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第1章(高校生入学編)
第54話 田仲君が戻っていない件
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入り口に戻ると何故か愛姉が中に入る準備をしていた。
また、みーことめぐみん、背の高いソアラさんと鮫島君がいたが何やら様子がおかしい。
まだ全員戻ってきてはいないようだ。
「何かあったの?」
「た、田仲君が戻らないの。今から愛莉さんが救助に向かうって言って準備しているの」
「ちょっと待って、まだ全員戻る時間ではないんじゃ?」
「田仲君がトップバッターだったの。次がアタシね。でもめぐみんも私もそれに鮫島君やソアラも田仲君を見なかったの」
「ま、まさか新エリアに行ったって事?」
「新エリアの注意は人1倍していたから、何もなければ行かないはずよ」
「斗升君、田仲君を探しに行こう!あいつとは小学校から一緒だったけど、慎重な性格なんだよ。何かトラブルに巻き込まれたと思うんだ」
「分かったよ。僕が行く。皆はまだ駄目だよ。ギルドに戻るまで正式な探索者じゃないんだ。愛姉の指示に従って!僕が行くよ。愛姉は残って」
「斗升君、彼女を置いていく気?」
「田仲君とはまだそんなに親しくないでしょ?良いの?」
「もう仲間なんだからね!今行けるのは君と私だけよ。お姉様はギルドとの連絡でここにいてもらう必要があるでしょ?」
「うん。取り敢えずまだ何人入っているんだっけ?僕達以外後から入った人はいるの?」
「斗升君、不味い事になったわ。今監視員から聞いたのだけれども、適正を得る為に来た高校生の書類が試験受講者用の封筒に入っていて、試験を受けるのだと思い、試験の課題が書かれた紙を渡したんだって。しかもギルド職員が規定違反をして付き添いをせずに1人でここに送り出したようなの」
先のラビリンスがランクアップした事件から、適正を付ける為にラビリンスへ入る高校生には、ギルド職員かランク4へ入る許可の出ている探索者の付き添いが決まったのに、受け付けた者がそれをしなかったらしい。
「その高校生の名前と特徴は?」
「仲眞 律子さんで、斗升君と同じ学校の新入生よ」
「まじか!その子だ!今朝僕にこの手紙を渡してきた子だよ!早まったんだな!畜生!」
「斗升君、見ても良いかしら?」
みーこが受け取ると言うか奪うと読み出し・・・震えていた。
「今直ぐ行きますから、皆は絶対に入らないで!友里愛行くぞ!」
友里愛はどきりとした。
温厚な口調の斗升が行くぞ!と言ったのだ。
「はい!共に参りましょう!」
そして再び外扉を入るとアレクシアが戻ってきて、顔を上気させていた。
「田仲を見なかったか?」
アレクシアも斗升の口調と表情の険しさから異変を察した。
「田仲君を見なかった。異変も感じなかった」
「ありがとう。みーこから詳しく聞いておくんだ!」
斗升はつい命令口調で話してしまった。
ただ、ロッカーの前に来た段階で馬鹿だなと思い2人共ロッカーに入れる物を外扉に戻り、愛莉達に渡して再びラビリンスの中へと駆けていった。
そしてラビリンスの外に出たアレクシアは何があったのかや、斗升が貰った手紙を見て涙を流していた。
僕と友里愛は中に入るや否やカーヴァントを召喚していった・・・
僕は先ずレイラ。
次にジョーイ、ゼッチィーニ、ラッチー、アレク、ムミムナ、モーモンを召喚し、友里愛もショーナンとキーン、エリートナイトを召喚した。
ジョーイにライカンスロープを召喚して貰い、ゼッチィーニ、ラッチー、アレク、ムミムナ、モーモン、ショーナン、キーンをライドして新エリアへ送り出した。
レイラとエリートナイトは護衛として残り、ジョーイも同行だ。
ライカンスロープは3体残ったので、従来のエリアの探索を2階層までして貰うようにして送り出した。
友里愛は呆れていたが、僕と友里愛も新エリアへと向かっていった。
また、みーことめぐみん、背の高いソアラさんと鮫島君がいたが何やら様子がおかしい。
まだ全員戻ってきてはいないようだ。
「何かあったの?」
「た、田仲君が戻らないの。今から愛莉さんが救助に向かうって言って準備しているの」
「ちょっと待って、まだ全員戻る時間ではないんじゃ?」
「田仲君がトップバッターだったの。次がアタシね。でもめぐみんも私もそれに鮫島君やソアラも田仲君を見なかったの」
「ま、まさか新エリアに行ったって事?」
「新エリアの注意は人1倍していたから、何もなければ行かないはずよ」
「斗升君、田仲君を探しに行こう!あいつとは小学校から一緒だったけど、慎重な性格なんだよ。何かトラブルに巻き込まれたと思うんだ」
「分かったよ。僕が行く。皆はまだ駄目だよ。ギルドに戻るまで正式な探索者じゃないんだ。愛姉の指示に従って!僕が行くよ。愛姉は残って」
「斗升君、彼女を置いていく気?」
「田仲君とはまだそんなに親しくないでしょ?良いの?」
「もう仲間なんだからね!今行けるのは君と私だけよ。お姉様はギルドとの連絡でここにいてもらう必要があるでしょ?」
「うん。取り敢えずまだ何人入っているんだっけ?僕達以外後から入った人はいるの?」
「斗升君、不味い事になったわ。今監視員から聞いたのだけれども、適正を得る為に来た高校生の書類が試験受講者用の封筒に入っていて、試験を受けるのだと思い、試験の課題が書かれた紙を渡したんだって。しかもギルド職員が規定違反をして付き添いをせずに1人でここに送り出したようなの」
先のラビリンスがランクアップした事件から、適正を付ける為にラビリンスへ入る高校生には、ギルド職員かランク4へ入る許可の出ている探索者の付き添いが決まったのに、受け付けた者がそれをしなかったらしい。
「その高校生の名前と特徴は?」
「仲眞 律子さんで、斗升君と同じ学校の新入生よ」
「まじか!その子だ!今朝僕にこの手紙を渡してきた子だよ!早まったんだな!畜生!」
「斗升君、見ても良いかしら?」
みーこが受け取ると言うか奪うと読み出し・・・震えていた。
「今直ぐ行きますから、皆は絶対に入らないで!友里愛行くぞ!」
友里愛はどきりとした。
温厚な口調の斗升が行くぞ!と言ったのだ。
「はい!共に参りましょう!」
そして再び外扉を入るとアレクシアが戻ってきて、顔を上気させていた。
「田仲を見なかったか?」
アレクシアも斗升の口調と表情の険しさから異変を察した。
「田仲君を見なかった。異変も感じなかった」
「ありがとう。みーこから詳しく聞いておくんだ!」
斗升はつい命令口調で話してしまった。
ただ、ロッカーの前に来た段階で馬鹿だなと思い2人共ロッカーに入れる物を外扉に戻り、愛莉達に渡して再びラビリンスの中へと駆けていった。
そしてラビリンスの外に出たアレクシアは何があったのかや、斗升が貰った手紙を見て涙を流していた。
僕と友里愛は中に入るや否やカーヴァントを召喚していった・・・
僕は先ずレイラ。
次にジョーイ、ゼッチィーニ、ラッチー、アレク、ムミムナ、モーモンを召喚し、友里愛もショーナンとキーン、エリートナイトを召喚した。
ジョーイにライカンスロープを召喚して貰い、ゼッチィーニ、ラッチー、アレク、ムミムナ、モーモン、ショーナン、キーンをライドして新エリアへ送り出した。
レイラとエリートナイトは護衛として残り、ジョーイも同行だ。
ライカンスロープは3体残ったので、従来のエリアの探索を2階層までして貰うようにして送り出した。
友里愛は呆れていたが、僕と友里愛も新エリアへと向かっていった。
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