義母の連れ子と結婚したい♡ 追いかけて追いかけて、やっと捕まえた義姉と俺のイチャラブ日記♡

東山 庭子

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最後の文化祭編

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「ここにラメのペン使っても良い~~?」

美術監督の七海にお伺いを立てると、OKサインを出された。シルバーのラメが入ったペンでボードを塗り潰し、黙々とパネルを作っていく。教卓の周りに集まっているのは、司会役の竹永君と衣装担当の子たちだ。

文化祭を控えて準備も大詰めである。私と蓮は舞台の装飾担当として、ひたすら作業に徹した。

「南疲れてない?」
「大丈夫だよ~~♪あと少し、頑張ろうね♡」
「うん♡ 頑張ろう♡♡♡」
「そこ!!イチャイチャすんなボケッ!!」

普通に話しているだけで、何故か竹永君に叱られてしまった。

「うるせぇ竹永!!新婚夫婦の邪魔すんなボケッ!!」
「あ゛ああうぜぇぇーーー!!!南ィィ!!……この後話があるんだけど……」
「え?何?」
「後で話す……」
「はあぁぁ!!?テメェ俺の嫁に何の用だぁぁ!?」
「うるっっせぇんだよッッ!!」

竹永君から話があると言われて、ゴネる蓮を宥めた後、中庭に移動した。



「今さらこんな風に呼び出してごめんな。どうしても気持ちにケジメ付けたかったんだ。南……俺、一年の時から南が好きだった……」
「竹永君……」
「人妻に何言ってんだって思ってるだろうけど、俺南に直接フラれたことねーじゃん?だから申し訳ないんだけど、未練を断ち切るために俺のことフッて欲しい。自分勝手でごめん……」

いつになく真剣な表情でそう言われて、少し狼狽えてしまった。入学当時から、蓮が転校して来てからも、ずっと私たちの良い友達として接してくれていた竹永君。三年間、彼の本心に気付かないふりをして甘えていたことを申し訳なく思いつつ、頭を下げた。

「ごめんなさい……大好きな旦那様がいるので、竹永君の気持ちには応えられません……」
「ん……そっか……ありがとう。嫌な役回りさせて……ごめんな……」

涙目で笑う竹永君に、申し訳なさで胸が痛んだ。

「ずっと好きでいてくれて、ありがとうね……」
「ははっ……未練がましいだけだよ……じゃ!明日からもクラスメイトとしてよろしく!」
「うん、よろしくね……」

竹永君は手を振ると、教室に戻っていった。

「そういうことだから、安心した?」
「南……俺は南のこと信じてたよ……」
「じゃあ何でコソコソ隠れて覗いてたのよw 」
「そんなの気になるに決まってんじゃん!!クッソ……竹永の奴、今さらこんなこと……」
「蓮は友達多くないんだからさ、あんまり竹永君にキツく当たっちゃ駄目だよ?」
「分かってるよ……もう帰ろ!!」

今までなら発狂してた蓮も、入籍した余裕なのか、随分と聞き分けが良くなった。誇らしい気持ちと、ほんの少しの寂しい気持ちが混ざり合い、複雑な気分で蓮と帰った。




「おはよう、今日は司会役頑張るからな!」
「おはよう。竹永君にお願いがあるんだけど……」


今日は文化祭だ。私たちのクラスの出番は15時だから、それまでは自由行動なのだ。

「七海ぃ~~、パネルの保管場所舞台袖で良かったっけ?」
「うん、私も手伝うよ~~…うわっ!?」
「うおっ!?……いってぇ~~……」
「ごめ~~ん……」

躓いた七海が、クラスの男子にダイブしてしまった。

「七海に触るなーーーーーッッ!!!」
「昭二君!?いらっしゃ~~い♡♡♡」

間の悪いことに、遊びに来ていた森川君が男子に抱き止められている七海を目の当たりにしてしまった。森川君は七海の腕を引っ張り、抱き締めると、男子を思いっ切り睨んでいた。

「ひぇ……」

長身でガタイの良い森川君に睨まれた男子は、蛇に睨まれた蛙状態になっていた。

「遊びに来たぜ~~☆」

森川君の後ろから、亜耶とRYOが出てきた。

「ギャーーーーッッ!!?♡♡♡ RYOと天パ王子がいるぅぅぅーーーーーッッ!!!♡♡♡」
「うそぉぉーーーッッ!!?♡♡♡ ホンモノのRYOだあぁぁッッ!!!♡♡♡」

……忘れてた……RYOは一応芸能人だった……。

「あ~~…今日は彼氏とデートだから、あんまり騒がないでくれる?」
「ギャーーーーッッ!!!♡♡♡ 本当に付き合ってるんだぁぁーーー!?♡♡♡」
「ホンモノのイケメン同士のカップル!!♡♡♡ ああ神様!!ありがとうございますありがとうございますありがとうございますぅぅーーー!!♡♡♡」

興奮冷めやらぬ女子たちをスルーして、みんなで司君のクラスに遊びに行った。



「あっ、みんな来てくれたんだ♡♡♡」
「誰だお前!?」

学ランを着て学生帽を被り、白塗りのメイクをした司君に出迎えられて、私たちは一瞬面喰らった。アングラ劇団を模した劇を上演するということで、教室内の客席に座り、難解なりかいふのうな劇を鑑賞した。


「上條君のお友達?初めまして♡ 未来の妻の天音です♡♡♡」
「これまた、相川みたいな奴キタ……」

司君に腕を絡ませる市川君を眺め、ポツリと呟く亜耶。多分ここにいる全員が薄っすらそう思っている。

「僕もなかなか苦労してるんですよw 」
「ちょっとぉ~~!!お友達に紹介してよぉ~~!!」

なかなか図太い市川君をスルーしつつ、司君のクラスを出て他のクラスを見て回った。


「亮二さぁ……お前、今日来ない方が良かったんじゃね?」
「何で俺を仲間外れにしようとするんだよ!?恋人だろ!?」
「お前、流石に有名人の自覚無さ過ぎなんだよ」

空港での一件以来、なんやかんやで付き合い始めた亜耶とRYOは、人目(特に女子)を引きながら廊下を歩いていた。旅先ではその土地に上手く溶け込むRYOだけど、街や学校ではそうもいかないみたいだ。

「今年も公開告白のアレ、やるんだろ?」
「やるも何も、ウチのクラスが担当だし」
「マジかw しかしあれから二年かぁ~~……色々あったなあ~~……ホント、色々あったよ……」
「不本意みたいな顔しないでよ!?」
「椿ちゃんに初めて口説かれたのも文化祭の時だったな~~♡♡♡」
「なんだと!?浅倉の奴、俺の七海に!!」

あの頃はいなかった騒がしい面々が注目を集める。ここに椿と相川君がいたらさらにカオスだったに違いない……。


時間が迫り、私と蓮と七海は一旦クラスに戻った。最終チェックをして体育館に移動し、出演者の確認をした。前半の出演者はあらかじめ決まっていて、飛び入り参加は後半の枠に入れる予定だ。



『始まりました観音高校の伝統行事……好きなあの子に公開告白しちゃおうのコーーナーー!!今年も数多の猛者が無謀にも絶叫告白に挑もうとしておりまーーーす!!飛び入り参加も勿論大歓迎!!さあ、薔薇色の高校生活を掴むのは誰だぁぁーーー!!?』

司会の竹永君が軽快なトークで盛り上げると、観客から歓声が上がった。やっぱり恋愛絡みのイベントは盛り上がるなぁ~~、と思いながら舞台袖で見ていた。

『まずは一人目!!カモーーーン!!』

壇上に上がった一年男子を皮切りに、公開告白タイムが始まった。



『次からは飛び入り参加です!!一人目は誰だぁーーー!?』

告白タイムの後半戦、竹永君に呼ばれて出て来たのは森川君だった。

『東方学園の森川昭二だ。今日は愛する七海に伝えたいことがあってここに立った。七海ィィーーーッッ!!俺と付き合ってくれてありがとうーーーッッ♡♡♡ 急かすつもりは無いが、やっぱり俺は結婚するなら七海としか考えられない!!♡♡♡ いつかお互いの夢を叶えたら、俺と結婚してくださぁぁーーーい!!♡♡♡』

壇上のサプライズプロポーズに、七海は顔を真っ赤にしていた。

「こちらこそ!!よろしくお願いしまーーす!!♡♡♡」

七海の返事を聞いた館内が歓声に包まれた。


次に壇上に上がった人物を見た女子生徒たちから、物凄い悲鳴が上がった。客席にいる亜耶が困惑した顔でステージを見ている。

『あーー……えっと……佐野亮二です。彼氏の亜耶に伝えたいことがあってここに立ちました。亜耶~~ッッ!!♡♡♡ 俺のこと受け入れてくれて、ありがとう~~ッッ!!♡♡♡ 俺、亜耶が初恋なんだ♡♡♡ 俺の、最初で最後の恋だよ♡♡♡ 一生大好き♡♡♡ 俺に恋を教えてくれて、ありがとうね♡♡♡ これからも、末長くよろしくお願いしまーーすっ!!♡♡♡』

満遍の笑みで手を振るRYOに、観客席は阿鼻叫喚である。普段カメラ越しでは殆ど笑わないRYOの全開の笑顔に、失神者が出そうなほどの興奮が館内を埋め尽くした。

「お前ッッ……有名人が何やってんだよ!?本名まで口に出しやがって……俺も好きだよバカヤロォォーーーッッ!!♡♡♡」

ずっと逃げ回っていた亜耶からの告白を聞くと、感慨深いものが込み上げてくる。念願叶ったRYOは涙を流して喜んでいて、その涙にまたしても館内は絶叫で包まれた。きっと数時間後にはトレンド入りしている筈である……。

飛び入り参加も最後の一人が終わり、入れ替わるように私は壇上に向かった。

『3年2組、佐久間南です。今日は夫であり、かつての義弟である蓮に伝えたいことがあって、ここに立ちました。二年前、この場所で蓮は私を手放してくれました。その頃私は一人になりたかったから、混乱しながらもホッとしたのを覚えています』

観客席の蓮が不安そうな顔をしている。私は一呼吸置いてから話を続けた。

『一人になった私は、自分を見つめ直しました。自分自身のこと、蓮とのこと……その間、蓮はずっと待っててくれたね。黙って耐えるのが苦手な蓮が、本当は寂しがりやで甘えん坊な蓮が、孤独に耐えて待っていてくれたこと、私は絶対に忘れません。れーーーんっっ!!♡♡♡ 私と結婚してくれてありがとーーーっっ!!♡♡♡ 私ときょうだいになってくれてありがとーーーっっ!!♡♡♡ 夫の蓮も、恋人の蓮も、きょうだいの蓮も、みんな大好きっ♡♡♡ 全部全部大好きな蓮だよっ!!♡♡♡ これからも、よろしくねーーーッッ♡♡♡♡』

泣き虫な蓮は、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら席を立った。

「ごぢらごぞおおお~~~~!!よろじぐお願いじまずうぅぅぅ~~~ッッ!!♡♡♡♡ み゛な゛み゛ぃぃ~~ッッ♡♡♡ 愛じでるよおぉぉ~~~ッッ!!♡♡♡♡」

私は壇上から降りると、ボロボロ泣きながら手を振る蓮に飛び込んだ♡♡♡ 館内の大歓声に包まれて、私は愛しい旦那様を力一杯抱き締めたのだった♡♡♡





ーーーーーーー


夢を……見てるのか……?

壇上にいた筈の南が、今は俺の腕の中にいる。

好きだって……今の俺も、過去の俺も……大好きだって……♡♡♡

そんなの……幸せ過ぎるぅぅ~~~~ッッ!!♡♡♡♡♡


ずっと苦い記憶だった文化祭は、この日を境に素晴らしい思い出になった♡♡♡


「むふふ~~ん♡♡♡ 南ぃぃ~~…♡♡♡ 俺も大好きぃ~~…♡♡♡」
「うっっとぉしいんじゃボケッ!!さっさと後夜祭の準備しろよ!!」

南にフラれた残念男、竹永が何かゴチャゴチャ言ってるけど聞こえない。あれから南と離れたくなくて、教室の後ろで南にベッタリくっ付いていた。

七海ちゃんは森川と盛り上がって文化祭を抜け出した。きっと今頃ホテルに雪崩れ込んでいるのだろう。亜耶もなんやかんや言いながらRYOと手を繋いで帰った。この二人はまだ清い関係っぽいけど、いざとなったらどっちがどっちになるのだろうか?

「そろそろ校庭に行こっか♡♡♡」
「うんっ♡♡♡」

後夜祭でダンスをするべく、俺たちは校庭に向かった♡♡♡

校庭では既に多くの生徒が踊ったり談笑したりしていた。その中に天音という男子生徒をいなす司君もいた。亜耶が相川に似ていると言ってたけど、どちらかと言うとかつての瑠美子さんっぽくもある。

音楽がバラードに変わり、俺は南を抱き寄せた♡♡♡

「気が早いけどさ、卒業旅行は南十字見に行かない?♡♡♡」
「良いね!!めっちゃ楽しみ~~♡♡♡」

リトリート施設よりも遥かに南の島に行かないと見えない南十字星。きっと二人で見れたら、ものすごく幸せだ♡♡♡

音楽に合わせてゆったりと身体を揺らしながら、南の温もりを堪能した♡♡♡




「うわぁぁ~~!!♡♡♡ やっぱり山の紅葉は迫力満点だね~~♡♡♡」

高速バスに乗って、山奥の温泉地に来た。真っ赤な紅葉が美しい温泉街を歩き、長い石段を登った。

「玉こんにゃくうまぁ~~い♡♡♡」

ローカロリーだから安心だという謎理論で玉こんにゃくを頬張る南♡♡♡ その後は決してローカロリーには見えないジェラートや饅頭などを食べ歩きしながら階段を登り、神社にお参りした。

神社の裏手を通り、橋の掛かった紅葉スポットを散策した。

「紅葉の季節って大好きなんだけど、油断してるとすぐ終わっちゃうんだよね~~」
「ね、行ける時に見に行かないとね♡♡♡」


ロープウェイに乗り、少し歩いて展望台に出た。見晴らしの良い展望台は、温泉街や遠くの山々まで眺められて、開放感が凄かった。こういう場所に来ると、南は……あ、やっぱりボーッとしてる。

「南~~?起きてる~~?」
「…はっ!?あ、うん。起きてるよw 」

咄嗟に取り繕う南を可愛いと思いつつ、俺のことを置き去りにしないでよ、という狭量な気持ちもやっぱりあって……つくづく俺はかまってちゃんなのだ。

「俺のことも見てよ……」
「んんん~~可愛いっ♡♡♡ ずっと見てるよ♡♡♡」
「ほんとぉ~~??」
「ホントホント♡♡♡」

自分がウザい自覚はあるけど、求めれば求めるほど満点で答えてくれる南の優しさに甘えて、満足するまで南に絡んだ♡♡♡


「見て見て~~♡♡ ほぼシートだよ♡♡♡」
「あははw ホントだね♡♡♡」

ご当地グルメのうどん屋に行き、南は四角く伸ばしたうどん?を俺の口に運んでくれたけど、一枚が大きくて食べるのに手間取った。普通のうどんと食べ比べをして、それぞれ食べさせ合っていたら隣のご夫婦に声を掛けられた。

「お若いご夫婦ね~~♡♡♡」
「はい♡♡ 新婚なんです♡♡♡」

貴金属ではないけれど、左手薬指に指輪を嵌めていると一目で既婚者だと認識されるから嬉しい♡♡♡ ご夫婦は地元の人らしく、お勧めの観光スポットを教えてくれた。



旅館にチェックインをして、ウェルカムドリンクをいただいてから部屋に向かった。

「あ……ダブルルームなんだ♡♡♡」
「だってベッド一台しか使わないでしょ?♡♡♡」

確かに、ヤるにしても寝るにしてもベッドは一台しか使わない。だから南が予約をする時は、記念日でもない限りは最低限の設備の部屋を予約する傾向にある。

今回はコンパクトなダブルルーム。ベッドとデスクだけのシンプルな部屋に入り、荷物を置いた。

「意外と眺め良いねぇ~~♡♡♡」
「そうだね~~♡♡♡ 」

浴衣に着替えて、それぞれ温泉に行った。

一人で温泉に入るの久しぶりだな……と思いながら大黒天が祀られた温泉に浸かった。途端に二人きりの旅行であることを意識してしまって、ソワソワムズムズしながら大浴場を出た。


「こっちはすっごく眺め良かったよ~~♡♡♡」

男女入れ替え制の大浴場は、低層階と高層階に分かれている。高層階の露天風呂に大満足の南と部屋でゆっくりした後、夕食会場に移動した。


「器がユニークだね~~♡♡♡」
「野菜たっぷりだね~~♡♡♡」

地味豊かな和解石をいただき、刺身やローストビーフを堪能した。

「後で温泉街散歩しよう♡♡♡」
「うん、夜デートしよ♡♡♡」

食後は旅館を出て、ライトアップされた温泉街を散策した。レトロな温泉街を歩き、大人の夜デートを楽しんだ。

「夜は結構冷えるね~~…」
「寒い?もっとこっちにおいで」

少し縮こまる南を抱き寄せると、南はじっと見つめてきた。

「……なんか蓮、旦那様みたい♡♡♡」
「みたいじゃなくて、旦那様ですぅ~~!!」
「そうだったね~~♡♡♡」

寄り添って歩きながら、南はスマホを翳して動画を撮っていた。昼前に登った階段まで来ると、ライトアップされた景色を夢中になって撮影していた。

帰り道の途中、営業していたカフェバーに入ってみると、異世界のような店内に面喰らう羽目になった。

「すご~~い♡♡ この雰囲気大好きっ♡♡♡」
「ははw ありがとうございます」

レトロな照明や装飾品を見ていると、昔のドラマの世界に迷い込んだ気分になった。

「私クリームソーダ……と、唐揚げ♡♡♡」
「南……食後なんだけど……」
「散歩したからプラマイ0カロリーだもん!」

そう言う俺もジビエソーセージの誘惑に勝てず、ドリンクだけのつもりが、結局ガッツリ飲み食いしてしまった。



「歩き疲れたぁ~~!」
「腹もいっぱいだし……」

部屋に戻るなりベッドにダイブした俺たちは、既にウトウトし始めた。

そのまま寝てしまい、夜中に目が覚めると、南は温泉にでも行ったのか、部屋にいなかった。


「すごい!!蓮が取り乱してない!!」
「……なんかごめんね……」

大浴場から帰ってきた南が、待っていた俺を見て目を丸くして驚いていた。俺、今までそんなに取り乱してたかな……?

「蓮も成長したんだね~~♡♡♡」

俺の頭を撫でてヨシヨシしてくれる南♡♡♡ そう言われてみれば、結婚してから精神がだいぶ安定したような気がする。

「信じてるから……南のこと……♡♡♡」
「嬉しいな♡♡♡ ねぇ、蓮……まだ眠い……?」
「ううん……する?♡♡♡」
「しよっか♡♡♡」

俺は南を押し倒すと、湯上がりの火照った肌に吸い付いた♡♡♡



「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あ゛あぁぁ~~…気持ちいい~~♡♡♡」
「ハァッ…ハァッ…ハァッ…♡ あぁぁ俺もッッ♡♡♡ 何回してもし足りないくらい気持ちいいよぉぉ~~ッッ!!♡♡♡」

夢中になって腰を振っていたら、南が可笑しそうに笑いだした。

「何笑ってんのッッ♡♡♡」
「あんっ!♡♡ だって……考えてみたら間抜けな格好だなって……あ゛ぁぁんっ♡♡ 大股広げて、蓮のおちんぽ受け入れて……こんな間抜けな格好、蓮にしか見せられないよ♡♡♡ あぁぁ~~っっ…♡♡」
「俺だって南にしか見せられないよッッ!!♡♡♡ こんな……好きな子に必死になってる姿なんて、他の誰にも見せられないッッ♡♡♡」

考えてみれば気持ち良いを共有する行為って、側から見ると間抜けだよな。そんな間抜けな行為で命を生み出すなんて、何だか不思議な気持ちだ♡♡♡

「あぁんイきそ……あ゛ああぁぁんっ!!♡♡ あ゛ッッ♡♡♡ あ゛ッッ♡♡♡ あ゛ああぁぁあぁぁぁイクぅぅーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡ んぎゅううぅぅッッ!!♡♡♡♡♡」
「ゔわぁぁぁ締まる締まる締まるッッ!!♡♡♡ あ゛ああぁぁぁもぉムリムリムリッッ!!!♡♡♡♡♡ イッ…ぐぅぅーー~~ッッ!!♡♡♡♡♡」

畝る膣内に搾り取られ、降参した俺は導かれるままに最高の射精をした♡♡♡



「南ぃぃ~~♡♡♡ 今日もめっちゃ気持ち良かったぁぁ~~♡♡♡」
「私も~~♡♡♡ いっぱいイッちゃったぁ~~♡♡♡」

ベッドの中でイチャイチャとピロートークをするこの時間は、いつも別格の多幸感に満たされる♡♡♡ 南は俺だけのだって実感出来て、堪らなく幸せを感じるのだ♡♡♡

……もしかしたら、仮に俺が観音高校に転校出来なかったら、南とは竹永や丹沢が付き合っていた世界線もあったのかもしれない。南にフラれて泣きそうになっている竹永を盗み見ていたら、何かが一つでも違えば泣いていたのは俺だったかもしれないと考えてしまった。だから今の幸せは当たり前じゃないんだ……

「これからは竹永にも優しくしてやるかな~~」
「あははw 人に優しく出来るくらい蓮が満たされてくれて嬉しい♡♡♡」
「うん……すっっごく満たされてる♡♡♡」

南を抱き締め、幸せを噛み締めながら深い眠りについた♡♡♡




「見て見て~~!!しゃぶしゃぶだよ~~♡♡♡」

朝から品数が多い朝食ビュッフェにテンションが上がる南♡♡♡ はぁ~~……俺の嫁可愛い♡♡♡ デザートまでしっかり堪能した後、展望露天風呂に入り、ゆっくりしてからチェックアウトした。





ーーーーーーー


「宗教施設すげぇ……」
「お寺って言ってよw 」

昨日地元の人から聞いた寺院に着いたら、またしても長い階段に出迎えられた。階段を上り切ったら、映画のロケ地にもなった大きな寺院が鎮座していた。

「景色最高~~!!♡♡♡」

振り返ると、圧巻の景色が広がった。

外国の寺院らしく、独特のデザインをしている建物の中に入り、お参りをした。

天井までビッシリと並べられた仏像や天井に描かれた絵などを見学した後、軽食を食べられるカフェに入った。眺めのいい席に座り、バーガーとミニ丼を食べさせ合った。

「ほんっと眺め良いよね~~♡♡♡」
「うん……またボーッとしそう?」
「……しそう……」

私は右脳が活発なのか、すぐボーッとしてしまう癖があるけど、蓮はその度に寂しい思いをしているみたいだ。

「寂しいよ……」
「そう……?」

私の感覚では、ボーッとしてる時ほど蓮と調和してるんだけど、蓮は孤独を感じているみたいだ。きっとそう遠くない未来には、この感覚も共有出来る時が来るのだろうけど、今は分離を味わう時期なのだろう。私は夫になった魂の片割れと手を繋ぎながら、雄大な景色を眺めた。



「あ、亜耶からチャット来てる」

帰りの新幹線の中で、蓮がスマホを取り出しそう言った。

「伊◯神宮に呼ばれてるから来月一緒に参拝行かないか、だって」
「呼ばれてるって、どっちの意味?」
「……さあ?」

関係者から呼ばれてるのか、神様から呼ばれてるのかは分からないけど、とにかく呼ばれているらしい。そう言えばいつかも龍神様に椿と亜耶が呼ばれてたな。

「行こうよ!私もいつか行ってみたいと思ってたんだよね~~♡♡♡」
「うん♡ じゃあ返事しておくね♡♡♡」

蓮は亜耶に返事をすると、手をギュッと握ってきた♡♡♡

「どんどん思い出増えてくね♡♡♡」
「そうだね~~♡♡♡ これからもいっぱいいっぱい思い出作ろうね♡♡♡」

私は蓮にもたれ掛かると、心地良い眠気に誘われるまま目を閉じた♡♡♡
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