55 / 119
第1章 王都編
第55話 ソシアを抱いた
しおりを挟む
さあギルドに行こうかとなったが、ソシアの様子がおかしい。
俺の服の裾を引っ張って動こうとしないのだ。
「御主人様。後生ですから抱いて下さい。御主人様の女にしてください」
俺はハッとなった。
この子はまだ自分が奴隷だと思っていて、御主人様である俺に抱かれないと精神の安寧が図れないのだと。
「ソシアは俺に抱かれないと安心できないのか?」
コクコクと頷く。
「今この場でか?」
「出来ましたら2人きりが嬉しいのですが・・・我儘を申しました」
俺はヤーナにウインクをしたが、ヤーナは分からなかったのか首を傾げる。
「じゃあ今から抱くから、あっちに行こうか。ヤーナさん。悪いけど少し待っていてくれ」
俺はソシアをヒョイッとお姫様抱っこして寝室に連れて行く。
ドアを閉めソシアを立たせた。
「さあおいで」
ソシアは俺に体を委ねてきた。
俺はそっと抱き寄せると力強く抱きしめ、頭を撫でる。
「不安にさせて悪かったな。俺の力の及ぶ限りソシアを守る。今日からソシアは俺の家族だ」
俺はソシアを放し、肩を抱きおでこにキスをした。
「ほら、抱いたぞ!これで君はもう俺のものだ。俺の大事な女性だ。ずっと俺の元にいても良いんだからな」
ソシアは???といった顔をしているが、その手を引き寝室を出るのにてドアを開けようとした。
ドアを手前に引いたらマリニア、スニシス、ヤーナが寝室に倒れ込んできた。
どうやらドアにもたれ掛かって、聞き耳を立てていたようだ。
「お前ら何をしているんだ?」
「これからソシアさんを抱くんじゃなかったの?」
「抱いたぞ!こうやってな」
再びソシアを抱き寄せた。
「ほら。これでソシアはもうマリニア、スニシスと同じで俺の家族だ」
3人がジト目をする。
「そうではなくて、お情けを・・・ひゃい!?」
俺は軽くデコピンを食らわせ、その手を取り首にやった。
「首を確認しろ。もう奴隷じゃないんだ君は1人の女にして、俺の家族だ。抱いて欲しいといったから抱いたじゃないか!君の操は将来結婚するまで取っておけ」
「男の人の性欲は収まらないと思いますが?御主人様は私で発散すべきかと思います」
「そうだな。女に飢えて・・・君の言う意味で女を抱く事を我慢できなくなったら、まあ、娼館にでも行って発散して来るさ。それに君の居場所はここだ。俺の家族としてここにいるんだ。勿論他にやりたい事があり、出ていきたいと言うなら快く送り出そう。それまではずっとここにいても良いんだからな。それと直ぐには無理だろうが、奴隷として振る舞うな」
「良いのですか?生娘をモノに出来ると分かれば男は目の色を変えると教わりました。それに男の人の悦ばせ方は散々見させられており身に付けております。ご安心ください。男性の象徴に触れるのは御主人様が初めてですから!ですから私と寝て下さい」
「分かった。今晩俺のベッドに来い。一緒に寝てやる。今はこの館の手続きやらがあるから、今は出掛けるぞ!良いな?」
ソシアは満足そうに頷く。
ヤーナがジト目をしているので耳元に囁く。
「勿論性的に手を出さないさ。確かに同じベッドで寝ようとは思うが、彼女の意図とは違うだろう。子供達がいるから、その子供達と同じなら諦め、時間と伴に正気になるだろうさ」
「何故ですか?ソシアさんじゃないですけど、冒険者ならもう手込めにしていますよね?」
「ヤーナ。君は俺がそれをしたら軽蔑するだろ?マリニアもスニシスも軽蔑するだろ。もしもあの子を抱くなら恋人になり、愛していると感じた時だ。俺には出会ったその場で愛するまで心を高めるのは無理だ」
ヤーナは頷くきソシアの手を引っ張る。
「ソシアさん。貴女にもギルドに来てもらわなきゃですから、さあ行きますよ!」
ソシアは戸惑っていたが、俺とヤーナとで手を引くと諦めて従ってくれた。
有り難い事だ。
そうして諸々の手続きの為、ギルドに向かったのであった。
俺の服の裾を引っ張って動こうとしないのだ。
「御主人様。後生ですから抱いて下さい。御主人様の女にしてください」
俺はハッとなった。
この子はまだ自分が奴隷だと思っていて、御主人様である俺に抱かれないと精神の安寧が図れないのだと。
「ソシアは俺に抱かれないと安心できないのか?」
コクコクと頷く。
「今この場でか?」
「出来ましたら2人きりが嬉しいのですが・・・我儘を申しました」
俺はヤーナにウインクをしたが、ヤーナは分からなかったのか首を傾げる。
「じゃあ今から抱くから、あっちに行こうか。ヤーナさん。悪いけど少し待っていてくれ」
俺はソシアをヒョイッとお姫様抱っこして寝室に連れて行く。
ドアを閉めソシアを立たせた。
「さあおいで」
ソシアは俺に体を委ねてきた。
俺はそっと抱き寄せると力強く抱きしめ、頭を撫でる。
「不安にさせて悪かったな。俺の力の及ぶ限りソシアを守る。今日からソシアは俺の家族だ」
俺はソシアを放し、肩を抱きおでこにキスをした。
「ほら、抱いたぞ!これで君はもう俺のものだ。俺の大事な女性だ。ずっと俺の元にいても良いんだからな」
ソシアは???といった顔をしているが、その手を引き寝室を出るのにてドアを開けようとした。
ドアを手前に引いたらマリニア、スニシス、ヤーナが寝室に倒れ込んできた。
どうやらドアにもたれ掛かって、聞き耳を立てていたようだ。
「お前ら何をしているんだ?」
「これからソシアさんを抱くんじゃなかったの?」
「抱いたぞ!こうやってな」
再びソシアを抱き寄せた。
「ほら。これでソシアはもうマリニア、スニシスと同じで俺の家族だ」
3人がジト目をする。
「そうではなくて、お情けを・・・ひゃい!?」
俺は軽くデコピンを食らわせ、その手を取り首にやった。
「首を確認しろ。もう奴隷じゃないんだ君は1人の女にして、俺の家族だ。抱いて欲しいといったから抱いたじゃないか!君の操は将来結婚するまで取っておけ」
「男の人の性欲は収まらないと思いますが?御主人様は私で発散すべきかと思います」
「そうだな。女に飢えて・・・君の言う意味で女を抱く事を我慢できなくなったら、まあ、娼館にでも行って発散して来るさ。それに君の居場所はここだ。俺の家族としてここにいるんだ。勿論他にやりたい事があり、出ていきたいと言うなら快く送り出そう。それまではずっとここにいても良いんだからな。それと直ぐには無理だろうが、奴隷として振る舞うな」
「良いのですか?生娘をモノに出来ると分かれば男は目の色を変えると教わりました。それに男の人の悦ばせ方は散々見させられており身に付けております。ご安心ください。男性の象徴に触れるのは御主人様が初めてですから!ですから私と寝て下さい」
「分かった。今晩俺のベッドに来い。一緒に寝てやる。今はこの館の手続きやらがあるから、今は出掛けるぞ!良いな?」
ソシアは満足そうに頷く。
ヤーナがジト目をしているので耳元に囁く。
「勿論性的に手を出さないさ。確かに同じベッドで寝ようとは思うが、彼女の意図とは違うだろう。子供達がいるから、その子供達と同じなら諦め、時間と伴に正気になるだろうさ」
「何故ですか?ソシアさんじゃないですけど、冒険者ならもう手込めにしていますよね?」
「ヤーナ。君は俺がそれをしたら軽蔑するだろ?マリニアもスニシスも軽蔑するだろ。もしもあの子を抱くなら恋人になり、愛していると感じた時だ。俺には出会ったその場で愛するまで心を高めるのは無理だ」
ヤーナは頷くきソシアの手を引っ張る。
「ソシアさん。貴女にもギルドに来てもらわなきゃですから、さあ行きますよ!」
ソシアは戸惑っていたが、俺とヤーナとで手を引くと諦めて従ってくれた。
有り難い事だ。
そうして諸々の手続きの為、ギルドに向かったのであった。
2
あなたにおすすめの小説
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる