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第2章
第115話 待ち伏せとヒャッハー
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俺はシュワッチ!とウルトラマン宜しく片手を上げて飛んでいった。
「何がシュワッチ!なのよ。ウルトラマンじゃあるまいし。意外と中身はおこちゃまなの?」
「ううん。中身はニーナさんよりもおっさんよ!」
「アタイよりおっさんってどういう事だい?アタイの方が歳上だろ?」
「彼はアラヒィフよ」
「何だいそれは?」
「えっと、本当はもうじき50歳になるところなの。でも、召喚時に若返ったのよ。駅で剛君がトイレ?に慌てて行こうとした時に、おじさんとぶつかっていたけど、あれがレオンなの。みっちゃんは見ていなかった?」
「あっ!確かにダサい格好をしたおじさんが瑞希にぶつかっていたわね。うそ。やだよあんな感じの中年になるのは」
「うん。だから召喚された時にレオンのズボンが下がって下着姿になったのよ」
「やだやだ。あんな格好良いのが、あんなダサいおじさんになるなんて。お腹も少し出ていたわよね?」
「ふふふ。確かにあの格好は無いわよね。大丈夫、私がレオンがまたおじさんになった時にダサい格好をさせないから」
「ちょっと瑞希、あなた結構凄い事を言っているわよ?」
「じゃあアタイがレオンのお腹が出ないように毎日稽古をつけなきゃな」
「ちょっとニーナ、あんたも瑞希と同じでレオンの奥さんになる気満々ね?」
「何いってんだい?レオンはアタイを娶るに決まっているだろ。いつもアタイの事をエロい目線で見ているんだぜ」
「いや、違うと思うわよ。残念さんを見るようにしていると思うんだけど。それにあんたね、折角の見た目を活かせていないじゃない。エンピアルやシャルルを見てみなさい。あのムッツリは瑞希やシャルル、エンピアルのようにお淑やかな子の方が好みなのよ。私なんて、あんたみたいにまるで相手にされてないわよ。私はこんなだからね。折角ニーナは立派な胸があるんだから、少しはシャルルを見習いなさいよ!」
ふとニーナの雰囲気が変わった。
「おしゃべりはここまでだ。来るぞ」
前方から何かが来る気配がしたのだ。
皆は前方から来る者に注意を払っていたが、突如後方の崖の上から丸太が数本落とされた。
すると街道が塞がれたのだ。
正確には人や馬ならば通れる。だが、馬車は無理だ。退路を塞ぎに来たのだ。
前方からは騎馬の一隊が見えたが、どうみてもヒャッハー系だ。
「あ、彼奴らですわ。私達を襲ったのは」
「よし、敵だな。見た目も賊だしな。気合を入れて行くぞ。みっちゃんとアイリーンはシャルルを守ってやんな」
「ニーナはどうすんのよ?」
「アタイか?決まってんだろ?ヒャッハーするだけだぜ。半分は行きたいねぇ」
すると本当にヒャッハーと唸りながら単騎で突撃していった。2人は呆れていた。
「よくもあんなで剣聖だの聖女だのと言われてるわね」
「みっちゃんさん、あの方は確かに性格に難ありてすが、善良な者には優しく頼もしい存在なのですわ。敵にとっては悪夢としか言えませんが」
ニーナは戦いになると興奮し、感覚が研ぎ澄まされるのだ。
ニーナ以外の護衛はすり抜けてきたり、上から駆け下りてきた賊への対処と、馬車の護衛をする。
ニーナの方へは魔法を放てなかった。放てばニーナに当たる可能性が高いからだ。
そうしていると、崖の上から背丈程の大きな岩が馬車を目掛け、ゴロゴロと大きな音を立てながら転がって来るのであった。
「何がシュワッチ!なのよ。ウルトラマンじゃあるまいし。意外と中身はおこちゃまなの?」
「ううん。中身はニーナさんよりもおっさんよ!」
「アタイよりおっさんってどういう事だい?アタイの方が歳上だろ?」
「彼はアラヒィフよ」
「何だいそれは?」
「えっと、本当はもうじき50歳になるところなの。でも、召喚時に若返ったのよ。駅で剛君がトイレ?に慌てて行こうとした時に、おじさんとぶつかっていたけど、あれがレオンなの。みっちゃんは見ていなかった?」
「あっ!確かにダサい格好をしたおじさんが瑞希にぶつかっていたわね。うそ。やだよあんな感じの中年になるのは」
「うん。だから召喚された時にレオンのズボンが下がって下着姿になったのよ」
「やだやだ。あんな格好良いのが、あんなダサいおじさんになるなんて。お腹も少し出ていたわよね?」
「ふふふ。確かにあの格好は無いわよね。大丈夫、私がレオンがまたおじさんになった時にダサい格好をさせないから」
「ちょっと瑞希、あなた結構凄い事を言っているわよ?」
「じゃあアタイがレオンのお腹が出ないように毎日稽古をつけなきゃな」
「ちょっとニーナ、あんたも瑞希と同じでレオンの奥さんになる気満々ね?」
「何いってんだい?レオンはアタイを娶るに決まっているだろ。いつもアタイの事をエロい目線で見ているんだぜ」
「いや、違うと思うわよ。残念さんを見るようにしていると思うんだけど。それにあんたね、折角の見た目を活かせていないじゃない。エンピアルやシャルルを見てみなさい。あのムッツリは瑞希やシャルル、エンピアルのようにお淑やかな子の方が好みなのよ。私なんて、あんたみたいにまるで相手にされてないわよ。私はこんなだからね。折角ニーナは立派な胸があるんだから、少しはシャルルを見習いなさいよ!」
ふとニーナの雰囲気が変わった。
「おしゃべりはここまでだ。来るぞ」
前方から何かが来る気配がしたのだ。
皆は前方から来る者に注意を払っていたが、突如後方の崖の上から丸太が数本落とされた。
すると街道が塞がれたのだ。
正確には人や馬ならば通れる。だが、馬車は無理だ。退路を塞ぎに来たのだ。
前方からは騎馬の一隊が見えたが、どうみてもヒャッハー系だ。
「あ、彼奴らですわ。私達を襲ったのは」
「よし、敵だな。見た目も賊だしな。気合を入れて行くぞ。みっちゃんとアイリーンはシャルルを守ってやんな」
「ニーナはどうすんのよ?」
「アタイか?決まってんだろ?ヒャッハーするだけだぜ。半分は行きたいねぇ」
すると本当にヒャッハーと唸りながら単騎で突撃していった。2人は呆れていた。
「よくもあんなで剣聖だの聖女だのと言われてるわね」
「みっちゃんさん、あの方は確かに性格に難ありてすが、善良な者には優しく頼もしい存在なのですわ。敵にとっては悪夢としか言えませんが」
ニーナは戦いになると興奮し、感覚が研ぎ澄まされるのだ。
ニーナ以外の護衛はすり抜けてきたり、上から駆け下りてきた賊への対処と、馬車の護衛をする。
ニーナの方へは魔法を放てなかった。放てばニーナに当たる可能性が高いからだ。
そうしていると、崖の上から背丈程の大きな岩が馬車を目掛け、ゴロゴロと大きな音を立てながら転がって来るのであった。
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