漆黒の私刑人〜S級パーティーを追放されたので今度は面倒事から逃げてのほほんとしたいのに・・・〜

KeyBow

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第1章 王都編

第54話 ソシアと名付ける

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 俺の自己紹介の次はマリニア、スニシスの順番だ。スニシスは15際の誕生日の数分前に、日付が変わった途端に犯さんと裸にされ逃げけいる所を俺に助けられたと、男爵の最後を力説した。

 ヤーナは驚いて口をパクパクとしていたな。
 彼女は18歳になる所だが、美人のそんな顔は何かさ、良いよね。

 で問題の奴隷だった女だが、歳は17歳で英才教育を受けていたらしい。
 そこで呼ばれていたのはエスハチと符号で呼ばれており、本名が分からないと言うのだ。

 先程名前を言い淀んでいたのは、あくまでも名前が分からないから答えようがなかったからだ。

「どうしてですか?男の人って経験のない女を見ると俺の色に染めてやるとか、初めての男として記憶と体に俺を刻んでやる!とか言って犯すんじゃないのですか?」

「ランスタッド様はそのような事をされないのです。助けて頂いた時私は裸にされていたけど、目を逸らして服を着せてくれたのよ!」

 ヤーナは驚いた。サンタナと真逆な紳士がいた事に。
 だが、別の疑惑が浮かびマリニアにそっと聞いた。

「マリニアさん。ひょっとしてランスタッドさんって女性に興味がなかったりするの?」

「時折娼館に言っているって言っていたし、胸の大きさよりも脚の細い女が好きだとか言っていたよ」

 ヤーナはゴミを見るような目で俺を見てくるが何かやったか?
 さっき上の階に案内してくれる時にパンチラを見てしまった事か?
 イヤイヤイヤ。流石に女性にパンツ見えていますよ!って言えないだろう?

「ランスタッドはボクが女だと知っても手を出してこないんだよ。ボクの胸がもっと大きくならないと女として見ないらしいんだ」

「それって?」

「ほら、ボクって自分の事をボクって言っているから、男だと思い込んでいたんだ。それで性癖を暴露したり、女の好みを話していたんだよね」

「それってマリニアさんはランスタッド様の恥ずかしい事を色々知っているって事なの?」

「知りたい?でも男の本音を知ったら、ランスタッドの事を嫌いになるんじゃないのかな?」

「マ、マリニアご、後生だからやめて!」

「ランスタッドは悪い人じゃないよ。ちょっとスケベで、ヤーナさんのパンツを見てニタニタしているけど、ボクにスカートの後ろをガードするように伝えるように言っていたよ」

「うそ!私、下着を見られていたの?」

「ボクも見えていたよ」

「ひーん・・・・」

 俺はマリニアとヤーナのやり取りを複雑な思いで見ていた。しかし仕切り直す事にした。

「皆ちょっといいか?」

「どうしたのですか?」

「この子の名前を皆で考えようかと思うんだよ。エスハチなんて符号は可哀想だ」

「やはり一時的にとは言え主人だったからランスタッド様が名前を付けるのが彼女が1番喜ぶ事だと思いますよ。私も一時的にランスタッド様の奴隷でしたから」

「じゃあ・・・ソシア。ソシアはどうだ?」

「ソシア?それが私の名前?・・・」

 両手で顔を覆いポロポロと泣いてしまった。

「嫌だったか?じゃあセリーヌは?えっと、どうしよう」

「ソシアが良いの・・・嬉しいんです。私はソシア」

 気に入ったようで俺はホッとした。

「じゃあソロソロ子供達を迎えに行かなきゃだから、部屋は後でじっくり見よう。ヤーナさん。有り難くここを頂くよ。どうすれば良いんだ?」

「これにサインをお願いします・・・あのう・・・ランスタッドさんはご結婚なされていたんですね」

「いや、俺は独身だぞ」

「でも、子供がって?」

「ああ。違法奴隷として闇市に掛けられる時に助けた子供3人そのまま引き取って、親代わりになっているんだ。血は繋がっていないが、俺の事をパパと呼ぶ可愛い奴らだよ」

 ヤーナはホッとしたが少し考えてから話した。

「じゃあ私は後で来ますが、鍵はこれに。ランスタッド様が受領した旨を報告します!それとランスタッド様は私と一緒にギルドへお願いします。専属契約をしたいので」  

「よし、マリニアとスニシスは子供達を迎えに行ってくれ。ソシアは俺と来るか。1人にさせられないからな」

 そうして館を引き上げ、二手に分かれて行動する事にしたのであった。
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