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第2章

第149話 謎の戦闘現場へこんにちは!

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不思議だった。
エルフ達は僕達を見ると、恐れ慄いて逃げ惑っていたんだ。
ただ、時折武装した者が矢を射掛けてきた。
かなり進んだ文明だからそれこそSFに出てくるようなレーザーガンや、僕の使っているようなレールガンで攻撃してきても不思議じゃない。

しかし、そうはならない不思議。
何故だろうと考えるが、エレーナが話し掛けてきた。

「あれは何でしょうか?」

何かのプレハブ小屋のようなのがあり、僕達とは別の何かとエルフ達が戦っている。

「何かの戦いだね。見に行こうか」

そこではプレハブ小屋を襲撃しているエルフが見える。

プレハブ小屋の中にいる何かは籠城戦をしているようだ。
愛姉にインカムでその事を伝え、調査すると伝えた。
他のメンバーは引き続き最奥にいるボスを探してもらう。

エルフの戦闘部隊がいなかったから変だなと思っていたけど、ここで戦っていたから通路付近にはいなかったようだ。

「取り敢えずエルフの戦闘部隊は潰そう!」 

「畏まりました。1度降りますか?」

「うん。皆、探索に行ったけど、何体かまだ召喚出来るから、彼らと戦おう」

「私とマスターだけで何とでもなると思いますけど、指示に従います」

少し離れた所でレイラ、モーモン、ゼッチーに、ラッチーを再召喚した。

探索後に召喚するつもりで1度下げていたんだ。
古参のゴブリンには僕の護衛をお願いしているけど、空を飛べないから下げたんだ。

あの場の警護を捨ててでも対処しなければならない事態になったようだ。

「・・・という訳で、ひとまず建物の中の何かは生命の危険にさらされなければ、様子見で手を出さない。取り敢えずエルフを潰すから、レイラ以外はエルフの排除を。レイラはエレーナと一緒に僕のサポートを」

「畏まりました」

そうして建物の中へ突入を試みているエルフ達を襲撃した。

勿論背後から情け容赦無く仕掛け、レールガンで倒していく。
隣の仲間が突然倒れ、僕の存在に気が付いたようだけど、ゼッチーニ達が血に飢えた狼の如く襲い掛かる。

40体ほどいたエルフの半分は、僕の方へとヘイトを向け矢を射て来たけど、レイラとエレーナが全て叩き落とす。

5分もしないうちにエルフを倒しきり、エレーナに抱きかかえられて上から見るも、動いているエルフの姿はもはや無かった。

ラッチー達はエルフのカードや魔石を回収してくれたけど、建物の方は沈黙を続けていた。

5分程では建物の扉が少し開き、そこから外の様子を覗いている者がちらっと見えたけど、やがて扉が開き、警戒しつつ出てきたのは・・・


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