神獣使いは魔法の使えない魔法使い!〜異世界召喚された魔法使いはヌンチャクの使い手だった!奴隷少女と格闘派魔法使いの異世界成り上がり物語!〜

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第三章 新天地編

第65話 出立 

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 三郎は急激に思い出した。シルフィーと名乗った精霊?の事を。

「思い出したよ。リセさんと試合をした時にシルフと名乗る緑の髪の少女が頭の中に語りかけて来たのを。ステータスのジョブを見ろって言ってたんだ。魔法使い【精霊】って有ったよ。今話を聞くまで分からなかったのと、条件を満たしたから、短時間だけど俺に語り掛ける事が出来たようなんだ」

「間違いなさそうだな。よし、第3騎士団に三郎殿とリセ殿の護衛を命じる。急ぎ先触れを出すのだ。聖女様、申し訳ないが、再会したばかりだが暫らくの間離れ離れになってしまう。その間に剣術等の修行をし、三郎殿の帰還を待つのだ。すまぬがそなたが同行するのは今回は足を引っ張るだけだ。同行するのはリセ殿だけになる。アルテミス殿とソフィア殿は各々魔法学校にて学ばれるが良い。それと神獣様も導光するのはリセ殿の相棒だけだ。ルーナ殿はリーナ殿とまだ別れるのは早かろう。三郎殿も依存はあるまいな?書簡は今書かせておるので、でき次第世が署名を行う」

「その、出発はいつ頃に?」

「はっ!2時間で出発可能です!」
 
 その後準備が終わり次第呼ぶ事になり、紗代子の部屋にて待機する事になった。

 リセも準備があるので自室に戻るが、その前にリーナとの契約をしてくれた。

 三郎の様に神獣契約を単独で出来ない場合は、2名の神獣使いが必要だった。それでアルテミスには出来なかったのだ。

 難しい事は無かった。二人が各々三郎とリーナに手を触れながら神獣契約と口に出した途端に、三郎には理解出来だ。ただ分かったとしか言えないが、リーナの存在を感じるのだ。

 試しに会話をしてみた。

「すまない。俺は精霊と契約する為に暫らく離れないといけない」

「了解」

 短い返答だ。

「俺が留守の間、ルーナとソフィア達を頼むよ」

「了解。帰る。遊ぶ」

「分かったよ。いい子にしていたら一杯遊んでやるからな。多分紗代子が一番辛いと思うから一緒に寝てあげたりモフらせて上げて欲しいんだ。俺がいない間はアルテミスを俺の代わりとしてくれ」

 ペロペロと頬を舐めてきた

「了解。帰る。撫でる」

 多分、了解したから、帰ってきたらいっぱい頭を撫でてね!といいたいのだろうと思う。

 次に3人へのフォローだ。

 3人はお行儀よく部屋の端に寄り、背を向けて話をしていた。

 三郎は紗代子を抱きしめ、キスをした。

「紗代子、好きだよ。とんでもない自体になったけど、帰ってきたらデートをしようぜ!本当は逆だけど、エスコートしてね!帰ってきたら旅に出るかもだから、真面目に修行をするんだよ」

「ちゃんと生きて帰ってきてね!」

 アルテミスとソフィアに暫らくのお別れを告げ、3人に髪を切って渡した。すると3人も各々髪を切って渡してきた。取り敢えず袋に入れ、収納にいれた。

 それとパーティー登録を急ぎ行ったりと、やったほうが良い事を話し合ったりしていたが、やがて出発の時間が来たので、最後に3人を抱きしめ馬車に乗るのであった。
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