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第1章 王都編

第87話 朝チュン?

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 朝目覚めて体を起こすと2人の女性の胸が見えた。
 恐る恐る顔を見ると左がソシア、右にヤーナがいて俺も裸だった。

 頭が痛い。
 昨夜の記憶がない。
 だが、この状況はそういう事だろう。
 思い出そうとしても思い出せない。
 確かヤーナが間違って出された酒を飲み、おぶって帰ったような。
 その後俺も酔が回り、同じく酔いが回ったソシアとベットイン?
 その後激しく愛し合った・・・記憶がない。

 不味いぞ。流石に酔っていたとはいえ2人に手を出したんだよな・・・
 考えろ・・・
 うっ!気持ち悪い・・・
 間に合わない。
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 ハァハァハァ。
 2人をゲロまみれにしてしまった。
 取り敢えずクリーン。

 今ので2人がモゾモゾし始めた。
 裸の女が2人いるが、興奮しない。
 寧ろこの後が怖くて大人しくなった。

 来た!この時が来てしまった。
 2人が目を覚ました。

 2人は俺の顔を見るなりニコリとした。
 怖いです。

「ランスタッド様?先程私達に何を掛けられたのですか?生暖かかったのですが?」

 ほっ!?そっちか。

「悪い。その、起き抜けにリバースした。でもクリーンを掛けたんだ」

「ちょっとランスタッドさん!女2人をゲロまみれにするって酷くないですか?責任を取ってください!」 

「すみませんでした!2人を娶らせてください!」

 俺は土下座をした。

 2人は不思議そうにしていた。

「どうなされたのですか?それは嬉しいのですが、いきなりですよ」

「俺も男だ。やった事に対して責任を取る」

「やった事って何ですか?吐いたのは仕方がないし、もうクリーンを使ったでしょ?デートとかちょっとしたプレゼントで良いのに」

「俺は君達の純潔を2人の意志を確認せずに奪ったようだ。だからだ」

「ふふふ。でも嫌です。私達まだ清い乙女ですから」

「えっ?でも俺も君達も裸で寝ていたんだぞ」

「忘れたの?ランスタッド様の収納を試したのに。体に触れた状態で服を収納出来るのか?って。それが出来て、そのまま出すとどうなるか?ってなって、ほら、あのように面白い事になるからと、結局3人のを試して、それをしたら寝ちゃったのよ」

 思い出した。
 そんな事が出来るのか?と試したら出来て、それを放出したらどうなるのかで盛り上がったんだった。

 着ていた形で床に転がっている不思議な服の状態に騒いでいたような。

「そうだった。これは使える!って盛り上がったんだったな」

 彼女達は先程俺が勘違いから娶ると言った事については無しにするとした。
 彼女達は俺が気障ったらしくプロポーズしないと嫌だとか言い出す始末だが、早朝訓練の時間になりその場で着替えて外に出た。

 メイドを含め皆出てきて、重りを装着して俺と走り出した。
 重りじゃなくて子供達だ。
 前と後ろにしがみついている。

 なかなかスリルがあって面白いらしい。

 途中から重りを交換する、もとい、男の子ペアと女の子ペアとを交互に交代していた。

 皆表情が明るい。ほぼ全員参加だが、メイド達も自主的にしており、性奴隷にされていた者達だが、男性恐怖症にも関わらず参加しており、周りとも少ししずつ話をし始めていた。
 うん。実に良い兆候だ。

 朝食の後は相変わらずギルドに行き、その後ダンジョンだ。

 いざという時は俺がフォローをするが、今日はマリニアが指揮をする事にしたのであった。


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