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序章(探索者スタート編)
第5話 レイラはぷるるんだった
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ここは古いラビリンスの1つだそうだ。
ランク1のみと弱い魔物しか出ないので、この地域の探索者になる者の試験用ラビリンスとなっている。
まず僕を出迎えたのは岩がゴツゴツしていて天井まで3m、幅は5mほどの通路だった。
不思議とほんのり明るい。
気配を探るもどうやら近くに魔物はいないようだ。
よし、記念すべき1体目のカーヴァントを召喚するとしますか!
僕は心の中でそう呟くとカードホルダーから1枚のカードを出した。
1枚目は昨日登録時に渡されたスタートキットのカードではなく父の残したカードだ。
最初のカードは父のカードと決めていたんだ。
低ランクのカードが少なくて、今使えるのはこの2枚しか無いんだけどね。
ゴブリンのカードはこの1枚に合成されちゃったみたいだし。
ランク7と8を持っているんだけど、父のカードは売るのを禁止されていたんで勿論万が一に備えて血を流して主人の登録をしてある。
お母さんから何かの時の為にランク7のカード1枚へ血を流しておくように言われた、それを携帯する事にしている。
残念だけどそのカードだとここではコストオーバーで召喚出来ない。
僕は1人だけどついついやっちまった。
「じゃあ1枚目行きます!ゴブリンを出すぜ!ふう。では我が元に出でよ!レイラ!」
そう、ついつい中学2年生的な掛け声で召喚したんだ。
カードが光り、目の前にカードに描かれているゴブリンが現れた。
しかしゴブリンって精々身長120cm程と聞いているけど、身長160cmほどある璃音さんと同じ位だ。
ビリビリ・・・バチン!
何かが千切れるような音がしてボロ布が1枚足元に落ちた。
何だろうと咄嗟にそれを拾い目の前のゴブリンを見るが・・・
パイパイがぷるるん!なさっています。
僕の目は腰布1枚しか纏っておらず、あられもない姿を晒す緑色の肌をした美少女のおっぱいに釘付けです。
僕の視線に気が付いたのか、メスのゴブリンは胸を慌てて隠し、悲鳴を上げた。
「キャー!御主人様がいきなりお求めに!まだ心の準備が!ひぃえー」
その、そんなつもりはないのだけれども、召喚した魔物とエッチな事が出来るらしい。
命令に逆らえないので女のカードをセーフエリアで性的目的で召喚し、お愉しみになる輩もいるのだとか。
「ち、違うんだ!まさかこんな事になるなんて・・・そうだ、これを着てよ!」
誰に言っているのか、目の前のぷるるんさんになのかつい言い訳がましく言っちゃったけど、僕は慌ててトレーナーとズボンを脱いだ。
決して目の前のゴブリンとお楽しみになる為に裸になるんじゃなくて、服の下にはバトルスーツがあるから、彼女に着せる服にする為だよ!
はぁ・・・これで超恥ずかしい中2病を患っている者だと見られながら帰らないとか。
次回から服も考えないとな。
僕が服を差し出すとレイラは恭しく受け取ると着ていく。
勿論後ろを向きましたよ。
僕はいったい何を召喚したのか?ゴブリン?お肌はゴブリンっぽいけど、実際はサキュバス?
レイラは僕の服を着ると少し大きいのか袖を折っていた。
「御主人様、服をありがとうございます!」
「えっと、君の事を教えてくれるかい。ゴブリンのカードを召喚したはずなんだけど?」
「はい。初めまして。ゴブリン族のレイラと言います。確かにお肌がすべすべですね。御主人様はこんな事も出来るのですね!凄いです」
僕は手鏡を渡しながら軽く自己紹介した。
鏡は思春期の男の子なら必需品さ!と言うわけではなく、ラビリンスに入るのに必須アイテムだ。
曲がり角等でその先を見たり、振り向かずに背後を見たりと、身だしなみを確認する以外の事で使う為に持っていた。
昨日渡された【探索者へなるあなたへ!】冊子にも出来ればグリップの付いた手鏡を携行するようにと記載されていて、家にあった鏡を持ってきていたんだ。
「御主人様、これは誰ですか?」
「レイラの顔だよ」
「えっ?私ゴブリンですよ?」
昨日カードに血を流そうとした時にどばっと血が飛び散ってしまったが、間違いなくそれの影響だろう。
今は余分なカードが無いから検証できないけど、多分行方不明となった9枚のカードは1番上にあったレイラのカードに吸収され、彼女が強化されたんだと思う。
つまり合成だ。
血を流す時に1番上にあったカードは醜いゴブリンでメス、レイラの名前はなんとなく覚えていて、止血してから戻ると、そこにあったカードにはレイラの名前はそのままで、美少女の姿があった。
ギルドで登録したカードへは1枚毎に血を流してみたけど異常はなかった。
僕の中で1番有力な仮説となるのは、未登録の同種のカードを重ねた状態で多くの血を流して目的のカード全てを一気に血塗れにするだ。
ワーウルフが残っていたから同種かつ未登録じゃないといけない。
又は合成?で出来るのは10枚とか。
カードを合成する技は調べたけどなかった。
カードを成長させるのは至難の業とされていた。
ランクが上の魔物にトドメを入れると身体能力が上がる。
見た目が少し変わり、筋肉質になったり俊敏度が少し上がるらしい。
そんな事をする位なら1つ上のカードを手に入れる方が確実に強化できる。
レイラに起こった事が僕にしか出来ない事なのか、他の人も出来るのか不明だ。
それより推定でゴブリン10枚分のレイラは果たして強いのか?それとも単に僕の目を楽しませる外観変化だけなのか・・・さあ検証の開始です!
ランク1のみと弱い魔物しか出ないので、この地域の探索者になる者の試験用ラビリンスとなっている。
まず僕を出迎えたのは岩がゴツゴツしていて天井まで3m、幅は5mほどの通路だった。
不思議とほんのり明るい。
気配を探るもどうやら近くに魔物はいないようだ。
よし、記念すべき1体目のカーヴァントを召喚するとしますか!
僕は心の中でそう呟くとカードホルダーから1枚のカードを出した。
1枚目は昨日登録時に渡されたスタートキットのカードではなく父の残したカードだ。
最初のカードは父のカードと決めていたんだ。
低ランクのカードが少なくて、今使えるのはこの2枚しか無いんだけどね。
ゴブリンのカードはこの1枚に合成されちゃったみたいだし。
ランク7と8を持っているんだけど、父のカードは売るのを禁止されていたんで勿論万が一に備えて血を流して主人の登録をしてある。
お母さんから何かの時の為にランク7のカード1枚へ血を流しておくように言われた、それを携帯する事にしている。
残念だけどそのカードだとここではコストオーバーで召喚出来ない。
僕は1人だけどついついやっちまった。
「じゃあ1枚目行きます!ゴブリンを出すぜ!ふう。では我が元に出でよ!レイラ!」
そう、ついつい中学2年生的な掛け声で召喚したんだ。
カードが光り、目の前にカードに描かれているゴブリンが現れた。
しかしゴブリンって精々身長120cm程と聞いているけど、身長160cmほどある璃音さんと同じ位だ。
ビリビリ・・・バチン!
何かが千切れるような音がしてボロ布が1枚足元に落ちた。
何だろうと咄嗟にそれを拾い目の前のゴブリンを見るが・・・
パイパイがぷるるん!なさっています。
僕の目は腰布1枚しか纏っておらず、あられもない姿を晒す緑色の肌をした美少女のおっぱいに釘付けです。
僕の視線に気が付いたのか、メスのゴブリンは胸を慌てて隠し、悲鳴を上げた。
「キャー!御主人様がいきなりお求めに!まだ心の準備が!ひぃえー」
その、そんなつもりはないのだけれども、召喚した魔物とエッチな事が出来るらしい。
命令に逆らえないので女のカードをセーフエリアで性的目的で召喚し、お愉しみになる輩もいるのだとか。
「ち、違うんだ!まさかこんな事になるなんて・・・そうだ、これを着てよ!」
誰に言っているのか、目の前のぷるるんさんになのかつい言い訳がましく言っちゃったけど、僕は慌ててトレーナーとズボンを脱いだ。
決して目の前のゴブリンとお楽しみになる為に裸になるんじゃなくて、服の下にはバトルスーツがあるから、彼女に着せる服にする為だよ!
はぁ・・・これで超恥ずかしい中2病を患っている者だと見られながら帰らないとか。
次回から服も考えないとな。
僕が服を差し出すとレイラは恭しく受け取ると着ていく。
勿論後ろを向きましたよ。
僕はいったい何を召喚したのか?ゴブリン?お肌はゴブリンっぽいけど、実際はサキュバス?
レイラは僕の服を着ると少し大きいのか袖を折っていた。
「御主人様、服をありがとうございます!」
「えっと、君の事を教えてくれるかい。ゴブリンのカードを召喚したはずなんだけど?」
「はい。初めまして。ゴブリン族のレイラと言います。確かにお肌がすべすべですね。御主人様はこんな事も出来るのですね!凄いです」
僕は手鏡を渡しながら軽く自己紹介した。
鏡は思春期の男の子なら必需品さ!と言うわけではなく、ラビリンスに入るのに必須アイテムだ。
曲がり角等でその先を見たり、振り向かずに背後を見たりと、身だしなみを確認する以外の事で使う為に持っていた。
昨日渡された【探索者へなるあなたへ!】冊子にも出来ればグリップの付いた手鏡を携行するようにと記載されていて、家にあった鏡を持ってきていたんだ。
「御主人様、これは誰ですか?」
「レイラの顔だよ」
「えっ?私ゴブリンですよ?」
昨日カードに血を流そうとした時にどばっと血が飛び散ってしまったが、間違いなくそれの影響だろう。
今は余分なカードが無いから検証できないけど、多分行方不明となった9枚のカードは1番上にあったレイラのカードに吸収され、彼女が強化されたんだと思う。
つまり合成だ。
血を流す時に1番上にあったカードは醜いゴブリンでメス、レイラの名前はなんとなく覚えていて、止血してから戻ると、そこにあったカードにはレイラの名前はそのままで、美少女の姿があった。
ギルドで登録したカードへは1枚毎に血を流してみたけど異常はなかった。
僕の中で1番有力な仮説となるのは、未登録の同種のカードを重ねた状態で多くの血を流して目的のカード全てを一気に血塗れにするだ。
ワーウルフが残っていたから同種かつ未登録じゃないといけない。
又は合成?で出来るのは10枚とか。
カードを合成する技は調べたけどなかった。
カードを成長させるのは至難の業とされていた。
ランクが上の魔物にトドメを入れると身体能力が上がる。
見た目が少し変わり、筋肉質になったり俊敏度が少し上がるらしい。
そんな事をする位なら1つ上のカードを手に入れる方が確実に強化できる。
レイラに起こった事が僕にしか出来ない事なのか、他の人も出来るのか不明だ。
それより推定でゴブリン10枚分のレイラは果たして強いのか?それとも単に僕の目を楽しませる外観変化だけなのか・・・さあ検証の開始です!
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