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第1章(高校生入学編)
第113話 タイタン再び
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まだ浪漫砲のクールタイムが明けていないのに次が来てしまった。
「クロノス頼むよ。コライリスとローバットはペアを組んで、エレーナは僕とペアを組んで、浪漫砲が使えるようになったら抱き抱えて!」
次にウォーガトルには引き続きペア行動と、ガトルに背後を守るよう指示をした。
ウォーガトルもΚは肌の所々に鱗があるが、人そっくりで、女だった。
Ιにしたのは男で、顔付きが爬虫類のそれだが人のそれだ。
男何体かのガトルは死体が残ったので、その革を剥ぎ、即席の服を作った。
エプロンのような感じで、革を何とか紐状にして後ろで縛った。
面積の関係で男は下半身に巻き付け、女の方はお尻丸出しだけど、おっぱいがぷるるんしていると気が散るのでエプロンにした。
おっぱいを堪能する余裕はなく、服を作る事しか考えなかった。
下半身に巻き付けるのを作っている最中に次が来てしまった。
ガトルのΚは中性的な顔立ちで、もし女だとしても胸が膨らむ前の年齢のようで、性別は不明だったので腰革を着けさせた。
カードをじっくり見ていればよかったけど、名前とランクの確認しか出来なかった。
Κになった個体は会話ができるのが有り難い。
ウォーガトル達とのコミュニケーションが取れる。
それもあり、ガトルには後方の警戒をお願いした。
場合によっては誰かと代えるが、後ろをがら空きにして総力戦を行う勇気は僕にはない。
少なくとも背後の敵に対して警告を発する者が欲しい。
いきなり背後から突き飛ばされるのは勘弁願いたい。
指示を終えた後僕は忠煎廟剣を構えるが、少し違和感を感じた。
測った訳では無いが、剣身が少し長くなった気がする。
まあ、短くなるよりは良いけど、勿論こっちにも来る。
やはり先ずはウォーガトルからだ。
先程もそうだけど、ウォーガトルとガトルしか出ないのでここはガトルの住まう湖なのだろうか?
エレーナが細身の剣を顕現させ近付くウォーガトルと斬り合いを始めた。
しかし、互角かやや押され気味だ。
僕は横から剣を突き刺し霧散させた。
「主様、お手を煩わせ申し訳ありません」
「気にしないで。僕達の戦いはペアでやるんだから、一方が引き付け、もう一方が倒すのが定石だよ。ってこんにゃろー!」
次に来たのは僕の方にだったのでそのまま相手をした。
僕が振るった剣をウォーガトルは受け止めようとしたが、スーツのパワーもあるが剣諸共縦に両断した。
「す、凄い・・・私より強い!」
他の戦いを気にする余裕はなく、5匹を倒した段階で第2陣の先頭集団を駆除し尽くした。
ウォーガトルの倍以と思われるガトルが水辺から上がってきている。
少しだけ余裕が出来たので周りを見ると僕のカーヴァント達は全員健在だ。
ホッとするも僕に許された時間は状況を把握する位しかなかった。
しかし、異変が起こった。
クロノスが突進し、手を合わせ取っ組み合いを始めたのだ。
相手は握り拳1つ小さいが紛れもなくクロノスの同族、つまりタイタンだ。
僕はなっ!と叫ぶ。
しかもクロノスが吹き飛ばされたのだ。
クロノスは何事もなかったかのように立ち上がると、鎚、つまりトールハンマーを顕現させ2体と対峙した。
そう、2体出たのだ。
多分1VS1では先ず負けない。
こちとら2枚分のタイタンだ!
しかし2体同時には無理だろう。
本当はまだ使うつもりはなく、父さんが見つかったら返すつもりのタイタンを出し、急ぎ指先を切り血を垂らして顕現させた。
僕のお守り代わりに肌身離さず持っていたのを使わざるを得なくなったのだった。
因みにもう1枚ランク8を持っているけど、これは正直使いたくない。
1度召喚して封印した曰く付きで、もう駄目!と思った時ならいざ知らずだ。
「クロノス頼むよ。コライリスとローバットはペアを組んで、エレーナは僕とペアを組んで、浪漫砲が使えるようになったら抱き抱えて!」
次にウォーガトルには引き続きペア行動と、ガトルに背後を守るよう指示をした。
ウォーガトルもΚは肌の所々に鱗があるが、人そっくりで、女だった。
Ιにしたのは男で、顔付きが爬虫類のそれだが人のそれだ。
男何体かのガトルは死体が残ったので、その革を剥ぎ、即席の服を作った。
エプロンのような感じで、革を何とか紐状にして後ろで縛った。
面積の関係で男は下半身に巻き付け、女の方はお尻丸出しだけど、おっぱいがぷるるんしていると気が散るのでエプロンにした。
おっぱいを堪能する余裕はなく、服を作る事しか考えなかった。
下半身に巻き付けるのを作っている最中に次が来てしまった。
ガトルのΚは中性的な顔立ちで、もし女だとしても胸が膨らむ前の年齢のようで、性別は不明だったので腰革を着けさせた。
カードをじっくり見ていればよかったけど、名前とランクの確認しか出来なかった。
Κになった個体は会話ができるのが有り難い。
ウォーガトル達とのコミュニケーションが取れる。
それもあり、ガトルには後方の警戒をお願いした。
場合によっては誰かと代えるが、後ろをがら空きにして総力戦を行う勇気は僕にはない。
少なくとも背後の敵に対して警告を発する者が欲しい。
いきなり背後から突き飛ばされるのは勘弁願いたい。
指示を終えた後僕は忠煎廟剣を構えるが、少し違和感を感じた。
測った訳では無いが、剣身が少し長くなった気がする。
まあ、短くなるよりは良いけど、勿論こっちにも来る。
やはり先ずはウォーガトルからだ。
先程もそうだけど、ウォーガトルとガトルしか出ないのでここはガトルの住まう湖なのだろうか?
エレーナが細身の剣を顕現させ近付くウォーガトルと斬り合いを始めた。
しかし、互角かやや押され気味だ。
僕は横から剣を突き刺し霧散させた。
「主様、お手を煩わせ申し訳ありません」
「気にしないで。僕達の戦いはペアでやるんだから、一方が引き付け、もう一方が倒すのが定石だよ。ってこんにゃろー!」
次に来たのは僕の方にだったのでそのまま相手をした。
僕が振るった剣をウォーガトルは受け止めようとしたが、スーツのパワーもあるが剣諸共縦に両断した。
「す、凄い・・・私より強い!」
他の戦いを気にする余裕はなく、5匹を倒した段階で第2陣の先頭集団を駆除し尽くした。
ウォーガトルの倍以と思われるガトルが水辺から上がってきている。
少しだけ余裕が出来たので周りを見ると僕のカーヴァント達は全員健在だ。
ホッとするも僕に許された時間は状況を把握する位しかなかった。
しかし、異変が起こった。
クロノスが突進し、手を合わせ取っ組み合いを始めたのだ。
相手は握り拳1つ小さいが紛れもなくクロノスの同族、つまりタイタンだ。
僕はなっ!と叫ぶ。
しかもクロノスが吹き飛ばされたのだ。
クロノスは何事もなかったかのように立ち上がると、鎚、つまりトールハンマーを顕現させ2体と対峙した。
そう、2体出たのだ。
多分1VS1では先ず負けない。
こちとら2枚分のタイタンだ!
しかし2体同時には無理だろう。
本当はまだ使うつもりはなく、父さんが見つかったら返すつもりのタイタンを出し、急ぎ指先を切り血を垂らして顕現させた。
僕のお守り代わりに肌身離さず持っていたのを使わざるを得なくなったのだった。
因みにもう1枚ランク8を持っているけど、これは正直使いたくない。
1度召喚して封印した曰く付きで、もう駄目!と思った時ならいざ知らずだ。
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