漆黒の私刑人〜S級パーティーを追放されたので今度は面倒事から逃げてのほほんとしたいのに・・・〜

KeyBow

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第1章 王都編

第108話 不死身の男

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 俺は口から血を吐き出すも、ゲイボルグを収納してやった。
 支えを失ったので勿論俺はその場に崩れ落ちる。

 時間がない。
 だが、サンタナと窓を突き破ってギルミーが俺へと襲い掛かる。

 殺しはしない。
 結界で2人の両脚を切断した。
 2人はその場に崩れ落ち、先輩とクラシス姉が2人を取り押さえる。

 ・
 ・
 ・

 俺はゲイボルグから逃れられないのと、結界で防ぐには時間がなかったから心臓を隠す事にした。

 先ずは心臓を囲むように結界を張り、間髪入れずに心臓を収納した。
 すると間髪入れずにゲイボルグが心臓があるはずの所を貫き、俺を床に串刺しにした。

 そして2人の脚を切断し、己の治療に当たる。
 先ずは収納から心臓を取り出し元の位置に。

 そしてヒールを掛け続ける。
 手は傷口を広げ続けて血を吐き出す。
 心臓が繋がると遠のき掛けた意識がはっきりし、傷口から手を退け胸を塞ぐ。

 ハァハァハァ

 痛みに脂汗が出る。 
 生活魔法で血塗れになった己の体と床を綺麗にしていく。

 辛うじて傷を塞いだだけだが、俺は張った結界を階段に見立てるとゆっくりと登っていく。

 装備を見れば胸を貫通している事が分かる。
 だが、フラフラだが死んだはずの俺が動いているのを見て失神する御婦人方がちらほらいた。

 サンタナとギルミーの上に行くと、ゆっくりと降りた。
 そして脚を治療して失血死をしないようにした。

 そして2人の脚を床に並べ、2人から見えるようにしてファイヤーボールで燃やしてやった。

 やめろー!と叫んでいたがお構いなしにだ。

 ハァハァハァとフラフラだが、サンタナとギルミーの手を縛ると、衛兵が連れ出し俺は先輩に肩を貸されながら壇上へ戻る。

 するとオルシーナ姫が抱きついてきたのと、ソシアが俺を完全に治療した。

「ランスタッド様!心臓を貫かれたのに生きておられる!ああ!不死身のランスタッド様!」

 片腕で抱きしめつつ、ソシアの頭を撫でた。

 騒ぎから警護に当たっていた騎士団が突入してきたが、結局ハカイされた箇所の応急処置と、残骸の型付けに終わった。

 そして立ち直った国王が告げた。

「我が娘の夫は不死身の男、イモータルだ!」

 その場にいる者からイモータルコールが湧き上がった。

 もう少し格好良い二つ名が欲しかったが、イモータルが俺の二つ名になり、イモータルのランスタッドと言われる。

 そして謁見を切り上げ、俺達は別室にて突っ込んだ話をする事になったのだった。
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