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ユミルの街
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「ここがユミル……」
早速、私たちはジェイドの目撃情報があったユミルの街に来ていた。
ここは先のカルデネ洞窟から最も近い街であるため、大罪魔法を回収した翡翠の妖狐がここに滞在している可能性は十分にある。
「へぇ~結構賑わってんな」
ゼルの言う通りユミルの街はそれなりに賑わっていた。
王都から遠く離れた場所ではあるが、先日行ったアルケ村とは大違いだ。
まず、この街には貴族も住んでいる。
それだけ? と思うかもしれないが、これが結構重要なことで、貴族が住んでいると言うことはその街にはそれ相応の金が出回っている、つまり経済が回っていると言うことだ。
それによって多くの商人たちが出入りし、物流も良くなり、街が豊かになるのだ。
見たところ出店もけっこおう出ており、繁盛している様子。
「お! ピンクカエルの蒲焼だってよ。ウマそ~」
「えぇ……どう見ても毒ありそうだし、美味しそうな要素が何一つないけど。やめときなって」
「あのすみません。このピンクカエルの蒲焼、三つ下さい」
私の言うことなんて聞かずにゼルはよく分からないゲテモノを購入した。しかも三つ。
絶対そんなにいらないって。
「うはっ、ウマ! この舌がビリビリ痺れる感じがたまんないな」
それ絶対毒じゃん。
「マナも食うか?」
「絶対にいらない」
「え~、もったいな。めっちゃうまいのに」
いいです。それが本当においしくても全然悔しくないから。
「……………」
「ん? なんだ? ヘイヴィア、欲しいのか?」
何故か私の隣でヘイヴィアがゼルのゲテモノ料理を物欲しげな目で見ていた。
「い、いや、べ、別に欲しいなんて思ってないし」
ああ、欲しいんだ。あれ。
一体どこに魅力を感じたんだろうか?
この二人の感性がいまいちよく分からない。
「いいのか~? もうあと一つだけだぞ? 食っちゃうぞ?」
「い、いい! いらん! お前からの施しなぞ受けん!」
「んじゃ、いっただきまーす」
「ぁ…………」
最後の一つをゼルが平らげるとヘイヴィアは分かりやすく落ち込んでいた。
あれ、そんなに欲しかったの。ホントに?
「それで俺たちは今どこに向かってるんすか?」
ピンクカエルの蒲焼を食し終わったゼルは先頭を歩くレミリアさんに訊ねた。
「この街を納める領主のとこだ。そいつなら何か知ってるかもしれないからな」
なるほど。確かに領主なら自分の納める土地のことなら何でも知ってそう。
「はふはふ、ん、んま……」
私の隣ではヘイヴィアがいつの間にか買ってきたピンクカエルの蒲焼を食べていた。
わざわざ戻って買いに行ったんだ。本当に欲しかったんだね。
……なんかちょっと私も興味出てきちゃったじゃん。後で時間あったら買ってみよ。
「それでその領主はどこにいるんすか?」
「もう見えてきたぞ。あそこだ」
レミリアさんが指差す方にはひと際大きい屋敷が悠然と建っていた。
「ひぇ~デカ」
「流石、貴族様」
その大きな屋敷に感心するゼルとヘイヴィア。
けど、私からしたら少しばかり小さいと感じてしまう。
多分、私の実家の方が大きいし。
別にそれを自慢したいとは思わないので、ここではあえて何も言わない。
「んじゃ、行こうか」
レミリアさんは門の鉄柵を開け中に入る。
私たちもそれに続いて中へと入った。
「ふむ、騎士団。騎士団ねぇ……」
執事に領主の部屋まで案内された私たち。
そして、今私たちの目の前にはその領主様がいる。
恰幅のいい体格に煌びやかな装飾品の数々、いかにも貴族と言った感じの人だ。
で、その領主様は私たちを値踏みするような目つきでしげしげと見る。
「君たち、等級はいくつかね?」
「等級?」
「なんだそれ?」
領主の質問に首を傾げるおバカな二人組。
「なんだ? そんなことも分からずに騎士団を名乗っておるのか?」
領主はため息をつき、ゼルとヘイヴィアを見下す。
彼の気持ちも分からないでもない。どうしてこの二人は騎士団なのに等級を知らないのだろうか。
「等級って言うのは騎士の序列を表したものだよ」
私は小声で二人に耳打ちする。
下から十級、九級と数字が下がっていくほど位が高くなり、一番上が一級騎士つまり団長クラスである。
その上に勇者があるけど、まぁあれは階級ってよりは称号に近いから割愛で。
じゃあ、私たちの階級はと言うと、入団したばかりなのでもちろん十級である。
ちなみに十級から八級までは下級騎士。七級から五級は中級騎士。四級から二級は上級騎士と言った感じに大まかに三段階に分けられることもある。
なので、私たちは下級騎士扱いだ。
「アタシたちの等級は全員、下級だ。それが何か問題でも?」
私の代わりにレミリアさんが答えてくれた。
でも、レミリアさんも下級だったんだ。
え? 待って。それじゃあよりこの任務厳しくない?
てっきり、レミリアさんが二級くらいだから団長は四人だけに任せたんだと思ってたんだけど?
どうしよう。帰りたくなってきた。
「下級だと? はっ! ふざけるな! 貴様らの様な奴らに教えることなぞ、何もないわ! それによく見れば、そのローブ。第七師団ではないか。最低最悪と評判の弱小師団の話など聞くだけ無駄だ」
私たちの等級を聞くなり、領主はあからさまに非難した。
どうやらこの様子じゃ話を聞いてくれなさそう。諦めるしかない。
「それにゴブリンまでおるではないか。全く汚らわしい。今すぐにでも帰ってくれ。何故、騎士団はこのような種族を入団させたのだ?」
そして、その悪意はゼルに向いた。
当然それを聞き逃すほど、ゼルは温厚な性格ではない。
「んだと? もういっぺん言ってみろや、クソハム! スライスしてやんぞ!」
怒りを抑えきれなかったゼルはディスガイナを領主に向けようとした。
「ゼル落ち着いて」
私はゼルと領主の間に立ち、ゼルを制止した。
「あの、すみませんでした。私たちはこれで失礼します」
私はゼルの代わりに領主に頭を下げる。
「おい! お前が謝ることなんかねぇぞ! 全部あいつが悪い」
「あ~はいはい。分かったから」
ぎゃーぎゃー騒ぐゼルを宥めながら私は彼の背中を押して、屋敷の外へと連れ出した。
レミリアさんもヘイヴィアも不満そうではあったが、黙って私の後に続いて屋敷の外に出てくれた。
屋敷を後にした私たちは町の中心にある広場までやってきた。
「で、どうします? あの様子じゃ領主から情報は得られそうにないですけど」
「とりあえず、あいつを斬る」
「却下。そんなことしたらゼルを捕まえないといけなくなっちゃう」
「なんでだ。喧嘩売ってきたのは向こうだぞ」
「それでもダメ。本当に勇者になりたいんだったら少しは我慢も覚えないと。上に立つ人は少なからず非難の声を浴びるものなの。そんなのをいちいち相手にしていたらきりがないでしょ?」
「む……それも、そうだな」
私の言葉でゼルは怒りの矛を収めてくれた。
意外と聞き訳がよくて助かる。
「それで私たちはこれからどうしましょうか?」
「そうだな。したら、手分けして情報収集しよう。時間は……一時間でいいだろう。時間になったら、あそこの酒場に集合でいいだろう」
そう言ってレミリアさんは近くの少し古びた酒場を指さした。
「それは別にいいっすけど、ジェイドってどんな奴っすか?」
「あ、それ俺知りたい」
ジェイドのことを知らないゼルとヘイヴィア。
確かに特徴を知らないままじゃ、情報収集も出来ないだろう。
「緑色の髪をしていて、顔に特徴的な縦線の傷があるって話だ。私も直接見たことはないから聞いた話によるとだが」
「顔に縦線……」
「それならすぐに見つかりそうだな」
ジェイドについての情報共有をそこそこに、私たちはそれぞれ分かれて情報収集することとなった。
早速、私たちはジェイドの目撃情報があったユミルの街に来ていた。
ここは先のカルデネ洞窟から最も近い街であるため、大罪魔法を回収した翡翠の妖狐がここに滞在している可能性は十分にある。
「へぇ~結構賑わってんな」
ゼルの言う通りユミルの街はそれなりに賑わっていた。
王都から遠く離れた場所ではあるが、先日行ったアルケ村とは大違いだ。
まず、この街には貴族も住んでいる。
それだけ? と思うかもしれないが、これが結構重要なことで、貴族が住んでいると言うことはその街にはそれ相応の金が出回っている、つまり経済が回っていると言うことだ。
それによって多くの商人たちが出入りし、物流も良くなり、街が豊かになるのだ。
見たところ出店もけっこおう出ており、繁盛している様子。
「お! ピンクカエルの蒲焼だってよ。ウマそ~」
「えぇ……どう見ても毒ありそうだし、美味しそうな要素が何一つないけど。やめときなって」
「あのすみません。このピンクカエルの蒲焼、三つ下さい」
私の言うことなんて聞かずにゼルはよく分からないゲテモノを購入した。しかも三つ。
絶対そんなにいらないって。
「うはっ、ウマ! この舌がビリビリ痺れる感じがたまんないな」
それ絶対毒じゃん。
「マナも食うか?」
「絶対にいらない」
「え~、もったいな。めっちゃうまいのに」
いいです。それが本当においしくても全然悔しくないから。
「……………」
「ん? なんだ? ヘイヴィア、欲しいのか?」
何故か私の隣でヘイヴィアがゼルのゲテモノ料理を物欲しげな目で見ていた。
「い、いや、べ、別に欲しいなんて思ってないし」
ああ、欲しいんだ。あれ。
一体どこに魅力を感じたんだろうか?
この二人の感性がいまいちよく分からない。
「いいのか~? もうあと一つだけだぞ? 食っちゃうぞ?」
「い、いい! いらん! お前からの施しなぞ受けん!」
「んじゃ、いっただきまーす」
「ぁ…………」
最後の一つをゼルが平らげるとヘイヴィアは分かりやすく落ち込んでいた。
あれ、そんなに欲しかったの。ホントに?
「それで俺たちは今どこに向かってるんすか?」
ピンクカエルの蒲焼を食し終わったゼルは先頭を歩くレミリアさんに訊ねた。
「この街を納める領主のとこだ。そいつなら何か知ってるかもしれないからな」
なるほど。確かに領主なら自分の納める土地のことなら何でも知ってそう。
「はふはふ、ん、んま……」
私の隣ではヘイヴィアがいつの間にか買ってきたピンクカエルの蒲焼を食べていた。
わざわざ戻って買いに行ったんだ。本当に欲しかったんだね。
……なんかちょっと私も興味出てきちゃったじゃん。後で時間あったら買ってみよ。
「それでその領主はどこにいるんすか?」
「もう見えてきたぞ。あそこだ」
レミリアさんが指差す方にはひと際大きい屋敷が悠然と建っていた。
「ひぇ~デカ」
「流石、貴族様」
その大きな屋敷に感心するゼルとヘイヴィア。
けど、私からしたら少しばかり小さいと感じてしまう。
多分、私の実家の方が大きいし。
別にそれを自慢したいとは思わないので、ここではあえて何も言わない。
「んじゃ、行こうか」
レミリアさんは門の鉄柵を開け中に入る。
私たちもそれに続いて中へと入った。
「ふむ、騎士団。騎士団ねぇ……」
執事に領主の部屋まで案内された私たち。
そして、今私たちの目の前にはその領主様がいる。
恰幅のいい体格に煌びやかな装飾品の数々、いかにも貴族と言った感じの人だ。
で、その領主様は私たちを値踏みするような目つきでしげしげと見る。
「君たち、等級はいくつかね?」
「等級?」
「なんだそれ?」
領主の質問に首を傾げるおバカな二人組。
「なんだ? そんなことも分からずに騎士団を名乗っておるのか?」
領主はため息をつき、ゼルとヘイヴィアを見下す。
彼の気持ちも分からないでもない。どうしてこの二人は騎士団なのに等級を知らないのだろうか。
「等級って言うのは騎士の序列を表したものだよ」
私は小声で二人に耳打ちする。
下から十級、九級と数字が下がっていくほど位が高くなり、一番上が一級騎士つまり団長クラスである。
その上に勇者があるけど、まぁあれは階級ってよりは称号に近いから割愛で。
じゃあ、私たちの階級はと言うと、入団したばかりなのでもちろん十級である。
ちなみに十級から八級までは下級騎士。七級から五級は中級騎士。四級から二級は上級騎士と言った感じに大まかに三段階に分けられることもある。
なので、私たちは下級騎士扱いだ。
「アタシたちの等級は全員、下級だ。それが何か問題でも?」
私の代わりにレミリアさんが答えてくれた。
でも、レミリアさんも下級だったんだ。
え? 待って。それじゃあよりこの任務厳しくない?
てっきり、レミリアさんが二級くらいだから団長は四人だけに任せたんだと思ってたんだけど?
どうしよう。帰りたくなってきた。
「下級だと? はっ! ふざけるな! 貴様らの様な奴らに教えることなぞ、何もないわ! それによく見れば、そのローブ。第七師団ではないか。最低最悪と評判の弱小師団の話など聞くだけ無駄だ」
私たちの等級を聞くなり、領主はあからさまに非難した。
どうやらこの様子じゃ話を聞いてくれなさそう。諦めるしかない。
「それにゴブリンまでおるではないか。全く汚らわしい。今すぐにでも帰ってくれ。何故、騎士団はこのような種族を入団させたのだ?」
そして、その悪意はゼルに向いた。
当然それを聞き逃すほど、ゼルは温厚な性格ではない。
「んだと? もういっぺん言ってみろや、クソハム! スライスしてやんぞ!」
怒りを抑えきれなかったゼルはディスガイナを領主に向けようとした。
「ゼル落ち着いて」
私はゼルと領主の間に立ち、ゼルを制止した。
「あの、すみませんでした。私たちはこれで失礼します」
私はゼルの代わりに領主に頭を下げる。
「おい! お前が謝ることなんかねぇぞ! 全部あいつが悪い」
「あ~はいはい。分かったから」
ぎゃーぎゃー騒ぐゼルを宥めながら私は彼の背中を押して、屋敷の外へと連れ出した。
レミリアさんもヘイヴィアも不満そうではあったが、黙って私の後に続いて屋敷の外に出てくれた。
屋敷を後にした私たちは町の中心にある広場までやってきた。
「で、どうします? あの様子じゃ領主から情報は得られそうにないですけど」
「とりあえず、あいつを斬る」
「却下。そんなことしたらゼルを捕まえないといけなくなっちゃう」
「なんでだ。喧嘩売ってきたのは向こうだぞ」
「それでもダメ。本当に勇者になりたいんだったら少しは我慢も覚えないと。上に立つ人は少なからず非難の声を浴びるものなの。そんなのをいちいち相手にしていたらきりがないでしょ?」
「む……それも、そうだな」
私の言葉でゼルは怒りの矛を収めてくれた。
意外と聞き訳がよくて助かる。
「それで私たちはこれからどうしましょうか?」
「そうだな。したら、手分けして情報収集しよう。時間は……一時間でいいだろう。時間になったら、あそこの酒場に集合でいいだろう」
そう言ってレミリアさんは近くの少し古びた酒場を指さした。
「それは別にいいっすけど、ジェイドってどんな奴っすか?」
「あ、それ俺知りたい」
ジェイドのことを知らないゼルとヘイヴィア。
確かに特徴を知らないままじゃ、情報収集も出来ないだろう。
「緑色の髪をしていて、顔に特徴的な縦線の傷があるって話だ。私も直接見たことはないから聞いた話によるとだが」
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