97 / 119
第1章 王都編
第97話 鑑定してみた
しおりを挟む
クラシス姉が叫んだ。
「こ、これスキル珠よ!」
驚きから叫んでいる様子を見、皆がトレジャーボックスの中を見に行く。
万能者には鑑定がある。
問題のスキル珠の1つを見ると・・・・俺は取り出しマリニアに渡した。
「このダンジョンのダンジョンマスターになるんだ」
「だ、駄目だよ!ボクなんかじゃ」
「あー、確かダンジョンマスターになれるのって探索者か勇者だったな」
「そうですね。この中じゃ使えるのはマリニアだけですね」
「他は何だ?」
俺達はトレジャーボックスからお宝を出して並べて行く。
トレジャーボックスの中を空にすると扉が現れたが、誰も気が付かない。
「多分人数分あるから、装備は1人1つね!多分各々が必要とする物だと思う」
「じゃあ、まず先輩のから行きますよ!名前は・・・シルドドン・・・うおっ!オートシールドバッシュ、攻撃を受けると半分の威力で反射攻撃をするようです。名前等微妙ですが、オリハルコン製ですよこれ!それと念じれば消したり出したり出来ます。この武器限定ですが収納魔法の1種かと」
「ちょっとデザインが子供臭くないか?」
「かっ、格好良いわ!素敵よ」
「そ、そうか!よし!気に入ったぜ!」
「ハイハイ。次行きますからね。フライングスピアー。オリハルコンの槍で、これ・・・文字通り飛べますよ!それと、投げても念じれば次の瞬間手元にあるのと、相手に当たると一定の割合でノックバックします。これも出し入れ自由です」
「ねえランスタッド君、これどうやって飛ぶの?」
「跨るんじゃないんですか??」
「あのねえ、こんなのに跨がったらお股が裂けちゃうわよ?処女の子なら処女膜裂けちゃうんじゃないの??」
「俺に聞かないでくださいよ。後で試してください。次行きますよ。っと弓だな。レインボウと言ってこれも出し入れ自由で、うおっ!矢はいらないぞ!しかも1度に3本放てるのと、射程は1キロだ。弦を引くと矢が生成されるようだが、鏃は当たると爆発したり、燃やしたりも出来るし、殺傷力が無いのを生成できる。どんな矢が欲しいか念じるだけでな。スキルがあって、光の矢を降らせるホーリシャワーと言う。ホーリーシャワーじゃないんだな。これもオリハルコンだぞ」
「か、軽いわ!す、凄いです!」
「ねぇねぇ!ボクのは??」
「扇子だな。大概の魔法と物理攻撃をブロックし、切れ味鋭いナイフのようにスパッと切れそうだな。それとスキルがあり、各骨がナイフになり、頭上に展開してターゲットへ飛ばす事が可能だ。これもオリハルコンだな」
「ねえ、名前は?」
「聞きたいか?」
「うん!」
「センスーだ・・・」
「・・・」
「よし、次は杖だな。ホリーロッドだ。ホリーじゃないのはもうツッコんだら負けか?光属性の攻撃魔法が使えるぞ!魔石のセットが必要だが、後でボスの魔石かトレジャーボックスにあったのをセットするか。事前に魔力をチャージしておけば念じるだけで行けるな。それと回復魔法を使うのに詠唱も呪文も不要になり、念じれば即魔法を使えるし、必要魔力が半減するな」
「大切に使いますわ!」
「俺のは・・・剣だな。違うな。刀か。俺自身の成長と共に成長する刀か。刀身のみだから柄を作らなきゃな。鞘もか。全ての武器はオリハルコンで、出し入れ自由だな。それとスキル珠だ。って時間がなくなった。武器は皆持ってくれ。残りは後で配るよ。点滅しだしたから早く出ていけと言っているかもな。マリニア、ダンジョンマスターのスキル珠を吸収し、そこに鎮座しているダンジョンコアに触れてみろ」
マリニアは俺から受け取ったダンジョンマスターのコアを胸に当てたが、すうっと消えていった。
一瞬光ると、マリニアが良し!と唸った。
「一旦リセットするから、全員外に出ると思うよ!じゃあ行くよ!」
俺はちょっと待てと声を掛けたが遅かったようで、マリニアがコアに触れると視界が変わったのであった。
「こ、これスキル珠よ!」
驚きから叫んでいる様子を見、皆がトレジャーボックスの中を見に行く。
万能者には鑑定がある。
問題のスキル珠の1つを見ると・・・・俺は取り出しマリニアに渡した。
「このダンジョンのダンジョンマスターになるんだ」
「だ、駄目だよ!ボクなんかじゃ」
「あー、確かダンジョンマスターになれるのって探索者か勇者だったな」
「そうですね。この中じゃ使えるのはマリニアだけですね」
「他は何だ?」
俺達はトレジャーボックスからお宝を出して並べて行く。
トレジャーボックスの中を空にすると扉が現れたが、誰も気が付かない。
「多分人数分あるから、装備は1人1つね!多分各々が必要とする物だと思う」
「じゃあ、まず先輩のから行きますよ!名前は・・・シルドドン・・・うおっ!オートシールドバッシュ、攻撃を受けると半分の威力で反射攻撃をするようです。名前等微妙ですが、オリハルコン製ですよこれ!それと念じれば消したり出したり出来ます。この武器限定ですが収納魔法の1種かと」
「ちょっとデザインが子供臭くないか?」
「かっ、格好良いわ!素敵よ」
「そ、そうか!よし!気に入ったぜ!」
「ハイハイ。次行きますからね。フライングスピアー。オリハルコンの槍で、これ・・・文字通り飛べますよ!それと、投げても念じれば次の瞬間手元にあるのと、相手に当たると一定の割合でノックバックします。これも出し入れ自由です」
「ねえランスタッド君、これどうやって飛ぶの?」
「跨るんじゃないんですか??」
「あのねえ、こんなのに跨がったらお股が裂けちゃうわよ?処女の子なら処女膜裂けちゃうんじゃないの??」
「俺に聞かないでくださいよ。後で試してください。次行きますよ。っと弓だな。レインボウと言ってこれも出し入れ自由で、うおっ!矢はいらないぞ!しかも1度に3本放てるのと、射程は1キロだ。弦を引くと矢が生成されるようだが、鏃は当たると爆発したり、燃やしたりも出来るし、殺傷力が無いのを生成できる。どんな矢が欲しいか念じるだけでな。スキルがあって、光の矢を降らせるホーリシャワーと言う。ホーリーシャワーじゃないんだな。これもオリハルコンだぞ」
「か、軽いわ!す、凄いです!」
「ねぇねぇ!ボクのは??」
「扇子だな。大概の魔法と物理攻撃をブロックし、切れ味鋭いナイフのようにスパッと切れそうだな。それとスキルがあり、各骨がナイフになり、頭上に展開してターゲットへ飛ばす事が可能だ。これもオリハルコンだな」
「ねえ、名前は?」
「聞きたいか?」
「うん!」
「センスーだ・・・」
「・・・」
「よし、次は杖だな。ホリーロッドだ。ホリーじゃないのはもうツッコんだら負けか?光属性の攻撃魔法が使えるぞ!魔石のセットが必要だが、後でボスの魔石かトレジャーボックスにあったのをセットするか。事前に魔力をチャージしておけば念じるだけで行けるな。それと回復魔法を使うのに詠唱も呪文も不要になり、念じれば即魔法を使えるし、必要魔力が半減するな」
「大切に使いますわ!」
「俺のは・・・剣だな。違うな。刀か。俺自身の成長と共に成長する刀か。刀身のみだから柄を作らなきゃな。鞘もか。全ての武器はオリハルコンで、出し入れ自由だな。それとスキル珠だ。って時間がなくなった。武器は皆持ってくれ。残りは後で配るよ。点滅しだしたから早く出ていけと言っているかもな。マリニア、ダンジョンマスターのスキル珠を吸収し、そこに鎮座しているダンジョンコアに触れてみろ」
マリニアは俺から受け取ったダンジョンマスターのコアを胸に当てたが、すうっと消えていった。
一瞬光ると、マリニアが良し!と唸った。
「一旦リセットするから、全員外に出ると思うよ!じゃあ行くよ!」
俺はちょっと待てと声を掛けたが遅かったようで、マリニアがコアに触れると視界が変わったのであった。
1
あなたにおすすめの小説
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる