に入った人物にひく、と今度は左の口角が上がった。
色こそ違うが俊と同じような王子様然とした服装、長身、長い足、ほどよく鍛えられた体、ハリウッドの恋愛映画の主人公のような顔面の男性に見覚えがありすぎた。
三日前まで生活していた世界でプレイしていた乙女ゲームの攻略対象の一人、蝶国の第三王子である。
一応弁解するが、俊は特に乙女ゲームは好きではない。
仕事でむしゃくしゃしていたのでネット通販でゲームを片っ端から買い物籠にいれていたら、その中に紛れ込んでいただけだ。
深夜に買物なんてするものではないと反省しつつ、興味本位でプレイしただけで、少しときめいたりもしたが別にそんなに好きではない。
一人を除いて全員攻略したし他のゲームそっちのけで繰り返してプレイしたし続編が無いかと検索したこともあるけれど、別に気に入ってなんていない。
まあともかくそこで最初に攻略した第三王子に、目の前の男性がもの凄く似ている。
信じられずにじっとその男性を見ていると、俊の顔の横にとん、と手が置かれ、至近距離のそのご尊顔が迫った。それが全ての始まりだった。
「人違いなもんか。この烏の濡れ羽色に輝く絹のような髪、黒曜石のような瞳。君のような天使を見間違えるはずが無いさ」
「は、はぁ、さいですか……」
ここ三日ずっと発している「人違いです」の訴えは聞き入れられたためしがない。
と言うか誰だそれは。
こちとら記憶の中では無難なだけの灰色の野暮ったいスーツに可も無く不可も無い紺色のネクタイを駆使していた、その辺にわんさかいるサラリーマンでしかないのだが。
転生したら乙女ゲームの中だった。
どっかで聞いたことがありすぎる始まりだ。
だがこの三日でいやという程攻略対象に口説かれては認めざるを得ない。
この世界に生まれ落ちて育った記憶はない。
だが周囲の侍女達も皆一様に俊を王子様として扱っているし、字も読めるし言葉も通じる。総括すると異世界に転生し、記憶が蘇った拍子にこれまでの記憶が消えてしまったということになる。
覚えていないがセオリー通りに行けば不慮の事故に遭ったのだ。
「痛かっただろう? 天国から落ちてきて……君という清らかな天使を逃すなんて神様もどうかしているよ」
今日も今日とて、スタバの注文もかくやという呪文のような台詞をイケメンが熱っぽく囁いてくる。
俊は背中を限界まで壁に押しつけ目頭を押さえた。
君の傷ついた羽根を癒やす権利が欲しいだとかなんとか聞こえてきたが、もう目眩が酷くてそれどころではない。
二十八歳、男、心がときめくのは異性という属性を持つ俊の転生先が、別に気に入ってなどいなかった乙女ゲームなのは一先ず置いておこう。
前世に未練が無いと言えば嘘になるが、この三日で転生自体は受け入れられるようになった。
転生先の王子様が社交界デビューに失敗して以来の引きこもりという設定のお陰か、危惧していたような「受けてきたはずの王子教育」が試されるなんて場面も無かった。
なにより、王子様と言っても白タイツのカボチャパンツではなかったのは幸いだ。
だがしかし。
一つ言いたい。
なぜヒロインを口説くべき王子様達は俊を口説いてくるのか!?
「君のその目が俺を狂わせるんだ。責任をとっておくれ」
第八王子のやたら甘い決め顔が迫ってきた。
つい、と頬に手がかかり俊は白目を剥いた。
お手洗いは何処ですかの台詞でどうすれば狂わせたりできるのかこちらが知りたいし、狂ってしまったにしても、そちらの裁量でどうにか処理してほしい。
だが俊の口は、へら、と営業スマイルを作った。相手は上位の王子様だ。失礼があれば手打ちにされてしまう。
「多分あっちですかね!? 広いのも大変ですよね! 有り難うございました! ではでは!」
壁ドンのために伸ばされた腕の下をそそくさとくぐろうとするも、目にも止まらぬ華麗な所作で引き戻されてしまった。
王子様は到底真似できないスマートな手つきで俊の横髪を掬い取ると、そこへ口づけを落とした。
ぶわっと全身が総毛立った。
「だ、だから人違いですからー!!」
叫ぶやいなや壁づたいに背中で滑り落ち、相手が度肝を抜かれている隙に長い足の間をくぐって逃げ出すと、絨毯の上を全力疾走した。
自慢ではないが体力は無い。
だが持てる限りの力をだし、目に入った階段を上へ下へと逃げた。
何度目かの角を曲がると壁に背をつけ後ろを窺った。
王子様の姿は無い。
はー、ともふー、とも言えない発音の息を吐き、俊はその場にへたり込んだ。
ここ三日、少しでもよろけると逞しい腕が支えに来る。
長くもない俊の髪が何故か誰かのボタンに引っかかり、困った顔をした王子様が優しく解いてくれる。
指を怪我して血が出ると絶対誰か見目麗しい王子様がやってきて傷を嘗めようとする……とあげたらキリが無い。
しかも先刻のようにやたらめったら壁ドンされる。
「ヒロインは一体何をしてるんだ……」
王宮を取り囲む広大な庭の花壇は色を無くし、反比例したように色づいた木立からは人恋しくなる秋の気配がしている。
パワハラに疲れ果てた日本のOLが異世界に飛ばされ、王子様との危険でリスキーでビタースイートでラビリンスなゲーム~貴方の灼熱の瞳に囚われて~が始まるのも秋だった。
ちなみに危険でリスキー云々はゲームパッケージに載っていた謳い文句であって、俊が創作した文章ではない。断じてない。
職務怠慢か?
あることを思いつき、俊は顔を上げた。
ヒロインの到着が何らかの理由により遅延、そのせいで攻略対象達が持て余したスパダリ要素をヒロイン以外にも発揮しているのかもしれない。
「ええー……」
自身の仮説にまたまた目眩を覚え、膝を抱えた。
低くよく通る声がようやく動き出した耳に届いた。
視界はおぼろげでこちらを覗き込む彼の人の顔立ちははっきりしない。
しかしそれでもその才覚と話術でもって人を惹きつける確固たる人物なのだろうと俊は思った。
貴方ではない、と彼は言った。
何の関係も無いのに巻き込んだと吐露した男性に俊は怒りすら覚えず、単に諦念を抱いたまま目を閉じた。酷く怠かった。
数名のささやき声が少しの間鼓膜を震わせ、そして何もかも唐突に消えた。
しどろもどろの声は空しく響く。
俊は焦っていた。
迫り来る陰に怯えながら、必死でその陰を説得していた。
「ひ、人違いです」
地味な人生を送ってきました。
どこにでもいる高校教諭、立花俊の二十八年におよぶ人生はこれにつきる。
有名な出だしをもじってみても何一つ心躍らない地味さだ。
身を粉にして働いてきた五年間。
地味に昇給して地味に昇格もした。
地味地味尽くしの俊が何処にでもある昼下がり、何故か贅沢を尽くしたカーペットが敷かれた王宮の廊下で、超がつくイケメンの王子様に壁ドンされていた。
どうやら異世界に転生したらしい。
それも王子様が選り取り見取りの剣と魔法の世界系乙女ゲームの中に。
三日ほど前、やけに肌触りが良い布団に包まれて俊は目を覚ました。
欧州の宗教画のような絵が描かれた天井が目に入り、出た第一声は「へ?」だった。
疑問符が散乱する頭で恐る恐る起き上がり辺りを見回した。
アパートの自室の五倍はあるだろう馬鹿でかい部屋、その中央に置かれた天蓋付きのベッドに俊は寝ていた。
「俊様、おはようございます」
二度目の「へ?」を発する直前にいきなりドアが開いた。
ギャグ漫画もかくやというほど飛び上がった俊にお構いなく、恭しくもそそくさと頭を垂れた年配の女性が二、三人入ってきた。
そこからはあっという間だった。
高速でシルクのパジャマからよく分からない構造の服に着替えさせられ、質問する間もなく小洒落た洋風の朝ご飯を食べさせられ、さあ外で日光でも浴びてきてください! と部屋の外に放り出されたのだ。 呆然としたままこれまた豪華なワインレッドのカーペットの上で俊は自身の衣服を見下ろした。
王子様。
印象はまさにそれだった。
直径一メートルはありそうなシャンデリアの光の粒に照らされながら、俊はひく、と右の口角が上がるのを感じた。
詰め襟の膝上まである軍服のような上着とスラックスは真っ白で、肩や胸元にある飾りとボタンは金色。本物なのか分からないが蝶の刻印が入った装飾過多の短剣を腰に携えている。
胸板は薄いし背だって百七十弱しかないし、黒目がちの大きな目と小ぶりな鼻と口は中性的で服に着られている感はいなめないが、俊の装いは王子様然とした王子様のものだった。
再確認するが俊は並の中の真ん中の中間レベルの公立高校の教師だ。
服装に馴染みがなさ過ぎる。だが、見覚えはあった。
追い出された部屋の風景に、ダマスク調のようなカーペットの模様、そして身に纏っている服装に。
いやまさかそんな。
ないないと頭に浮かんだ最近流行のライトノベル設定を乾いた笑いで否定する。
だが俊が今置かれている状況の説明はつかない。
ともかくしっかり自身の有様を確認しようとお手洗いを探すことにした。
前方に視線を走らせてみるが、気の遠くなるような長くて広い回廊と煌びやかな装飾を施された扉が並んでいるのが見えるだけだ。
ならばと後ろを振り向いた途端、何かにぶつかった。
「失礼、大丈夫かい?」
蜂蜜のような蕩ける美声、そして視界に入った人物にひく、と今度は左の口角が上がった。
色こそ違うが俊と同じような王子様然とした服装、長身、長い足、ほどよく鍛えられた体、ハリウッドの恋愛映画の主人公のような顔面の男性に見覚えがありすぎた。
三日前まで生活していた世界でプレイしていた乙女ゲームの攻略対象の一人、蝶国の第三王子である。
一応弁解するが、俊は特に乙女ゲームは好きではない。
仕事でむしゃくしゃしていたのでネット通販でゲームを片っ端から買い物籠にいれていたら、その中に紛れ込んでいただけだ。
深夜に買物なんてするものではないと反省しつつ、興味本位でプレイしただけで、少しときめいたりもしたが別にそんなに好きではない。
一人を除いて全員攻略したし他のゲームそっちのけで繰り返してプレイしたし続編が無いかと検索したこともあるけれど、別に気に入ってなんていない。
まあともかくそこで最初に攻略した第三王子に、目の前の男性がもの凄く似ている。
信じられずにじっとその男性を見ていると、俊の顔の横にとん、と手が置かれ、至近距離のそのご尊顔が迫った。それが全ての始まりだった。
「人違いなもんか。この烏の濡れ羽色に輝く絹のような髪、黒曜石のような瞳。君のような天使を見間違えるはずが無いさ」
「は、はぁ、さいですか……」
ここ三日ずっと発している「人違いです」の訴えは聞き入れられたためしがない。
と言うか誰だそれは。
こちとら記憶の中では無難なだけの灰色の野暮ったいスーツに可も無く不可も無い紺色のネクタイを駆使していた、その辺にわんさかいるサラリーマンでしかないのだが。
転生したら乙女ゲームの中だった。
どっかで聞いたことがありすぎる始まりだ。
だがこの三日でいやという程攻略対象に口説かれては認めざるを得ない。
この世界に生まれ落ちて育った記憶はない。
だが周囲の侍女達も皆一様に俊を王子様として扱っているし、字も読めるし言葉も通じる。総括すると異世界に転生し、記憶が蘇った拍子にこれまでの記憶が消えてしまったということになる。
覚えていないがセオリー通りに行けば不慮の事故に遭ったのだ。
「痛かっただろう? 天国から落ちてきて……君という清らかな天使を逃すなんて神様もどうかしているよ」
今日も今日とて、スタバの注文もかくやという呪文のような台詞をイケメンが熱っぽく囁いてくる。
俊は背中を限界まで壁に押しつけ目頭を押さえた。
君の傷ついた羽根を癒やす権利が欲しいだとかなんとか聞こえてきたが、もう目眩が酷くてそれどころではない。
二十八歳、男、心がときめくのは異性という属性を持つ俊の転生先が、別に気に入ってなどいなかった乙女ゲームなのは一先ず置いておこう。
前世に未練が無いと言えば嘘になるが、この三日で転生自体は受け入れられるようになった。
転生先の王子様が社交界デビューに失敗して以来の引きこもりという設定のお陰か、危惧していたような「受けてきたはずの王子教育」が試されるなんて場面も無かった。
なにより、王子様と言っても白タイツのカボチャパンツではなかったのは幸いだ。
だがしかし。
一つ言いたい。
なぜヒロインを口説くべき王子様達は俊を口説いてくるのか!?
「君のその目が俺を狂わせるんだ。責任をとっておくれ」
第八王子のやたら甘い決め顔が迫ってきた。
つい、と頬に手がかかり俊は白目を剥いた。
お手洗いは何処ですかの台詞でどうすれば狂わせたりできるのかこちらが知りたいし、狂ってしまったにしても、そちらの裁量でどうにか処理してほしい。
だが俊の口は、へら、と営業スマイルを作った。相手は上位の王子様だ。失礼があれば手打ちにされてしまう。
「多分あっちですかね!? 広いのも大変ですよね! 有り難うございました! ではでは!」
壁ドンのために伸ばされた腕の下をそそくさとくぐろうとするも、目にも止まらぬ華麗な所作で引き戻されてしまった。
王子様は到底真似できないスマートな手つきで俊の横髪を掬い取ると、そこへ口づけを落とした。
ぶわっと全身が総毛立った。
「だ、だから人違いですからー!!」
叫ぶやいなや壁づたいに背中で滑り落ち、相手が度肝を抜かれている隙に長い足の間をくぐって逃げ出すと、絨毯の上を全力疾走した。
自慢ではないが体力は無い。
だが持てる限りの力をだし、目に入った階段を上へ下へと逃げた。
何度目かの角を曲がると壁に背をつけ後ろを窺った。
王子様の姿は無い。
はー、ともふー、とも言えない発音の息を吐き、俊はその場にへたり込んだ。
ここ三日、少しでもよろけると逞しい腕が支えに来る。
長くもない俊の髪が何故か誰かのボタンに引っかかり、困った顔をした王子様が優しく解いてくれる。
指を怪我して血が出ると絶対誰か見目麗しい王子様がやってきて傷を嘗めようとする……とあげたらキリが無い。
しかも先刻のようにやたらめったら壁ドンされる。
「ヒロインは一体何をしてるんだ……」
王宮を取り囲む広大な庭の花壇は色を無くし、反比例したように色づいた木立からは人恋しくなる秋の気配がしている。
パワハラに疲れ果てた日本のOLが異世界に飛ばされ、王子様との危険でリスキーでビタースイートでラビリンスなゲーム~貴方の灼熱の瞳に囚われて~が始まるのも秋だった。
ちなみに危険でリスキー云々はゲームパッケージに載っていた謳い文句であって、俊が創作した文章ではない。断じてない。
職務怠慢か?
あることを思いつき、俊は顔を上げた。
ヒロインの到着が何らかの理由により遅延、そのせいで攻略対象達が持て余したスパダリ要素をヒロイン以外にも発揮しているのかもしれない。
「ええー……」
自身の仮説にまたまた目眩を覚え、膝を抱えた。
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
黒とオメガの騎士の子育て〜この子確かに俺とお前にそっくりだけど、産んだ覚えないんですけど!?〜
せるせ
BL
王都の騎士団に所属するオメガのセルジュは、ある日なぜか北の若き辺境伯クロードの城で目が覚めた。
しかも隣で泣いているのは、クロードと同じ目を持つ自分にそっくりな赤ん坊で……?
「お前が産んだ、俺の子供だ」
いや、そんなこと言われても、産んだ記憶もあんなことやこんなことをした記憶も無いんですけど!?
クロードとは元々険悪な仲だったはずなのに、一体どうしてこんなことに?
一途な黒髪アルファの年下辺境伯×金髪オメガの年上騎士
※一応オメガバース設定をお借りしています
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。