私をいじめてばかりだった侯爵令息に契約結婚を持ちかけられた。契約期間の終わりが近付き、離婚を申し出たら……

東山 庭子

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私をいじめてばかりだった公爵令息に契約結婚を持ちかけられた。契約期間の終わりが近付き、離婚を申し出たら……

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「アンリ・フライスラー!!貴様に婚約破棄を言い渡す!!」

貴族学園主催の舞踏会の場で、私は婚約者の王太子殿下から婚約破棄を突き付けられた。殿下の隣には男爵令嬢がいて、勝ち誇った顔でこちらを見てくる。

「貴様は心優しいエミリーの……」
「あ、ハイ。婚約破棄ですね。承りました~~」
「貴様ッッ……そーいうとこが可愛くねーんだよッッ!!」
「ハイ、私は可愛くないと。承りました~~」
「オイッ!!?少しは動揺くらいしたらどうなんだ!?」
「承りました~~」

全て承りました~~で返し、適当なところで退場した。そもそも伯爵家の私如きに王太子妃とか荷が重過ぎたのだ。誰か変わってくれと常日頃から思っていたのである。エミリーさんは男爵令嬢だけど、まぁ彼女は何というかガッツがおありだから図太く生き抜くだろう。



「パパ~~、ママ~~、ごめんね~~。とうとう見限られたわ~~」

家に帰るなり両親に報告すると、両親は諸手を挙げて喜んだ。

「やった!お役御免!!よーーし、パパも文官辞めちゃうぞぉ~~?」
「もう私もお茶会出なくて良いのよね?やったわ♡ この機会にみんなで旅行に行きましょう♡」

我がフライスラー伯爵家は、端的に言うと「やる気のない貴族」である。領民は皆勤勉で働き者。特産品も多く、皆豊かな暮らしをしている。そんな領地を領民だけで統治が出来るように何年もかけて父が法律を変えていった。それも一重に「楽したいがため」である。それなのに降って湧いた私と王太子殿下の婚約に、我が家は揃って肩を落とした。高位貴族に年齢が釣り合うご令嬢がいなかったのが悲劇の始まりであった。あのクソボンボ……王太子殿下は端的に言うとクソだった。そして、クソの取り巻きたちもまた、クソクソ野郎どもであった。




「父上に婚約者を決められてしまった。しかもたかが伯爵家の令嬢だ。ああ、最悪だ。あんな地味な女と結婚しなければならないなんて」
「へぇ~~、アンリって子だろ?ぱっと見は地味だけど、意外とおっぱい大きくて良いじゃん♡ なあ、レオナルド」

たまたま談話室の前を通りがかったら聞こえてきた男同士のしょーもない話に、ついつい耳を傾けてしまった。

「……フン、胸に脂肪を蓄えているだけだろう。俺はあんなブスお断りだね」

元々嫌われていたことは知っていたけど、直接本人から聞く悪口は、私の心を大いに抉った。

レオナルドと出会ったのは8歳の頃。オークス侯爵家の避暑地に招かれ、そこで初めて対面した。今思い返せばお見合いも兼ねていたのだろう。両親は避暑地をエンジョイすることしか頭に無かったが。

「おっ……お前のようないやらしい目つきの女が俺を見つめるんじゃないっっ!!」

それまで伯爵令嬢として蝶よ花よと可愛がられてきた私にとっては、とんでもない侮辱だった。

「こらレオナルド!!アンリさんに謝りなさい!!」

公爵夫人に叱られても顔を真っ赤にして睨み続けていたレオナルド。結局お見合いに対してやる気の無かった両親が避暑地をエンジョイし過ぎたのもあり、それ以降オークス侯爵家の人間と関わることも無かった。その後暫くはレオナルド様からの怪文書とでも言うべき内容の手紙が、まるで嫌がらせのように何度も何度も送りつけられてきたけれど、無視していたら三年ほどで来なくなった。そうしたら今度は宝石やらドレスなやらが不躾に送り付けられるようになったけど、全てお返ししていたらこれらも三年ほどで来なくなった。

貴族学園で再会した時も遠くから睨み付けるレオナルドを無視するだけの関係だった。何度かみんなの前で嫌味を言われたり、王太子殿下と一緒になって揶揄われたりもしたけれど、どう考えてもレオナルドからそこまでボロクソに言われる筋合いは無いのである。


……という話が一年前。そして今目の前には、件のクソクソ野郎の一人、レオナルドがいる。

「一体何のご用でしょうか?」

うっきうきで荷造りをしていた矢先、レオナルドが花束を持って我がフライスラー伯爵家を訪れたのだ。家格が下の私たちは、レオナルドを追い返すことも出来ず、取り敢えず応接室にお通ししたという運びである。

「殿下から婚約破棄をされたそうだな……」
「はあ……てゆーか見てましたよね?」
「いや……人伝てに聞いて知った。その……つまり君は、今婚約者がいない状態なんだよな……」
「はあ……そのようでございますね」
「だったらその……俺と婚約しないか?」

その提案に、私は鳥肌が立った。

「いえ……お断りします……」
「何故だ!?このままでは君は確実に行き遅れるぞ!?」

ホント……こーいうとこホント無理だわ……。つーかこの人、私のようなブスはお断りなのでは??

確かに王太子殿下から捨てられた令嬢など、誰も娶りたがらないだろう。しかしそこは私も「やる気のない貴族」の端くれである。そんなことより隣国のオールインクルーシブのリゾートホテルに滞在することで頭がいっぱいなのだ。

「私はもう婚約というものに疲れましたので、今は先々のことより目先の楽しみを優先したいのです」
「行き遅れても良いと……?」
「まあ、楽して生きれればなんでもいいです」
「ならば……契約婚というのはどうだ?二年間、俺の妻を演じてくれれば、その後の生活の保障はする……」
「え?でもそれではレオナルド様の旨みはどこにありますの?」

私にとってはありがたい話だけど、わざわざお断りだと断言するほど嫌いな私と一時的にでも夫婦になるのって、相当苦痛なのでは??

「旨みは……ある……」
「例えばどんな??」
「ぐっ……えーと……あ、そうだ!女避けだ!!」

たった今思いついたような言い方だけど、確かに一理あるかも?中身はクソクソな王太子殿下と愉快な御付きのものたちは、顔と爵位だけはご令嬢たちの注目を集める存在なのであった。

「君と結婚すれば、言い寄る女たちを躱す煩わしさから解放されるからな!!二年も経てば、女たちも引き取り手が見つかるだろう」

こういう物言いがクソクソなんだよと思いつつ、確かにお互い旨みはあるなぁ……と考えていた。

「う~~ん……では、具体的に二年間どうするのかを契約書にしてみましょう。それで双方の合意が取れれば、契約しても良いでしょう」

どこか不満げなレオナルド様とその後数回話し合い、一枚の契約書に纏めることが出来た。



【契約書】

壱 婚姻から二年後、速やかに離婚すること

弍 婚姻期間が終了次第、レオナルドは慰謝料◯◯万と別荘をアンリに支払うこと

参 他人の目があるところでは、それが誰であっても仲睦まじい演技をすること

四 婚姻中は寝室を共にすること。但し白い結婚とすること。




「まぁ細かいところは追々詰めて行くとして、これで契約成立だな」
「はい……はあ~~……何でこんなことに……」

レオナルド様の目の前でため息をつくのはマナー違反かもしれないけど、そもそもコイツからは影に日向に悪口を言われまくったのだ。これくらい許して貰わないと割に合わない。

「ぐっ……それよりも明日は俺も着いて行くからな」
「承りました~~……」

明日は婚約破棄の書類にサインをしに行くのだ。それが終われば、私は正式に王太子殿下の婚約者から降りることが出来る。またあのクソボンボ……王太子殿下の顔を見なければならないのかとげんなりしながら、レオナルド様を見送った。




「本当にいいのか……」
「はあ……」
「本当~~にいいんだなッッ!!?」
「はあ……」
「後で後悔しても遅いんだからなッッ!!?」

「アンリはもう俺の婚約者なんですよ。殿下はさっさとサインしてください」
「くっっそぉぉーーー!!レオナルドお前ッッ!!アンリのことブスだのお断りだの言ってたクセにッッ!!!」
「余計なこと言うなよお前はぁぁーーーッッ!!?」
「だいたいお前があんなこと言わなきゃ今頃俺はッッ!!!……アンリ……」
「だぁーーーッッ!!さっさとサインしろッッ!!!愛しのエミリーが待ってるんだろ!?」

口汚く罵り合った後、王太子殿下は何故か涙目になりながら婚約破棄の書類にサインをしていた。コイツらクソクソ同士仲良いんだな。





「あの……さっきの殿下の言葉は……その……」
「ああ、私もあの時聞いてましたから。今さら傷付きませんよw 」
「えっ……嘘だろ……」

馬車の中で話を切り出され、そのように返事をしたら、レオナルド様は真っ青な顔で頭を抱えていた。

「……本心じゃない……」
「ハイハイ、承りました~~」
「本当に本心じゃないんだよぉ~~~…」
「承りました~~」
「本当なんだってばぁぁ~~…」

しまいには泣き出したレオナルド様を横目に、明日からの旅行に想いを巡らせながら外の景色を楽しんだ。



三か月の外遊から帰ってすぐ、契約婚という現実に引き戻された私はレオナルド様と結婚式を挙げた。式の最中に乱入してきた王太子殿下とレオナルド様が大喧嘩になるというアクシデントはあったが、無事結婚式は終わった。ここから既に契約に則り、仲睦まじい演技をしなければならないのが憂鬱だが、この演技にはレオナルド様の方が積極的だった為、私はそれなりの演技で済ませることが出来たのだった。



「アンリ……起きてる……?」
「はい、まだ起きてますよ」

新婚初夜の寝室、案の定一つしか無いベッドの端で眠る私に、レオナルド様が声をかけてきた。

「……そっちに行っても良いか?」
「ダメに決まってますよね?」

そう返したのに、レオナルド様は私にのし掛かってきた。

「ちょっと!!?白い結婚では!?」
「……最後までしなければ、ギリ白い結婚だ……」
「それは屁理屈ですッッ!!!」
「最後まではシない!!最後まではシないから!!♡♡♡」

先っぽだけだからみたいなめちゃくちゃな言い分で無理矢理口付けを仕掛けてくるレオナルド様に、とうとう堪忍袋の尾が切れた。

「私に指一本でも触ったら契約違反と見做し、即離婚致します!!!」

そこまで言うと、レオナルド様はうーうー唸りながらも引き下がった。

「アンリの気が変わったらいつでも言ってくれ……」
「やかましい!!さっさと寝ろ!!」


契約婚とは言え新婚初夜ハイにでもなっていたのだろうかと軽く考えていたけど、その後毎晩のように同じような攻防が繰り広げられた。




「そろそろ体を許す気になったか?♡♡♡」
「なりませんねぇ~~」
「……そっち行っても良い?♡♡♡」
「ダメに決まってますよね?」

そんなやり取りが半年も続くと、いつの間にかレオナルド様は私を後ろから抱きしめて眠るようになった。私も感覚が麻痺しているのか、抱き締められても拒絶しなくなっていた。


「アンリ……おっぱい触ってもいい?♡♡♡」
「ただの脂肪の塊ですよ?」
「……イジワルぅぅ~~……」
「ちょっと!?勝手に揉まないでください!?」

指一本どころか掌全体でいかがわしいことをするレオナルド様。こうして徐々に私に触れる場所を広げていくのである。クソクソ野郎はクソ策士でもあるのだ。


まぁそんなこんなで一応白い結婚のまま、もうすぐ二年が経とうとしていた。




「レオナルド様、離婚の手続きについてですが……」
「……さて、何のことかな??」
「いやいや、契約婚のことですよ。そろそろお約束の二年でしょ?」
「……君は何を言ってるんだ??俺たちは普通に愛し合って結婚しただろう?」
「レオナルド様こそ何をおっしゃっているのです?ほら、こうして契約書も……」

デスクの引き出しに仕舞ってあった契約書を取り出そうと引き出しを漁るが、そこには契約書が無かった。

「……契約書などどこにも無いだろう?」
「いえ、ありますよ」

万が一のことを考え、本棚の歴史書に本物の契約書を挟んでおいたのだ。梯子を使って上段の本を取り、取り出した契約書を見せる。

「ほら」
「ウガァァーーーーーッッ!!!」

奇声をあげ、契約書をビリビリに破るレオナルド様。

「あ、あとこちらの本棚にも……」
「もういいッッ!!もう分かったから……アンリ……俺と離婚したいの……?」
「元々そういうお約束でしたし……」
「やだぁぁーーーッッ!!絶対離婚しないもんッッ!!!絶対絶対離婚しないもんッッ!!!」
「またそうやって力技で押し切ろうとして!!そーいうとこがクソクソなんですよ!?」
「うるさいうるさいうるさ~~~いッッ!!!」

私を横抱きにして抱え、寝室へのドアを開けると、ベッドに放り投げたレオナルド様。そのまま自分もベッドにダイブしてきた。

「ちょっと!?」
「俺から逃げられないように俺の子供孕ませてやるッッ!!」
「待たんかぁぁーーーーいッッ!!?」

思わずグーで頬を殴ると、レオナルド様は頬を押さえて泣き出した。

「その前に対話でしょうが!!?」
「ゔわぁぁ~~~ん!!痛いよぉぉ~~~!!」
「泣くなみっともない!!」
「ゔわぁぁ~~~ん!!……チラッ……」

泣きながらチラチラとこちらを見てくるレオナルド様にイラッとしながらも対話を試みる。

「契約破棄する前に言うことが山ほどあるんじゃないですか?」
「ゔぇぇ~~……離婚したくないよぉ~~……」
「何故離婚したくないんですか?」
「アンリのことが大好きだからに決まってんだろッッ!!?」
「嘘つかないでください」
「何で信じてくれないんだよッッ!!?」

私たちの怒声が部屋の外まで聞こえていたみたいで、心配した侍女の声で我に帰った私たちは、きちんと対話をしようとガセボに向かった。




「初めて会った時から好きだったんだ……」
「あの態度で!?」
「ごめんなさい……」
「いやらしい目付きの女とか言ってましたけど……」
「見つめられると素直にお喋り出来ないってやつだ……」

あの初対面での言葉は、どうやら「あんまり見つめないで♡ ドキドキしちゃう♡」的な意味合いだったらしい。

「胸に脂肪を蓄えたブスとか……」
「何とかして王太子の心がアンリから離れるようにと画策していた時期だったんだ!!あの王太子、アンリが婚約者になって嬉しかった癖に、『婚約者を嫌う俺カッケー』みたいな態度取っててムカついて堪らなかったから……まさかアンリに聞かれていたとは……」
「……類友ですねぇ……」

何と言うか……小物の友達は小物って感じだ。

「ゔぅぅ……君が俺のことを軽蔑しているのは分かってる……でも離婚したくない……この家の財産全部アンリに譲るから、出て行かないで……」
「そう言われましても……一人別荘で暮らすことを夢見て日々過ごしてきたんですけど……」
「じゃあ俺も別荘で暮らす!!」
「ええ~~?」

自分と数人の侍女で暮らす別荘でのスローライフを夢見ていた私にとって、これは由々しき事態である。

「ええ~~じゃないよ!!そんなに俺が鬱陶しいの!?」
「ええ……まぁ……」
「あっ、それ以上言わないで。泣いちゃう……」

情緒が著しく乱れているレオナルド様を眺めながら、重めのため息をついた。

「レオナルド様、契約通り慰謝料と別荘を貰えなければ、私に行くところはありません。実家は弟夫婦が継いだばかりですしね。なのでいずれにせよしばらくはオークス家にご厄介になります」
「一生ここにいれば良いじゃん!!」
「急に将来のビジョンを変えろと言われても、簡単には変えられませんよ。なのでこれからはお互いに歩み寄る努力をしましょう。レオナルド様は私の心を掴む努力をなさってください。私もレオナルド様の良いところを見るように努力いたします」
「……チャンスを貰えるってこと……?」
「そうかもしれませんね」
「じゃあ子作りしてもOKってこと?♡♡♡」
「それはちょっと……」
「何で!?歩み寄るんだろ!?」
「それはもう少し歩み寄った後の話ですね」
「よっしゃぁ!!歩み寄ったらセックスOKと♡♡♡」

歩み寄ろうと言っているのに、ヤることしか考えてなさそうなレオナルド様に呆れ、私はそれ以上何も言わなかった。






「そろそろ良いかな……?」

あれから半年、既に契約が無かったことになっているにも拘らず、レオナルド様は毎晩律儀にお伺いを立ててくる。半年も良いところを探そうとしていれば、結構良いところが見えてくるもので、今の私はレオナルド様のことが結構好きになっていた。いつもだったらまだダメだと返すところだが、そろそろ返事を変えてみるか……

「良いですよ♡」
「……え?」
「ですから、良いですよ♡」

大きく見開かれた瞳からはみるみるうちに涙が溢れていき、徐にシーツを剥がされた。

「アンリ~~♡♡♡ アンリ♡ アンリ♡ アンリ~~♡♡♡♡」

泣きながらぎゅうぎゅう抱き締めてきて、思わず笑いが漏れた。

「あっはははw ちょっと落ち着いてくださいよ♡♡」
「嬉しいよアンリ♡♡♡ 嬉しい嬉しい嬉しいッッ♡♡♡」

ナイトドレスをあっという間に脱がされて、全身に口付けられると、悔しいけどあっという間に蕩けてしまった♡♡♡

「絶対大切にするからね……♡♡♡」
「ふふ……よろしくお願いしますね♡」

レオナルド様からの口付けは、悔しいけれどやっぱり蕩けそうなくらい気持ち良かった♡♡♡





「んふぅ…♡ んぅん…♡ もぉ……いつまで舐めてるんですかぁ……?♡♡♡」
「レロォ♡ だってアンリのおまんこ美味しいんだもん♡♡♡ ぢゅるるるっ♡」

処女相手にとんでもない変態発言をかますレオナルド様。ドン引きしながらもおまんこの気持ち良さに逆らえない私♡♡♡ 

ぢゅるるるっ♡ ぢゅぅぅっ♡ ぢゅるぢゅるぢゅるるるっ♡

「あっ…♡ ダメ…♡ 私……またイッちゃう……♡♡♡ あっ、あっ、あ~~ッッ♡♡♡ イッ…くぅぅーー~~んっ!!♡♡♡♡♡」

ピクンピクンピクンピクンッ…ピクン…ピクン…ピクン…ピクン…

レオナルド様に舐められ始めて何度めかの絶頂を迎え、快感の余韻と羞恥心に悶えた♡♡♡

「あああぁぁアンリのおまんこがピクピク震えてるよぉ~~♡♡♡ 気持ちいいのかい?アクメ気持ちいいの?♡♡♡」
「聞かないでよバカッ!!♡♡♡ ……気持ちいいよぉ~~♡♡♡」
「うぉぉーーー!!アンリィィ~~!!♡♡♡」

ぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷっ♡ ぢゅぱぢゅぱぢゅぱぢゅぱぢゅぱぁぁ♡

「いやんソコはいやぁぁ~~んっ!!♡♡♡ あんっ!♡ あんっ!♡ あぁぁ~~んっ!!♡♡」

一番ビンカンな……クリトリスを吸われ、為す術なく絶頂に押し上げられる♡♡♡

「イヤイヤイクのぉぉ~~!!♡♡♡♡ イッックゥゥゥーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡」

ひくんっ、ひくんっ、ひくんっ、ひくんっ

膣壁を往復する程の強い絶頂感に悶えていると、節の高いレオナルド様の指が入ってきた♡♡♡

グチュッ…グチュッ…グチュッッ…

「いやぁんナカクチュクチュしないでよぉぉ~~!!♡♡♡」
「何を言ってるんだアンリ~~♡♡♡ 指で広げないと俺のちんちん入んないだろぉ~~?♡♡♡」

明け透けな物言いにドン引きしたいのに、膣内は興奮しているのかふるふる震えている♡♡♡ レオナルド様のちんちん……とうとう挿れちゃうんだ……♡♡♡

一度意識してしまうと、膣内は一気に絶頂まで向かっていった♡♡♡

「だめぇぇイクのぉぉ~~!!♡♡♡ いぐぅぅぅん♡♡♡ いぐぅぅ~~~ん!!♡♡♡♡ あ゛あぁぁ~~んっ!!♡♡♡♡♡」

ひくんっ…ひくんっ…ひくんっ…ひくんっ…

「ハァハァハァハァハァ…♡ あぁぁもう挿れたい♡♡♡ アンリにちんちんぶち込みたいよぉ~~!!♡♡♡♡」

大きく聳り立つモノを掴み、私の膣口に擦り付けてくるレオナルド様♡♡♡ そんなことをされたら、私のおまんこは物欲しそうにパクパクと開閉してしまう♡♡♡

「もう挿れちゃうね?♡♡♡ 良いよね、だって俺たち夫婦だもんね?♡♡♡ 一生一緒にいるんだもんね?♡♡♡」
「ッッ♡♡ ……はい……挿れてください……♡♡♡」
「アンリィィーーー!!!♡♡♡♡」

ずぷぅぅ~~~~っっ♡♡♡

「あ゛あぁぁあぁぁ~~ッッ!!♡♡♡♡」
「んほぉぉぉ~~!!♡♡♡♡ ちんちん気持ち良い~~~~!!♡♡♡♡」

初めては痛いから覚悟しておきなさいと母や教育係から聞いていたのに、私のおまんこは一瞬でちんちんの快感に目覚めてしまった♡♡♡

ヘコッ…ヘコッ…ヘコッ…ヘコッ…ヘコッ…

「いやぁん気持ちいい~~んっ♡♡♡」
「アンリ気持ち良いの?♡♡♡ 俺のちんちん気持ち良いのかい?♡♡♡ あぁぁ良かったぁぁ~~♡♡♡ 初めては痛いと言うけど、アンリはおまんこの才能があったんだね♡♡♡」

デリカシー無さ過ぎなことを抜かすレオナルド様だけど、初めてじゃなかったのかと騒ぐような男じゃないだけマシか……。

ドチュンドチュンドチュンドチュンドチュンッ…グチュッグチュッグチュッグチュッグチュッ…

「い゛やぁぁん待って待ってぇぇ~~!!♡♡♡ い゛やぁぁイッちゃうぅぅ~~んっ!!♡♡♡♡ あ゛あああぁぁあぁぁぁんっっ!!♡♡♡♡♡」

クパッ…クパッ…クパッ…クパッ…クパッ…

規則的なピストンにあっさり陥落してしまった私のおまんこは、いやらしく収縮を繰り返していた♡♡♡

「アンリったらお腹ピクピクさせちゃって♡♡♡ 可愛い可愛い可愛いッッ!!♡♡♡ 俺のちんちんでイッちゃうアンリ可愛い~~!!♡♡♡」

ドチュンドチュンドチュンドチュンドチュンッ

「あ゛あぁぁんダメぇぇ~~!!♡♡♡ まだイッてるのにぃぃ~~~!!♡♡♡♡ バカぁぁ~~んっ!!♡♡♡♡」
「ごめんねごめんねっ♡♡♡ アンリが可愛すぎて腰止まんないんだよぉぉ~~!!♡♡♡♡ アンリ好き好き大好きぃぃ~~!!♡♡♡♡」

バチュンバチュンバチュンバチュンバチュンッ

「いやぁんいやいやぁぁんっ♡♡ 私だってぇ……好きだもん……♡♡♡」
「ゔおおおおぉぉッッ!!!♡♡♡♡♡」

ドチュンドチュンドチュンドチュンドチュンドチュンドチュンドチュンッ!!

抱き締められながら激しく腰を打ち付けられ、何度も何度も追い詰められた♡♡♡ 

「お゛ッッ♡♡ お゛ッッ♡♡ 出るぞアンリ!!♡♡♡ アンリの胎に種付けするぞッッ!?♡♡♡ 覚悟しろアンリ!!♡♡ もう絶対に離さないからなぁぁーー~~ッッ!!?♡♡♡♡ あ゛あぁぁあぁぁ出るぞ出るぞ~~ッッ!!!♡♡♡♡ イグゥゥーーーッッ!!♡♡♡♡♡」

ドビュルルッ!ビュルビュルビュルッ…ビュルッ…ビュルッ…

「あ゛あぁぁ熱いよぉぉ~~ッッ!!♡♡♡♡ お゛ほぉぉッッ!!♡♡♡♡♡」

ビクッ…ビクッ…ビクッ…ビクッ…ビクッ…

膣奥に広がる熱い飛沫……♡♡♡ レオナルド様に捕まり、書き換えられてしまった膣内は、いつまでもレオナルド様のちんちんを握り締めていた……♡♡♡





「ねぇアンリ?♡♡♡ もう一回好きって言って?♡♡♡」
「……また今度言いますね……?」
「んもぉ~~!!言ってよぉ~~アンリぃ~~♡♡♡」
「……レオナルド様がぁ~~……」
「レオ!!レオって呼んでよぉぉ~~♡♡♡」
「……うぜぇ……」
「うぜぇって言うなよぉぉーーー!!!」

疲れてて寝たいのに明け方までウザ絡みをされ、結局殆ど眠れなかった……。色々早まったかも……。




「俺は認めないぞ!!?そのうち王太子の権限でお前たちを離縁させてやる!!その時はアンリ……」
「ふざけんなよクソ王太子!!!」
「なんだとこの野郎!?家ごとぶっ潰すぞ!!?」
「あら殿下ったら!!こんなところにいらしたの!?オークスご夫妻にご迷惑をおかけしてはいけません!!ホラ、行きますよ?♡♡♡」
「俺は絶対に諦めんぞアンリィィ~~~!!」

逞しいエミリー様に背中を掴まれ、引き摺られていく王太子殿下。一方、わざわざ王宮に呼び出されたのに置き去りにされてしまった私たち。

「例え相手が王太子でも俺は絶対にアンリを手放さないからね?♡♡♡」
「はは……承りました~~……」

クソクソな男たちの中では比較的マシな男に捕まった……こんな人生で良かったのかとも思うけれど、こんなレオナルド様にも良いところは沢山あるのだ……多分……。



隣国に別荘を買ったと得意げに話す両親を羨ましく思いながら、いつか自分も自分だけの別荘を手に入れたいと野望を抱きつつ、取り敢えず私にくっ付いて離れないレオナルド様を誰か何とかしてくれと願う日々である。



「俺のこと……好き……?」
「ハイ、承りました~~……」
「聞いてる??」
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