ケンカばかりの婚約者と屈辱の初夜……になるのかと思ったら!?バブみ強めの婚約者に、令嬢の母性が開花する!

東山 庭子

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ケンカばかりの婚約者と屈辱の初夜……になるのかと思ったら!?バブみ強めの婚約者に、令嬢の母性が開花する!

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「フン!生意気そうな女だな。この程度の女なら履いて捨てるほどいるだろうに、何故父上はこんな女を宛てがおうとしているのですか?」

9歳の頃、初めて顔を合わせた婚約者から言われた言葉が上記のものだった。

「ローレンスッッ!?お前ッ……なんてことをっ!?」

ジーグフェルト公爵がバカ息子を叱ろうとしたその時、私の拳がそのバカ息子の頬にクリティカルヒットしたのだった。




「フン!何故貴様なんかと茶を飲まねばならんのだッッ!?」
「それは貴方がいつまで経っても婚約破棄してくれないからですねぇ」


仮にも公爵令息を初対面で殴ったのだから、その場で婚約破棄になってもおかしくなかったのに、あれから10年経っても未だ婚約者のままなのである。
ならばこちらから婚約破棄しても良さそうなものだがいかんせん、侯爵家である我がフェンドラー家が、公爵家であるジーグフェルト家に物申せるわけが無いのである。

一度公爵夫人に、それとなく婚約解消出来ないか聞いてみたことがあるが

「ごめんね~~♡ アイリスちゃんにお嫁さんになって欲しい私のワガママだと思ってくれていいから、あきらめて♡」

と、死刑宣告に等しいことを告げられた。思ってくれていいってどーいうことやねん?


「こっ……婚約破棄などッ……簡単に出来るものでは無いッッ!!そっ……そう言えば、来月は貴様の誕生日だったな!今年も貴様のクローゼットを占拠する無用の長物をたんまり送ってやるから覚悟しておくんだなっ!!」
「あぁ?」
「ヒッ!?……なんだその目はっ!?また暴力でも振るうつもりかッッ!?」
「まさか!公爵家のご嫡男様にそのようなことをするわけがありませんわ!お気遣いは無用でございますぅ~~。今までいただいたお品も全て馬小屋にブチ込んでございます故、新たにガラクタをいただいたところで、馬小屋の荷物が増えるだけですのでぇ~~」


毎年毎年、誕生日の度にドレスやら宝石やらを大量に送り付けて来るローレンス。最初の年に送られたプレゼントを一切身に付けなかったら

「貴様が嫌がるデザインのものをわざわざ用意してやったと言うのに、身に付けないとはどう言うことだッッ!?」

と、ご丁寧に嫌がらせであることを公言なさったボンクラ令息。確かに私のコンプレックスである緑の瞳に合わせたドレスや宝石が殆どで、しかも大嫌いなローレンスからの贈り物だと思うと、とでも身に付ける気にならなかった。嫌いな婚約者への嫌がらせだけのために、随分と金を掛けるものだと毎年感心してしまう。


「馬小屋ッ!?馬小屋だと!?貴様のクローゼットには私のプレゼントは一切置いていないと言うことか!?」
「左様でございます~~♪」

本当は自室とは別の部屋に纏めてブチ込んであるんだけど、人のことを貴様貴様と呼ぶ奴に本当のことを教えてやる義理は無い。

「ですから、今年は贈り物の類は一切お断り致します。そんな金があるなら領民のためにお使いくださいませ」
「ぐっ……外貨準備高を税金から賄ってると思ってるタイプの捨てゼリフだなッッ。もう手配は済んでいるのだ!!今年も無用の長物を送り付けてやるッッ!!」
「だ~~からいらねーって言ってんだろッッ!?」

おっと、言葉遣いが乱暴なものになってしまった。これだからローレンスなんかと顔を合わせたくないのだ。

「なっ……なんて可愛げの無い女だっ!?貴様ッ……少しは私に媚びようとは思わないのか!?」
「履いて捨てるほどいるような女ですから、多少媚びたところで可愛くありませんでしょ?」
「ーー~~ッッ……貴様ッ……まだ昔のことを蒸し返すつもりかッッ!?」
「アラねちっこくてごめんなさいねぇ?なにしろ履いて捨てるほどいるような女ですからぁ~~。粘着質ですし、暴力的ですし?そろそろ婚約破棄したくなったんじゃありません?」
「うっ……うるさいうるさいうるさーーーいッッ!!婚約破棄されたところで行き遅れるだけだぞ!?一生独身でも良いのかッッ!?」
「あ、ご心配には及びません。婚約破棄されたら辺境伯様の後妻になる予定ですので」
「はぁーーー!?あのカタブツ辺境伯にか!?」
「ええ、あの渋めのイケメンの辺境伯様です」

辺境伯様は亡くなった奥様のことを今でも愛しているけれど「もし婚約破棄されたら籍くらいは貸してやる」と言ってくれているのだ。どうせ仮面夫婦になるなら辺境伯様の方が断然良いのだが、両親が許してくれないのだ。

「ダメだダメだ!!婚約破棄はしないッ!!ざまあみろ!!」

捨てゼリフを吐いたローレンスが走り去ると、侍女が憐れみを浮かべた顔をこちらに向けた。

「お嬢様は、他人の心の機微にもう少し敏感になってもいいと思いますよ……」

どう見ても私の方が被害者だと思うのだが、侍女はいつも私の味方をしてくれない。はぁ……切ない……。





ーーーーーーー

「うわーーーん!!アイリス酷いよぉぉ~~……なんで私のプレゼントを全部馬小屋にブチ込むんだよぉ~~……ぐすっ……ぐすっ……」
「それはお坊ちゃまの態度がクソ悪いせいですね。お坊ちゃまからのプレゼントなど見たくもないのでしょう」
「お坊ちゃまって言うなぁ~~!!どうしようロイス!アイリスが辺境伯に嫁ぐかもしれない!!」
「お坊ちゃまとご婚約されてる限り、辺境伯様のところへは行けないでしょう。まあ、婚約破棄さえしなければ大丈夫ですよw 」
「何笑ってるんだ!?」

先程から私をお坊ちゃまと呼び、失礼な態度を取るこの男は、我が家の執事、ロイスである。

お察しの通り、私はアイリスにベタ惚れゾッコンLOVEなのである。初対面で、アイリスが可愛過ぎてつい暴言を吐いてしまい、結果殴られた。その後両親から婚約の話を白紙にすると言われて、力の限り抵抗した。そのおかげで今でも婚約者としてアイリスの側にいられると言うのに、私ときたら褒め言葉の一つも言えないどころか、顔を合わせる度に悪態を吐く始末である。
それでも馬小屋は酷い。泣き喚いても仕方ない。

「あ、あと、フェンドラー家の侍女から聞いた話なんですけど、アイリス様、緑色が嫌いなんだそうですよ」
「自分の瞳の色なのに!?」
「ええ。なんでも、ご両親のどちらにも似てない瞳の色がコンプレックスなのだとか……」

なんてことだ!!じゃあ私のプレゼントは、本当に嫌がらせだと思われてると言うのか!?

「そんな……心を込めて選んだのに……」
「心をいくら込めても、あの態度じゃ好かれるわけないでしょ?散々私と練習したってのに、なんであんな態度しか取れないんですか?」
「だってアイリス可愛いんだもんッッ!!正気を保てないほど可愛いからぁ……つい……」
「ついじゃないでしょ!?ほら、今日もやりますよ、千本ノック。『今日もアイリスは美しいね』」

私は鏡の前に立ち、ロイスの言葉を真似る。千本ノックと名付けた反復練習。あまりにもアイリスへの態度が酷いということで、少しでも態度を見直すために数年前から私のライフワークとなっているものだ。繰り返すことで体に覚えさせようとしているのに、なかなか成果が出ないのだが……。それでも、こうしてアイリスを褒める練習をしたり、プロポーズの練習をしたりしている。

「今日もアイリスは美しいね」
『君の誕生日をお祝いしたい』
「君の誕生日をお祝いしたい」
『好きだよ、アイリス』
「好きだよ、アイリス」
『早く結婚したいよ』
「早く結婚……あーーーッッ!?」
「なんですか?お坊ちゃま。毎日の反復練習をしませんと、恋の上達は出来ませんよ?」

「結婚してしまえばいいんだ♡♡」
「そんなことしたら、一生恨まれますよ……」






ーーーーーーー

「アイリスや……怒らないで聞いてくれ……ジーグフェルト公爵家から、ローレンス様とアイリスの結婚式を早めたいと手紙が来たんだが……」
「お断りしてください♡」
「それは無理……」
「頼むぜ親父ぃぃ~~。婚約破棄を言い出せないのは分かるけどよ、せめてこんな無茶振りには毅然とNOと言ってくれや」
「アイリス……言葉遣い……」
「アラやだん♡ で、どれくらい早めたいって?」
「来月の……アイリスの誕生日に入籍したいらしい……」
「ふざっっけんなよ!?」
「言葉遣いーーッッ!!!」

あのボンクラ、とうとう私の逆鱗に触れやがったな!?毎年誕生日はボンクラ婚約者のローレンスが顔を出さないため、気の置けない友人たちとの楽しいひと時を過ごしてきたのだ。今年はどんなパーティーにしようかとウキウキしていたのに……許せん……。



「フン!今日くらいはしおらしく……ゴフッ!?」

珍しく花束を抱えて訪ねてきたローレンスの腹を狙って拳を突き上げる。

「ぐっ……何故腹なんだ……?」
「顔だと目立ちますので……」

人の誕生日にまで嫌な記憶を残そうとする底意地の悪い婚約者には、一発では到底足りない。

「申し訳ありませんが、あと三発喰らわせても良いですか?」
「良くないッッ!!とにかくっ!来月の貴様の誕生日には結婚式だッッ!!せいぜい自身を磨き上げておくんだなッッ!!」

涙目で捨てゼリフを吐きながら逃げ帰ったローレンス。流石に、私への嫌がらせに人生賭け過ぎではないか?この先自分の誕生日が来る度に、無理矢理結婚させられたことで苦しめられるのかと思うと、悔しくて涙が滲んだ。

 



教会で司教様に夫婦になることを宣誓する。高位貴族としてはあり得ない程の短期間で整えられた結婚式。この一見シンプルなドレスは、準備不足でデザインを凝ることが出来なかったが故の代物だ。きっとこのドレスは、結婚生活に於ける私への扱いを象徴している。式が終われば私はジーグフェルト公爵家の一員として、表向きはローレンスの妻になる。逃げ場が無くなった私は、ローレンスからの嫌がらせにも耐えなければならないし、ローレンスは今まで以上に、私の精神を抉るようなことをしてくるかもしれない。


暗澹たる思いでジーグフェルト家の門を潜る。待ち構えていた侍女に湯浴みをさせられ、身支度を整えられる。疲れたのに、眠いのに、私はこの後部屋に訪れるであろうローレンスを待たねばならないのだ。あのローレンスのことだ。寝室に入るなり嫌味を言ってくるかもしれない。或いは「お前を愛するつもりはない」などと巷で流行っている言葉を投げ付けて来るかもしれない。或いは愛人を紹介されるのかもしれない。いずれにせよ、今夜は屈辱的な初夜になることは間違いない。


などと考えていたら、ドアをノックされた。

「どうぞ」

返事をすると、ゆっくりドアが開く。

「アイリス……そっちに行っても良い……?」

ソファーに座っていた私に、何故か上目遣いで尋ねてくるローレンス。曲がりなりにも本日夫となった男である。こちらから拒むことなど出来ないのだが。

「どうぞ?」
「へへ……ありがとう♡♡」

お互い寝巻きでソファーに腰掛ける。家族でなければ顔を合わせない時間にだ。ああ、とうとうローレンスの妻になってしまったんだな、と脱力した。

「すごい……寝巻きのアイリスが隣にいる♡♡♡」
「はあ……もう寝る時間ですから……」

何故か砂糖菓子のような甘い表情を浮かべているローレンス。どうした?嫌味の一つも言わないとは、それほど疲れているのか?

「アイリス……誕生日、おめでとう♡♡♡」
「あっ……りがとうございます?」

え??誕生日祝われた……直接祝われるのは初めてなんだが……。

「アイリスが生まれた記念すべき日に、夫婦になれて……嬉しい……♡♡」
「はぁ……」

あれ?空耳かな??耳掃除はしてるのだが……

「アイリスの唇プルップルだね♡♡♡ チューしてもいい?♡♡♡」
「……ギャーーーッッ!!!」

異常な事態だ。一刻も早く避難しなければ!!

慌てて駆け出し、ドアを開けようとするが、びくともしない。

「ちょっと!?開けて!?開けなさいッッ!!非常事態よッッ!?」
「アイリス様……非常事態ではございません……」

ドアの向こうから、執事のロイスさんの声がした。

「非常事態なんですよッッ!!ローレンスがッッ!!」
「……アイリス様は、役者には二パターンのタイプがいることをご存知ですか?」
「何なんですか急に!?知りませんよ!!」
「徐々に役を掴むタイプの役者と、ある日突然役を掴むタイプの役者がいるのです。そして、ローレンス様は後者のタイプだったようです」
「だから何の話だっつーーのっっ!?」
「つまり、非常事態ではございません……練習の成果が出ただけでございます。どうぞご堪能ください。では、私はこれにて失礼こかせていただきます」
「失礼こくなぁぁーーー!!!」

ドアの向こうで訳のわからんことを並べたてて、本当に失礼こきやがったロイスに腹を立てていると、急にバックハグなるものをされた。

「ロイスなんかに構わないでよ……私だけを見て……♡♡♡」
「ホギャーーー!!!」

怖い怖い怖いっ!!怖過ぎるッッ!!催眠術か、おかしな薬でも盛られたか……ローレンスが正気じゃないことは確かである。

「ローレンスお前ッ……目を覚ませッッ!!」
「乱暴な言葉遣いのアイリスも大好きだけど、今夜は控えて欲しいな……♡♡♡ だって……私たちの、初エッチだもんね♡♡♡」
「ギャーーーーッッ!!!」

いや、初夜だけど!!初夜に一般的な新婚夫婦が何するかくらい知ってるけど!!ローレンスに限っては、まさか今夜手を出してくるなんて思ってもみなかったのだ。

「ハイ、ベッド行こうね~~♡♡♡」
「ちょ、ちょっと!?待って待って待って!?」

待てと言っているのに、ローレンスは私を羽交締めにしたままベッドまで引き摺って行き、押し倒してきた。

「そろそろチューしてもいい?♡♡♡」
「嫌です……」

状況について行けず、とりあえず拒絶するとローレンスの瞳にみるみる涙が溜まっていった。

「嫌って言わないでぇ~~……アイリスとチューしたいんだよぉ~~……お願いチューさせてぇ、お願い~~っ……」

溜まった涙をポロポロ溢しながら縋って来るローレンスに困惑して、つい頷く。途端にパァッと顔を綻ばせ、嬉しそうに唇を落としてきた。

「ちゅっ…♡ んちゅぅ…♡ ちゅ…♡ ちゅ~~♡」
「んっ…んむっ♡ ちょっと……長くないですか?」
「長くない~~♡♡♡ むちゅ~~っ♡♡♡」
「んっ……いや、長い長い長いっ……ハイ、もうおしまいっ」

ローレンスの顔を手で押し除けると、ローレンスは再び駄々を捏ね出した。イヤイヤ期か!?

「やだぁぁ~~っ……私からアイリスを取り上げないで~~っ!!」
「落ち着いてくださいっ!!なんで急にそんなことになってるんですかッッ!?」

ベッドの上に座り、ローレンスに向かい合う。こんなことになっている原因を見つけねば。

「急じゃないもん……ずっとアイリスとイチャイチャしたかったんだもんっ」

頬を膨らませて不貞腐れた顔をするローレンス。お前、幾つだよ!?

「この後に及んで嘘を吐いてはいけません。私たちは政略結婚とは言え、今日から夫婦になるのですから、自分に嘘をつくのはお互いやめましょう」
「うん、だから素直になってるんだよ?私は子供の頃からアイリスのことだぁーいすきだからね♡♡♡」
「ハァ!?」
「その目も可愛いけど、今夜は禁止!もう夫婦になったんだ♡♡♡ アイリスが嫌がっても、今夜は絶対エッチしま~~す♡♡♡」
「それは……レイプでは?」
「夫婦間にレイプはありませーん」
「いや、あるわ!」
「アイリスが私のこと好きじゃないのは知ってる……だから、まず身体から落とそうかなって♡♡♡」
「ずいぶん自信がおありのようで」
「いや、自信は無いけど、エッチしたら絆されてくれないかな~~?とは思ってる……」
「ブフォォww そんな明け透けに言います?w 」

以前家で飼っていた犬が、必死になって雌犬を追いかけ回していたことを何故か思い出した。まあそれくらい、目の前のローレンスが、セックスしたくて必死に見えたのだけど。

なんだコイツ、結構可愛いとこあるじゃないか。

「じゃあ、絆されるまで頑張ってくださいよ」
「アイリスぅぅ~~♡♡♡」

ヨシをされた犬の如く、唇を舐め回さんばかりの勢いで吸い付いてくるローレンス。その圧に負けて口を開くと、舌がヌルリと無遠慮に入ってくる。口内を舐め回される感覚に、身体の芯が疼くような気がした♡

「はふ…んむっ♡ んもぉ……舐め過ぎ……♡」
「らってぇ…♡ ずっとしたかったからぁ♡♡♡」

再び私を押し倒すローレンス。寝巻きの上から胸を揉みながら、首筋に唇を這わせる。思わずビクッとしてしまうくらい、首筋は敏感な場所だったようだ♡

「おっぱい……アイリスのおっぱいっ…♡♡♡ やらかい……あったかい……♡♡♡」
「んっ…♡ んんっ…♡ やんっ…♡」

夢中になって胸を揉みしだくローレンス。敏感な場所を触られて、乳首の場所が自分で分かるくらい固くなってる♡♡ 

「ねぇアイリス……このぷくって膨らんだ乳首、吸っても良い?♡♡♡」
「嫌って言っても吸うんでしょッ!?♡♡」
「うんっ♡♡♡」

元気に返事をしたローレンスは、寝巻きを捲ると、乳首に吸い付いてきた♡♡ 

チュ~~…ッ…チュ…チュッ…ぢゅぅぅ…

「んん~~っ…♡ んあんっ♡ んんっ、んっ、んぅん…♡♡」
「可愛い~~声可愛い~~♡♡♡ ぢゅぱぢゅぱっ…ぢゅぅぅ~~っ…♡ おっぱいうめぇぇ~~♡♡♡」

幼子の如く乳首に吸い付いているローレンスを見ていると、下腹の奥がカァッと熱くなる♡♡ 同時に奥からトロッとしたものが外に出てくる♡♡ 自分が発情している事実に羞恥心が湧き上がるけれど、 同時に、太股に感じるローレンスの発情の証にドキドキしてしまう♡♡

乳首に吸い付きながら、胸を揉んでいた手を腹や腰に移動させた。腰やお尻を撫で回され、ますます濡れてしまう♡♡♡

「あぁ…ん…♡ ダメ……♡ んもぉ…いたずらっ子な手……メッ!♡♡♡」
「アイリスぅぅ~~♡♡♡ 何それぇ~~もっと言ってぇ~~♡♡♡」

何故か興奮したローレンス。ますます激しく弄る手に、クラクラするほど興奮してしまう♡♡

「んもぉ…ダメだってばぁ~~♡♡ ローレンスのエッチぃ~~♡♡♡ んっ…♡ んん~~…♡ ローレンスの手……気持ちいいよ……♡♡♡」
「本当!?ホント?ホントに気持ちいい??♡♡♡ 私の手、気持ち悪くない?」

好き勝手しているかと思われたローレンスだったが、それなりに不安も感じているようだ。可愛いやつめ♡♡

「ふふ……ちゃんと気持ちいいよ♡♡♡ ねぇ……ココも、触って……♡♡♡」

ローレンスの手を掴み、股間に誘導する♡♡ 恥ずかしいけど、逸る気持ちもあるのだ♡♡

「良いの?アイリスのおまんこ触っちゃっても良いの??♡♡♡」
「いいよ……早くさわって……♡♡♡」

股の間に手を差し込み、ゆっくり撫で上げるローレンス♡♡♡ ピリピリとした快感が股間から全身に突き抜け、液体となって流れていく♡♡
思わずローレンスの股間に手を這わせ、熱い膨らみを確認するように撫で回す♡♡♡

「あぁぁん♡ あぁん、んうん♡ あっ…あ~~っ♡ 気持ちいい~~…♡♡」
「おっ、おお~~ッッ♡♡ おんっ、おんっ♡」

興奮した様子のローレンスに突起……クリトリスを撫でられる♡♡♡ 負けじと生地に濡れた先端を撫で回すと、ローレンスは歯を食いしばった。

「んぐ~~っ…♡ うっ…♡ ごめんアイリスっ…離して…ッッ♡♡ 出ちゃうからッッ♡♡♡」
「私もッッ…♡ イッちゃいそうっ♡♡♡ 一緒にイこう?♡♡♡ 出しちゃお?♡♡♡」

クリトリスから登ってくる鋭い快感が限界を迎えようとしている♡♡♡ ローレンスのペニスもピクピクと震えていて、本当にイキそうなんだと嬉しくなった。

「あ゛ぁぁ~~出るよぉぉ~~♡♡♡♡ 出るッッ…あ゛あ゛あ゛出るぅぅーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡」
「んんん~~ッッ♡♡ んん~~ッッ…イクぅぅイクぅぅ~~ッッ!!♡♡♡♡♡」

弾けるような絶頂感に、身体が勝手にビクビクと痙攣してしまう♡♡♡ ローレンスの寝巻きが精液で濡れている。お互い荒い息を整えてじっと見つめ合ってると、口付けをしたくて堪らなくなった♡♡♡

「んっ♡ ちゅ♡ 嬉しいっ♡♡ アイリスからキスしてもらえるなんて♡♡♡」
「んぅ~~♡ だってローレンスが可愛いからぁ~~♡♡♡」
「絆されてくれた?♡♡♡」
「うふふ♡♡ どうでしょう?♡♡♡」
「んもーーっ!!」

お互いびしょ濡れの下着を脱いで、裸になって抱き合う♡♡♡ 昨日まで憎み合ってると思っていたローレンスと、こうして抱き合っているなんて不思議な気分だ。ローレンスの指が私の膣内に侵入し、ゆっくり動かす。クチクチと音がするソコは、ローレンスの指を歓迎しているみたいに蠢いている♡♡♡

「はっ…♡ あぁ…♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡ ハァ…ハァ…♡ ハァ…はぁん♡」

膣内から下半身に広がる快感に、つい口を半開きにして喘いでいると、無遠慮に舌を絡め取られる♡♡

「んあんっ♡ んあっ♡ 気持ちいいッッ♡♡♡ やだぁぁ気持ちいい~~ッッ♡♡♡ んやぁん♡ やぁぁん♡♡」
「うわぁ~~…くねくねしてるアイリス可愛いよぉぉ~~…♡♡♡ 私の指気持ちいい?どの辺が気持ちいい?♡♡♡」
「んん~~っ…♡♡ ソコ……お腹の方っ……♡♡ ソコ気持ちいいのぉぉ~~…♡♡♡」
「ココ?このデコボコしたとこ?♡♡♡ ねぇココが気持ちいいの?♡♡♡」

手前の感じる所を執拗に擦られて、おかしくなりそうな快感に飲み込まれていく♡♡♡

「いやぁんソコぉぉーー~~ッッ♡♡♡ あ゛ぁぁあぁぁッッ♡♡♡ 変になる変になっちゃうぅぅーー~~ッッ!!♡♡♡♡ イヤ!イク!イヤァァーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡」

快感の限界に到達すると、指をぐにゅぅ~~っと締め付ける感覚がした♡♡♡ 身体は勝手にビクビク痙攣するし、深い絶頂の余韻でいつまでも悶えていた♡♡♡

「いやぁ~~…ん…♡ やぁ~~…ん…♡ やぁ…ん♡ やぁ…ん♡んんっ…♡ んん~~っ…♡」
「アイリスっ…ああアイリスぅぅ~~♡♡♡」

イッてビクビクしている膣口にペニスを擦り付けてくるローレンス♡♡♡ 早く入りたいって訴えてるみたい♡♡♡

「ローレンスぅ……もう、挿れちゃお……?♡♡♡」
「んぐっ……良いのぉ?♡♡♡」
「いいよ♡♡♡」
「絆されてくれた?♡♡♡」
「んふふ♡♡ 絆されましたよ♡♡♡」
「やったぁーーー!!♡♡♡」

子供みたいにはしゃぐローレンスのペニスが、ズブズブと膣内に埋め込まれていく♡♡♡
全て埋め込まれた瞬間、質量が減ったと思ったら、ローレンスがメソメソ泣き出してしまった。

「うぅぅ……アイリス……ごめん……グスッ……出ちゃったぁ……うわぁ~~ん……うぇぇ~~……うぇっ……うぇぇっ……」
「あらあら……泣かないのっ……♡♡ メソメソしない!ね……?♡♡♡」
「グスッ…グスッ……軽蔑した……?」
「してませんよ♡♡♡」
「じゃあ……好き……?」
「ふふっ……何ですか急に♡♡♡」
「言ってよぉ~~!!好きって言って!お願い♡♡♡」

涙に濡れた瞳で睨み付けてくるローレンス。長年のアレな態度の中にも、今みたいな好意を覗かせていたのだろうか?

「アイリスが好きって言ってくれたら何回でも頑張れるからぁ~~……お願いっ♡♡♡」
「うふふ……ローレンスには頑張って貰わないと♡♡♡ ……好きよ♡♡♡」
「ひゃんっ!♡♡♡」
「好き……♡♡♡」
「はうっ!!♡♡♡」
「大好きっ!♡♡♡」
「きゅうぅぅ~~ん♡♡♡」

好きと言う度に質量を増していくペニスに、愛しさと母性が膨らんでいく♡♡♡ ヘコヘコと不器用に振っていた腰は、徐々に本格的な出し入れになって行き、膣内に堪らない快感を生み出した♡♡♡

「あ゛あ゛あ゛ごめんっ♡♡♡ 気持ち良すぎて腰止まんない~~ッッ♡♡♡ 痛くしてごめんねっ♡♡♡」
「ううん痛くないよぉぉ~~♡♡♡ ちゃんと気持ちいいからね?♡♡♡ 止めなくていいからね?♡♡♡ あ゛ぁぁッッ♡♡ あ゛ぁぁッッ♡♡ あ゛ぁぁ~~ん…♡ 気持ちいいのぉ~~♡♡♡ おまんここんなにも気持ちいいなんて知らなかったよう♡♡♡」
「あ゛ぁぁ嬉しいよぉぉーー~~ッッ♡♡♡ あ゛あ゛あ゛嬉し過ぎてまた出ちゃうぅぅーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡ いぎゅうぅぅーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡」

ビュクビュクとナカに注ぎ込まれる子種が熱くて、思わず仰け反ってしまうほど気持ちいい♡♡♡

「はぁ~~…♡ はぁ~~…♡ はぁ~~…♡」

射精したばかりのローレンスは、カクカクと腰を振りながら次第に固さを取り戻していく♡♡♡

「はぁ……はぁ……はぁ……♡♡♡」
「スゴイよぉ……♡♡ 頑張ってくれてありがとうね♡♡♡ ローレンスは偉いねっ♡♡♡」
「へへ……私、エライ?♡♡♡ ……好き?♡♡♡」
「だぁ~~いすきっっ♡♡♡」

健気に腰を振るローレンスを労いの意味を込めて抱き締めると、心底嬉しそうに笑っていた♡♡♡

「あ゛ぁぁんんっ♡ あ゛ぁぁんんっ♡ あ゛ぁぁっ、あぁぁん♡ あ゛ぁぁ~~…ん♡ すごい……ッッ♡♡♡ ローレンス偉いよぉ~~♡♡♡ もっと、もっとッッ♡♡ ナカ擦ってぇぇ~~…ッッ♡♡♡」
「うんッッ♡♡ うんッッ……頑張るよぉぉ~~ッッ♡♡♡」  

歯を食いしばって腰を振り続けるローレンスが可愛くて堪らない♡♡♡ 母性を刺激されていたら、膣内から絶頂の予感がし始めた♡♡♡

「あ゛ぁぁッッ!?あ゛ぁぁ~~…ッッ♡♡ あ゛はあぁぁ~~…ッッ♡♡♡ ねぇ来ちゃうッッ♡♡♡ うそうそ来ちゃうよぉぉ~~ッッ!!♡♡♡♡」
「あ゛ああッッ!?待って!!締まるッッ!?♡♡♡♡」
「ダメダメもぉイッちゃうから待てない~~ッッ!!♡♡♡♡ あ゛あ゛あ゛あ゛もぉダメーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡ んお゛ッッ!!♡♡♡♡♡」
「あ゛あぁぁーー~~ッッ……もぉ無理ぃぃーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡ 出ちゃうぅぅーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡」

アクメの衝撃で大きく仰け反り、膣内が大きく痙攣する♡♡♡ 腹の中を渦巻く甘い快感と脈動するローレンスのペニスに、満ち足りた気持ちだった♡♡♡

「はぁ~~……幸せ……♡♡♡ 頑張ってくれてありがとうね……って、ローレンス??」

何度も射精して疲れ切ったのか、いつの間にか私の胸に突っ伏してスヤスヤと眠っていた♡♡♡



「うっっ……うぅぅ……うぇぇ~~……えぐっ……えぐっ……」
「もうっ……泣かないのっ♡ メッ♡」
「だって……私……情けないよぉぉ~~……」

目が覚めるなり自分に失望してメソメソ啜り泣くローレンス。そんな彼を慰めるのにも慣れてきた感がある。早漏も体力不足も、改善のしようがいくらでもあるからな♡♡♡

「何言ってるの!何回も頑張ってくれたでしょ?ローレンスは立派だよ?♡♡♡」
「本当?……私、立派?」
「うん!立派だし、カッコいいよ♡♡♡」
「じゃあ……好き??♡♡♡」
「大好きよっ♡♡♡」
「私も大好き!!♡♡♡」

いちいち好きかと聞いてくる面倒くさいトコも含めて好きだ♡♡♡ 

二人で朝食を終えると、ロイスさんが声をかけてきた。

「改めましてアイリス様、お誕生日おめでとうございます。ローレンス様からの誕生日プレゼントをご用意しております」

ローレンスを見るとニコニコしていた。彼に手を引かれるままに部屋に行くと、黄色のドレスや宝石がひしめき合っていた。

「今までごめんね……緑が嫌いな色だって知らなかったんだ……」
「ローレンス……」
「それに、ずっと黄色の物を贈りたかった……」
「貴方の瞳の色ね……」
「うん……黄色……好きになってくれる?♡♡♡」
「もちろん♡♡♡」
「やった!……もう、馬小屋には入れないでね……」

悲しそうに笑うローレンスに、胸が痛んだ……。

「入れませんよ。それに、今まで頂いた物も、全て嫁入り道具として持って来ましたから……私こそ、あんな嘘ついてごめんなさいね……」
「アイリス………グスッ……」
「泣かないの~~っ♡♡♡」

自分の瞳の色なら大切にしてくれるだろうと思って、毎年プレゼントを選んでいたのだと言うローレンスを抱き締めると、そのまま長いキスをされてしまい、ロイスさんたちはずっと苦笑いしていたのだった……。



「本当に……新婚初夜に間に合って良かったですよ……毎日毎日練習していたことが無駄にならなくて、本当に良かった」

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