奴隷勇者の転生物語

KeyBow

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第一章 リスタート編

第25話 パーティー結成手続

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 カレンはルンルンで6人の所に戻って来た。

「良い知らせが有ります!先日の騒ぎのお詫びとして、6人全員の個人ランクを一つ上げてくれる事になったの!だからまずそちらを上げるわね。そうすると、ジーク君がランクDになるから、ランクDのパーティーでスタート出来るけどそれで良いかしら?」

 こればかりは下のランクの者の意向が大事なのだが、5人はラッキー!程度だった。元々講習を受けた後は、ゴブリン退治等のランクEの依頼を受けたいと言っていたから、全く問題ないとなりDランクでのスタートとなった。

 講習の座学に有ったランクについての説明は下記の通りだった。

 冒険者ランクは下からF,E,D,C,B,A,S,SS,SSS の順で通常はFランクからスタートとする事になり、貢献具合でランクアップしていく。

 貢献度はギルドの依頼をこなす事で上がる。また、依頼をこなすと担当受付嬢が喜ぶ事になると皆知っており、そのハートを射止めんとして頑張る冒険者が多いのだ。悲しい男の性だ。

 それはともかく、パーティーにも同じくランクが有り、パーティーランクは基本的にパーティー結成時はリーダーのランクでスタートする。
 但し、パーティーのランクはパーティー員の中の一番下のランクの者との差は3ランクまでが推奨となり、一番下の者のランクを上げないといけないのだ。パーティーランクは余程の事が無い限り特例では上げられないのだ。

 また、パーティーとして依頼を受ける場合はパーティーランクの前後一つの範囲でしか依頼を受けられない。

 ジークが孤高の剣から追放されたのは、ジークがEランクだった為、パーティーランクは3ランク上のBランクが上限だった。だが特例でAランクになっていたのだが、但しSランク以上は一切の特例を認めていなかったので追放となったのだ。

 今日はパーティー登録をする他の講習参加者もいて、カレンは手続きに追われそうだった。

 ジークはカレンに手続きをお願いし、5人を連れてやりたい事をする為にギルドを引き上げる事にした。カレンは後で空飛ぶ豚亭でパーティー結成のお祝いに来る事になっていた。妙にローシェルと仲がよく、彼女が誘っていたのだ。ローシェルグッジョブだ!

 ジークはまずは皆をギルドのテーブルに座らせ、改めて話をした。

「えっと、リーダーとしてまず2つの事をやりたい。一つは武器の充実。ギャレッジは魔鋼鉄のブロードソードを買ったようだけど、確かユーリクスとアーリアは鉄のショートソードだよね?これを買い換える。心配しなくてもお金は僕が出すから。これについては反論を認めないよ。ローシェルとリースティアはこの前渡したダガーをそのまま持っていて。それとマントを誰も持っていないからそれも買おう」

 アーリアが遠慮気味に答えた

「それは有り難いのですが、何故でしょうか?金貨30枚近くが飛んでいくと思うのですが?」

「僕の方針で命に関わる部分はケチらない。君達、特に近接戦闘組の戦力アップは僕自身の命に関わる。その為に君達が強くなってくれないと僕が困るから。そこにお金を使うだけなんだ。だからこれは僕の為だから。それに泡銭は装備等を充実させるのに使うと決めているんだ。節制として装備をケチったら意味がないしね。それと、ローシェルとリースティアには魔法の勉強をして貰いたい。今回魔法の書を買ったから、その本の得意属性の部分を解いて渡すから覚えて欲しいんだ。どの道僕もまず何か1つの属性を覚えないと駄目だと言われたから、二人の得意属性でない風と土を使えれば、パーティーとしては4属性の中級魔法以上が行けるから、何にでも対処出来るようになると思う。とその前に回復を最優先かな。誰も回復はいけないよね?」

「流石兄貴っす!俺馬鹿だからそんな事を考えられないっす!どこまでもついていくっす」

 ローシェルが特にユーリクスに呆れていた。

「それは分かったのですが、もう一つとは何なのでしょうか?」

「その前に、今の宿ってどうしているの?」

「一番安い宿で5人部屋よ」

 ローシェルが恥ずかしそうに言った。

「よし、宿を変えようか。これから稼ぎも良くなるし、少なくとも6日間はワーウルフの討伐依頼を完了できるからお金の心配は少なくなるしね。それよりも宿が別れているのは面倒だよ!。確か部屋には空きがある筈だし、当面は僕が出すから同じ宿にして欲しいな。これも戦力維持の為だから。生き残る為に君達がちゃんとした宿で安心して体を休めてくれないと命に関わるからだよ。だから空飛ぶ豚亭に泊ろうよ。多分二部屋に分かれる事になるかな。まあ男組と女組かな。それとお金の配分だけど、当面は報酬を8等分にし、6つは各自の分とする。残りのうちのひとつはパーティー用の資金として残し、もう一つは今回買う装備の分を回収するまで僕が貰い、それ以降はパーティー資金にしようと思うんだ。何か意見はある?遠慮するのは無しでだけど!いいよね?」

 皆ポカーンとしながら頷いていたのであった。
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