漆黒の私刑人〜S級パーティーを追放されたので今度は面倒事から逃げてのほほんとしたいのに・・・〜

KeyBow

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第1章 王都編

第112話 オルシーナは出来る子

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 妻達と朝からイチャイチャと仲良しさんを・・・している訳ではなく、訓練をしていた。

 名目上先にマリニアとスニシスについて娶っただが、それは2人と婚姻関係になる前にオルシーナと俺が結婚してしまうと、2人とは婚姻関係になれない可能性があり、急いで結婚宣言をしていた。
 だが、俺はロリコンではないし、未成熟な体に良くないからとまだ初夜を迎えてはいない。

 17歳の誕生日に多分初夜を迎える。

 昔は17歳が成人だったが、50年程前に魔物との戦いで多くの成人が死んだのもあり、15歳が成人となり、女は多くの子を産む事を推奨された。

 17歳、この年齢が成人となっていたのには理由がある。
 この年齢の前に身籠るとギフトが弱体化する事があり、3割がそうと無視出来ない数字だ。

 だから俺はその年齢まで待つ事にしている。
 ただ、毎日キスは欠かさない。

 引っ越しが終わり屋敷にも慣れてきており、平和で自堕落とは言わないが、のんびりしていた。

 だが、早朝訓練をしている時に城からの急使が来て、急ぎ城に来るように告げられ、そのままの格好で迎えに来た馬車にて向う。

 俺とオルシーナが向かい、他の妻達には出撃の準備をするように指示をした。
 オルシーナは何やらメイド達に指示をしていたな。

 城に着くとそのまま会議室に通されると、国を動かしている者達がおり、その表情を見るに深刻な事態のようだ。

 俺の顔を見るやいなや、国王が話し始めた。

「ランスタッド君朝早くから悪かったね。今朝急使が来たよ」

 俺はゴクリとつばを飲み込む。

 しかし、冷静なオルシーナがパーンと柏手を打った。

「そ、その前に座ってくれ給え」

 俺とオルシーナが会議室に入った途端に話し掛けられ、俺は座るタイミングを得ないまま突っ立ってしまうところだった。

 オルシーナは焦るお父さんに注意する感じに見えたが、ハッとなり着席を促してきた。

「皆、落ち着きなさい。サンタナが失敗し返り討ちにあい、魔王が軍勢を差し向けてきたのでしょ?」

 それがどうした?といった感じだった。

「知っていたのか?ならば話が早くて助かる。あと1時間もすれば魔王軍の軍勢が辿り着いてしまうのだ」

「我が夫に魔王軍を討てと命じればよいのです。既に屋敷を出る前に準備とベッカード夫妻にも使いを出しましたから、程なくしてこちらに来るでしょう。あなた達は討ち漏らしだけを対処なさい。どうせ冒険者ギルドに冒険者を招集したり騎士団へも指示を出していないのでしょう?」

 国王や側近は項垂れる。

「既に手配をしております」

 いつの間に?と思うも、馬車に乗る直前に侍女やお付のメイドに指示をしたりしていたが、どうやらそれだった。

 討ってくださいと懇願され、俺は城にあるありったけの回復ポーションを貰うと城を出た。
 するとマリニアやベッカード先輩達も来ており、フル装備で町の正門に向うのだった。
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