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第1章 王都編
第88話 マリニアの試練
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本日は訓練を兼ねて46階層を攻略する。
最初に現れたのはサイクロプスだ。
「ソシアさんバフを!」
「分かりましたわ」
ソシアはマリニアの指示でまだバフを掛けられる範囲に皆がいる間に身体能力や防御力、魔法耐性アップのバフを掛ける。
「ランスタッドはサイクロプスの頭にダークを。ベッカードさんはヘイトを稼ぎ、姉様は足の腱を狙って!」
スニシスには特に口頭で指示をせず頷くだけだ。
「ソシアさん。腕力上昇をください」
スニシスは目に向けて矢を放つ。
俺には中級闇魔法のダークを指示してきたが、良くない悪手なのだが、失敗から学ぶ事もあるから指示に従う。
サイクロプスの顔を暗闇で包む。
スニシスがアッ!と唸る。
これが悪手の1つ。
狙うべき的が見えなくなり、スニシスが困って肩に狙いを切り替えた。
また、パニックになったサイクロプスが棍棒をがむしゃらに振るのでクラシス姉が近付けない。
勿論パニックになっているからベッカードはヘイトを稼げず、攻撃に転じた。
メイスを振りサイクロプスの膝を砕く。
だが、ベッカードは攻撃が読み難いパニック攻撃をくらい吹き飛ぶ。
くるくると回転しながら着地し、ふうっと呼吸を整える。
咄嗟にメイスを離し、盾を両手で持って受け止めた。
だが、マリニアはパニックにならず、冷静に指示を出した。
丁度ダークが切れたタイミングだ。
マリニアはナイフを投げ、肩に刺さった。
「ソシアさんはベッカードを治療、スニシスは膝を!姉様はボクが投げたナイフに魔法を!。ランスタッドは上から剣を突き立てて!」
矢がダメージのある膝を撃ち抜き、サイクロプスは片膝をつく。
そしてベッカードはソシアの護衛に入り、クラシス姉のライオットはナイフに当たり、サイクロプスが煙を上げながら咆哮した。
俺は足場を使い、サイクロプスの頭上に飛ぶと剣に体重を掛けて落下し、首の後ろへ剣を突き立てた。
するとフラフラとしたのでマリニアはスニシスに目を射るように指示をし、見事に眼球の中心を撃ち抜くと霧散し、魔石とドロップを残した。
「ごめんなさい」
マリニアが謝り出した。
「問題なく倒せたじゃないか!誰1人として怪我なんてしてないんだから謝るところなんてないぞ!」
「でも・・・」
「マリニア、何が悪かったのか言ってみろ」
「ダークを指示した事だと思う・・・」
「そうだな。あれでパニックになったから、先輩も攻撃を読めなくなったんだ。俺ならファイヤーボールを目に向かって放つかな。でもまあ、最初の失敗からの立て直しは見事だったぞ。途中からは俺よりも適切に指示ができていた位だ。まだまだ、荒削りだが、全体としたら中々良かったぞ」
マリニアはえっ?となった。
酷評されると思っていたが、悪いところの指摘があったとはいえ、ほぼほぼ褒められたのだ。
「マリニアちゃん。私への指示も見事だったわ。流石探索者のギフト持ちね。本領発揮ってところかしら」
「よし、先を進むぞ!」
次の魔物はケルベロスだったが、頭2つにダークを指示し、パニックになり足のひっぱり合いになっていた所に遠距離攻撃にてサクッと倒した。
ベッカード先輩は出番がないとぼやいていたが、さもあらん。
基本的に探索者はダンジョンでは指揮者となるのが一般的だ。
ただ、今は俺のほうが上手いからいざとなれば指揮を変わるが、時折ヘイトを稼ぐ先輩が軽いダメージをくらうだけでマリニアはメキメキと力を付けていくのが分かる。
結局大型魔物を7体倒し、難なく47階層へと進んだので本日の探索を終わるのであった。
最初に現れたのはサイクロプスだ。
「ソシアさんバフを!」
「分かりましたわ」
ソシアはマリニアの指示でまだバフを掛けられる範囲に皆がいる間に身体能力や防御力、魔法耐性アップのバフを掛ける。
「ランスタッドはサイクロプスの頭にダークを。ベッカードさんはヘイトを稼ぎ、姉様は足の腱を狙って!」
スニシスには特に口頭で指示をせず頷くだけだ。
「ソシアさん。腕力上昇をください」
スニシスは目に向けて矢を放つ。
俺には中級闇魔法のダークを指示してきたが、良くない悪手なのだが、失敗から学ぶ事もあるから指示に従う。
サイクロプスの顔を暗闇で包む。
スニシスがアッ!と唸る。
これが悪手の1つ。
狙うべき的が見えなくなり、スニシスが困って肩に狙いを切り替えた。
また、パニックになったサイクロプスが棍棒をがむしゃらに振るのでクラシス姉が近付けない。
勿論パニックになっているからベッカードはヘイトを稼げず、攻撃に転じた。
メイスを振りサイクロプスの膝を砕く。
だが、ベッカードは攻撃が読み難いパニック攻撃をくらい吹き飛ぶ。
くるくると回転しながら着地し、ふうっと呼吸を整える。
咄嗟にメイスを離し、盾を両手で持って受け止めた。
だが、マリニアはパニックにならず、冷静に指示を出した。
丁度ダークが切れたタイミングだ。
マリニアはナイフを投げ、肩に刺さった。
「ソシアさんはベッカードを治療、スニシスは膝を!姉様はボクが投げたナイフに魔法を!。ランスタッドは上から剣を突き立てて!」
矢がダメージのある膝を撃ち抜き、サイクロプスは片膝をつく。
そしてベッカードはソシアの護衛に入り、クラシス姉のライオットはナイフに当たり、サイクロプスが煙を上げながら咆哮した。
俺は足場を使い、サイクロプスの頭上に飛ぶと剣に体重を掛けて落下し、首の後ろへ剣を突き立てた。
するとフラフラとしたのでマリニアはスニシスに目を射るように指示をし、見事に眼球の中心を撃ち抜くと霧散し、魔石とドロップを残した。
「ごめんなさい」
マリニアが謝り出した。
「問題なく倒せたじゃないか!誰1人として怪我なんてしてないんだから謝るところなんてないぞ!」
「でも・・・」
「マリニア、何が悪かったのか言ってみろ」
「ダークを指示した事だと思う・・・」
「そうだな。あれでパニックになったから、先輩も攻撃を読めなくなったんだ。俺ならファイヤーボールを目に向かって放つかな。でもまあ、最初の失敗からの立て直しは見事だったぞ。途中からは俺よりも適切に指示ができていた位だ。まだまだ、荒削りだが、全体としたら中々良かったぞ」
マリニアはえっ?となった。
酷評されると思っていたが、悪いところの指摘があったとはいえ、ほぼほぼ褒められたのだ。
「マリニアちゃん。私への指示も見事だったわ。流石探索者のギフト持ちね。本領発揮ってところかしら」
「よし、先を進むぞ!」
次の魔物はケルベロスだったが、頭2つにダークを指示し、パニックになり足のひっぱり合いになっていた所に遠距離攻撃にてサクッと倒した。
ベッカード先輩は出番がないとぼやいていたが、さもあらん。
基本的に探索者はダンジョンでは指揮者となるのが一般的だ。
ただ、今は俺のほうが上手いからいざとなれば指揮を変わるが、時折ヘイトを稼ぐ先輩が軽いダメージをくらうだけでマリニアはメキメキと力を付けていくのが分かる。
結局大型魔物を7体倒し、難なく47階層へと進んだので本日の探索を終わるのであった。
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