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第1章
第50話 後処理
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俺は悩んだ。これどうしよう?と。
街道のど真ん中にこんな残骸が有るのって邪魔だよな?
取り敢えず進んでいた方向は分かった。なので逆に向かえば良い筈だ。
馬車の残骸を見ても特に何もなかった。なので燃やそうと思いファイヤーボールを放った。
盛大に燃えているが、時間が掛かりそうだ。
あかん!時間掛かるわ!吹き飛ばすか?よし!ストームでバラバラにして撒き散らそう!
そうしてストームを発動する。
すると竜巻が発生し、燃え盛る炎に竜巻を突っ込むと馬車の残骸がまきちらされたが、有りえないくらいに盛大な炎が上がり、炎を纏った凶悪なファイヤーストームが出来上がった。
うぉ!すげ~な!もう灰になっただろうな?よし!あっちに行け!
街道から少し移動させ、そこで魔法を解除した。
しかし、草原に燃え広がった。街道は綺麗になったが、俺は慌てた。あっという間に草に燃え広がる。
あかん!そう唸り、ウォーターを出しまくり何とか延焼を最小限に留めた。
但し、街道を含め、水浸しだ。街道はグチャグチャで、馬車が水溜まりに嵌ったりする可能性が高くなるので、まだ残骸が転がっている方がマシだったりする。
まあいっか。と火が消えた事に安堵し、進んでいたのと反対方向に歩き始めた。
どれ位進めば良いのかは分からないが、進むしかない。街道の道幅から主要街道だろうと思う。
足が痛い。1時間位歩いて唸る。ステータスが上がるも基本的な体力が上がる訳でもない。水がない。奴らの水には口を付ける気にもなれず持ってこなかった。ストレージにもない。だが、以前ストレージを試した時のグラスに熱いお茶があり、それを啜る。明け方の為少し冷え込んでおり、有り難かった。
髭の状態からは一夜しか経過していない。
迂闊だった。初日に襲撃されたのに王都に入った途端に油断したのだ。
そういえば、昨夜は兵士の一人に強く勧められて歓楽街に行ったが、あんな奴居たっけな?と青くなる。違う!あいつは護衛の兵じゃない。格好が同じだったから騙された。
手の混んだ事をするもんだ。
あの女も多分店の女ではないのだろうなと。今思えばこちらの話に合わせていたような気がする。妙に体に触れてきており、俺がドキドキしっぱなしな所に止めが入ったのだ。童貞にはそれで十分だった。
「君の事を好きになっちゃった。今から私の部屋で大人の時間を過ごさない?大丈夫。お姉さんに任せなさい。素敵な思い出を残してあげるわ。ふふふ。可愛い人」
俺はころっと逝ってしまい、トーマスに頑張ってねと見送られた。
俺は不満だ!この状況にではない。せめて事後に捕われたならば、諦めも付く。しかし、やる前だ!漢になり損ねた。
でもレイラとアイハの顔が頭に過ぎる。これで良かったのかな?と思う。やっぱりこんな事は駄目だ。初めては好きな人とが良いのかなと。
そうやって先を進む。
朝帰りのトーマスは部屋にまだトニーが戻っていないので、まだ宜しくやっているのかとため息をついていた。昨日見た中で一番の美人をお持ち帰りしていたなぁと羨ましかった。
しかし、朝食の時間までに帰る約束にも関わらず戻らない。
そう、朝食の時間が終わってもだ。護衛を集めた。昨日店に行ったものを確認したが、一人足りない。しかし護衛の人数は有っている。
皆に昨日一緒に羽目を外した奴の事を聞くと誰も知らず、慌てて店の者を探し、全員の部屋を見て回ったがトニーの姿はない。しかもあのなんとかと言う女は確かに皆も見ていたが、ママに確認すると雇っていないとなり、漸く嵌められたのだと愕然となった。取り敢えず宿に戻る羽目になり、対策を考えるが、飲み過ぎで頭が痛かった・・・
取り敢えず兵士を2人宿の入口に残し、他は全てトニーの捜索に当たる。
タイムリミットは昼一番だ。
15時に陛下との謁見が決まっているからだ。
そんな中、昼になろうとしている頃に兵士の一人が声を掛けられた。
「慌ただしいようですが、何かあったのですか?」
「ああ。仲間の一人が行方不明でな。捜査をしているんだ。」
「良かったら手伝いましょうか?誰を探しているんですか?」
「そうだナ。おまえさん位の背格好ってお前だよ!今迄何をしていたんだ?心配したんだぞ!おーい、トニーが戻ったぞ!」
そうして程なくして戻ったトーマスに俺は詰問されるのであった。
街道のど真ん中にこんな残骸が有るのって邪魔だよな?
取り敢えず進んでいた方向は分かった。なので逆に向かえば良い筈だ。
馬車の残骸を見ても特に何もなかった。なので燃やそうと思いファイヤーボールを放った。
盛大に燃えているが、時間が掛かりそうだ。
あかん!時間掛かるわ!吹き飛ばすか?よし!ストームでバラバラにして撒き散らそう!
そうしてストームを発動する。
すると竜巻が発生し、燃え盛る炎に竜巻を突っ込むと馬車の残骸がまきちらされたが、有りえないくらいに盛大な炎が上がり、炎を纏った凶悪なファイヤーストームが出来上がった。
うぉ!すげ~な!もう灰になっただろうな?よし!あっちに行け!
街道から少し移動させ、そこで魔法を解除した。
しかし、草原に燃え広がった。街道は綺麗になったが、俺は慌てた。あっという間に草に燃え広がる。
あかん!そう唸り、ウォーターを出しまくり何とか延焼を最小限に留めた。
但し、街道を含め、水浸しだ。街道はグチャグチャで、馬車が水溜まりに嵌ったりする可能性が高くなるので、まだ残骸が転がっている方がマシだったりする。
まあいっか。と火が消えた事に安堵し、進んでいたのと反対方向に歩き始めた。
どれ位進めば良いのかは分からないが、進むしかない。街道の道幅から主要街道だろうと思う。
足が痛い。1時間位歩いて唸る。ステータスが上がるも基本的な体力が上がる訳でもない。水がない。奴らの水には口を付ける気にもなれず持ってこなかった。ストレージにもない。だが、以前ストレージを試した時のグラスに熱いお茶があり、それを啜る。明け方の為少し冷え込んでおり、有り難かった。
髭の状態からは一夜しか経過していない。
迂闊だった。初日に襲撃されたのに王都に入った途端に油断したのだ。
そういえば、昨夜は兵士の一人に強く勧められて歓楽街に行ったが、あんな奴居たっけな?と青くなる。違う!あいつは護衛の兵じゃない。格好が同じだったから騙された。
手の混んだ事をするもんだ。
あの女も多分店の女ではないのだろうなと。今思えばこちらの話に合わせていたような気がする。妙に体に触れてきており、俺がドキドキしっぱなしな所に止めが入ったのだ。童貞にはそれで十分だった。
「君の事を好きになっちゃった。今から私の部屋で大人の時間を過ごさない?大丈夫。お姉さんに任せなさい。素敵な思い出を残してあげるわ。ふふふ。可愛い人」
俺はころっと逝ってしまい、トーマスに頑張ってねと見送られた。
俺は不満だ!この状況にではない。せめて事後に捕われたならば、諦めも付く。しかし、やる前だ!漢になり損ねた。
でもレイラとアイハの顔が頭に過ぎる。これで良かったのかな?と思う。やっぱりこんな事は駄目だ。初めては好きな人とが良いのかなと。
そうやって先を進む。
朝帰りのトーマスは部屋にまだトニーが戻っていないので、まだ宜しくやっているのかとため息をついていた。昨日見た中で一番の美人をお持ち帰りしていたなぁと羨ましかった。
しかし、朝食の時間までに帰る約束にも関わらず戻らない。
そう、朝食の時間が終わってもだ。護衛を集めた。昨日店に行ったものを確認したが、一人足りない。しかし護衛の人数は有っている。
皆に昨日一緒に羽目を外した奴の事を聞くと誰も知らず、慌てて店の者を探し、全員の部屋を見て回ったがトニーの姿はない。しかもあのなんとかと言う女は確かに皆も見ていたが、ママに確認すると雇っていないとなり、漸く嵌められたのだと愕然となった。取り敢えず宿に戻る羽目になり、対策を考えるが、飲み過ぎで頭が痛かった・・・
取り敢えず兵士を2人宿の入口に残し、他は全てトニーの捜索に当たる。
タイムリミットは昼一番だ。
15時に陛下との謁見が決まっているからだ。
そんな中、昼になろうとしている頃に兵士の一人が声を掛けられた。
「慌ただしいようですが、何かあったのですか?」
「ああ。仲間の一人が行方不明でな。捜査をしているんだ。」
「良かったら手伝いましょうか?誰を探しているんですか?」
「そうだナ。おまえさん位の背格好ってお前だよ!今迄何をしていたんだ?心配したんだぞ!おーい、トニーが戻ったぞ!」
そうして程なくして戻ったトーマスに俺は詰問されるのであった。
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