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第二章 逃亡編
第38話 お世話
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切り立った崖の所にちょっとした窪みがあり、野営に良さそうな場所があった。
そこで野営の準備を始めた。
先程倒した奴らから奪った物に携帯用の魔導コンロが有った。それは魔力をつぎ込むか魔石を使えば炎を出せる魔道具だが、煮炊きができるのと、焚き木の代わりになる。
行軍に必要な物を分散して持っていたようで、ミライによれば大当たりを引いた感じだった。魔道具はそれなりに値が張るから、ひょっとするとそれは小隊の副隊長クラスの持ち物だった可能性を示唆しているのだ。
まだルースはフラフラだったが、収納から食料や毛布等をを出す事位はできた。
食事の後ルースは早々に休む事になった。その前にお湯を沸かしているのでアルテミスとソフィアに体を拭いて貰っていたが、ルースは照れていた。
「死にかけたのだから、今は黙ってお世話されなさい。今まで戦闘では足手纏いだったから、少しは恩返しさせてよね」
二人が段々砕けた喋り方に変わっている事がルースは嬉しかった。慣れない所為か言葉尻が少し怪しいのだが、二人はミライに言われた通りに甲斐甲斐しくルースの世話をしていたのだ。
そしてルースはミライの狙い通りの反応をしていた。なんか女性らしくて素敵だな。世話を焼かれるのも悪くないなとにんまりとしていたのだ。鼻の下を伸ばしているとも言う。
見張りは二交替になったが、先にアルテミス達が休む事になった。二人はルースの体温が低いと感じ、下着姿になってルースを人肌で温めた。ルースがドキドキしているのが分かる。ルースはひたすら感謝していた。
「こんな事までさせてしまってごめんね。」
「好きな人になら何でもできるのよ。ルースが逆の立場ならしているでしょ?お互い様よ。戦士にも休息が必要なんだから、今はゆっくり休んで」
ルースは二人の優しさに涙していた。一度突き放したのに優しくしてくれていて、まるで女神のようだと。
二人は見張りの交代時に服を着た。ルースはリーナを枕に寝ていたが、二人は名残惜しかったが、見張りをする為に寝床を出なければならなかった。
トニーとミライはリーナから少し離れていた。何故かリーナはトニーを寄せ付けないのだ。アルテミスがルーナ経由で聞いても、ルース以外のオスは嫌いだとしか分からなかった。話が出来るとはいえ、単語単位なので正直厳しい。
夜明け少し前にルースは目覚めた。小便をしてから、アルテミスとソフィアの所に行った。
「変わった事は無いかい?すっかり世話になっちゃったね。お蔭さまでもう大丈夫だから。ありがとう。」
「無理をしていないですか?」
「うん。アルテミス、心配してくれてありがとう。無理はしていないよ」
「私達は大丈夫だからもう少し寝ていなさいよ」
「ソフィアありがとう。もう目が覚めたから寝れそうに無いんだよ。しっかり休ませてもらったよ」
魔道具に魔力を継ぎ足し、二人の間に座ったが、直に二人は頭を預けてきた。
「あのさ。さっきは偉そうな事を言って悪かった。二人の気持ちを考えていなかったよ」
「ううん。私達も考えたの。ルースの言うとおりだったわ。私達焦っていたの。馬鹿よね。ちゃんと二人で話したのよ。私達もルースに体を抱かれたいんじゃなくて、心を抱かれたかった、心を通わせたかったんだって気が付いたの。本気で心配したんだからね」
「さっきルース様が死にかけた時に心の底から怖いと、死んで欲しく無いと感じたわ。息を吹き返した時に涙が出たの。ルース様を見ると胸が苦しくなるの。私達ルース様の事を好きになっても良いのかしら?」
ルースは力強く二人を抱きしめた。
「軽蔑してもいいけど、僕はソフィアとアルテミスの二人が好きだ。君達二人が欲しい。二人共僕の彼女にしたい位だ。その、優柔不断かな?どちらかを選べないんぎよあ」
先を言えなかった。ソフィアにキスをされたのだ。しかも胸に手を持っていった。
「ルース、私の心臓の鼓動を感じて欲しいの。ドキドキしているの」
次にアルテミスはルースの方を向いて上目遣いで唇を突き出した。ルースはいいんだよな?とそっとキスをした。
「あのねルース様。問題ないわ。私とソフィアの二人を恋人にしても。強者なのですから普通の事よ。ソフィアでしたら大丈夫」
「私も同じなんだからね。アルテミスを泣かせたら許さないんだからね。私達二人共ルースを愛しています。奴隷であってもなくてもよ」
そうしてルースは二人の恋人を得たのであった。
そこで野営の準備を始めた。
先程倒した奴らから奪った物に携帯用の魔導コンロが有った。それは魔力をつぎ込むか魔石を使えば炎を出せる魔道具だが、煮炊きができるのと、焚き木の代わりになる。
行軍に必要な物を分散して持っていたようで、ミライによれば大当たりを引いた感じだった。魔道具はそれなりに値が張るから、ひょっとするとそれは小隊の副隊長クラスの持ち物だった可能性を示唆しているのだ。
まだルースはフラフラだったが、収納から食料や毛布等をを出す事位はできた。
食事の後ルースは早々に休む事になった。その前にお湯を沸かしているのでアルテミスとソフィアに体を拭いて貰っていたが、ルースは照れていた。
「死にかけたのだから、今は黙ってお世話されなさい。今まで戦闘では足手纏いだったから、少しは恩返しさせてよね」
二人が段々砕けた喋り方に変わっている事がルースは嬉しかった。慣れない所為か言葉尻が少し怪しいのだが、二人はミライに言われた通りに甲斐甲斐しくルースの世話をしていたのだ。
そしてルースはミライの狙い通りの反応をしていた。なんか女性らしくて素敵だな。世話を焼かれるのも悪くないなとにんまりとしていたのだ。鼻の下を伸ばしているとも言う。
見張りは二交替になったが、先にアルテミス達が休む事になった。二人はルースの体温が低いと感じ、下着姿になってルースを人肌で温めた。ルースがドキドキしているのが分かる。ルースはひたすら感謝していた。
「こんな事までさせてしまってごめんね。」
「好きな人になら何でもできるのよ。ルースが逆の立場ならしているでしょ?お互い様よ。戦士にも休息が必要なんだから、今はゆっくり休んで」
ルースは二人の優しさに涙していた。一度突き放したのに優しくしてくれていて、まるで女神のようだと。
二人は見張りの交代時に服を着た。ルースはリーナを枕に寝ていたが、二人は名残惜しかったが、見張りをする為に寝床を出なければならなかった。
トニーとミライはリーナから少し離れていた。何故かリーナはトニーを寄せ付けないのだ。アルテミスがルーナ経由で聞いても、ルース以外のオスは嫌いだとしか分からなかった。話が出来るとはいえ、単語単位なので正直厳しい。
夜明け少し前にルースは目覚めた。小便をしてから、アルテミスとソフィアの所に行った。
「変わった事は無いかい?すっかり世話になっちゃったね。お蔭さまでもう大丈夫だから。ありがとう。」
「無理をしていないですか?」
「うん。アルテミス、心配してくれてありがとう。無理はしていないよ」
「私達は大丈夫だからもう少し寝ていなさいよ」
「ソフィアありがとう。もう目が覚めたから寝れそうに無いんだよ。しっかり休ませてもらったよ」
魔道具に魔力を継ぎ足し、二人の間に座ったが、直に二人は頭を預けてきた。
「あのさ。さっきは偉そうな事を言って悪かった。二人の気持ちを考えていなかったよ」
「ううん。私達も考えたの。ルースの言うとおりだったわ。私達焦っていたの。馬鹿よね。ちゃんと二人で話したのよ。私達もルースに体を抱かれたいんじゃなくて、心を抱かれたかった、心を通わせたかったんだって気が付いたの。本気で心配したんだからね」
「さっきルース様が死にかけた時に心の底から怖いと、死んで欲しく無いと感じたわ。息を吹き返した時に涙が出たの。ルース様を見ると胸が苦しくなるの。私達ルース様の事を好きになっても良いのかしら?」
ルースは力強く二人を抱きしめた。
「軽蔑してもいいけど、僕はソフィアとアルテミスの二人が好きだ。君達二人が欲しい。二人共僕の彼女にしたい位だ。その、優柔不断かな?どちらかを選べないんぎよあ」
先を言えなかった。ソフィアにキスをされたのだ。しかも胸に手を持っていった。
「ルース、私の心臓の鼓動を感じて欲しいの。ドキドキしているの」
次にアルテミスはルースの方を向いて上目遣いで唇を突き出した。ルースはいいんだよな?とそっとキスをした。
「あのねルース様。問題ないわ。私とソフィアの二人を恋人にしても。強者なのですから普通の事よ。ソフィアでしたら大丈夫」
「私も同じなんだからね。アルテミスを泣かせたら許さないんだからね。私達二人共ルースを愛しています。奴隷であってもなくてもよ」
そうしてルースは二人の恋人を得たのであった。
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