神獣使いは魔法の使えない魔法使い!〜異世界召喚された魔法使いはヌンチャクの使い手だった!奴隷少女と格闘派魔法使いの異世界成り上がり物語!〜

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第二章 逃亡編

第40話  順調に

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 漁師に言われた通りに町があり、この町に寄り道をしてから先を進む事にしたのだが、幸いな事に立ち寄った町で馬を2頭買う事が出来た。

 ルースは馬に単独で乗るのは無理だったが、トニーは乗馬の経験があり、なんとか乗れるので必然的にルースはリーナに跨がる事になった。

 また、国境からこの町までは峠を抜けて来る必要が有り、丸二日を要するそうだ。川沿いを進んだ事により半日程ショートカットしており、後2日位でハレム国との国境に辿り着きそうだった。

 町では皆で手分けして必要な物を買い揃えていった。

 但し、無用な混乱を防ぐ為、アルテミス、リーナ、ルーナを町の外に置いてきた。今回は不足していると痛感せざるを得ない毛布を中心に、不足している物を買い足したりしていた。

 一気に買い物をすると時間が取られるのと、目立ってしまう為徐々に買い足していくようにしていた。又、聖獣を連れて町に入ると目立つ為、宿に泊まる事が出来ない。その為、辛い野営が続く事になった。

 但し、追われているとしても半日のリードが有る。その上、馬は軽装の人のみを運んでおり、引き離している筈だった。

 それもあり精神的に余裕が出て来たのか、足取りも軽やかになっていた。時折弱い魔物と遭遇していたが、特にトラブルもなく進んでいた。
 荒れ地を進んだり、林を抜けたりしていたが、追っ手も現れず二日後には無事にハレム国に入った。勿論不正規に壁抜けで入国を果たしたのだ。

 最終的な行き先は王都にしていた。この国が冒険者に優しいと言うのは、この国の位置関係に起因する。特に王都がそうなのだが、一部が海に面しているのと魔物が多く出る地域の為、それらと戦う冒険者を多く必要としていたからだ。その為、力のある冒険者の稼ぎは良い。魔物を倒すと魔石に変わるが、日常生活や経済活動に必要な魔道具のエネルギー源として魔石を必要としているので、その魔石を売ったり、時折落とすドロップアイテムを売って、それを稼ぎとしている。また、冒険者は色々な面で優遇されているのだ。

 ハレム国はハイガスラン国を敵対国としており、ハイガスラン国の者達も、おいそれと軍隊を率いて入る事は叶わない。国境は直接接していないが、ハレム国はハイガスラン国方面の国境に多くの兵を配置しており、簡単には突破出来ないのだ。

 その為身分を隠して少人数に分かれてしか入れないので、追手の心配は殆どなくなった。

 この頃になるとルースとソフィア、アルテミスの関係もそれなりに進んでおり、ハレムに入った時は喜びからキスをしていた。ただ、ルースとトニーは勇者として扱われ、ルースは二人からいつ娶ってくれるのかと聞かれていた。だが、答えは保留にしていたりする。

 野営も手慣れてきており、各自の役割分担もいつの間にか出来ていたりする。

 そしてハレム国に入ってから2日で王都に辿り着いたのであった。
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