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第2章
第101話 土下座とスラナシスカ
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どうしてこうなった!?
俺はシスティーナ、レイラ、アイハ、キャサリンを前にそれは見事な土下座を行っていた・・・
システィーナの部屋に全員揃った。スラナシスカの存在感に気圧され、レイラ、アイハ、キャサリンは思わず跪き、頭を下げた。俺が土下座をしているのに、俺を起こすのも忘れる位にだ。
システィーナは流石に王族なだけあり、踏みとどまっていた。スラナシスカは3人の傍らに行き、片膝を付き順次優しく肩に手をやり名を呼んだ。
「子供達よ、頭を上げるのです。今から説明をしますが、トニー、分かっていますね?このくされXXXが」
女性陣はその口から出た言葉にあ然となった。レイラがハッとなり聞いた。
「何故私達の名前を?面識が無いのに、顔と名前が何故分かるので?」
「お前達がトニーと乳繰り合っている様を何度も見させられたからな。この変態引き籠もりが裂け目を早く発見しないからだ!」
「意味が分かりませんよ?私達は皆、乳繰り合っているというのをした事が有りませんが?」
「まず私だが、分かり易く言うと天界の女神たるスラナシスカだ。この者トニーの異世界転移の担当官でもある。詳しくは追々話すが、堕女神ターミスが策謀により力を持ったまま下界に降りるのに、私が巻き込まれたのだ。準備の途中で逮捕しようとしたが、逮捕を逃れるのに準備不足のまま下界に降りる禁忌を犯したのだ。中途半端に術を発動したので、私は途中の次元の狭間に引っ掛かったのだ。そして担当としてこの世界に紐付いているトニーの元に現れたのだ」
「よく分かりませんが、貴女様から神々しさが感じられますが、またトニーに何かをさせるのですか?彼を苦しめないで!」
「悪いが私は彼を頼らねばならない。ターミスの目的が分からぬが、この世界で殺して天界に送らねばならない。それには後で説明するが、トニーの協力が必須なのだ。君達にはそんなトニーの癒し手になって欲しい。4人共トニーを愛しているのは知っている」
4人がはっとなり漸くトニーが土下座をしている事に気が付き、慌てて起こした。
「皆ごめん。この半日を何度も何度も繰り返し、そう、ループしていたんだ。夜中になると半日前、この部屋に来た直後に戻っていたんだ」
「777回だ」
「その事を喋り出すと即時やり直しになった。抜け出す為にしなければならない事が分からずに色々試したよ。その、本当にごめん。4人にプロポーズし、その直後に結婚して初夜を迎えたよ。それこそ君たちの体はホクロの位置を言える位に抱いた。4人全員とだったり、例えばレイラとキャサリンだとか、組み合わせを色々変えて、抱き続けた。自殺も試した。今回偶々この部屋でシスティーナを抱かずに添い寝をして貰って、漸く異変に気が付いたんだ」
俺は4人に抱きしめられていたが、彼女達は自殺と言う言葉に衝撃を受けたようだ。
「私達の方こそごめんなさい。そんな異変に気が付かず、トニーが苦しんでいた事を知らなかったわ。勿論誰も責めないわよ。それよりもシスティーナにはもうプロポーズをしたのよね?私達にはしてくれないのかしら?」
俺はなじられると、責められると思っていたが、優しくされ涙を流したが、そっとキャサリンが涙を拭ってくれたのであった。
俺はシスティーナ、レイラ、アイハ、キャサリンを前にそれは見事な土下座を行っていた・・・
システィーナの部屋に全員揃った。スラナシスカの存在感に気圧され、レイラ、アイハ、キャサリンは思わず跪き、頭を下げた。俺が土下座をしているのに、俺を起こすのも忘れる位にだ。
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「よく分かりませんが、貴女様から神々しさが感じられますが、またトニーに何かをさせるのですか?彼を苦しめないで!」
「悪いが私は彼を頼らねばならない。ターミスの目的が分からぬが、この世界で殺して天界に送らねばならない。それには後で説明するが、トニーの協力が必須なのだ。君達にはそんなトニーの癒し手になって欲しい。4人共トニーを愛しているのは知っている」
4人がはっとなり漸くトニーが土下座をしている事に気が付き、慌てて起こした。
「皆ごめん。この半日を何度も何度も繰り返し、そう、ループしていたんだ。夜中になると半日前、この部屋に来た直後に戻っていたんだ」
「777回だ」
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