へなちょこ勇者の珍道記〜異世界召喚されたけど極体魔法が使えるのに無能と誤判定で死地へ追放されたんですが!!

KeyBow

文字の大きさ
13 / 97
第2章

現状確認

しおりを挟む
 太一は女性の年齢を聞くのはマナー違反で、聞いてしまうと嫌われないだろうか?と思いつつもやはり必要性から確認をする事にした。

「あの女性に年齢を聞くのは失礼だけど、君は何歳なの?」

 「19歳ですが、人間で言うと今16歳です。やっぱり私って幼く見えますよね?」

「うん。体は大人の女性と比べても遜色が無いと思うんですけれどもというか、スタイルは物凄く良いよね。顔つきが13、14歳位に見えたんだ。ごめんね。だから確認させてもらったんだ。えっと、僕の方からの質問形式で聞かせてもらっても良いかな?」

 シャロンは頷いていた

「意識を失う前にどんな話をしていたかというのがうろ覚えなんだ。だから既に話している事を繰り返し聞く事になってしまうかもだけど、気を悪くしないでね。改めて僕の名前は太一と言います。君は確かシャロンさんだったよね?」

「はい、シャロンさんじゃなくてシャロンとお呼びください。太一様!」

 太一が困った顔をしながら

「わかったよ。じゃあシャロンと呼ばせてもらうね。でも僕の方がシャロンって呼び捨てなんだからシャロンの方も僕の事を太一って呼んでくれるかな?」

 シャロンは首を横に振ると

「年上の方に、それも命の恩人に向かって呼び捨てにするだなんて私にはできません」

 芯の強そうな女性だなと思い、これ以上太一と呼ばせようとしても今は駄目だなと判断し

「分かったよ。腕と手に矢が刺さっていた筈なんだけども、これは誰かが治してくれたの?」

 シャロンはしゅんとなりながら

「はい。申し訳ございません。私あまり回復魔法は得意ではなくて、血を止める為に傷を塞いだのですが、この治療をするのが私には精一杯で、き、傷跡が残ってしまいました。ごめんなさい」

 シャロンが謝罪を始めたものだから太一が慌てて

「感謝してるんだ。傷が塞がっているから驚いたんだよ。回復魔法ってやつなの?得意じゃないと言うけれども腕はちゃんと動くし、傷がと言ってもきちんと動くよ。感覚を確認するのにちょっと手を握らせてくれるかな?」

 太一は有無をいわせずシャロンの手を握る。女性の手を単に握りたいという下心が無かったと言えば嘘になるが、ちゃんと手に感覚があるか、他人の手を握り感触を感じられるのかを確かめたかったのだ。

 シャロンは真っ赤になっていたが

「うん大丈夫だよ。君の温もりと脈拍もちゃんと感じるから。手はきちんと機能しているよ。あのまま放っておいたら壊死して腕を失う所だったと思うんだ。ありがとう。シャロンの手は小さくて暖かく、柔らかで、なにより心地よい手だね。たまに僕の手をぎゅって握ってくれないかな?あっ、調子に乗っちゃった。今のは忘れて!」

 シャノンは自分が感謝された事に大変驚いていた。

「下手くそな治療をしやがって!傷が残っているじゃないか!何やってんだよ。使えない奴だな」

 といった感じに罵られるものだと思っていたのだ。しかし、全くの逆で、褒められ、感謝もされ、剣タコのある手を小さく柔らかいと言われ少し照れていた。

「良かった。その、毎日手を握らせていただきます。いえ、是非握らせてください。ただ、私の手は剣たこ等で柔らかくはない筈なんですよね。こんな手で良ければいつでもどうぞ!」

 太一は一瞬固まった。どさくさに紛れて言った事が受け入れられてしまったからだ。

「僕が気絶してからどれ位経っていて、ここはどこだろうか?」

 はい丸1日意識が戻らず、今は王都にあります私が住み込みで修行をさせて頂いておりますお師匠様のお屋敷におります」

「そうか、王都か。よりによって王都に戻ってきたのか」

 独り言を呟き

「ところで召喚勇者の話というのは聞いた事があるかい?」

「はい。なんでも4日だったか5日前に勇者様を召喚され、2人逃げ出したとかで再召喚をされたそうです。最初に5人召喚され、再召喚では一人しか召喚できなかったという事ですね。確かその様な事を先程メイドさんから聞きましたよ」



 シャロンはハッとなりお礼を言い始めた

「あの、お、お礼も言わずに申し訳ありませんでした。
 盗賊から私の命をお救い頂き感謝をしているんです。それと今まで守り抜いた私の純潔まで守って頂き本当に感謝いたします。穢される直前で怖かったんです。あのままあの者に純潔を散らされたならば、私は舌を噛み切って自害するつもりでした。本当に感謝しております。怖かったんです。悔しかったんです。あの失礼な事をお聞きしますが、太一様はひょっとして城から逃げ出したと言う勇者様のお一人ではないでしょうか?」

 太一は頷いた

「正確には違うんだけどね。シャロン、君は秘密を守れるかい?それと僕の助けになってくれないですか?」

 シャロンはきょとんとしていてそれはそれで物凄く可愛くて太一のハートをがっちり掴んだのだが

「はい!命の恩人の太一様の言う事であれば、この体を差し出せとでも言って頂ければ抱いても宜しいのですよ。ですから一生尽くさせて頂きます。勿論秘密が漏れる事はありません!」

 質問の答えが質問の内容と大幅に違っていたが、それほど怖くて、今は感謝されまくっているのだろう?と太一は判断し、抱いてもの所は心の傷がまだ癒えていない影響で変な事を口走っているのだろう、そんな弱っている心に付け入るのは男として卑怯だと決めつけていた。時間が経てば傷も癒えるだろうと。

「大丈夫だよ。君の体を要求するなんてそんなぶしつけな事はしないよ。自分の体を、貞操を大事にしようね。特にシャロンの様な美少女に言われると僕も理性が飛びかねないからね」

 余裕ぶって見せた。勿論ほんの少しでも体を要求し好き放題にできる魅力が頭を過ぎらなかったといえば嘘になる。勿論そんな事ができる筈がないし、物 の例えで言ったのだろう?もしかしたら試してきたのか?と真に受けてはいけないと思ったのだ。

 実は本気で言っていたのだというのが後で分かり、その時太一はがっくりと膝をついたのである。まだ先の話だ。

 太一は大雑把に説明を始めた。召喚されてからの事や何があったのか。失禁したり髪が白くなった経緯ははぐらかしたり言わなかった。太一は他人から聞いた話の如く淡々と伝えていった。

 召喚されてからの事を話したが、確かにあのゴロツキは王女の胸を触るという暴挙には出たが、殺される程の事をした筈ではないと感じた内容も伝えた。

 自分を始末するのに、おそらくダンジョンの下層の方に送られたと。一応武器になる物を身体につけられていたから、身を守る手段を与えた事になり、殺した事にならないような抜け道を使ったと。たまたま自分の持っているスキルで脱出はできたが、どうやって脱出したのかをはっきり覚えておらず、気が付いたら地上に出ていて、そこら辺に魔石がゴロゴロ転がっていたと説明をした。

 途中でもう一人の召喚者の死体を見付け、遺留品を収納に入れている事。結局死体をそのままにして逃げざるを得なくなり、その後再び死体を見つける事がなかったと 。

 その後死体が見つからなくて放置せざるを得なかったのが悔しいといつの間にか泣いていた。
 シャロンはそっとハンカチで涙を拭いてくれた。

 そして他に召喚された3人、彼らを是が非でも助けたいと話した。

 理由はよくわからないが、王女自身は自分達に説明した内容を本気だと思っている内容で説明しているが、おそらく王女も騙されているのだろうと。もしくは本当に召喚すべくして召喚をしているが、別の理由から殺そうとしたのか。但し、帰れないのは分かって嘘を付いていたと。シャロンには帰る見込みがないと正直に話した。

 太一は自分を始末しようとした事に思い当たる節があると言う。どうも向こうで確認できるスキルやステータスの確認時に不備があり、自分が無能者扱いされたと。確かに魔法は生活魔法と極大魔法をしか使えないのだと話しながら、ふと思いシャロンにお願いした


「この屋敷の主は君のお師匠様で良いのかな?お礼も言いたいし会わせてもらえないだろうか?」

 シャロンは頷き、

「では歩く事が可能でしたら着替えをお願いします」

 よくよく見ると太一は寝巻きを着ていたのであった。そうして昨日来ていた戦闘用のスーツを着ようと思うとシャロンがお手伝いしますと言うので、恥ずかしながらも手伝ってもらい着替えるのであった。幸い下着は着けていたというよりも、その下着も誰かが履かせてくれたのか、見られたのかなと少し赤くなっている太一であった。
 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜

沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。 数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...