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第三章 新天地編
第54話 開放
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同席していた者達は狼狽えていたが、トニーの狼狽ぶりも半端なかった。
しかし、トニーが国王をお父さんと言った事で自体は終息に向かった。
そして奴隷商がミライの奴隷紋を消したのだが、ミライが国王にお願いをした。
「お父様、お願いが有ります。彼女達の奴隷紋も消してあげて欲しいのです」
「分かった。任務達成の褒美として願いを叶えてやりたいが、どうだ?出来そうか?」
奴隷商がソフィアとアルテミスの紋様を確認していた。
ルースは様子を見ていた。
奴隷商がルースを一瞥したが、頷くだけだった。
しかし奴隷商が首を横に振った。
「私では残念ながら解除できません」
「ど、どうしてなのです?」
「ルーテシア様の奴隷紋は私共で掛けた一般的なものです。しかし、この2人に掛けられているのは我ら奴隷商では解除できません。もっと上位の物です。何故このような物が掛けられているのかは分かりませぬ」
紗代子が奴隷商の前に来た。
「私がやりましょうか?三郎君から勇者武器を貰いました。その力には自由を司る力があります。奴隷紋や精神支配を断ち切れる筈です」
ルースは紗代子の手を取った。
「頼む。彼女達を助けてやってくれ!虫のいいお願いだとは分かっている。でも奴隷から開放してやりたいんだ」
「三郎君にはホテルで助けられたもん。三郎君の願いなら何でもするよ。でもね結構酷な願いなのよ。これで借りは無しよ!」
そう言って二人の首に剣を振るった。すうっと首から血が出たが、薄皮1枚を切ったに過ぎない。
するとパリンという音と共に首から紋様が消えた。
アルテミスとソフィアは己の首に手を当て、紋様が消えたと分かりその場に座り泣き出した。紗代子はそんな二人を抱きしめ、背中を擦っていた。
ルースは二人の首にそっと手を当て、クリーンを掛けた。傷は既に紗代子が治したからだ。
「紗代子、ありがとうな。お前には酷なお願いだったよな。俺は酷い男だよな。お前に好きだって言っておいて、他にも好きな女がいるって言って、しかもその女を助けろって言ったんだ。でもありがとう」
「ほんと、酷いよ♪でもこの子達が奴隷だなんて私も嫌だよ。だから気にしないで!」
奴隷商が口をポカーンと開けていた。
はっとなった宮廷魔道士の長である主席魔道士が提案をした。
「その、取り敢えず明日から一週間、城にて本来受ける筈の訓練や魔法の講義を受けて頂き、その間にこの世界やわが国の事、陛下の事を知って頂き、その後どうするのか考えてみれば良いかと。我が国は陛下の仰る通り、他の国が勇者様の力を侵略に使わぬ為の召喚だと分かって頂くには時間が必要です。それと連れてきております神獣様もエンペラー種のようです。特にルース様は聖女様達と積もる話もあると思いますれば、彼らに部屋を案内し、話し合いや城下を見て回る時間も必要です。案内役をお付けすれば良いかと」
ルースははっとなった。
「おい、アンタ達。この城にいる奴隷を連れてこい!俺達を敵に回したくなければ奴隷を開放しろ!」
国王が首を横に振ったのでルースは武器を顕現させ、身構えた。
「すまぬが、我が国にはルース殿の言う奴隷はいないのだ」
「じゃあ何で奴隷商がいるんだよ!」
「尤もな質問だな」
ルースが突如として奴隷について抗議をし、国王が受け答えをするのであった。
しかし、トニーが国王をお父さんと言った事で自体は終息に向かった。
そして奴隷商がミライの奴隷紋を消したのだが、ミライが国王にお願いをした。
「お父様、お願いが有ります。彼女達の奴隷紋も消してあげて欲しいのです」
「分かった。任務達成の褒美として願いを叶えてやりたいが、どうだ?出来そうか?」
奴隷商がソフィアとアルテミスの紋様を確認していた。
ルースは様子を見ていた。
奴隷商がルースを一瞥したが、頷くだけだった。
しかし奴隷商が首を横に振った。
「私では残念ながら解除できません」
「ど、どうしてなのです?」
「ルーテシア様の奴隷紋は私共で掛けた一般的なものです。しかし、この2人に掛けられているのは我ら奴隷商では解除できません。もっと上位の物です。何故このような物が掛けられているのかは分かりませぬ」
紗代子が奴隷商の前に来た。
「私がやりましょうか?三郎君から勇者武器を貰いました。その力には自由を司る力があります。奴隷紋や精神支配を断ち切れる筈です」
ルースは紗代子の手を取った。
「頼む。彼女達を助けてやってくれ!虫のいいお願いだとは分かっている。でも奴隷から開放してやりたいんだ」
「三郎君にはホテルで助けられたもん。三郎君の願いなら何でもするよ。でもね結構酷な願いなのよ。これで借りは無しよ!」
そう言って二人の首に剣を振るった。すうっと首から血が出たが、薄皮1枚を切ったに過ぎない。
するとパリンという音と共に首から紋様が消えた。
アルテミスとソフィアは己の首に手を当て、紋様が消えたと分かりその場に座り泣き出した。紗代子はそんな二人を抱きしめ、背中を擦っていた。
ルースは二人の首にそっと手を当て、クリーンを掛けた。傷は既に紗代子が治したからだ。
「紗代子、ありがとうな。お前には酷なお願いだったよな。俺は酷い男だよな。お前に好きだって言っておいて、他にも好きな女がいるって言って、しかもその女を助けろって言ったんだ。でもありがとう」
「ほんと、酷いよ♪でもこの子達が奴隷だなんて私も嫌だよ。だから気にしないで!」
奴隷商が口をポカーンと開けていた。
はっとなった宮廷魔道士の長である主席魔道士が提案をした。
「その、取り敢えず明日から一週間、城にて本来受ける筈の訓練や魔法の講義を受けて頂き、その間にこの世界やわが国の事、陛下の事を知って頂き、その後どうするのか考えてみれば良いかと。我が国は陛下の仰る通り、他の国が勇者様の力を侵略に使わぬ為の召喚だと分かって頂くには時間が必要です。それと連れてきております神獣様もエンペラー種のようです。特にルース様は聖女様達と積もる話もあると思いますれば、彼らに部屋を案内し、話し合いや城下を見て回る時間も必要です。案内役をお付けすれば良いかと」
ルースははっとなった。
「おい、アンタ達。この城にいる奴隷を連れてこい!俺達を敵に回したくなければ奴隷を開放しろ!」
国王が首を横に振ったのでルースは武器を顕現させ、身構えた。
「すまぬが、我が国にはルース殿の言う奴隷はいないのだ」
「じゃあ何で奴隷商がいるんだよ!」
「尤もな質問だな」
ルースが突如として奴隷について抗議をし、国王が受け答えをするのであった。
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