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第1章 王都編
第63話 ランスタッドに初めての彼女が?
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俺は皆が平伏したのを見てギョッとしたが、ソシアはニコリと微笑むと3人目に取り掛かった。
凄いな。冷静だし、俺と違い狼狽えずにこれから魔力切れで苦しむのに躊躇がない。
「ごめんなさいね。再び歩けるようになるから、もう少しの辛抱よ。我が主ランスタッド様に感謝をするのですよ」
ごめんなさいねと言ってから欠損修復をしていたが、その優しさや凛とした佇まい、その真剣な横顔にドキリとし胸が痛くなり、可哀想な過去を持つ女性ではなく1人の女性として見惚れていた。
皆が見守る中、手足がニョキニョキニョキっと生えて来て最後の女の子は号泣していた。
ソシアは立ち上がり、後ろ手にニコリとした。
うほっ!俺にとっての女神だ!
「ランスタッド様、取り敢えず動けない方は終わりました」
少しふらついているのでまたお姫様抱っこした。
「また魔力切れを起こしたから魔力を譲渡してくる。少し待っていてくれ」
相変わらず奴隷達は平伏していたが、俺は一刻も早くソシアを楽にしてやりたいのと、その唇を再び求めたい思いがあり、寝室に駆け込んだ。
「ランスタッド様。不思議と先程よりも楽なんです」
「魔力譲渡がいらないのか?」
慌てて首を横に振る。
「それはください!お願いします」
「勿論だ。辛いだろう!?それにしても凄いな。君の事を尊敬するよ。じゃあ行くよ」
俺達は夢中になりお互いの口を貪った。
だが、俺にも魔力譲渡が終わった事が分かった。
2人共残念そうに口を離すが、俺は抱きしめた。
ああ!彼女の温もりを感じる。
頭の痛みが引いていくような気さえする。
魔力譲渡とは100の魔力を消費したとしたら、50の魔力を相手に与える事が出来ると言われている。
だが、供給側は頭に激痛が走るのだ。
俺は息が荒かったし、脂汗をかいている。
ソシアはその事に気が付き俺の汗を拭ってくれた。
「ランスタッド様!なんて事を!失念していましたが、魔力を譲渡する側は激痛に襲われると聞いた事があります。なんて事を!奴隷の為に体を張ってまで。私の魔力切れの何倍も辛いはずですよ?」
「バレたか・・・ハァハァ。ソシアに格好付けただけだよ。少し休めば大丈夫なはずだ・・・」
話している最中、俺は意識を手放した。
回数を重ねる度に痛みが増し、ついに冷や汗をかいたのだ。
俺が目を覚ましたのは翌朝だったが、誰かが手を握っていた。
俺がうーんと唸ると布団にダイブしてきた。
「ランスタッド様!ランスタッド様!死んじゃうんじゃないかと私怖かったんです。良かった!」
俺はソシアを起こし、涙をそっと拭った。
「おはようソシア。君に涙は似合わないよ。ソシア、確か君のお願いを聞く事になっているけど、俺の願いを先に言っても良いかな?」
「はい!勿論です」
「その、なんだ。俺は1人の女性としてソシアの事を気に入ったようなんだ・・・」
俺の目をうるうるした目で見てくる。
「俺の彼女になって欲しい!」
返事と言わんばかりに俺の唇はソシアの唇に塞がれた。
「はい!喜んで!」
俺は立ち上がり、つい片手を上げてガッツポーズを取りヨッシャー!と喜びの声を上げた。
「じゃあソシアの希望は?」
「そうですね。もう叶ったんですけど、毎日キスをしてください!」
俺は再びソシアの唇を貪った。
彼女の髪が鼻腔をくすぐり、くしゃみが出てキスは終わったが、ソシアが俺のくしゃみを拭っている時にマリニア達が駆け込んできたのであった。
凄いな。冷静だし、俺と違い狼狽えずにこれから魔力切れで苦しむのに躊躇がない。
「ごめんなさいね。再び歩けるようになるから、もう少しの辛抱よ。我が主ランスタッド様に感謝をするのですよ」
ごめんなさいねと言ってから欠損修復をしていたが、その優しさや凛とした佇まい、その真剣な横顔にドキリとし胸が痛くなり、可哀想な過去を持つ女性ではなく1人の女性として見惚れていた。
皆が見守る中、手足がニョキニョキニョキっと生えて来て最後の女の子は号泣していた。
ソシアは立ち上がり、後ろ手にニコリとした。
うほっ!俺にとっての女神だ!
「ランスタッド様、取り敢えず動けない方は終わりました」
少しふらついているのでまたお姫様抱っこした。
「また魔力切れを起こしたから魔力を譲渡してくる。少し待っていてくれ」
相変わらず奴隷達は平伏していたが、俺は一刻も早くソシアを楽にしてやりたいのと、その唇を再び求めたい思いがあり、寝室に駆け込んだ。
「ランスタッド様。不思議と先程よりも楽なんです」
「魔力譲渡がいらないのか?」
慌てて首を横に振る。
「それはください!お願いします」
「勿論だ。辛いだろう!?それにしても凄いな。君の事を尊敬するよ。じゃあ行くよ」
俺達は夢中になりお互いの口を貪った。
だが、俺にも魔力譲渡が終わった事が分かった。
2人共残念そうに口を離すが、俺は抱きしめた。
ああ!彼女の温もりを感じる。
頭の痛みが引いていくような気さえする。
魔力譲渡とは100の魔力を消費したとしたら、50の魔力を相手に与える事が出来ると言われている。
だが、供給側は頭に激痛が走るのだ。
俺は息が荒かったし、脂汗をかいている。
ソシアはその事に気が付き俺の汗を拭ってくれた。
「ランスタッド様!なんて事を!失念していましたが、魔力を譲渡する側は激痛に襲われると聞いた事があります。なんて事を!奴隷の為に体を張ってまで。私の魔力切れの何倍も辛いはずですよ?」
「バレたか・・・ハァハァ。ソシアに格好付けただけだよ。少し休めば大丈夫なはずだ・・・」
話している最中、俺は意識を手放した。
回数を重ねる度に痛みが増し、ついに冷や汗をかいたのだ。
俺が目を覚ましたのは翌朝だったが、誰かが手を握っていた。
俺がうーんと唸ると布団にダイブしてきた。
「ランスタッド様!ランスタッド様!死んじゃうんじゃないかと私怖かったんです。良かった!」
俺はソシアを起こし、涙をそっと拭った。
「おはようソシア。君に涙は似合わないよ。ソシア、確か君のお願いを聞く事になっているけど、俺の願いを先に言っても良いかな?」
「はい!勿論です」
「その、なんだ。俺は1人の女性としてソシアの事を気に入ったようなんだ・・・」
俺の目をうるうるした目で見てくる。
「俺の彼女になって欲しい!」
返事と言わんばかりに俺の唇はソシアの唇に塞がれた。
「はい!喜んで!」
俺は立ち上がり、つい片手を上げてガッツポーズを取りヨッシャー!と喜びの声を上げた。
「じゃあソシアの希望は?」
「そうですね。もう叶ったんですけど、毎日キスをしてください!」
俺は再びソシアの唇を貪った。
彼女の髪が鼻腔をくすぐり、くしゃみが出てキスは終わったが、ソシアが俺のくしゃみを拭っている時にマリニア達が駆け込んできたのであった。
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