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第3章
第166話 入学式
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僕は教室に向かっていた。
2年1組、出席番号も1だった。
面子は・・・あれっ?変わっていないやん!
確か2年生になると成績順でクラスが決まるから、そういう事か・・・
「斗枡君、遅かったねぇ!あっ、2年も一緒というか、誰も変わってないよね!」
「とーまーすぅくうん!見てたよぉう!あの子だあれ!?」
クラスメイトの男子から肩を組まれ、真澄ちゃんの事を聞かれたけど、真澄ちゃんは人気だな。
高校生だけど見た目は小学生なんだよな・・・
うちのクラスって、実はロリコンが多かったのか!?
改めて明らかになる事実!?
「えっと、真澄ちゃんは僕の後輩だよ。部活が同じだったんだ。あの子ってああ見えてさ、運動神経抜群なんだよ。下手したらラビリンスの方は皆より強いかもね」
「珍しいな、トーマスがそうやって人を褒めるなんてさ!実はもう愛妾さんにしてたりするのか?ああ!あの可憐な少女がトーマスの毒牙に!・・・・」
「寧ろお願いされて種付けしたんじゃね?」
「話によると1発100万だってよ!」
「何だよその金!?」
「ほら、この前さあ、非公式種付けランクに出てたんだよ!全く羨ましいよな!生でやれるうえに100万も貰えるんだぜ!」
そんな下世話な会話が始まったよ・・・
「アレクシア!おはよう。あの非公式種付けランクって知っているか?」
「知ってる。私もお金払ったら種付けしてくれる?」
・
・
・
「冗談。でも明日香言ってた。そろそろ妊活希望者を抱いてやって欲しいって」
聞く相手を間違えたようだ。
僕は愛する女の人としかそう言う事をするつもりはないんだけど、周りが許してくれない。
隠語で種男と呼ばれる人は、初対面の女性を抱くのだとか。
種付けランクは探索者ランクに連動していて、ランクが低いと親ほど年の離れた女の人と行為をする事もあるんだって。
僕には無理だ。
見も知らぬ女性と肌を重ねるなんて。
僕の顔は全国に知れ渡っていて、最近では露骨に性的なアプローチを受ける事もあるんだ。
僕の親衛隊と言うか黒服さん達がブロックしているはずなのに、それを掻い潜りいきなり腕を引っ張られてキスをされたりするんだ。
数日前なんかは買い物途中だったけど、いきなり腕み掴まれたらそのまま胸に手を持ってきて、その途端にパシャリ・・・
連れの女性がいたんだ。
「あんたがこの子の胸をいきなり触ったってマスコミに訴えるよ!嫌ならアタイ等を抱いて子供を授けてよ!」
多分一部の女性は黒服さん達が見逃しているんだ。
でも、実力行使に来たら一気に囲って何処かで友好的なお話をしていりるっぽいんだよね。
今日は入学式。
新学年の教科書の配布やらは、探索者適性検査が行われている間に行われ、黒服さん達が代わりに行う。
入学式が始まる頃に僕らは体育館の2階にある観覧席に向かい、そこで入学式を見なきゃいけない。
そして入学式が始まり、在校生代表の挨拶になった。
本来生徒会長がするんだけど、体調不良?で休んでいるそうだ。
で、僕が代わりに指名されたんだけど、校長先生、頼むから事前に教えてよ!
僕はそう呟いたけど、みっちゃんはため息を付いた。
「生徒会長がいてもいなくても挨拶させられるのなんて、想定内でしょうに!格好良い所が見たいなぁ!」
みっちゃんに焚きつけられたのもあるけど、僕は観覧席から下に飛び降りたのだった。
2年1組、出席番号も1だった。
面子は・・・あれっ?変わっていないやん!
確か2年生になると成績順でクラスが決まるから、そういう事か・・・
「斗枡君、遅かったねぇ!あっ、2年も一緒というか、誰も変わってないよね!」
「とーまーすぅくうん!見てたよぉう!あの子だあれ!?」
クラスメイトの男子から肩を組まれ、真澄ちゃんの事を聞かれたけど、真澄ちゃんは人気だな。
高校生だけど見た目は小学生なんだよな・・・
うちのクラスって、実はロリコンが多かったのか!?
改めて明らかになる事実!?
「えっと、真澄ちゃんは僕の後輩だよ。部活が同じだったんだ。あの子ってああ見えてさ、運動神経抜群なんだよ。下手したらラビリンスの方は皆より強いかもね」
「珍しいな、トーマスがそうやって人を褒めるなんてさ!実はもう愛妾さんにしてたりするのか?ああ!あの可憐な少女がトーマスの毒牙に!・・・・」
「寧ろお願いされて種付けしたんじゃね?」
「話によると1発100万だってよ!」
「何だよその金!?」
「ほら、この前さあ、非公式種付けランクに出てたんだよ!全く羨ましいよな!生でやれるうえに100万も貰えるんだぜ!」
そんな下世話な会話が始まったよ・・・
「アレクシア!おはよう。あの非公式種付けランクって知っているか?」
「知ってる。私もお金払ったら種付けしてくれる?」
・
・
・
「冗談。でも明日香言ってた。そろそろ妊活希望者を抱いてやって欲しいって」
聞く相手を間違えたようだ。
僕は愛する女の人としかそう言う事をするつもりはないんだけど、周りが許してくれない。
隠語で種男と呼ばれる人は、初対面の女性を抱くのだとか。
種付けランクは探索者ランクに連動していて、ランクが低いと親ほど年の離れた女の人と行為をする事もあるんだって。
僕には無理だ。
見も知らぬ女性と肌を重ねるなんて。
僕の顔は全国に知れ渡っていて、最近では露骨に性的なアプローチを受ける事もあるんだ。
僕の親衛隊と言うか黒服さん達がブロックしているはずなのに、それを掻い潜りいきなり腕を引っ張られてキスをされたりするんだ。
数日前なんかは買い物途中だったけど、いきなり腕み掴まれたらそのまま胸に手を持ってきて、その途端にパシャリ・・・
連れの女性がいたんだ。
「あんたがこの子の胸をいきなり触ったってマスコミに訴えるよ!嫌ならアタイ等を抱いて子供を授けてよ!」
多分一部の女性は黒服さん達が見逃しているんだ。
でも、実力行使に来たら一気に囲って何処かで友好的なお話をしていりるっぽいんだよね。
今日は入学式。
新学年の教科書の配布やらは、探索者適性検査が行われている間に行われ、黒服さん達が代わりに行う。
入学式が始まる頃に僕らは体育館の2階にある観覧席に向かい、そこで入学式を見なきゃいけない。
そして入学式が始まり、在校生代表の挨拶になった。
本来生徒会長がするんだけど、体調不良?で休んでいるそうだ。
で、僕が代わりに指名されたんだけど、校長先生、頼むから事前に教えてよ!
僕はそう呟いたけど、みっちゃんはため息を付いた。
「生徒会長がいてもいなくても挨拶させられるのなんて、想定内でしょうに!格好良い所が見たいなぁ!」
みっちゃんに焚きつけられたのもあるけど、僕は観覧席から下に飛び降りたのだった。
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